3月22日まで東京・台場で開催されていたワールドメイト教祖・深見東州氏のバースデーイベントに、祝花・祝電を贈ったり来場や挨拶をした現職国会議員が12人いたことが、本紙の取材でわかった。うち、自民党が最多の9人を占めた一方で、昨年のお誕生会では単独過半数を占めていた立民系議員が全滅。先の衆院選での中道結党後に健全化された形だ。しかし識者は「衆院選で立民系議員が大量落選しただけだろ」と冷ややかだ。
また今年は参政党議員(和田政宗氏)の参加もあった。和田氏を含めた議員らの挨拶では、2022年に殺害された安倍晋三元首相と深見氏が親しい関係にあったことを伺わせる発言も相次いだ。会場にはゆうこく連合の原口一博氏の姿もあったが、祝花も贈らず登壇での挨拶もせずに会場を後にしていた。
■菓子パンを奪い合う信者たち
イベントは、3月18日から22日の5日間、台場の「ヒルトン東京お台場」で開催された「第26回 深見東州バースディ個展 深見東州、海辺のビックリ個展」。深見氏作の書画の展示のほか、時計や宝飾品の展示即売会が回帰を通じて行われ、日替わりでトークショーなどの催しも行われる。さらに毎日、先着順の数量限定で無料弁当が配布され、会場内で無料のパンやドリンクも食べ飲み放題だ。
| 高すぎて、つい中指が |
まるで催眠商法会場のような雰囲気は、今年も同様だった。信者と思しき大量の来場者でごった返し、平日500食、週末1000食限定の無料弁当はあっという間に品切れ。会場内に置かれる菓子パンもすぐになくなった。スタッフが補充しようとすると、信者たちが他の信者を突き飛ばしながら殺到し、奪い合った。本紙記者も突き飛ばされた。
■教祖や細川たかしや鈴木杏樹と写真を撮れる
会場の雰囲気に加え、購入金額に応じた特典でも信者たちの購買意欲を煽る。100万円以上を購入すると深見氏との2ショット写真を撮れる。また会期中のイベントに出演する芸能人との集合写真も特典になっていた。今年は、歌手の細川たかしと女優の鈴木杏樹だった。
他にも、合計50~150万円の購入で深見氏と一緒に奥多摩への1泊2日温泉旅行に行ける特典や、現金決済で合計50万円、300万円、500万円、1000万円といった購入金額ごとにマフラーやバスタオルなどの深見氏グッズをもらえる特典もあった。お誕生会の開催期間外も合計金額に含める表記がなされていることから、お誕生会以外の場面でも信者たちにこうした商品購入をさせていることがうかがえる。
来場者たちはさぞやお金持ちの皆さまなのかと思いきや、そうとも限らないようだ。本紙記者の背後で信者同士が「時間をやりくりしてタイミーでアルバイトをしている」などと言い合っている場面もあった。疲れたのか多額の出費に打ちのめされたのかわからないが、会場の隅に座り込み頭を抱えている年配女性信者の姿もあった。
■教祖誕生会に群がる政治家ども
毎年、この狂ったイベントに祝花を贈ったり開幕式に登壇したりする政治家たちがいる。昨年2025年のお誕生会には、現職の国会議員だけでも24人。うち立民所属は13人で、自民党所属の6人の2倍以上で、単独過半数を占めていた。
2022年参院選の際に安倍晋三元首相が殺害されて以降、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題がクローズアップされ、野党は自民党と統一教会との関わりを批判してきた。それでいて、最大野党だった立民は、所属議員がワールドメイト教祖の誕生会では単独過半数を占めており、「お前が言うな」状態となっていた。今年は、国会と教祖お誕生会との「ねじれ」が解消され、立民・中道については健全化された形だ。
深見東州氏のお誕生会に詳しいジャーナリストの藤倉善郎氏は、こう分析する。
「先の衆院選での中道の立民系議員が大量落選したことで、自動的に立民系のワールドメイト議員が全滅しただけだろ」
実際、自民党議員は前年比3人しか増えておらず、立民系は13人減。これに伴い、現職国会議員の数自体が半減した。また元職も含めた合計では、自民党所属は11人(2025年は9人)、中道・立民所属は14人(2025年は立民のみで16人)で、依然として中道・立民が上回っている。
■安倍晋三元首相の名も
もともと立民のワールドメイト議員は小沢一郎・元衆院議員(中道)のグループが目立つ。その小沢氏自身、深見氏のお誕生会では常連だ。今年も挨拶に立った。
「先般の選挙におきまして、56年2カ月ぶりに敗軍の将になりました」
次に挨拶に立ったのは、平沢勝栄・衆院議員(自民)。「選挙に負けない方法を知っていますか。答えは簡単なんですよ。選挙に出なければいいんですよ」と言い放ち、笑いを誘った。
安倍晋三・元首相の名も挙がり、安倍氏と深見氏の関わりの深さも垣間見えた。
世耕弘成・衆院議員(無所属)「深見先生にご挨拶させていただくのは、今日が初めてです。もともと安倍先生からよくお話を伺っていました」
和田政宗・衆院議員(参政党)「もともとは安倍晋三総理から、『素晴らしい方がいらっしゃるからご挨拶に行きなさい』ということで(深見氏との)ご縁をいただきまして、そこからご指導を賜っております」
昨年は開幕式に登壇した原口一博・元衆院議員(ゆうこく連合)も来場していたが、祝花も登壇挨拶もなし。マスクを着けた来場者と記念撮影をしていた。
◇2026年の深見東州氏バースデーに関わった政治家ども
※元職は現職時代の最終所属党派を記載
・祝電紹介
下村博文(衆=自民)
鈴木貴子(衆=自民)
末松義規(元衆=中道)
・登壇挨拶
平沢勝栄(衆=自民)
鈴木宗男(衆=自民)
世耕弘成(衆=無所属)
前原誠司(衆=維新)
和田政宗(衆=参政)
亀井静香(元衆=無所属)
小沢一郎(元衆=中道)
・祝花
下村博文(衆=自民)
鳩山二郎(衆=自民)
西村康稔(衆=自民)
北神圭朗(衆=自民)
宗清皇一(衆=自民)
浅尾慶一郎(衆=自民)
世耕弘成(衆=無所属)
前原誠司(衆=維新)
和田政宗(衆=参政)
野沢哲夫(千代田区議=維新)
高村正彦(元衆=自民)
大西宏幸(元衆=自民)
木内孝胤(元衆=維新)
末松義規(元衆=中道)
城井崇(元衆=中道)
杉村慎治(元衆=中道)
岡島一正(元衆=中道)
佐藤公治(元衆=中道)
牧義夫(元衆=中道)
多ケ谷亮(元衆=中道)
西川将人(元衆=中道)
末次精一(元衆=立民
水野素子(元参=立民)
川島智太郎(元衆=立民)
樋高剛(元衆=立民)
亀井静香(元衆=無所属)
石関貴史(元衆=無所属)
米長晴信(元参=無所属)
舛添要一(元都知事=無所属)
・来場
原口一博(元衆=ゆうこく)
松木謙公(元衆=中道)
下地ミキオ(元衆=無所属)


イベントの雰囲気が参政党みたいですね
返信削除魑魅魍魎議員ばかり
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