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2013年6月19日水曜日

「日本語解りますか?先生」「前提条件がデタラメ」「下手っ糞な誘導尋問は止めてください」宮村氏の“反撃”に統一教会弁護士がタジタジ

全国で撒かれた原告の団体による悪質な中傷ビラ
は統一教会の伝統的スタイル」と元信者も分析

17日、東京地裁でおこなわれた統一教会“拉致監禁キャンペーン”訴訟の被告本人尋問。

これまで恫喝的威圧尋問をおこなってきた統一教会幹部信者弁護士が、“脱会カウンセラー”宮村峻氏への反対尋問で、思わぬ“反撃”に遭い、冷や汗を掻きタジタジになる場面があった。

宮村氏と云えば、これまで数多くの信者の救出カウンセリングにかかわり、統一教会から最も警戒されている人物だ。

統一教会は、正体隠しの違法勧誘など詐欺的手段で何万人もの信者を生産してきた。貴重な金蔓として、そしてその労働力を含め搾取してきたこれら信者を、家族の下へ取り返されてなるものかと必死に“対策”教育を実施、霊感商法など数々の社会問題を引き起こしてきたカルト側が厚顔にも被害者面をするという“拉致監禁キャンペーン”を展開している。

反対尋問で裁判の本筋と直接関係のないことばかりを訊く統一教会弁護士。宮村氏へダメージを与えようと目論んだ統一教会だが、宮村氏の反撃に轟沈した格好だ。

天王山の鬩ぎ合いをリポートする。

◆原告の妹が明かしたマンション内での実態

宮村氏への尋問に先駆けて行なわれた原告・後藤徹氏の妹への主尋問

“生ゴミ”食は作り話と判明
実際には、断食中も冷蔵庫の中を漁っていた?
全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会(後藤徹代表)HPの漫画より
被告とされた妹は「生ゴミや生米で飢えを凌いだ」との原告側の荒唐無稽な主張について完全否定。「冷蔵庫から食べればいいこと。実際食べていたかも」と冷蔵庫に食材が入っていたことを証言し、“生ゴミ”や“生米”が原告側の作り話であることが明らかとなった。

原告がマンションから出された際も、真剣に話し合おうとしない態度に親族は「ちゃんと話し合うか、出ていくか」と選択を迫ったという。しかしながら原告は「そう言われましても・・・」と煮え切らない態度だったため「それなら出て行け」と皆で引っ張って出したということだ。その時の抵抗力は強く、衰弱などしていなかったことも改めて語られた。

「こんなに痩せていませんでした」
家族の証言と矛盾する写真
統一教会お抱え病院で撮影
これも作為的?
同HPの漫画より
統一教会側が“解放”直後とする写真についても「こんなに痩せていませんでした」と話し、原告が毎日15分スクワットをやったりテーブルを持ち上げたりして運動を続けており体力も衰えていなかったことも証言された。

また、原告がマンションから出た後に会った時にも家族への恨み言など一切なく、それどころか家族に「申し訳ない」と言っていたことも明かされた。原告が刑事告訴したことについては「統一教会からの指示だと思います」と、統一教会の関与を示唆した。


統一教会の福本弁護士による反対尋問では、“食事制裁”を受けたと原告側が繰り返し主張、しかしながら実際には甘やかされた駄々っ子のような実態が明らかになっただけであった。

乳製品への強い執着からか
原告は系列の
(有)モーモー牛乳に
就職していた
些細なことで断食を繰り返す原告の体調に気を遣い、どうしたら身体に負担が少ないかを考えたメニューを毎日3食作ってもらっておきながら、昼食後に自家製ヨーグルトを分けてもらえなかったことを福本弁護士は「何故原告にはヨーグルトがない?」などと“追及”。

これには、傍聴していたカルト問題に詳しいジャーナリストも「徹は何を甘ったれたことを言っているのか!それにしても何故、家族は後藤徹を甘やかしたのか」と、呆れ返っていたほどだ。

◆傍聴券が無いのに傍聴する統一教会関係者

昼休憩に入る際、興味深い事柄があった。

午前の部を一番最後に退廷した記者に渡されるべき傍聴券が足りなくなったのだ。裁判所係員が午前の部開廷時一番最後に入廷した統一教会断食デモ隊リーダーの井口氏に確認したところ「傍聴券を失くした」と弁明、井口氏は傍聴券がないのに裁判を傍聴していたことが判明した。
前回の裁判では傍聴辞退者が1名おり、その空席分について傍聴抽選に外れた人の傍聴が可能か裁判所係員に問い合わせた際には『不可』との判断があった。
しかしながら今回は、午後の部には引き続き井口氏だけでなく、午前にはいなかったストーカー事件の宇佐美氏(元信者ストーカー事件の犯人/統一教会現役信者/有罪が確定)も傍聴券がないのにちゃっかり傍聴していた。
裁判所の対応には大いに疑問が残る。実際に、傍聴抽選に間に合わなかったり、抽選に外れて傍聴を諦めた人も数多くいたのだ。


◆脱会請負右翼団体の報酬が統一教会へ還流

午後に行なわれた“脱会カウンセラー”宮村峻氏への尋問

被告側弁護人による主尋問では、宮村氏が統一教会の問題にかかわるようになった経緯などが語られた。



全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会HP
の漫画に書かれた宮村氏
結構な悪人顔に描かれている。
こんな調子でで二世信者は
偏った教育を刷り込まれていく
ちなみに『』は『下(もと)』の間違い
荻窪だけでなく全国各地で撒かれた自身の中傷ビラ(本記事冒頭写真参照)については「嘘ばかりでアホらしくて反論する意欲も失くした」と相手にしなかっそうたが、公務員である長男の職場に影響があったことも明かされた。原告・後藤徹氏と徹氏が代表を務める会の名前で作成・配布されたこれら中傷ビラ配布について“原告には全国でビラをバラ撒く財力もなく、統一教会が組織ぐるみで行なったこと”との示唆がなされた。

“何故、統一教会から嫌われるのか?”について訊かれる「好かれるより嫌われた方がいい」と答える宮村氏。

統一教会から標的にされる理由については、統一教会がかかわる特商法事件の検察側証人となったことや元信者へのストーカー事件で被害者の相談にかかわっていたことなどが示された。

また、右翼団体が信者の親から150万円で信者の脱会を請け負った事例について、右翼団体に50万円、仲介者に50万円、統一教会が50万円を受け取っていたという驚くべき実態が統一教会本部総務部長の念書から明らかにされた。

◆威圧型尋問の福本弁護士がタジタジ


反対尋問では、今まで威圧的な尋問をして得意気になっていた福本弁護士がタジタジになる場面が多々見られた。

証人席に座る宮村氏の傍らに立ち、大声で尋問する福本弁護士、宮村氏は「ちょっと小さい声で喋ってくれませんか」と牽制。

嘘や思い込み、宮村氏の執筆した書籍の文章の一部を切り取り恣意的な解釈を加えたものなどを前提にした質問を繰り返す福本弁護士に対し、宮村氏は「そういう嘘を言うから信用できない」と一蹴。福本弁護士が本など読んでおらず統一教会法務局が抜き出した内容しか把握していなかったことも露呈した。

「日本語解りますか?先生」「前提条件がデタラメ」「認識が全然(違う)」「(馬鹿らしくて)いちいちコメントできません」

と、まともに相手をする価値すらないと一刀両断する宮村氏。


──1994年に全国弁連から排除されましたね?

と訊かれた際にはそれをあっさり否定、全国弁連の全国集会に毎回は出席できていないことを明かした上で

「先生だって統一教会の礼拝に毎回出ているわけではないでしょう」

と逆襲。福本弁護士が統一教会信者であることを裁判官に印象づけた。

焦る福本弁護士。

なんとか伊藤芳朗弁護士の陳述書に活路を見出そうとするが、伊藤弁護士の陳述書の内容が事実に相反する事柄ばかりであったことが次々に露呈、伊藤芳朗弁護士が全く信用の置けない人物であることが改めて赤裸々になっただけだった。

それでも、性懲りもなく同様の質問を繰り出す福本弁護士に

「ちゃんと字読んでください」「もうちょっとキチンとした証拠を示してもらえませんか」

と返した他

「何回も言いました!(主尋問では)寝てたから分からないんでしょう」

と、主尋問で居眠りをしていた福本弁護士を揶揄。

監禁場所から逃げてきたと主張する信者についての話を盾に詰め寄られても、宮村氏は「監禁されていなかったから逃げたんでしょう」と至極尤もな論理で返す。

“拉致監禁・強制改宗”については

「あのねよく聞いてください。統一教会でそういう教育をしているから(信者は)そう思っている」

と名答

──監禁されていないのに統一教会の教育でそう思っていると?

「はい、正解です」


「さっきも言いましたがちゃんと証拠を示してください。先生の思い込みと筋書きで(尋問を)やられたら堪らない」

「都合のいいところを抜き出して言わないで下さいと何度も言っている、ちゃんと読んでください」


「もういいです」と、宮村氏の答えを遮る福本弁護士。自分から質問しておきながら相手の答えを最後まで聞きもせず逃げるという始末だ。


◆“下手っ糞な誘導尋問”は宮村氏には通用せず

更には質問に対し、宮村氏が「はい」と答えているのに「答えなし」と勝ち誇る場面もあった。

宮村氏から「『はい』と答えました!」と突っ込まれると「・・・聞こえませんでした」と弁明。

「そんなに大きい声を出すからですよ」とまた突っ込まれる。

言葉に詰まる福本弁護士に対し、宮村氏は

「お願いだから下手っ糞な誘導尋問は止めてください」

と、追い打ちを掛ける

これには、裁判長から「調書に取りますよ」と注意が入った。裁判長の注意に我が意を得たりと思ったのか福本弁護士は「取ってくださいっ!」と猛アピール。

気を取り直して尋問を再開する福本弁護士

──あなた、自分の立場を入れ替えてみて、12年5ヶ月間一切外に出ないと、もしそういう生活を強いられたらどうですか?

「自分がやってきたことを考えるには、いい機会だと思いますね」

──はぁ、12年5ヶ月間?

「はい、10年以上の反社会的な行為が、」

──反省するにはいい機会だと?

「私はそう思います。3食昼寝付きで本も読めるし」

終始このようなやり取りが見られ自分のペースには持ち込めず、しまいにはしどろもどろになった福本弁護士。荻窪栄光教会を「荻窪エイキョウコウカイ(イントネーションは影響後悔?)」と読むなど尋問原稿の読み間違いを連発、宮村氏の“攻撃的”回答に窮し額には冷や汗も見えた。挙げ句の果てには、最初の方で一度した質問を終盤にまた繰り返すなど尋問は迷走、宮村氏の予期せぬ反撃に予定していた尋問時間を大幅に削る形で、尋問を終えた。

ぐったりと椅子に座り込む福本弁護士、闘いに負けた敗残者の姿だった。

傍聴していた元信者は「福本弁護士のあのうろたえぶりは宮村氏の話に狼狽する信者の様だった。ひょっとしたら、このまま福本弁護士が脱会するのではと思った(笑)」

◆敢えて“挑発”した宮村氏


宮村氏は、本紙の取材に対し「尋問が始まって20分で『あ~これはたいしたことないな』と判った。あれで反対尋問の第一人者などと言っているのは呆れる。敢えて『下手糞な誘導尋問は止めてください』と言って調書に残してもらうようにしたんだ」と話した。

今までの福本弁護士の恫喝的尋問に憤りを感じていた傍聴席の支援者たちは、溜飲が下がる思いだったようだ。


◆次回最終弁論期日は3ヶ月先


全ての人証を終え、原告・後藤徹氏が家族と話し合いを続けるマンションから「いつでも出ていけたのに何故出ていかなかったのか?」「出ていくように言われたのに何故居直り、いつまでも居座リ続けていたのか?」それら本筋の争点について裁判所がどう判断するかが注目される。

最終弁論は9月24日午前11時30分から東京地第709号法廷となった。

13 件のコメント:

  1. 漫画かなり似てるw

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  2. オリゲネス2013年6月19日 23:05

    宮村強い!! 勝ち!

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  3. ちょー行きたかったっす。

    ちきしょー。

    あ、傍聴にです。

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  4. >ちゃっかり傍聴

    >「傍聴券を失くした」と弁明

    統一協会らしいエピソードって言えば、らしいですな。
    信者らは思考停止しないで考えてみてよ。

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  5. エイトはんの今回の記事、なんやら痛快でんな!
    わては幸福の科学専門なんで、
    正直事情を知らん統一教会の話題にはよおついてゆけんのだす。
    ほんでも今回の記事はそんなわてにもわかりましたわ。
    エイトはん、毎度おおきに!

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  6. あ、オリゲネスはんめっけ!
    良かったー! 元気そおで安心しましたわ。

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  7. もー面倒だから被告と原告双方の守護霊に語らせろよ。
    大川隆法を法廷に連れてきて。

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  8. 日本人はヨーグルト食べてはいけません。
    体に悪いですからね~www

    フルーツ・ヨーグルトなどもってのほかですねwww

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  9. >>ちゃっかり傍聴
    >>「傍聴券を失くした」と弁明

    >統一協会らしいエピソードって言えば、ら>しいですな。
    >信者らは思考停止しないで考えてみてよ。
    イノグチはずーっとこんな感じです。w
    ホントにマナーも法律も無視の基地外っすもん。ええ歳して何やってんだと。情けない。

    そのうち傍聴席で得意の偽口寄せで語り
    だすかもな。泡吹いてシロメ向きながら。www


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  10. >泡吹いてシロメ向きながら。

    お前がなw

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  11. 福本~
    まだBMW乗ってるのか~?

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  12. 福本!アベルよりもいい車乗ってたら天法にひっかかるぞw

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  13. 結局、高裁での後藤裁判判決では、原告の主張がすべて認められ、
    被告に2200万円の支払い命令が出され、
    エイト氏が応援する宮村氏は拉致監禁に加担したということで
    松永牧師等と合計1100万円の支払い命令を受けちゃいましたね。
    これではエイト氏の今までの熱弁も
    間の抜けた戯言でしかなかったということになってしまいますよ。
    このままノックアウトですか?

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