ついに判明！？国際勝共連合大学生遊説隊UNITE（ユナイト）のホントの正体

ユナイトの渋谷デモ（2016.12.4撮影：鈴木エイト）

本紙そして筆者が、その動向を追ってきた国際勝共連合大学生遊説隊UNITE（ユナイト） 。
SEALDｓに対抗して今年1月に結成されたユナイトは、安倍政権とその政策を支持する保守派の学生組織として、この１年全国各地で街頭演説やデモを行なってきた。ユナイトは、名称に「国際勝共連合」と冠されているものの、大学生が自主的に結成した独立組織とされている。
しかしながら筆者はユナイトに関する内部資料を独占入手、その内容から、ついにユナイトの“実態”が明らかとなった。

まずは、順を追ってユナイトの結成から今日までの活動、そして筆者への対応等、順を追って振り返り検証する。

 
◆「東大生が自主的に結成した独立組織」

安保法制反対を訴えて2015年に結成され、一大ムーブメントを起こし社会現象となった学生組織SEALDs。そのSEALDsとは真逆の主張を訴える学生組織「国際勝共連合大学生遊説隊UNITE（ユナイト）」が遊説活動を始めたのは今年1月。4人の東大生によって結成されたユナイトは、その後、北海道から九州に及ぶ全国十数箇所に支部が発足。3月末には福岡で80人がデモ行進、5月末には東京渋谷に230人の大学生を動員し「安保法制賛成」「憲法改正支持」「安倍政権支持」そして「共産党批判」を訴えるデモを行なった。6月には二度、10月にも全国一斉演説を行ない、平行して各地で遊説活動、12月には全国6大都市で一斉デモ行進を行なった。全国のユナイトメンバーの総人数は500人を超えたという。その活動や主張は一部テレビ局や地方紙などが報じた。

ユナイトが主催するイベントには政治家も参加している。6月には現職の議員を講師として招き高校生を対象とした「【UNITE×高校生50人】“若者の政治”を考える救国塾」を開催、11月にはユナイト福岡が現職国会議員を招聘し「UNITE学生フォーラム」を開いた。

国際勝共連合は統一教会（家庭連合）系の政治団体だが、ユナイトは国際勝共連合の下部組織ではなく、大学生による自主独立組織であり、「ホームページの呼びかけなどを通して全国から多くの学生が参加した」とされている。
「憂国の念に駆られた大学生によって自主的に結成された学生組織が、全国に派生し、各地で街頭演説やデモ活動を行なってきた」というのがユナイト側のストーリーだ。
勝共連合の遊説隊長である丸山氏は6月のユナイト街宣の“締めの挨拶”で「ユナイトという組織は国際勝共連合の下部組織ではありません！東大の学生が中心となってできあがった自主的な独立組織なんです！」「そのユナイトが全国にどんどん拡がって～」と強調していた。

◆「快進撃」「注目を集め始めている」

ユナイトはホームページやTwitter、Facebook等で頻繁に情報を更新。自らの活動展開を「快進撃」と称し、「真に国を憂う大学生たちが立ち上がり、注目を集め始めている」などと自画自賛。あたかも安倍政権を支持する学生組織ユナイトの活動が、社会現象となっているかのような発信を続けている。

ところが、ユナイトの活動を取材してみると、ユナイトの活動に伴う事象を含め、彼らの喧伝とは相反する実態が垣間見えたきた。

◆自民党政治家が追随、演説現場は教団幹部とサクラ信者ばかり

まず、5月30日に渋谷で行なわれたデモについてテレビ東京が「改憲派学生、渋谷でデモ」と報じると、平井卓也自民党IT戦略特命委員長が6月1日にFacebookで当該ニュースを引用し「この様なデモはあまり報道されませんが、学生はＳＥＡＬＤｓという認識は間違いです」と発信。

平井卓也自民党IT戦略特命委員長（ＮＨＫより）

平井卓也自民党IT戦略特命委員長のFacebook

 そして、6月に各地で行なわれたユナイトの街頭演説現場を取材すると、どこも統一教会／家庭連合や国際勝共連合の幹部が演説現場を仕切っており、多くの二世信者を含む信者が聴衆・サクラとして動員されていた。

6月12日のユナイト吉祥寺街宣

また、演説者やチラシ配布をするユナイトメンバーにヒアリングしたところ、ユナイトメンバーの殆どが同教団の二世信者であり、結成メンバーも東大原理研CARP所属の学生であると判明した。

◆筆者の取材を避けるユナイト

これら一連の内幕について、筆者が週刊朝日7月8日号に寄稿すると、以降ユナイト側は筆者の取材を避けるべくFacebookに記載していた演説時間を偽装するなど様々な工作を行なうようになった。
教団の内部情報によると、勝共連合の上層部はこの筆者による週刊朝日の記事に激昂したという。

筆者の取材を避け続けたユナイトの小村聡士代表（東大3年）は、月刊誌SAPIO9月号のインタビュー記事で、初めて自身を含む結成メンバー4人が教団の二世と明かした。筆者が週刊朝日にユナイトメンバーの素性を掲載したことによって、公表せざるを得なくなったと思われる。

その後も、ユナイトサイドは活動予定を筆者に知られまいと筆者のツイッターアカウントをブロック、ユナイトメンバーに接触させまいと工作を続けた。

◆「国際勝共連合とユナイトは別組織」

丸山遊説隊長は6月のユナイト凱旋で写真撮影を指示する際、聴衆役のサクラ信者に「関係者の方！」と口を滑らせ慌てて「応援団の方」と言い直していた。10月上旬の勝共連合の街宣時にも同月に開催が予告されていたユナイトの一斉演説について「呼ばれてないんですよ、分からないんですよユナイトは」と、勝共連合とユナイトは別組織であるという建前に則った発言をしていた。

ユナイトの小村代表も勝共機関紙思想新聞10月15日号掲載のインタビューで、両者が別組織であることを前提にした発言に終始していた。

以下は、週刊朝日に掲載された国際勝共連合広報局のコメントだ。
「UNITEは、本連合の遊説隊勉強会に参加していた学生が、その理念や活動に共鳴して自主的に立ち上げた組織です。メンバー構成については、わかりません。（UNITEの）遊説が行われる場所で、トラブルなどが起きた場合の速やかな解決のために協力するようにと、本連合の地方事務局には連絡しております」

そしてこれは、6月9日に発表された国際勝共連合の太田洪量会長のコメントだ。
「全国のＵＮＩＴＥの皆さん、若い皆さんが日本、アジア、そして世界のために起ち上がったことを聞いて、心よりの感動と共に嬉しく感じたのは、私一人ではないと思います」

以上を読者は、よく念頭に置いて以下の記事を読み進めてもらいたい。

◆「エイトが来るかもしれない」「対策です」「外的には二つの看板」

筆者は、今年6月の全国一斉遊説の際にユナイトメンバーに送信されたメールを入手した。ユナイトの正体について記されたその内容を以下に公開する。

まず、一斉演説3日前の6月9日に送信されたメールがこれだ。

「12日の動き」として西東京教区の青年信者の当日のスケジュールが指示されている。

そしてこちらが一斉演説前日の6月11日に送信されたメールだ。筆者の取材を警戒し「対策」としてユナイトメンバーに対し、口裏合わせを指示している。ユナイトと国際勝共連合の関係を示す決定的な証拠だ。

【統一教会（家庭連合）内部メール 2016年6月11日】

 明日の遊説6月11日

エイトが来るかもしれない、、、、とのことですので、対策関連の内容です。

以下は、UNITEと勝共連合についての関係です。
外的には二つの看板を背負っての活動ですので、関係性を明確にしてください。

UNITEについて
・UNITEは、国際勝共連合の趣旨に賛同した学生たちが、主体的に立ち上げた組織です。
・UNITEは、国際勝共連合の下部組織ではなく、学生たちが運営する自主独立組織です。
・UNITEが、行う街頭演説の内容については、国際勝共連合スタッフが指導しています。したがって演説の内容については、国際勝共連合の太田洪量が責任を負います。
・UNITE内部の人事や経理について、国際勝共連合は関与しておりません。

以上です。

明日の、弁士や、ビラ配り、スタッフなどはしっかりと把握しておいて下さいますようよろしくお願いします。
一般聴衆になるメンバーは大丈夫です。よろしくお願いします！！

つまり、外に向けては「国際勝共連合大学生遊説隊ユナイト」と「国際勝共連合」という二つの看板を背負っているが、実態は一つということだ。

では何故、一つの組織が外に向けて二つの看板を掲げる必要があったのか。単に共産党反対、安保法制賛成、憲法改正賛成を訴えるだけなら普通に「国際勝共連合の下部組織」で充分なはずだ。「勝共連合の下部組織ユナイト」ではなく、「自主独立組織ユナイト」でなくてはならなかった理由は何か。何故、「安倍政権とその政策を支持する学生組織が自主的に結成され自発的に声を挙げている」という構図が必要だったのか。その学生組織が、選挙前に全国で共産党をdisる演説をすることを欲していたのは誰か。そして何故、勝共連合上層部は筆者の記事に激怒したのか。

安倍政権支持を掲げるユナイト（2016.6）

ユナイトが活動を始めた2016年1月と云えば、夏の参院選で安倍首相が衆参同時選挙を仕掛けるのではと言われていた時期だ。
それまでの国政選挙に於いて全選挙区に候補を立て野党票を割り結果として自民党を利する存在となっていた共産党は、野党共闘に応じ、参院選全1人区に野党統一候補を立てることを決定、自民党にとって脅威となっていた。その様な時期に、タイミング良く街頭で共産党を批判する大学生グループが活動を始めたのだ。

◆「エイトが出没」「つけられないように」

二度目の一斉演説当日に送信されたメールも入手した。

【統一教会（家庭連合）内部メール 2016年6月21日】

【重要】遊説場所変更6月21日

実プロお疲れ様です。
本日18時からのユナイトの遊説ですが、エイトが出没したため、荻窪に変更になりました。吉祥寺にいる方は、つけられないように来てください。

この日の夕刻、筆者は連絡先を知っている西東京教区の幹部にユナイトの遊説時間について問い合わせていた。その直後にこのメールが回されたのだ。いかに、教団サイドが筆者の動きを警戒しているかが判る。

更に付け加えると、このメールはユナイトメンバーである信者に対し街宣当日に一斉送信されたものだ。冒頭の「実プロ」とは統一教会用語の「実践プログラム」のことであり、ユナイトの活動自体が、教祖・文鮮明の「み言（みことば）」／神の「み旨（みむね）」の実践と位置づけられていることが判る。言い換えると、ユナイトの一連の活動は二世教育プログラムや信仰生活プログラムという宗教活動の一環、つまり統一教会（家庭連合）の世界宣教・統一運動の一つとして行われていたのだ。

事実、教団機関誌VISION2020には統一運動の一つとしてユナイトの記事が掲載されている。

◆自主独立組織でHPの呼びかけにより拡がったはずなのに各地区教会で「ユナイト研修」

しかし、一連の口裏合わせは筆者への警戒が強まるまでは徹底されておらず、各所でほころびも見えていた。

当初ユナイトホームページに、記載されていたのは勝共連合本部の代表電話番号だった。筆者が何度か問い合わせしたのち6月になって突如削除されている。 

ある地区教会の幹部信者のブログには「国際勝共連合が新しい遊説隊を作りました。それが国際勝共連合大学生遊説隊UNITEです。参加しているのは東大生」と書かれた記事が掲載。

そして各地の信者のブログや地区教会のSNSに、各地でユナイトの研修が行われていることが掲載された。


『2世大学生・社会人に勝共理論・ユナイト研修』「救国救世元年といわれる2016年、2世大学生 ・社会人への勝共理論の教育が始まりました」

統一教会（家庭連合）信者ブログより

【第7地区UNITE研修会／青年部】「4月24日（日）、世界平和連合より中村学教育部長をお迎えし、石川・富山・福井・岐阜から約70名の青年たちが集うなか、UNITE（ユナイト）研修会が開かれました」

統一教会（家庭連合）金沢成和部FACEBOOKより

青年信者のスケジュール表にも、ユナイトの予定が記載されている。

◆ユナイト結成を知っていた？？？太田洪量会長

ユナイトが最初の遊説直前の今年1月15日と16日、教団の関連組織が入る成約ビルに於いて「大学生遊説隊研修会」が開かれ、太田洪量会長が講師を務めていた。
これはその証拠となる内部資料だ。

太田洪量会長の名が記された大学生遊説隊研修会の資料

「ＵＮＩＴＥの皆さんが」「起ち上がったことを聞い」た立場だったはずの太田洪量会長は、ユナイトが活動を始める前に結成メンバーに講義をしていたのだ。

◆政権の意向？関与は

情報筋によると、ユナイトが渋谷で最初の大規模デモを行なった直後の6月上旬、安倍晋三首相は、首相官邸に統一教会（家庭連合）の徳野英治会長と李海玉総会長夫人を招いている。そこで何が話し合われ、徳野会長は何を報告したのか。
2013年の参院選で全国の信者へ北村経夫への期日前投票が指示された際、信者には「選挙終了後に徳野英二会長が安倍総理に会いに行く」との話が伝わっていたが、実現していたということになる。

これまで明らかとなった一連の事実から、ユナイトの結成に政権の意向が働いていたのではと“憶測”するのは筆者だけではないであろう。

もし仮にその憶測が的を射ていたとすると、政権の庇護を受けるために行われてきたこれらの策動の目論見をバラされ“依頼主”“発注元”へ報いることが難しくなった勝共連合と統一教会（家庭連合）の面目は丸つぶれだ。

そして、もし政権側がそのような素性の学生組織を使って印象操作を行ない、世論を誘導しようとしていたとしたら、それも大問題だ。

◆ユナイト代表東大生を直撃

これまで筆者を避け続けていたユナイト。しかしついに12月4日、6大都市一斉デモ行進の現場の一つ、渋谷でユナイトの小村代表ほかユナイトメンバーへのインタビュー取材に成功、その言質を取ることができた。

午後3時過ぎ、宮下公園に集合したユナイトメンバーの教団二世たち。

教団松濤本部・青年学生局のスタッフや東京地区の青年信者を統括する鈴木幸雄氏らの顔も見える。集まった二世信者は160名ほどだ。

「オール若者」とのことだったが明らかに中年と思われる男性の姿も

 6月の街宣で取材した“勝共連合のマスダさん”が居たので声を掛けた。

――マスダさん、久しぶり　

「あぁ」　

前回とはうって変わって素っ気なく筆者を無視する“勝共連合のマスダさん”。やはり勝共の上層部から筆者との接触について釘を刺されているようだ。

にこやかに筆者に応対する“勝共連合のマスダさん”（2016，6月練馬駅前）

素っ気なく筆者を無視する“勝共連合のマスダさん”（2016.12月宮下公園）

隊列の先頭でデモ演説の練習をする小村聡士代表を捉まえ、訊いた。

ユナイトの小村代表

――ユナイトって本当に学生の自主的な組織なの？　

「あ、はい」

――勝共に言われて作ったんじゃないの？

「違いますね」

――勝共とUNITEという二つの看板を外向きには背負ってるんじゃないの？外向けには二つ、ユナイトと勝共連合本体となってるけど実際は中は一つじゃないの？　

「・・・」

――勝共連合の下部組織UNITEだよね？

「いや違いますよ」

筆者の質問に答えるユナイトの小村代表

――ユナイトは、勝共連合、統一教会家庭連合が管理統括している団体じゃないの？

「いや違いますね」

――全国の地区教会でユナイト研修会やってるよね？あれは何？

「それは勝共が勉強してくれてるんじゃないですか」

――小村君たちも1月に勝共の研修してるよね？　

「はい、それはもちろん」

――自主的に自然発生的に全国に拡がったとインタビューで答えていたけどそれは本当？　

「はい」

――統一教会の組織力で集めたんじゃなくて？

「あはは」（苦笑）

――それがなきゃ集まらないでしょ？

「はぁ～」　

――違う？

「はぁ～、そう思われるんでしょうね」　

――統一教会がメンバーを集めた組織だと思ってるんだけど、そうじゃないの？

「ふぅん」　

――看板はユナイトと勝共連合と背負ってるけど中は実際は教団内の組織、勝共連合の中の組織、一体じゃないの？それは明確に否定する？

「しっかり見てたらいいんじゃないですかね」　

――だから代表者に訊きたいんだけど、飽くまで東大生4人で結成した自主独立組織だと？

「あ、それは間違いないですね」　

――絶対？

「はい」　　

――看板は外に向けてはユナイトと勝共連合と二つに分けて活動しているけど、実際には中は一つということはないの？

「その言い方がよくわからないんですけど・・・」



小村代表は「二つの看板」については意味が分からないと言葉を濁したものの、ユナイトが自主独立組織であるかどうかについては「間違いない」と断言した

渋谷をデモ行進するユナイト（2016,12，25）

デモ終了地点である神宮通り公園に到着後、参加メンバーには「OBからの差し入れのエクレア」が配られた。

記念撮影するユナイトと教団＆勝共関係者

ユナイトメンバーへOBから差し入れのエクレアが　・・・OB???

筆者へもユナイトからエクレアの支給が

取材を受ける小村代表

「僕は勝共連合の会員ではない」そう記者に答える小村代表

インタビューを終え、立ち去ろうとする小村代表を捉まえ改めて質問する。

――福岡のイベントに来た国会議員は誰？

「それはですね・・・」

――秘密？

「秘密ですね」

Twitterで「何も隠すものもない」と豪語していたユナイトだが・・・

――隠すものはないんじゃなかったの？

「厳密に詳細を把握しているわけでもないので」

歩きながら筆者の取材を受けるユナイト小村代表

「何も隠すものもない」はずなのに 議員が誰なのか明かそうとしない

――ユナイトを始めたことに自民党や政権の意向は働いてないの？

「それは・・・どうですかね。分からないですね」

自分たちが結成したはずなのに「分からない」と答える小村代表

――ユナイトの結成は飽くまで学生の自主的なものということでいいの？

「はい」

――UCや勝共の指揮系統下・管轄下にあるわけではないと？

「・・・それぐらいでいいですか」

筆者の名刺を手に足早に立ち去る小村代表

◆取材は筆者と身内の『世界日報』のみ

神宮通り公園に戻り、小村代表にインタビューしていた記者に訊いた。どこの記者か確かめると世界日報とのこと。

――世界日報？身内じゃないですか

「そうですね（笑）身内なのでちょっと呼ばれたという形なんですけど」

すると、それまでユナイトメンバーと「大勝利！」と声を挙げ記念撮影をしていた“勝共連合のマスダさん”が駆け寄ってきた。「世界日報さん！世界日報さん！」世界日報記者に対し余計なことは話さないよう慌てて注意。

ユナイトはデモの数日前、「複数数のメディアから問い合わせが」 とツイートしていたのにもかかわらず、当日、取材に来ていたのは身内の世界日報のみというお粗末ぶりだ。

◆社会現象は喧伝のみ

街頭での偽装勧誘には近年、二世信者が勧誘員として動員されている。その中にも相当数のユナイトメンバーが含まれている。つまり、ユナイトメンバーとなっているのは、教団や親に従順な二世信者ばかりということだ。

6月に開催した「救国塾」に集められたのも、これら従順な二世の高校生だ。当初は100人と銘打っていたが、実際にはその半分の50人しか集まらなかった。
ユナイトは「快進撃」どころか、全く社会現象にすらなっていないのが現状だ。

しかしながら、今後もユナイトは全国各地で活動を行なうと宣言しており、その動向を注視する必要がある。


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