創刊10周年に向けて、年末年始イベントが目白押し

コミケで販売される新刊

来年創刊10周年を迎えるやや日刊カルト新聞社が、年末年始の同社関連のイベントスケジュールを発表した。本日から開催されるコミックマーケット95最終日の出展のほか、1月には新年恒例の「カルト新年会」を含め3回のトークイベントが予定されている。

同社・藤倉善郎被告人兼総裁は社内の納会の席で、幸福の科学によって藤倉被告の取材活動が2度にわたって刑事事件化されたことや、鈴木エイト主筆が冬コミに来ないことなどに触れ、「10周年に向けて厳しい状況にあるが、厳しい状況にわざわざ自分で突っ込んでいくのが弊社の社風。来年もさらに厳しい年にしていこう」などと挨拶した。


■コミケまで波乱含み

年末年始の同社関連イベントのうち、年末に控えているのはコミックマーケット95（コミケ）最終日31日の出展。同社のコミケ出展は4カ月ぶり16度目となる。ブースは東S-01a。

新刊は『やや日刊カルト新聞』紙版のVol.21（100円）と、いまや同紙の販売部数を大きく上回ってしまった雑誌『Bansweek』（500円）。『Bansweek』新刊の第3号では、やや日刊カルト新聞の10年を振り返る特集に加え、「オウム事件真相究明の会」による同社への取材妨害の様子をページ見開きの大サイズ写真で楽しめる。不当な圧力には屈しない同社の10周年に向けた誌面にふさわしい内容だ。

また、各バックナンバー（100円）や、やや日刊カルト新聞紙版を5号ずつ収めた「縮刷版」（1冊300円～）なども販売する。滝本太郎弁護士がネット上で「著作権侵害」などとデマを流して販売を中止させようと画策した「オウム死刑囚追悼Tシャツ」（3,000円）も予定通り販売するとしている。

このTシャツをめぐっても、同社は「不当な圧力には屈しない」姿勢を見せている。

「死刑囚を非難も称賛もしない物静かなデザインであることから、製作者の意図に賛同し販売することにしました。不快に感じる事件当事者もいるかもしれませんが、違う立場から死刑囚に対する思い入れや愛着を表現する文化は尊重すべきであり、様々な立場からカルトやオウムに目を向ける社会のあり様の一つの形でもあります。なお、デザインは写真の模写ではないオリジナルのイラストです。しかし滝本太郎が勝手に模写だと思い込み著作権侵害だなどというデマを複数のSNSを使ってバラまきました。滝本は、ブログのデマ部分に取り消し線を入れた程度で、明確な謝罪や反省も充分な訂正告知も行わないまま、依然として他人を煽ることで販売を中止させようと画策しています。批判は真摯に受け止め、意見の内容に応じて販売そのものも柔軟に再検討します。しかし少なくとも、滝本のような卑劣漢の要求に従うつもりは一切ありません」（藤倉被告）

もともとこのTシャツは、今年9月の同社トークイベントで初めて販売し、完売したもの。ほぼ製作原価で販売しており儲けはないという。「事件当事者を敢えて不快にさせることがないよう、ほとんど宣伝してこなかった」（藤倉被告）にもかかわらず、滝本弁護士は前述のデマを流した自身のブログ記事にわざわざTシャツの画像を載せて宣伝している。

「事件当事者を不快にさせないために目立たないようやってきたのに、『当事者が見たらどう思うんだ！』と言ってわざわざ画像を載せてしまう滝本弁護士。当事者を不快にさせているのはいったいどっちなのかと言いたくなる。あまりにイカれているので、来年の夏コミでは滝本太郎を超バカにしたデザインのTシャツを販売したい」（藤倉被告）

滝本弁護士は、幸福の科学取材で刑事被告人にされた藤倉被告の弁護団メンバー。別件とは言え被告人についてデマを流し誹謗中傷するような弁護士が、弁護人など務まるのだろうか。

「弁護団はみな、貧乏な藤倉のために持ち出しで弁護を引き受けてくださっている。滝本もその一人であり、本来私は感謝すべき立場にある。しかし、ろくでなしに借りを作るのは、我慢にも限度ってものがある」（藤倉被告）

■10年の活動を映像で振り返る

「不当な圧力には屈しない」姿勢を貫き続ける同社の10年を、取材映像で振り返るのが、1月4日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催される同社主催の「カルト新年会2019　その時カルトが動いた」。教団や関係者からの抗議によってネット上から削除された、「摂理」による取材妨害映像、「浄土真宗親鸞会」の偽装勧誘イベントへの潜入取材映像、ネットで公開していない創価学会いじり映像、野球場での金網デスマッチ映像、統一教会の偽装勧誘、政治家いじり（現役閣僚含む）など、盛りだくさんだ。

「長い常連さんはもう何度も見ている映像も多いかもしれません。そこで当日は、会場の声を聞きながら上映する映像を選ぶなどして、まだ見たことがないお客さんでも歴の長いお客さんでも楽しめるようにしていきたい。もちろん、未公開映像も用意します。実は、藤倉が被告人や容疑者にされている事件についても、『犯行』現場の未公開映像があったりします」（藤倉被告）

やや日刊カルト新聞社主催
カルト新年会2019「その時カルトが動いた」
映像で振り返る創刊10周年

1月4日
OPEN 18:30 / START 19:30
WEB予約￥1,500 / 当日￥1,800（共に飲食代別／要１オーダー￥500以上）

出演
藤倉善郎（やや日刊カルト新聞社被告人兼総裁）
鈴木エイト（やや日刊カルト新聞社主筆）
村田らむ（漫画家、イラストレーター、ライター、写真家、書家）

※沢木晃禁止

■好評の2世イベント第2弾

信者である親のもとに生まれた子供、いわゆる「2世信者」。信者でいつづける2世もいれば、やめる2世もいる。さまざまな宗教の2世が集まって自身の体験を語るトークイベント「宗教２世だョ！全員集合！」の第2弾が、1月21日に東京・新宿のネイキッドロフトで開催される。イベント終了後は会場内で新年会を兼ねた交流イベントも予定。

やや日刊カルト新聞社の主催ではないが、鈴木エイト主筆が中心となって企画した。

宗教2世だョ！全員集合！
～平成最後の新年会～

1月21日
OPEN 18:30 / START 19:30
前売（イープラス）\1800 / 当日\2300（共に飲食代別・1オーダー\500以上必要となります）

【出演】
鈴木エイト（やや日刊カルト新聞主筆）
ニポポ（exトンガリキッズ）
藤倉善郎（やや日刊カルト新聞社被告人兼総裁）
ネイキッドスタッフ幸（創価学会2世）
【スペシャルゲスト】
宗教2世の方々（エホバ2世、幸福の科学2世、統一教会家庭連合現役2世etc...）

※撮影・録音禁止、ナンパ禁止、沢木晃禁止

■我らが幸福実現党も10周年

結党初年に落選したら、その後は二度と自分では立候補しなくなった仏陀（自称再誕）

実は、幸福実現党も来年、結成10周年を迎える。

2009年の唐突な結党発表、衆議院での337人もの候補者の擁立、教祖・大川総裁を含めた候補者全員が落選する「仏陀落選」、そして翌年の参院選に向けた坂本龍馬氏（当時175歳）の党応援団長就任、参院選での公約として「参議院の廃止」の発表……。結党直後から話題を振りまいてきた幸福実現党の10年を振り返る。

会場は上記と同様、ネイキッドロフト。イベントタイトルの通り、幸福実現党に無断だ開催する「勝手に党大会」だ。

「結党直後以外にも、一瞬だけ同党所属の国会議員が誕生してしまった事件とか、その議員が幸福の科学についていけず『天上界の声が理解できなかった』と言い放って離党した事件とか、公選法違反でのテレンス・リー逮捕事件とか、大川総裁が選挙街宣で『死にたくなければ幸福実現党』と有権者を脅迫した事件とか、都議選で全政党が『飲食店原則禁煙化』を公約に掲げた中で幸福実現党だけが『店ごとの判断を尊重』と掲げたため愛煙家の藤倉被告がフラフラと幸福実現党に投票しかかった事件とか、にかく話題が尽きない。一方で、最近は同党が年間十数億～20億円近くを宗教法人幸福の科学に還流する集金組織になっていることや、すでに地方議会に結構な数の議員を抱えていることは、意外と知られていない。ぼくらの心をワシづかみして離さない、愛すべき幸福実現党について、皆さんにもっと知ってもらいたい」（藤倉被告）

やや日刊カルト新聞主催
幸福実現党10周年記念・勝手に党大会

1月25日
OPEN 18:00 / START 19:00
Web予約\2000 / 当日\2500（共に飲食別）※要1オーダー\500以上

【出演】
藤倉善郎（やや日刊カルト新聞社被告人兼総裁）
村田らむ（漫画家、イラストレーター、ジャーナリスト、写真家、書家）
※幸福実現党・釈量子党首に出演依頼してみますがたぶん無理！
※沢木晃禁止

なお、やや日刊カルト新聞社主催の2つのイベントでは、お得な料金割引がある。その一つ「カルト割」は、カルトの現役信者の入場料がなんと1,000円に。公安関係者など公務員が公務として来場する場合にも同様の「権力割」もある。「幸福実現党10周年記念・勝手に党大会」での「カルト割」は、幸福実現党党員も対象になるぞ。それぞれの立場を証明するものを持参しよう。