Twitter社が藤倉総裁のアカウントをロック＝1年ぶり11度目

ロックの原因となった画像

Twitter社は10月2日午前、やや日刊カルト新聞社の藤倉善郎・被告人容疑者兼総裁のTwitterアカウントをロックした。幸福の科学施設前で抗議活動中だった女性に暴行した教団職員の顔写真を藤倉総裁がTwitterに投稿したことが、プライバシー侵害にあたるとの理由。問題とされた投稿はすでにTwitter社によって強制削除されている。

Twitter社は9月27日に藤倉総裁のアカウント凍結しており、藤倉総裁は同日のうちに別のアカウントを稼働させて復活していた。今回ロックされたのはこの新たなカウントで、復活からたった5日でまたアカウントが使用不能となった。凍結とは違いロックの場合、アカウントの使用はできないが他のユーザーからは閲覧できる。

藤倉総裁のアカウントロックは旧アカウント時代から数えて1年ぶり 11度目。

問題とされたのは、やや日刊カルト新聞社の呼びかけで9月22日に幸福の科学・東京正心館前（港区高輪）で行われた抗議活動について、藤倉総裁が〈抗議側の女性参加者に暴力を振るった幸福の科学職員です〉との文章とともに投稿した教団職員の顔写真。Twitter社はこれを〈プライバシー法に対する権利が認められている国の人物の私的なメディアの投稿を禁止するルールに違反しています〉として、藤倉総裁の投稿を強制削除した。また藤倉総裁のアカウントに対し、他のユーザーから閲覧はできるが藤倉総裁から一切操作することができない「ロック」という処分を下した。

藤倉総裁はTwitter社に対して、「公益法人の職員が公道において、ジャーナリストらが撮影中であることを承知の上で自らカメラの前に出ていた」などと主張し、プライバシー侵害に当たらないとする異議申し立てを行ったが20分で却下。藤倉総裁は、即座に2度目の異議申し立てを行った。

異議申し立てが認められない場合、問題とされた投稿の削除に同意する以外、アカウントを復活させる方法はない。

藤倉総裁は過去にも、Twitterにおける異議申し立てに回数制限がないのをいいことに、1件のロック処分に対して最大で29回もの異議申し立てをし続けた過去がある。しかし異議申し立てが受け入れられ処分が撤回されたことは1度もない。

藤倉総裁のコメント：

「公益法人である宗教法人の職員が、ジャーナリストらが撮影中であることを承知の上でカメラの前に立ち公道で暴力をふるった。その事実や犯人の顔を掲載することが“プライバシー”などという理由で否定されるなら、暴力カルトの実態を世に伝えることができないし、抗議する側が自分の身を暴力カルトから守ることすらままらない。Twitter社はカルトの手先だ」

同社では、「幸福の科学の暴力職員の顔写真を使ったグッズを作るなどして、Twitterに投稿する以外の方法で幸福の科学の危険性を訴えていきたい」（同社広報）として、すでにグッズ開発の企画検討に入ったことを明かした。いまのところ、缶バッジ、マグカップ、タオル、足ふきマット、マウスパッドなどの案が浮上している。