幸福の科学からの取材・報道妨害に藤倉総裁がまたもや“超放棄的措置”

Twitter社は4月23日、やや日刊カルト新聞社の藤倉善郎総裁のアカウント（@SuspendedNyorai）をロックした。藤倉総裁が東京・港区にある幸福の科学教祖・大川隆法総裁の自宅「大悟館」前の公道で撮影した写真と動画を投稿したことが原因で、計5つの投稿が削除された。

藤倉総裁のロックは3月2日以来、約1カ月ぶり14度目。すでにアカウントは復活している。

藤倉総裁は取材写真等が削除された際の恒例の「超放棄的措置」として同日、今回削除された写真と動画計8点の著作権を放棄。「コラや動画の素材にしようが売ろうが好きなように使って」としている。（対象となる写真と動画は本記事の末尾に）



今回削除された写真と動画は、藤倉総裁が3月29日に「大悟館」の桜を撮影した際のもの。この日は、都内では51年ぶりとなる「桜の満開後の積雪」で、藤倉総裁は、桜が満開となった大悟館に雪が降り積もる写真を撮影したジャーナリストとなった。

しかし藤倉総裁が投稿した写真には、撮影を妨害した数人の教団職員が写りこんでいた。そのため教団側がTwitter社に通報したと見られる。Twitter社は4月23日、「プライバシー法に対する権利が認められている国の人物の私的なメディアの投稿を禁止するルールに違反しています」として藤倉総裁のアカウントをロックした。

藤倉総裁はTwitterの指示に従って該当する投稿の削除に同意し、すでにロックは解除されている。

撮影は公道で行われており、職員は取材のための撮影中と知りながら妨害目的で自ら写り込んできた。日本の法律においてプライバシー侵害とされることは考えにくい。しかし藤倉総裁はこれまでも、公道での取材写真が原因でアカウントをロックされる事態が続いている。

藤倉総裁は「本来、取材活動が制限されることのない公道で取材を妨害する行為自体が不当。加えて、こうした教団の実態を示す取材写真や動画を公表することまで妨害されるのは、表現の自由・報道の自由にとっての脅威だ」として、これまで、Twitterで削除された写真の著作権を放棄した上で「やや日刊カルト新聞」に掲載し、誰でも自由に使用できるようにするという対抗措置を講じてきた。今回も同様に、削除された写真と動画の著作権を放棄するとしている。

著作権が放棄された写真と動画は、以下のもの。使用の際は事前連絡やクレジット表記も不要。改変も売買も自由。

「ただし、本紙関係者の記事をパクり、いまなおその事実を認めていないサンデー毎日、現代ビジネス、小川寛大、時任兼作、代泰征、隈元浩彦及びこれら個人が関わる記事・メディアに対しては著作権を放棄せず、使用は一切認めない。使用した場合は予告なく法的措置をとる」（藤倉総裁）

全ての写真と動画をまとめてダウンロードする場合はこちらから。

◇過去の超放棄的措置

本紙総裁が取材写真23点の著作権放棄を表明＝Twitterロックへの代替措置
やや日刊カルト新聞社、写真23点につづき記事2本の著作権も放棄＝Twitter・Googleによる削除問題で