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2020年9月18日金曜日

認可申請取り下げの幸福の科学大学を忍び葬儀しめやかに


幸福の科学が2021年の開学を目指して文科省に認可を申請していた「幸福の科学大学」について申請を取り下げたことを受けて9月16日、やや日刊カルト新聞社が社葬として「幸福の科学大学帰天式」を都内で執り行った。帰天式は、幸福の科学大学が2014年に当時の下村博文文科相から「不認可」とされた際にも開催されており、6年ぶり2度目。 

東京・高円寺のセレモニーホール「高円寺パンディット」には故・幸福の科学大学を偲ぶ市民やジャーナリストらが詰めかけ、ネット中継視聴者もあわせると参列者は1100万人(主催者発表)。誕生前から波乱に満ちた幸福の科学大学の人生を振り返り、しめやかに死を悼んだ。ある参列者は本紙の取材に対して「カルト怖い」と涙ながらに語った。別の参列者からは「いつもふざけてばかりいるやや日刊カルト新聞が、こんなに厳かな葬儀を企画するとは意外だった」との声も。

しめやかに故人を偲ぶ参列者たち
導師は、無認可のまま開設された「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」(HSU)に立ち入ったとして建造物侵入容疑で書類送検(不起訴)されたこともある藤倉善郎氏と、幸福の科学大学用地をめぐる課税問題等を取材してきた山田直樹氏の2人のジャーナリストが務めた。幸福の科学における地球至高神・大川隆法総裁の教えを世界に広めエル・カンターレ(大川隆法)文明の発信基地として期待された幸福の科学大学を偲んで、会場にはコスプレで講演する大川総裁を模したコスプレで参列する人々も見られた。


冒頭では、幸福の科学大学の人生を振り返る思い出の映像が流された。

2008年に宗教法人が長生村に土地を取得。境内地ではなくただの空き地として放置されていたため村議会が固定資産税の課税を主張し、これを拒む教団と対立。当時の村長が教団と癒着していると指摘され百条委員会が設置されるなど混乱し、選挙で現職村長が落選して、課税推進派の村長に交替した。結局、教団側は学校法人幸福の科学学園に所有権を移転させた部分の空き地については固定資産税を支払い、宗教法人所有の空き地については固定資産税相当額4年分を村に寄付することで決着した。2014年に文科省に大学としての認可を申請したものの、文科相の諮問委員会である大学設置・学校法人審議会からの是正意見に大川総裁が反発。報復として下村文科相の霊言を発表して、審議会関係者に送りつけた。また学校法人幸福の科学学園理事長が文科省職員を脅すなどしたことから、下村文科相は同大学を不認可とした上で、5年間認可しないとのペナルティを課した。しかし幸福の科学は無認可のままHSUを開設。2010年に開校済みだった幸福の科学学園高校(名栃木県那須町)の卒業生の8割が、進学も就職も放棄してHSUに進んだ。ペナルティ期間が明けた昨年、幸福の科学は再び大学の認可を申請したが、今回は不認可の決定を受ける前に今年7月31日に自ら申請を取り下げた。

藤倉導師は、「人類救済のための大学が2度死んだ。『世界は2度死んだ』って映画『復活の日』みたいですね。ひゃっひゃっひゃ」と涙目で語った。

「大学の問題では、どうしても若者信者の問題がクローズアップされる。しかし幸福の科学では金持ちの高齢者が何千万円というお布施をしたりしている。今後はこうした老人を狙った手法も警戒すべきかもしれない」(山田導師)

「実はHSUにも高齢者問題がある。若い信者だけでは定員を満たせないのか、シニア学生と称して中高年信者も入学させている。私がHSUの前で写真を撮っていた時に、教団職員から『学生を写さないでください!』と言われ妨害された。近くにいたのは、寮の玄関で自転車をいじっていたおじいさんだけだったので『学生なんかいないじゃないか!』と言ったら、『あそこにいるじゃないか!』と言われた。そのおじいさんが学生だった」(藤倉導師)


HSUでは、大学祭を模した「HSU祭」が毎年開催されており、帰天式では過去のHSU祭における展示も紹介された。コンピュータに幸福の科学の教義を教え込むことで、宇宙人の善悪を判定できる人工知能(AI)を開発する研究発表や、大東亜戦争は正義の戦争だとしてインドのパール判事の霊言を根拠に日本の過去の戦争を正当化する「愛国展示」、宇宙人の解剖模型の展示、大川総裁のコスプレコレクションの展示、図書館にある「霊言コーナー」の写真など。

藤倉導師は、「HSUでイカれた教育が行われていることは、HSU祭を見るだけで一目瞭然」とした上で、さらに「HSUテキスト」「幸福の科学大学シリーズ」と称する89冊もの書籍の分析結果も紹介。たとえば「宇宙人」と検索すると、27冊で230カ所もヒットすることがその場で示された。

「若い信者が進学も就職も放棄して無認可のHSUに進む問題は、大学が認可されれば解消されたかもしれない。でも認可されれば、国のお墨付きを得てこのイカれた教育を受ける若い信者が生まれるということ。認可されなかったことで、信者が一般のまともな大学に進む選択肢が多少は確保された」(藤倉導師)

ネット中継終了後の会場では、幸福の科学が信者たちに大学開設のための献金を執拗に呼びかけていたことを示す内部資料も紹介された。教団では大学開設を、2020年に到来すると大川総裁が予言した「ゴールデン・エイジ」(黄金期)を支える人材の輩出のためと位置づけており、計画の修正を求めた文科省や下村文科相への敵意を煽るなどしていた。

左から、エル・カンターレファイトを行うエル・カンターレ・レッド、エル・カンターレ・ブラック、エル・カンターレ・ホワイト

帰天式の締めくくりには、3人のカンターレが、幸福の科学大学の霊が天上界に戻るまで悪魔に邪魔されることがないよう、悪魔封じの修法「エル・カンターレファイト」を行った。

藤倉導師は本紙の取材に対してこう語った。

「大学ができなかったことで、大川総裁が予言したゴールデン・エイジも死んだも同然。幸福実現党も都知事選を途中で放棄したり次期衆院選からの撤退を表明したり、死にかかっている。次はゴールデン・エイジ帰天式や幸福実現党帰天式を開催したい」

帰天式の映像はネット中継部分のみ9月30日まで視聴できる。セレモニーホール「高円寺パンディット」のウェブサイトから。

7 件のコメント:

  1. エル・カンターレ・レッド、エル・カンターレ・ブラック、エル・カンターレ・ホワイト

    https://youtu.be/oK7YGj3Hei0

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  2. こんなお馬鹿で幼稚な宗教でもやっていけるのは
    金持ちが脱税目的でニセ御布施をして
    キックバックさせる為のニセ宗教なんだろ。
    税務署は仕事しろ。

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  3. 幸福の科学は宗教ではない…理由は単純に宗教の理念がないから、もともと、宗主自体が商学の出の商人であり商社の出身者であるから…大きくなったのは反射どものマネーロンダリングで大きくなった事、外部組織に頭の回る悪い奴がいて、お金を回すのが上手なだけ、裏では非合法な事をして、甘い汁をすする…なのでけして宗教とは言えない宗教法人を隠れ蓑にしてるだけ、もっとも外部組織が単に利用してるだけかもしれない。

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  4. キャノンドウ2020年9月22日 7:36

    コメントがつまらない、

    今回の総裁選・大川総裁は総理になれるはずでした、国会議員でないのでならなかっただけであります。大川総裁はなろうと思えば明日にでも国家元首になることも可能です。藤倉導師、藤倉精子ではないんですかね、総裁が天才バカボンに似ているとか、バカだあほだとゆうのはやめなさい。
    ですがやや・少し天才バカボンに似ているような気がいたします。天才とバカは紙一重です。決して総裁がバカだとゆっているのではありません。

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  5. 藤倉総裁のコスプレ可愛いですわ。

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  6. 創価大学の許可取り消しして幸福の科学大学を許可すれば世界は平和になります

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  7. 創価学会を信仰している公明党の政治献金は
    創価学会の宗教献金、創価仏壇の収入、創価企業の公的補助金、聖教新聞の収入、創価工事会社の収入、創価学校の公的補助金、創価幼稚園保育園の公的補助金、創価病院の公的補助金から出しているのですか?それとも韓国政府の公的補助金からですか?

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