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2010年1月28日木曜日

TOSHIへのホームオブハート側反論文(全文)


 1月26日、ホームオブハート(HOH)を脱会し自己破産したX JAPAN・TOSHIの公式サイトに、HOHの関連会社である株式会社ヒーリングワールド名で、「お知らせ」と題する声明文が掲載されました。事実上、TOSHIの離脱を認める内容ですが、TOSHIが記者会見などで語った内容について「事実にはまったく反している」とし、「民事裁判や刑事告発等に発展」する可能性まで示唆しています。27日にこの声明文は削除されてしまったようで、現在、読むことができません。以下、全文を掲載します。


TOSHI OFFICIAL SITE 2010年01月26日】

お知らせ


大変ご心配おかけいたしております。
2009年10月22日に金沢のイベント中に倒れ、突然連絡が途絶え、いったい何がおこったのか…TOSHIの身体は大丈夫なのだろうか…というところから今回の出来事に至りました。
TOSHIは9月に入り、頻繁に原因不明の胸の痛みを訴え、体調が思わしくない状態でした。TOSHIの主治医からは心電図もレントゲンも血液検査もすべて問題なく、精神的なものではないか、肋間神経痛ではと、言われておりました。
10月22日のイベント中に激しい胸の痛みに襲われ、金沢大学附属病院に連れていっていただき、入院したと主催者の方から突然連絡をいただきました。いったいどうしたのか、TOSHIの身体を心配し病院に連絡したところ時間外だったためか、つないでもらえず、困惑している最中、23日にTOSHI本人から当社の担当者あてにメールがございました。
「ご迷惑をおかけし本当に申し訳ございません。
昨日、突然声が出なくなり、胸も痛くなって、金沢大学病院に入院してしまいました 昨日からずっと寝てしまいました。本当に申し訳ありませんでした。
今は声がでないですが、他は一応大丈夫なようです。これから診療になるようです。後ほど連絡します」といった、通常の業務連絡を含む普通な内容でした。
翌日24日「昨日、病院から適応障害という診断を受けました。今もしゃべる程度の声は無理矢理なんとかという状態で、歌どころではない状態です。今日、明日のイベント、本当に申し訳ございませんがどうしても無理です。キャンセルをおねがいいたします。すべて私のせいでとんでもないご迷惑ばかりおかけし、この期に及んでも足をひっぱるばかりで、もう本当にお詫びの言葉もありません。しばらくの完全休養とリハビリが必要とのことでした。
とりあえずあと3日間、大変申し訳ありませんがお休みをいただきます。
その間に今後のことについて自分一人で考えたいと思います。27日火曜日に金沢大学病院でお話できればと思っています。
またご連絡させていただきます。本当に申し訳ございません。よろしくお願いいたします。」というメールが届きました。
TOSHIの身体の異変を心配し、病院も信頼のおける東京に移した方がよいと判断し23日の夜中に東京を出発し、WANKUとTOSHIの親友が金沢までTOSHIを迎えに車をとばしました。24日の早朝に金沢大学附属病院に到着をいたしましたが、担当医から「TOSHIさんには外泊届けを出しました。」と言われTOSHIには一切会わせていただけないという対応を受けました。
直接の電話連絡等はありませんでしたが、TOSHIからメールを受け取り、それまで決定しておりましたイベントは急遽キャンセルのご連絡をし、TOSHIの療養が第一と、急遽の対応をはかりました。
夏くらいから、胸の痛みが続いており、スタッフ一同心配をしておりました。イベント中にも胸をおさえていたと言う声を頂くことも多くなり、TOSHIの体調を気遣っておりました。声がでないということはTOSHIにとって大変ショッキングなことであろうと、精神的に大丈夫かととても心配し、ひとりで思い悩んでいるんではないかと心配をしました。

TOSHIが倒れてから4日後の26日、TOSHI本人よりプロデューサーのMASAYAあてに直筆の手紙と医師からの診断書がFAXにて届きました。それは金沢大学付属病院からの「不安・抑うつを伴う適応障害」という内容の診断書と、声が出なくなって思い悩んだTOSHIからのお詫びの手紙でした。大変申し訳ないという深い想いと、誠心誠意解決をはかりたいといった内容のものでした。

[診断書画像]
[MASAYAへのTOSHIの手紙画像]

私どもはそのファックスを真摯にとらえ、『適応障害』という病気に対しての深い理解をもって進めなければならないと判断いたしました。

ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/
適応障害 適応障害 健康実用時辞典
http://ksjuku.com/word4-70.html
Yahooヘルスケア
http://health.yahoo.co.jp/katei/detail/?sc=ST140070&dn=2


適応障害の症状を調べたところ、大変な精神的病気であると認知いたしました。
生死に関わる恐れがある病である以上、大切なアーティストを守りながら対応すべきととらえ、当然マスコミや公式の場での発言は控えておりました。なによりも大切なのはTOSHI本人の精神の健康であり、まずはじめに私たちがやらなければならない最重要課題は病気を治すことと感じ、そのように対応して参りました。適応障害である以上、正常な判断はできないと、
まして虚偽の発言、過度の攻撃性などの症状がうたわれる病気である以上、過度の暴言や誹謗中傷があったとしても、非常に真剣に見極める必要があると認識しております。人間の人生がかかっているものと思っており、それは未だに変わっておりません。

TOSHIとはFAXが届いた昨年10月26日以降からは代理人をたててしか関わることが出来ず、未だに直接的な対応は何ひとつできておりません。病気の治癒や状況につきましても、現在の病状について質問を投げておりますが、未だ回答はなく、治ったという報告も病気の経過すら一切受けておりません。すべてがこのような経緯です。
私ども株式会社ヒーリングワールドにとってTOSHIは大事なアーティストであり、また役員であり、営業部長でございます。実際のところTOSHIと一緒に創ってきたTOSHIのソロ活動の為のレコード会社兼プロモーション会社です。TOSHIが12年前より癒しの音楽をうたっていきたいという彼の心をかたちにしてゆく会社として生まれました。2008年4月より飛躍の曲「EARTH IN THE DARK~青空にむかって~」のリリースをかわきりに新たにスタートさせ、これまで活動して参りました。
様々な逆境を乗り越えTOSHIと共に歩み、共に創り上げてきたものです。
日本全国をがむしゃらに、全力で走り抜けてきた2年間であったと思います。
そこには多くの方たちからのあたたかな感動の涙がありました。
TOSHIは私どもにとってかけがえのない仲間であり、ファミリーであり、パートナーでありました。
この度の突然のTOSHIの発言や行動につきまして、これまでとのあまりの変容ぶりが、適応障害の患者の症状に多くがあてはまり、
現在のTOSHIの代理人の弁護士からも「最初と比べてどんどん変わってきてしまっている」ということも聞いております。また「名誉毀損にあたるような発言をしないよう指導している」とも言っており、そんな中、様々な意図をもった方たちがまたそのようなTOSHIを作為的に利用していく状況も見受けられ、当社といたしましては大変心配いたしております。適応障害の原因として「乗り越えがたい強いストレス」ということがあげられていますが、長年に渡り繰り返される誹謗中傷、裁判による精神的ストレス、解決困難な様々な問題…TOSHIが感じる責任の量は計り知れず、途方に暮れるような精神状態が続いたものと察せられます。
医師からの正式な診断書が出ている以上、それが治ったという診断がなされない限り私どもは静観せざるをえないと思い、ここまで見守って参りました。

もしこれが本当は病気ではないということであれば大変な欺罔行為として民事裁判や刑事告発等に発展せざるをえないということとなり、それがエスカレートしていくようであれば、企業として必要な対応を検討せざるをえなくなってしまいます。刑事民事を問わず、不法行為や名誉毀損や営業妨害にあたる行為があればそれらを容認することは企業といたしましては出来かねることです。
TOSHIのブログではお金を一切もらっていないと言っていますが、
当社は契約に則りTOSHIが社長を務める株式会社トシオフィスに支払うべきものは支払っております。このこと1つをとりましても事実にはまったく反している内容のものを残念なことですがTOSHIが発言しております。できればそのようなことがないことを願って、事がこれ以上起こらず、TOSHIが回復してくれることを望んでおります。
そしてこれまでTOSHIが所属するレコード会社と致しまして、そのような背景を考慮しながらTOSHIを見守って参りましたが、限界をこえた発表などが度重なる中、やむなくこのようなかたちにてご説明をさせていただき、これをもちまして私どもの見解とご理解いただけましたらと思っております。

本人が旅立ちを望む以上、TOSHIが言っている希望をかなえたいと、
考えております。
そしてプロデューサーのMASAYAおよび当社スタッフ一同、彼の旅立ちと成長を心より願っております。
つきましては当初TOSHIと共に企画いたしました。
2009.12.19品川プリンスステラボール公演は、昨年12月末までの段階では「延期公演を行いチケット保持者には対応したい」とTOSHIから伝えられているということを代
理人の弁護士より聞いておりましたが、年があけ、何の前触れもなく突然今回のことのようになり、そして延期公演には対応しないということを一方的な形ではありますがTOSHIから報じられた以上、ライブを楽しみにしていただいておりました皆様には大変申し訳ございませんが、中止とさせていただく旨をお知らせ申し上げます。チケットをお持ちの皆様には詳細や手続きを通知いたしますのでお待ち頂きますようおねがいいたします。

また、今後につきまして、ファンクラブの移行、
当オフィシャルサイトの変更など、もろもろ行って参ります。
詳細につきましては都度お知らせいたします。

皆様に大変心配おかけ致しておりますこと
心よりお詫び申し上げます。これまでTOSHIが全力で行ってきたコンサートおよびイベント…そこでの感動は本物であると私どもは信じております。
ご支援いただきました皆様に、どうかご信頼をいただきたく、また今後ともTOSHIの真の成長にご支援いただきたく存じます。
様々な憶測の中、皆様方にはご心配おかけ致しておりますこと、心よりお詫び申し上げます。私ども、今後とも誠実な対応を心がけて参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

               株式会社ヒーリングワールド 広報

 なお、HOHの指導者であるMASAYAこと倉渕透氏の公式サイトにも別途、短い声明文が掲載されています。「MASAYAofficial」(Twitter)によると、1月21日に掲載したもののようです。

MASAYA(倉渕 雅也) オフィシャルサイト 2010年01月21日】

MASAYAからメッセージ

TOSHIは長年の友であります。
彼が羽ばたいてゆくことを決めた以上
幸せになってほしいと心より願っております。

                       MASAYA

メディアの方々からインタビューのお声も多く頂いておりますが
それにお答えすることはありませんとMASAYAさんは伝えています。
こちらをもちましてメッセージとさせていただきます。

                       株式会社ヒーリングワールド

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2 件のコメント:

  1. 貴重な資料をありがとうございます。
    おかげで秋以降の様子が詳しくわかりました。
    そもそも外からの誹謗中傷は、団体にとっては、結束の栄養素。
    Yoshikiと話をしているうちに声が出るようになったということからも、
    MASAYAの歌はうたいたくない(想像ですが、とりわけWANKUとのデュエット)という思いが、声が出なくなった原因ではないかと、素人的に考えています。
    なので、まだまだ紆余曲折はあるにせよ、精神的に不安定になることはあるにせよ、HOHに戻ることはないだろうと。
    素人考えですが。

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  2. 大変勉強になりました。

    個人的にはまだ本当に決別出来ているのか
    分からないと思っています。

    TOSHIがいなくなったら次の広告塔を
    探すのではないとか不安にもなります。

    有名人でなくても有る程度資金を持って
    いる人が次の標的になるかも知れない。

    冷静に考えればこの手の人は
    する事が稚拙で場当たり的。
    まともな会話が成立しない。

    理論的に話をしているように見せて
    いるけれどただ単に、おしゃべりで
    口数が多いだけ。必要な単語はよく知って
    いて多いけれど、知識に基づいた理論では
    ないので、直ぐに矛盾する。

    矛盾を突かれると明確に答えず自論を
    展開し、相手を混乱させる。

    まともに話をしようとしてもこの手の
    人は人を騙している意識が無い。
    自己陶酔してしまってますから、自分の
    言っている事が矛盾しているとか、
    おかしいなんて絶対に思わない。
    相手に自分の考えを納得させる為の
    エネルギーを惜しまない。
    議論好きで疲れる事を知らない。
    人に嫌われることが怖くない。
    むしろ自分には人より才能があるから
    僻まれる、批判されると思っている。

    そう言う人を相手にした経験が無い一般の人は
    冷静に考えられなくなるかも知れない。

    こういうタイプの人は今良く聴く「モラルハ
    ラスメント」等のハラスメント加害者と共通し
    ている部分が多いと思います。

    こういう団体への資金源を断つ事が
    消滅させる唯一の方法だと思うの
    ですが、(親玉は常に人の資金で
    楽して大金を手に入れる事しか
    して来ていないし出来ない)流行者に
    敏感に反応し、その都度起業しては資金源
    にしたり被害者を増やしているのが実態
    なんですよね。

    Mさんもその典型ですもんね。

    バブル期によくいた「青年実業家」の一人の
    Mさんですが、思い付きを好景気が形にしてくれた。
    大人達も「若者の発想」を取り入れる事が
    良い事だと思った。
    マスコミも「青年実業家」を煽った。
    「青年実業家」の多くが特別な才能や知識が
    あった訳ではないので当然ですが、バブル景気崩壊後、そう言う人はみんないなくなったけれど、「
    濡れ手に粟」が身に付いてしまって真っ当には
    生きられない。

    この手の人は誰が何を言っても通り過ぎるのを
    待てば次が有ると思っていると思います。

    マスコミこう言う一般の人が巻き込まれるかもしれない犯罪行為はもっと報道すべきだと思います。

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