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2010年6月2日水曜日

しょぼすぎる「にほんブログ村」が幸福実現党ブログ群を隔離

 ブログのアクセスランキングを作成している「にほんブログ村」が、「政治ブログ」のカテゴリー設定において、幸福実現党関連ブログのみを他党のブログ一覧から隔離しています。「にほんブログ村」側の説明によると、同党のブログ数が多いことが理由のようです。

 「にほんブログ村」の「政治ブログ」では、総合ランキングにあたる「政治ブログ 人気ランキング」の第3位に、幸福実現党の饗庭直道・広報本部長代理のブログが表示されています(6月2日時点)。しかし「政治家(国会議員)」ランキングには幸福実現党関連ブログは掲載されていません。

 「政治家(国会議員)」ランキングには、現職議員だけではなく元議員が掲載されているほか、国会議員どころか地方議会議員に当選した経験すらない日本共産党の冨田なおき氏が掲載されていたりします。つまり幸福実現党が掲載されていないのは、現職議員のブログがない(唯一の現職議員である大江康弘議員はブログを開設していないようです)ことが理由ではないことになります。

 幸福実現党関係者のブログについては、「政治家(幸福実現党)」という別のカテゴリーが設定されており、そこに掲載されています。しかし党名によって単独カテゴリーに追いやられているのは幸福実現党のみで、他党については単独カテゴリーが設定されていません。また、各ブログについて「にほんブログ村」との間での閲覧者の移動を示す「IN」「OUT」のポイントが掲載されていますが、幸福実現党関係者のランキング上位のブログは、「政治家(国会議員)」の上位に相当するポイントになっています。にもかかわらず「政治家(国会議員)」には掲載されていません。

 ネガティブに解釈すれば、「にほんブログ村」が幸福実現党を差別しているようにも見えますし、ポジティブに解釈すれば、幸福実現党だけを目立つようにして宣伝に一役買っているようにも見えます。幸福実現党だけ隔離されている理由を「にほんブログ村」にメールで問い合わせたところ、その日のうちに返事がきました。

【2010年06月01日】Re: 取材のお願い

藤倉善郎さま

にほんブログ村 係長と申します。

ご質問の件でございますが
細かな、運営方針やカテゴリー増設基準につきましては、
お答えを致しかねますが、カテゴリーの増設は、今までも例えば、
犬の中に柴犬のブログが増えたら柴犬カテゴリを新設する等
随時おこなっており、今回の幸福実現党のみが
特別というわけではございません。

その為、今後自民党の方が増えましたら、自民党のカテゴリーを
民主党の方が増えましたら、民主党のカテゴリーを新設いたします。
これらの中には、現職の議員だけでは無く、当選前でも
当選を目指し、選挙活動をされている方も含みます。

また、当初の所属カテゴリーは参加メンバーさまご自身でお決めいただきますが、
最終的な所属カテゴリーについてはにほんブログ村の代理人が共同体としての
全体的な視点から総合的に判断を行い決定させていただいております。

「週間IN」「週間OUT」のポイントにつきましては、
下記のURLにて解説を行っており、これ以上のことは
公開致しておりませんので、ご了承ください。
また、カテゴリが変わってもポイントはリセットされません。

週間INポイント / 週間OUTポイントとは?
http://www.blogmura.com/help/?type=q&no=38

 各ブログの意向ではなく「にほんブログ村」側の判断によって隔離していることを認める内容です。「犬の中に柴犬のブログが増えたら柴犬カテゴリを新設する」というたとえ話が可愛いです。政党と柴犬を同列に扱うというのも、なかなかです。

 要するに隔離の理由は、幸福実現党関連のブログ数(といっても、飽くまでも「にほんブログ村」に登録されているブログに限った話)が多いから、ということのようです。「政治家(幸福実現党)」は28件なのに対して、「政治家(国会議員)」は31件です。「政治家(国会議員)」のランキングに幸福実現党を含めたら、半数近くを幸福実現党が占めてしまいます。閲覧者の利便性を考えれば、「にほんブログ村」側が幸福実現党を隔離したくなる気持ちは想像がつきます。

 しかし実際にそういう事情による隔離なのかどうかは、「にほんブログ村」側の説明ではわかりません。わかるのは、柴犬と同じで数が多いからという理由だけです。幸福実現党のみ(あと柴犬)に対する恣意的隔離なので、厳密に考えれば問題がありそうです。しかし根本的な原因は、「にほんブログ村」における幸福実現党以外の登録ブログ数の貧弱さでしょう。「にほんブログ村」が幸福実現党以外の政党からほとんど相手にされていないことの裏返しなので、幸福実現党の登録ブログ数に翻弄されている「にほんブログ村」がかわいそうになってきました。

 かわいそうだけど、オチはつけます。「にほんブログ村」内の「犬ブログ」の中には、たった3件しか登録がない「留守番犬」とか、たった2件の「ミディアムプードル」とか、たった1件の「スタッフォードシャーブルテリア」とかは、カテゴリーができています。「にほんブログ村」内では、民主党も自民党も公明党も社民党も共産党も、その他もろもろの新党とかも、幸福実現党以外はみ~んなスタッフォードシャーブルテリア以下の扱いです。

17 件のコメント:

  1. いや~、面白い。実に面白い。本当に面白くって爆笑してしまいました。藤倉さん、きっちりした取材力もさることながら、アイロニーたっぷりのオチまで付けて下さって笑いが一気に盛り上がるじゃないですか。藤倉さん面白すぎです~。(あと柴犬)ってのがまた笑える。柴犬扱いされてちょっと日本ブログ村にはムカついたけど、痛烈な笑いで皮肉ってくれた藤倉さんでした。ほんと笑えたわ。

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  2. って呑気なコメ書いてる場合じゃないですよね。これは由々しき事でございます。新聞テレビどころかネットでまで隔離されるとは思いませんでした。幸福実現党関係者の方、なんか考えて下さいね。なんかっつったらなんかですよ。
    よくはわかりませんけど、あとは考えて善後策みたいな。

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  3.  しかしこれ、被害者は幸福実現党よりむしろ他党なのではないかという気がします(まじで)。柴犬にたとえられた幸福実現党支持者は不快でしょうけど、犬以下な扱いをされた他党の人たちはもっと不快に思うんじゃないかと。

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  4. にほんブログ村のランニングは単純にアクセス数で上がるのではありません。提示されたタグをクリックする事で上がるのです。

    幸福の科学のキチガイ信者はこぞってクリックするから(実際のアクセス数には関係なく)、ブログ村の政治家ブログランニングは常に上位にランニングされる事となり、そうなればブログ村の政治家ブログサイトは本来の趣旨とは関係ないカルト教団の宣伝の場となってしまうのだから、隔離するのは当たり前でしょう。

    にほんブログ村の参加は認可制なんだから、キチガイカルト教団の宣伝ブログを(安易に認可して)承認する事の方を非難するべきでしょう。

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  5. 多分、わざわざ、幸福実現党が軒を連ねている、ランキングなんて、一般人は行かないって。絶対に!

    混ざっているからつい比べようとして見るんだよ、

    此処でまとまって、じっとしてなさいって、結局隅にあてがわれ追いやられただけでしょう。身内に見せたいだけなら、判りやすいけどね。

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  6. 2つ前のコメントで、あたかもアクセス数以上に、一人が何度もクリックさえすれば、ランキングが上がるかのように書いているのは、悪意のあるウソです(まあ、「キチガイカルト」などと書くなんて非常識さを見るだけで、ふつうの方でないのは明白ではありますが)。

    私の経験では、ぶろぐ村のランキングは、そういうクリック数は、「不正防止の観点から」、「ある一定の条件を満たしたクリック」としてはじいてしまい、ランキングに反映されません。

    http://www.blogmura.com/help/?type=q&no=41

    それはそれとして、今回のぶろぐ村のやったことは、とってもおかしいと思っています。

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  7. 素朴な疑問なのですが、「カルト教団・・・云々」と言って特定の教団を思いっきり誹謗中傷するような人は、この「日刊カルト」を見て何を、どうしたいのでしょうか?カルト嫌いなら見に来なければいいと思いますが、憂さ晴らし?そういう人はきっとどんなサイトへ行っても批判と暴言なんだろうなぁ。参考のためっていうなら分かるんですが、本当は関心があるのでしょうか… ちなみに私は参考のため。

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  8. ここに書き込むキチガイカルト信者は自分が信じてるカルト教団のメルマガかなんかでココを知ったんでしょうね。

    本来、キチガイカルトを糾弾する為のサイトなのに何考えてるんでしょうね。

    「沖縄に感謝しろ」などという論調はゲス犬保守のいう事でキチガイ教祖大川の正体が見えますね。

    私は仕事でブログ村に掲載せてるけど、一人で一回クリックしても、訪問したキチガイ共が意図的にクリックしくれば上がるのは当たり前です。

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  9. >カルト嫌いなら見に来なければいいと思いますが、

    ↑こいつ頭悪いな。ここはキチガイカルト教団を糾弾し、批判ニュースを掲載するサイトだろう。「応援」する為のモノだとでも思っているのか?
    自分の狂団のメルマガを見て覗いただけで、過去の記事、バックナンバー記事が全部糾弾する内容なのも見てないんだろうな。


    >憂さ晴らし?そういう人はきっとどんなサイトへ行っても批判と暴言なんだろうなぁ。

    それはお前だろう。友達も誰もいないから、キチガイカルトの信者同士でお互いを「友達」だと思って傷をなめ合っているだけだろう。
    基本的にお前らに「友達」なんかいないんだよ。

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  10. これはまた随分ヒステリックな方がいらっしゃるものですね。冷静に行きましょうよ。アンチ、支持者、見学者いろいろ見にきて下さっているんですから。確かに宗教と言われるものの中にはカルトと言えるものもたくさんあるとは思いますが幸福の科学はカルトではないですよ。ごく普通に社会生活してるし、自殺防止をキャンペーンしたりいじめをなくそうというキャンペーンをしたりと世の中のためになることをしているので、普通はこれをカルトとは言わないのではないでしょうか?もちろんマスコミは報道しませんけどね。それに阪神大震災のときには、いちはやく救援物資を集めて被災地にトラックで数百台全国から運び、現地に救援センターも作り炊き出しもしました。数千人の会員が仕事の合間をぬって現地に駆けつけ救援物資を配り炊き出しをして神戸の方々を応援いたしました。もちろんマスコミは報道しませんけどね。オウム真理教がサリン事件を起こしたときも警察に先駆けて「オウム真理教が犯人だから警察や公安は一刻も早くオウムに強制捜査に入って下さい」とデモをして訴えました。当然犯人はオウムでその後オウムへの強制捜査、麻原の逮捕となり幸福の科学の主張が正しかったことが証明されました。もちろんマスコミは報道しませんけどね。ゆとり教育が2002年に本格的に導入された時もそんな事をしたら学力が低下して教育は崩壊するとゆとり教育反対も訴えました。事実その通りになり文科省はゆとり教育をやめる方向にむかっています。もちろんマスコミは報道しませんけどね。去年は北朝鮮や中国の脅威、日米同盟の重要性を訴えて幸福実現党が立党されました。民主党はその真逆の政策を取って今や日米同盟は風前の灯、北朝鮮が韓国にテロをしかけて現在朝鮮半島は戦争の危機に晒されています。幸福実現党が懸念していた危機が現実化しはじめています。これ以上誰も死んでほしくありません。ひとごとでは済まされません。だから今回も立ち上がっているのです。もちろんマスコミは・・・。

    いかがでしょうか。これでも幸福の科学はカルトと言えるのでしょうか。カルト宗教がこのような取り組みをするでしょうか。それでもまだカルトだと言われるのなら、その方々はこの場を借りて幸福の科学がカルトであると論証してみせてください。ここには、シンパもアンチも見学者もきます。見学者が納得するようなカルトであるという根拠をここに示してみて下さい。

    それをどう判断するかはもちろんそれぞれでしょうから。

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  11.  このサイトは幸福実現党というか幸福の科学を支持しているのですか?

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  12. 今までチェックさせていただいてましたが、
    どうもここは幸福の科学支持サイトだったようですね。

    自分たちの教団を持ち上げるために、他教団を
    叩いていたと受け取らせていただきました。

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  13. >ここはキチガイカルト教団を糾弾し、批判ニュースを掲載する・・・

    糾弾、批判はコメントには見られますが、このサイト自体はどちらに傾くことなく、中立の立場で情報提供しているように見えます。記事そのものにカルト教団を糾弾し、批判する内容があるようには見えません。まぁ、やや最近幸福の科学が登場回数が多いように思いますが、一般のマスコミが取り上げないだけで、話題性が多いということなんではないでしょうか。

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  14. > 自殺防止をキャンペーンしたりいじめをなくそうというキャンペーンをしたりと世の中のためになることをしているので、普通はこれをカルトとは言わないのではないでしょうか?

     ぼくは現時点で幸福の科学をカルトと断定することはしませんが、それはそれとして一般論としては、社会貢献活動をしているかいないかはカルトであるか否かと関係ないと思います。統一協会やサイエントロジーだって、人権をテーマにした活動をしています。X JAPANのTOSHIを広告塔にしていたホームオブハートだって、エコだなんだと言ったり骨髄バンクチャリティにからんだりしていました。

     「カルト」という言葉の定義や使用場面は人によって異なるとは思いますが、いずれにせよカルトと呼ぶかどうかは、「よいことをしているかどうか」ではなく「悪いことをとしていないかどうか」だと思います。


    > このサイトは幸福実現党というか幸福の科学を支持しているのですか?

     いいえ。支持していません。

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  15. 以前コメントを入れた者です。
    詳細メールで頂きたいとの事でしたがイベントが迫っていたため、様子を見ることに致しました。

    結果は案の定・・・といった所でしょうか?
    藤倉さんの名前とやや日の看板をちゃっかり宣伝に使われています。

    藤倉さんが幸福の科学を賞賛したという内容のメールが信者向けに内部で発信されていますが、要するに内部向けの燃料ですな。
    多くの信者は何も知らず「やや日が当会を褒めてくれた、バンザーイ!」という認識を持った様子です。
    (これが各方面のブログなどに乗った理由です)

    そもそも世間に相手にされていない団体なのに、無理やり相手にしてもらおうとするから無理が生じる。
    良い事をしていると主張する部分をテコに無理やり「カルトでは無い」は理屈が飛躍しすぎです。

    この「にほんブログ村」の件も懸命な処置と言えるでしょう。
    そんなにブログのランキング上位に行きたければかつて株主として名前が取り上げられたサイバーエージェントのアメブロ関係でがんばるという方法もあったのではないか?と思いますが、いかがでしょう。

    http://bit.ly/aN1nBu


    コメントついでにもう一つ、
    党の広報担当者さん、秋葉通いが少々過ぎるようですな。
    今回フライデーの時の組織的な抗議活動を暗に認めてしまう発言をされた様ですが、女子の絶対領域に見とれている暇があったら、もうちょっと言動考えても良さそうなものですが?
    ニーハイに目釘付けになるのはせいぜい二次元だけにしておいた方がよさそうですよ。

    藤倉さん、いずれ折を見て詳細な情報をご提供するかも知れません。

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  16. ここは勉強になっていいなと思ってたけど、このごろ2chと雰囲気が似てきてなんだかな、って感じ。正当な批判は多いに結構。でも「キチガイカルト」とか最初からけんか腰のコメントは正直ひくわ。

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  17. 天上人さん

     ありがとうございます。よろしくお願いします。

     幸福の科学について問題視されている点を全く取材していないわけでもないんですが、そういうことは広報に「教えて~」「はいはい」とは行かないわけで、証拠・証言をまずしっかり押さえてから広報に当てなきゃいけません。なので全体的に、難航したり時間がかかったりします。

     幸福の科学について粗探しをするという意味ではなく、被害や問題を訴える人たちからの情報も同時に吟味して、多面的にバランスよく取材しなければいけないと思っています。

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