シノドス(代表・芹沢一也氏)は、「アカデミック・ジャーナリズム」の「プラットフォーム」を標榜し、セミナーや出版活動を行う研究者集団。9月26日からニコニコ生放送で「ニコ生シノドス」をスタートさせますが、その第1回放送のテーマがホメオパシーです。
【シノドスジャーナル 2010年09月22日】ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方 菊池誠×久保田裕(司会:荻上チキ)
「ニコ生シノドス」はじまります!!
第一回放送のテーマは「ホメオパシー」と「ニセ科学」。
司会は荻上チキ、ゲストは菊池誠さんと、朝日新聞科学医療グループ記者の久保田裕さん。
さらに電話ゲストとして、NATROMさん(ブロガー・内科医師)、唐木英明さん(東大名誉教授・日本学術会会議副会長)を予定しています。
ぜひご覧くださいませ!⇒ http://live.nicovideo.jp/watch/lv27437085
◇出演◇
司会 : 荻上チキ(評論家、「シノドス」プランナー)
ゲスト : 菊池誠(大阪大学サイバーメディアセンター教授)、久保田裕(朝日新聞科学医療グループ記者)
◇日時◇
9月26日(日) 20:00~22:00
◇番組概要◇
この数カ月間、「ホメオパシー」をめぐる批判的な報道が相次ぎました。きっかけの一つは、山口県で起こった「山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事 故」。同事件をきっかけとして、各報道機関の取材により、様々な場面で「不適切な治療」とされるケースが報告されてきました。
事件や報道を受け、日本学術会議がホメオパシーを批判する会長談話を発表、日本医師会や日本医学会など、各医療団体も声明に同意するコメントを立て続けに発表しました。その一方で、ホメオパシーを推進する諸団体は、報道や科学者たちの態度を強く批判する姿勢を貫いています。
番組では、一連の「ホメオパシー騒動」を振り返りながら、ホメオパシーにとどまらず、そもそも代替医療とは何か、「ニセ科学」と「科学」の違いは何か、「科学/ニセ科学」をめぐる問題にメディアが果たすべき役割とは何かを徹底的に議論!この騒動から私たちが得るべき「教訓」とは!?
◇菊池誠の「ホメオパーシ」エントリー◇
(1) http://synodos.livedoor.biz/archives/1489733.html
(2) http://synodos.livedoor.biz/archives/1489736.html
(3) http://synodos.livedoor.biz/archives/1502674.html
菊池誠(きくち・まこと)
大阪大学サイバーメディアセンター教授。1958年生まれ。専門は統計物理学・計算物理学。テルミンという怪しい電子楽器も弾く。著書に『科学と神秘のあいだ』(筑摩書房)、『おかしな科学』(渋谷研究所Xと共著、楽工社)、『信じぬ者は救われる』(香山リカと共著、かもがわ出版)、訳書に『ニックとグリマング』『メアリと巨人』(ともにフィリップ・K・ディック、筑摩書房、後者は細美遥子と共訳)などがある。
出演者の顔ぶれから、「科学」の問題としてのホメオパシーと、「医療」の問題としてのホメオパシーについて語れるのではないかと思います。
以前、TBSラジオがホメオパシー問題を取り上げた際には、解説に登場した医療ジャーナリストがホメオパシーに擁護的な人物だったため、全体的にぬるい感じでした(<砂糖玉のように甘い“医療ジャーナリスト”たち>参照)。しかし今回のシノドスの放送は「科学」に軸足を置いたもののようなので、ホメオパシー問題を理解する上で参考になりそうです。
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