有罪判決の統一協会ストーカー信者、週刊誌インタビューで13年前に“祝福”相手から「あなたは嫌い」と言われた過去を告白

昨年末、東京地裁で有罪判決を受けた統一協会（統一教会）信者の宇佐美隆氏。
ストーカー規制法等違反事件自体は高等裁判所に控訴中だが、その宇佐美隆氏のインタビュー記事が今週発売の週刊実話に掲載された。

宇佐美氏は、インタビューのなかで、１９９９年の合同結婚式の相手から「あなたは嫌い」と言われていたことを明かしている。

記事のタイトルは『 統一教会“合同結婚式”相手へのストーカー規制法違反容疑で逮捕された男の独白　「結局みんな不幸になった」』


記事自体は、週刊実話の記者が


―あなたは無実を勝ち取ることより、敏腕脱会屋の存在を世間に知らしめようとする統一教会に利用されたとは思いませんか。つまり“究極の献金システム”と反統一教会側から指摘される“祝福つぶし”を何とか阻止しようという教会側の犠牲になったと。「愛などなかった。信者の義務として探した」と言えば、ストーカー規制法違反での有罪にはならなかったのではないか。
と、頓珍漢な質問をしたり、


統一教会の

「 信者に対する監禁事件は、最多の年には１日に１件起きていたが、ここ数年は年間１０件前後で推移し、昨年は５件に減った。減少傾向にあり、今さらになって経済的な打撃を避けるためなどとする必要はない。
　祝福=献金システムであるという点については、あくまでも、祝福式に参加できたことに対する神様への感謝献金であるとともに、エンターテインメントを含む式典諸経費、会場費や宿泊費などが含まれている。莫大な利益をもたらすなどという意見は、反対派の主張にほかならない」

との言い分を無批判に載せるなど、カルト問題への無知を露呈したものとなっているが、特筆すべきは宇佐美氏が週刊実話記者の


―つまり「あなたは嫌い」と言われ、それを納得できないという理由でストーカーになったのではないと。

 との質問に対し、

「実は１９９９年に参加した合同結婚式においても同じケースに遭遇しています。その時は、相手に会うことができ『脱会したから婚約は解消する。あなたは嫌い』と言われ、あきらめました。これと同じことを面と向かって言ってくれれば、彼女の居場所を探したりはしません」

 と答えていることである。

 宇佐美氏は、13年前に受けた合同結婚式での祝福相手から「あなたは嫌い」と言われそうだ。それから約12年後、ストーカー犯人として逮捕された宇佐美氏、その間にも、何度か“祝福”を受けたが破談になったという情報もある。

週刊実話の記事では

『Ａ子さんの意思を確認するために居場所を探したと主張する同氏の証言には、一定の整合性がある。』

との記述があるが、13年前に「あなたは嫌い」と言われた後、何度も祝福が破談になっていることが事実だとすると、今回の事件で有罪判決を下した裁判所の判断にこそ、整合性がありそうだ。

信者ブログでは、「内容は客観的」「宇佐美さんの主張を捻じ曲げることなく、正直な記事」などとこの記事が好意的に取り上げられているが、週刊実話自体、ヌードグラビアなども掲載されており統一協会信者から見れば「サタンが入っている」ような雑誌である。
禁欲生活を送る青年信者には刺激が強すぎるようだ。