全国弁連が「世界ナゼそこに？日本人」問題でテレビ東京を訪問＝本紙主筆は警備隊から執拗な取材妨害を受ける

本紙の取材を妨害するテレビ東京警備隊員（撮影：鈴木エイト）

本紙のスクープ報道が嚆矢となり多方面に拡散したテレビ東京の人気番組『世界ナゼそこに？日本人』問題。

全国霊感商法対策弁護士会（全国弁連）からの申し入れに対し、的外れな回答を返したテレビ東京。そんなテレビ東京サイドの不誠実な対応に、ついに全国弁連が直接行動を起こした。全国弁連に所属する4人の弁護士がテレビ東京本社を訪ずれ責任者との面談を求めたのだ。

本紙は、テレビ東京本社ビルの正面玄関前で独占取材を敢行。しかしながら、単身で現地取材を行なった本紙・鈴木エイト主筆が複数のテレビ東京警備隊員から執拗な取材妨害・撮影妨害を受けていたことが判った。


◆6.26．PM1:00テレビ東京正面玄関前

6月23日午後1時、東京・神谷町にあるテレビ東京本社ビルの前に、全国弁連の弁護士4人が現れた。

その姿をカメラに収めようとした本紙鈴木エイト主筆に対し、正面玄関に立哨していた警備隊員（ALSOK）が駆け寄る

◆本紙主筆のカメラに過剰反応するテレ東警備隊

「カメラはバッグにしまってください」「その外溝から内側はテレビ東京の敷地です」「カメラ撮影をやめてください」

正面玄関から道路に下がり撮影を続ける本紙主筆

――ここは敷地外だよ

「いや敷地です」「こちらは森ビルの敷地ですがテレビ東京の管理地です」

――ここ森ビルの敷地ですよね？

「こちらも管理を任されているので」

――森ビルの敷地を管理してるの？

「はい」

どんどん後方へ追いやられる本紙主筆　

「ここは私道です」

――こちらは報道でやってるので

「報道とか関係ないです。こちら私有地なので」

――取材の邪魔しないでもらえますか

「こちらとしてもやめていただくように言われてますので」

――どこから？

「テレビ東京の方から」

――取材の自由、国民の知る権利がありますよ

「はい。こちらとしてもおやめいただくようお伝えすることしかできないので。撮影できないようするしかないので」


◆二人掛かりで取材妨害

――この取材妨害自体もニュースですよ

「構いません私どもは」
 

――さっきはその外溝から内側がテレビ東京の敷地ですと言われたけど

「私が副隊長なんですよ」　

部下の隊員の発言を否定する副隊長

赤ラインで示した箇所が外溝だ

当初、テレビ東京警備隊はこの外溝が「敷地境界ラインだ」と言っていた

その部下隊員に「邪魔！」と苛立ちをぶつける副隊長

「私はテレビ東京さんからは取材はできませんと伺っておりますので撮影はできませんので」

――そちらの管理権の及ぶ範囲の外から撮影してるんだけど　

「こちらは管轄内なので、管轄外の所でお願いします」

――それは後で確認します。今は確認している時間がないので

警備隊員によって違ったことを言われるのでは何が本当のことか判断のしようがない

◆飛び交う無数の白い千手観音

伸びてくる無数の掌を躱しながら撮影を続ける

警備員の白い手袋を通して掌から出される“気”に押され後退する本紙主筆
「あなたの健康と幸せを祈らせてください」と声掛けする神慈秀明会のポーズにそっくりだ



◆「弁護士の方だけ中に」全国弁連弁護士がテレビ東京本社ビル社屋の中へ

一旦撮影を終える旨を伝えると大人しく正面玄関に戻り立哨する警備員

全国弁連弁護士の打ち合わせを撮影する本紙主筆

しばらくして副隊長が全国弁連弁護士に伝える

「テレビ局の方から弁護士の方だけ中にお通しくださいとのことです」

テレビ東京に入る弁護士たち

◆血気盛んなテレビ東京本社ビル警備隊若手隊員が因縁

周辺を散策しながらテレビ東京本社ビルの外観を撮影していると・・・

別の若い警備隊員が突っかかってくる　

「今撮ってましたよね？」

歩道を歩く本紙主筆の進路に立ち塞がる

そして「はい、写真撮ってます」とトランシーバーで報告　

――外観も撮っちゃいけないの？

「はい」　

――なんで？

「え？そう言われてるんで」


◆敷地外では弱気に「お願い」

テレビ東京の管理権の及ばない隣のビルの敷地からテレビ東京本社ビル外観を撮影していると副隊長がやってきた

「お願いなんですけども、写真撮影の方は控えてください。管理地外なので妨害はしないですけどお願いします」

やはり先ほどのは取材妨害と認識してやっていたようだ。ちなみに撮っていたのは写真ではなく動画だ

◆テレビ東京広報は「間違い、反省、やましさ、恥ずべきところ、一切なし」宣言

テレビ東京本社ビルから出てくる全国弁連弁護士

面会相手はテレビ東京広報局広報部の日比野部長と早瀬部員の二人だったそうだ。

渡辺弁護士は呆れ顔で今回の会談内容について話した。「『今回の件を踏まえていろいろ反省してやっていく』というのならまだ解るが『今までに間違いもないし何も反省することもないし恥ずべきところはない』と言っていた」

テレビ東京広報局の日比野広報部長はこうも語ったという「一切今までも間違いはないし、今後も全く同じように番組は続けていきます。やましいところは一切ありません」

今後の弁連の対応について渡辺弁護士は話す。「番組制作の責任者に会わせていただきたいとお願いした」


◆「公共的使命を全うし責任あるメディアとして」統一教会信者を偽装出演

統一教会海外在住日本人妻を偽装出演させていたことについて、ついに開き直りの姿勢を鮮明にしたテレビ東京。『世界ナゼそこに？日本人』に関しては、番組制作サイドへ統一教会（家庭連合）の海外在住日本人妻を紹介するブローカー的役割を果たしている都内在住信者の存在も浮かび上がってきている。

今後もそんなブローカー信者の紹介によって統一教会日本人妻を偽装出演させ続けるテレビ東京には「間違い」も「やましさ」も「反省」も「恥ずべきところ」も全くないということだ。

取材を終えた本紙鈴木エイト主筆は語る。「あんなにたくさんの掌で撮影を妨害されたのは府中で摂理の集会を取材した時以来だ。それにしても、報道メディアを抱えるテレビ局がやや日刊カルト新聞という報道メディアの取材をこれほどまでに妨害することに驚いた。テレビ東京局内ではこの問題が相当な騒ぎになっているそうだ。本紙に対する過剰な取材妨害は、その表れとも云える。それだけ神経質になっているということだろう」

今一度、テレビ東京代表取締役社長の「ご挨拶」トップメッセージを以下に記す。

【テレビ東京代表取締役社長・高橋雄一トップメッセージ】（抜粋）

テレビ東京グループの目標は｢放送の公共的使命を全うし、責任あるメディアとして文化の創造に貢献すること｣です。

果たしてテレビ東京は｢放送の公共的使命を全うし、責任あるメディアとして文化の創造に貢献｣していると言えるのであろうか。

～本紙関連記事～

テレビ東京の人気番組に統一教会信者が多数出演！局は事実を知りながら隠蔽か？

「視聴者を欺き信者向けの宣伝材料を提供」全国弁連が『世界ナゼそこに？日本人』放送のテレビ東京に申入れ

「創作は一切ございません」「信教の自由を尊重」「信教、信条によって差別しない」テレビ東京が弁国弁連の申入書に回答

週刊新潮がテレビ東京「世界ナゼそこに？日本人」統一教会日本人妻偽装出演問題の記事を掲載

朝日新聞もテレビ東京「世界ナゼそこに？日本人」統一教会日本人妻偽装出演問題を報じる

テレビ東京だけではなかった？『世界の村で発見！こんなところに日本人』『世界の日本人妻は見た！』にも統一教会日本人妻が多数出演か

アフリカ貧困国にNPOが建てた小学校に文鮮明の写真？疑惑の団体理事長は統一教会信者＝「世界ナゼそこに？日本人」からも取材受ける