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2016年7月26日火曜日

アフリカ・ギニアビサウにエスペランサの活動実態なし?理事長は統一教会の布教員=富裕層向け学校事業を「貧困国支援」とウソ 

エスペランサの馬場理事長(WFWP隔年レポートより
本紙既報記事【アフリカ貧困国にNPOが建てた小学校に文鮮明の写真?疑惑の団体理事長は統一教会信者=「世界ナゼそこに?日本人」からも取材受ける 】の続報。

新たな情報により、NPO法人エスぺランサの欺瞞性が明らかとなった。

エスペランサの理事長は教団の布教員であり、現地の活動主体も教団フロント組織だったと判明した。更に現地に建設した学校についても単なる営利事業だと判った。


◆活動主体は統一教会フロント組織

本紙が入手した情報によると、そもそもギニアビサウにはエスぺランサとしての活動実態はなく、学校建設や日本の高校からの支援品の提供なども、その全てが統一教会(家庭連合)のフロント組織である世界平和女性連合(以下WFWP)によるものとなっていた。

◆貧困国支援は嘘、学校は富裕層を対象にした営利事業

更に、学校建設やその運営に関しても「貧困国への学校建設支援」などという慈善精神に基づいたものではなかったというのだから驚きだ。
ギニアビサウにある現地の当該学校は、首都圏に住む富裕層が通う私立の学校であり、高額な授業料を徴収している。つまりWFWPによる単なる営利事業・学校運営事業だったのだ。

この学校事業について、海外への援助事業に詳しい事情通は語る。「一般の海外への援助では校舎を建築して現地の地方公共団体に寄付し、現地の人の手による自主的な発展の支援をするものです。しかし彼らは首都に『私立学校』を設立し、授業料を徴収して経済活動をしています。学費が払えない子供に『里親制度』で支援しているが、現地の公立学校はもとより授業料は無償です」
学校の経営という“援助”は異例であり、校舎を建てて寄付するのが通常行なわれている“支援”だという。

エスぺランサの26年度の事業報告書を見ると「中学校の授業料は高額なため」との記述がある。やはり現地の富裕層の子女を対象にした教育ビジネスだったのだ。

エスペランサの事業報告書
◆学校名は教祖夫妻の名から

現地のソナックという学校名の由来も「文鮮明(ムン・ソンミョン)Moon Sun-myungと韓鶴子(ハン・ハクチャ)Han Hak-ja」が由来であることが判った。「ソン&ハク」つまり「鮮鶴」と教祖夫妻の名を冠しているのだ。

ちなみに、馬場理事長が福岡県民新聞ウェブ版で連載していた手記「ギニアビサウからの手紙」には現地に建設された学校の名称について 「『ソナック』とは、太陽(SUN)と鶴(音読みでカク)とを組み合わせて作った造語です」との記述がある。

そのソナック学校にはWFWPの旗がたなびいており、教団の機関誌Today's Worldの2009.12号には、支援の主体が統一教会とされWFWPの支援を受けたことへの謝辞が掲載されている。



ソナック(鮮鶴)校舎にWFWPの旗がたなびく写真(WFWP隔年レポートより
◆日本の高校からの支援品はWFWP経由、現地業者を妨害

前述したように日本の高校からの運動靴や文房具といった寄付品は、エスペランサからではなくWFWPを経由して現地に提供されたことになっていた。そればかりか、アフリカに対する支援は医療用品が主流であり文房具や靴などの提供は現地の業者の業務を妨害する行為だという。前出の事情通は語る。「エスぺランサは日本で寄付を募り、学用品や機材を現地に運んでいるが、それは現地の業者の商業機会を奪う行為なので、現代の真っ当な援助団体はそういうことはしません」

 ◆馬場理事長は布教員

またエスペランサの馬場理事長は、1994年に統一教会の布教のためギニアビサウに派遣された女性布教団の一員だったことも判明した。
本紙が入手した資料によると、馬場理事長は1994年に同国に派遣された10人の日本人女性布教団の一員であり「1996年までに約30組の夫妻を祝福した」という。同資料には「日本人女性布教団と現地の祝福夫妻の支援で小学校を建設」「学校建設事業を通じて文鮮明師の教えが実現された」との記述がある。

◆純潔教育も

それだけではない。同資料には「学校事業が信仰に基づき布教を目的としていた」「大統領の政党の上層部には祝福夫妻がいる」「2009年に中学校が開校したが、Manuel Fernando校長は同国の同教団の教会長で、教団の命を受けて赴任し宗教教育を行っており、選択授業では統一原理の観点から禁欲やエイズ予防を含む純潔教育を行っている」と記述されている。学校事業自体が布教目的であり、その中で統一教会式の純潔教育が施されていたのだ。

◆次々に判明する教団との関係

徳野英治・現日本統一教会会長も西アフリカリージョナルリーダーだった2005年にギニアビサウを訪問している。徳野会長はその後、アフリカ大陸会長を経て日本統一教会の会長となっている。

◆エスペランサは日本での資金集めのための組織か


ギニアビサウの実情に詳しい専門家はこう語る。「現地では『エスペランサ』という組織名はまったく登場しない。日本での資金集めのためだけに存在する窓口ではないか」

◆複数の団体がエスペランサに助成金を提供

エスぺランサは国内の複数の団体から助成金を受け取っていることも判った。公的な助成団体は宗教教育への出資を認めておらず、そもそもNPO法人の宗教活動は禁止されている。
以下は、エスペランサに助成金を支給した各団体のサイトやその記述だ。

特定非営利活動法人NGO福岡ネットワーク(FUNN)
/九州地域NGO活動助成金

イオングループ「幸せの黄色いレシートキャンペーン」

(財)ひろしま・祈りの石国際教育交流財団 
運営母体は宗教団体・平等大慧会 
これまでの10年間でエスペランサに1000万円以上を助成 
今回、明らかとなったNPO法人エスペランサの数々の欺瞞性、それはフロント組織を含め教団自体の体質を現している。

~本紙既報記事~

アフリカ貧困国にNPOが建てた小学校に文鮮明の写真?疑惑の団体理事長は統一教会信者=「世界ナゼそこに?日本人」からも取材受ける

10 件のコメント:

  1. 本当統一は嘘しか言わんのう

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  2. へー統一教会は世界で良いことをやってるんですね。 見直しました。
    カルトさんありがとう! ここは統一教会を批判するスタイルで宣伝しているんですね。
    えらい。

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  3. アフリカは幸福の科学もあるし新宗教ブームですなあ

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  4. な、なんやアフリカで金巻き上げるとかとんだ所業やな…しかも現地商業を掻き乱すとか信じられんわ…恥晒しもいいところやで

    信者「へー統一教会は世界で良いことをやってるんですね。 見直しました。
    カルトさんありがとう! ここは統一教会を批判するスタイルで宣伝しているんですね。
    えらい。」

    ↑ファッ!!????!?!?!?!
    こいつらクソアスペやんけ!倫理観どうなっとんのや…

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  5. カルトが恐ろしいのは信者の倫理観が崩壊するところですね~
    日本からの支援を悪用して現地の人々の仕事を奪い自分たちの金儲けをする
    それをいい事だとしか思えないような思考回路が植え付けられている

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  6. ギニアビサウの1人あたりのGDPは485ドルです。
    識字率の低さから富裕層というのは日本で創造するほどの富裕層ではないのではないでしょうか?
    そもそも農業自給率も国内時給を賄えないほど生産性が低いので、文房具など基本的な学習道具を送ることはむしろまっとうなのではないでしょうか。実際に教育に力を入れていきたいとしているが、実際に国力がなさすぎてそれができない現状だと思います。
    それに対して現地での教育を進める活動を批判するのはジャーナリストとしておかしいんじゃないですか?
    投稿者は豊かな国で生活して貧困国の状況が理解できていないことを露見しているだけの記事と見えました。

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    1. >2016年7月29日 9:40
      投稿された方の見識にどうこう言うより法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えてください

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  7. 助成金まで貰っているから正直に活動すべき!

    隠してばかりの統一教会と統一教会に助けてもらっている自民党!!

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  8. 2016年7月29日 9:40 匿名さん

    「感想」をコメント投稿いただきましたが、残念ながらあなたの「感想」は的外れです。

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  9. 日本政府のポストは自民党と公明党が50年以上も占領しています。国民には国債や補助金のバラマキの匂いしかしませんが、皆さんはどう思いますか?

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