参院選中のトクマの街宣で応援演説をするテレンス・リー容疑者
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一方、幸福実現党については、これまで政治資金規正法違反の疑惑も週刊誌等で指摘されてきた。党の催しで幸福の科学信者などからカネを集めていながら、政治資金収支報告書で政治資金パーティーの報告を全く行っていないという問題だ。警視庁は、公選法違反容疑だけではなく政治資金規正法違反容疑でも幸福実現党を捜査し、摘発すべきだ。
幸福実現党が開催している様々な「政治資金パーティー」の参加費支払い(奉納)用封筒
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「目安」と書かれている金額は、上限の目安ではなく下限の目安。●万円以上ならいくらでもどうぞ、とういう意味だ。実際、幸福の科学の催しなどの案内では、「奉納目安●円以上」という表記もしばしば見られる。つまり、事実上の定価のようなもの。
祈願だけではなく研修と称するものもある。その一例が「『立志の条件』研修 ─行基菩薩 特別霊指導政党研修─」で、参加のための「奉納目安」は3万円だ。そのほか、党本部が入る幸福の科学「ユートピア活動推進館」の今年8月のスケジュールのうち、「政党」の催しとして掲載されている研修は、こんな調子。
坂本龍馬特別霊指導『幸福維新実現』研修
聖徳太子特別霊指導「理想政治の原点」研修
大将軍 韓信特別霊指導『常勝立国の兵法』研修
幸福実現党公式サイトより |
総務省の担当者は「個別の事例についてはコメントできない」とした上で、一般論としてこう説明する。
「政治資金規正法でいう政治資金パーティーとは、政治団体が対価を取って、その収益を政治活動のために支出する催しを指します。政治資金パーティーについては、収支報告書の提出が義務付けられているほか、パーティー参加者に対して、その催しのために支払うお金が政治資金パーティーの対価であることを事前に告知する義務があります。収支報告書を提出しなかった場合は5年以下の禁錮または100万円以下の罰金、事前告知義務違反は50万円以下の罰金という罰則があります」
この定義に従えば、幸福実現党の祈願や研修も政治資金パーティーに当たる可能性が高い。しかし同党の政治資金収支報告書には、「政治資金パーティー」についての報告が記載されたことは、結党以来、1度もない。
政治資金規正法では、1000万円以上の収入があったパーティーや、1つのパーティーで20万円以上支払った人物については、より詳細な情報を収支報告書に記載するよう定めている。一定金額以上のカネが動いた場合にはさらなる透明性が求められる仕組みだ。しかし幸福実現党の場合、収支報告書に政治資金パーティーの存在自体を記載していないため、こうした透明性が全くない状態になっている。
祈願や研修での収入を同党は、政治資金収支報告書で「機関紙誌の発行その他の事業による収入」の欄に「祭政一致研修」(結党初年は「政党セミナー」)として、年間の総収入額のみを報告。その金額は、6年間の合計で約8億円にのぼる。
平成21年(2009年):約1億2000万円
平成22年(2010年):約2億6000万円
平成23年(2011年):約1億円
平成24年(2012年):約1億8000万円
平成25年(2013年):約1億2000万円
平成26年(2014年):2000万円
6年間の合計 :約8億円
まだ幸福の科学が本紙の取材を拒否していなかった2012年、本紙・藤倉善郎総裁が幸福の科学グループ広報局に対して、政治資金パーティーの問題点を指摘し、見解を求めた。その回答がこれ。
平成25年分の幸福実現党の収支報告書。「祭政一致研修」とある。
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どうやら幸福の科学は、「政治資金パーティー」を、皆でご飯を食べるパーティーのことだと思っているようだ。
天上界云々という理屈は、今回の公選法違反容疑での家宅捜索に対する教団の論理と共通している。
公職選挙法違反容疑にからむ党本部への家宅捜索について幸福の科学は、「党本部は宗教施設」「警察権などの俗界の権力が宗教の聖域を侵すことは許されない」といった理屈で非難した(本紙・“幸福実現党本部は宗教施設” 幸福の科学機関誌が世迷い言参照)。一方の政治資金パーティーの問題をめぐっては、宗教的な研修だという理由で、法律上の定義を完全に無視する。
これでは、「宗教」を盾にした無法者集団だ。
仮に通常の政治家や政党が、6年間で計8億円ものパーティー収入を報告書に未記載だったとなれば、かなり重大な問題として扱われるだろう。刑事事件化しても不思議ではない。
実際、2009年には、藤田雄山・広島県知事の後援会関係者が、政治資金パーティーの収入など約8600万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして逮捕されている。今年7月には『週刊文春』(7月14日号)が、小池百合子都知事の収支報告書に記載されていない政治資金パーティーがあると報じた。小池氏はこれを受けて報告書を訂正し、パーティー収入として193万5000円を新たに収支報告書に計上した。
こうして政治家は同様の問題で追求されるのに、幸福実現党だけが「宗教」だと言い張ることでお目こぼしされるのだとしたら、不公平だ。しかも同党の場合、未記載額は8億円。前述の逮捕者のケースや小池氏のケースとは桁違いに多額なのに。
今回、警視庁が公職選挙法違反容疑にからんで党本部への家宅捜索を行ったことは、「宗教」に世俗の法を犯していい特権などないという当然の理屈を、警察が行動をもって示したものと言える。同様に、同党の政治資金規正法違反疑惑についても警察は遠慮せず捜査すべきだろう。
警視庁よ、いま一度、幸福実現党本部に突入せよ。
信者じゃないけど祈願なら問題はないでしょうね 祈願はパーティーとは違うでしょうに。
返信削除脱線した話だけど、東京都の裏金をしらべる組織は、ありますか?
返信削除また藤倉が的はずれな記事書いたのか。
返信削除幸福と目くそ鼻くそだな。
幸福の科学というより、公職選挙法に関する問題なので、読み手が混乱しても仕方ないかもしれないが、宗教活動と称して党のカネの収支記録が不正確になっており、それがどんな問題を引き起こすか理解できていないことが重症といえる。
返信削除買収事件よろしく、選挙における最低限のルールも守らず、自分達は救世団体なので何をしても許されるという思考回路が背景にある。汚職や利権を排除するためのルールすら守れないなら、批判されても仕方ない。
この記事が「オメェが政治団体だって言いたいのなら、そう扱ってやろうじゃないか。ほれ、違法だらけでじゃねぇか、さっさと捕まりやがれ。」ってこと。
返信削除要するに「オメェが政治団体だなんてチャンチャラおかしいぜ。バーカ、バーカ」って言う記事じゃない。
この記事にメクジラ手立てている人って、そういう記事だって読み取れないんですかね。
藤倉君は いつも必死だねえ。
返信削除いつも不機嫌なオヤジ以外にとり得があるのか。
在特会でいえば有田芳生みたいな存在。www
必死なのはおまえ等キチガイネトウヨ信者が!
削除家宅捜索されて悔しいのぉwwww
お前も含めて信者全員牢屋にぶちこんでほしいわww
汚物共は社会から隔離だぁwwwww
エル・カンターレ様なのだから、パーティーなんぞやらんでも、手のひらから金粉(ベストグループ)とか白い粉(サイババ)とか、金になりそうな物を出せんのかね?
返信削除巨大な発泡スチロールのエル・カンターレ像があって、その中で偽札を作ると良い。
そうすれば信者が精神的支配下でお札をジャブジャブ差し出さなくてもすむ。
『これでは、「宗教」を盾にした無法者集団だ。』
返信削除うまいまとめです。この一言に尽きますね。
『どうやら幸福の科学は、「政治資金パーティー」を、
皆でご飯を食べるパーティーのことだと思っているようだ。』
これも笑えますね。お笑いコーフクさんの面目躍如!
秀逸で楽しい記事なんですが、残念ながら、今回も誤字・変換ミスあり。
『2009年には、藤田雄山・広島県知事の講演会関係者が・・・』
何の講演?
ありがとうございます。誤字、修正しました。
返信削除麩麩麩、これは「公職選挙法違反」の案件。
返信削除一方の政治資金パーティは「政治資金規正法」の案件。
選挙違反取締本部はじき解散やろケド、
PCやら帳簿類も押収しとるから、
今度は警視庁として「政治資金規正法違反」まで踏み込むやろね?
サテ、大川隆法がどないな反応をするか、
オラ、ワクワクしてきたぞ!
突入せよって、裁判所の令状がなければ家宅捜索できないし、証拠がなければ令状でないよ。
返信削除それに本当に違反しているなら、こんな風に表沙汰になった時点で大抵証拠は廃棄される。
この記事書いた人が、本当に捜査してほしいと思っているなら、こっそり告訴すればいいじゃん。
警察より
返信削除自民党に言ったほうがいいんじゃないですか?
と言うより、自民党が動いているでしょ。
返信削除但馬問屋
返信削除@wanpakuten
金子恵美が暴露「自民では選挙で金バラまけと教えられる」|日刊ゲンダイ
「実際、私自身もですね、正直、選挙の時に『お金を配らなければ、地方議員の皆さんとか。みんな、協力してくれないから。みんな、やってるんだから、配りなさい』」
自民党が選挙に勝つはずだよ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/275038
金子恵美が暴露「自民では選挙で金バラまけと教えられる」
公開日:2020/06/23 16:00 更新日:2020/06/23 18:16
自民党では選挙の時にカネを配るのが“慣例”だった――!?
東京地検特捜部に公選法違反容疑(買収)で逮捕された、河井克行前法相と妻の案里参院議員=ともに自民党離党=の汚職事件をめぐり、自民党の元衆院議員で、安倍チルドレンの金子恵美氏がラジオで爆弾発言だ。
金子氏が自民党の「金権選挙」の実態を暴露したのは22日に放送された文化放送の「ニュースワイドSAKIDORI!」。自宅から出演した金子氏は、テレビ番組で「(河井夫妻のようなことは)みんなやっている」などと発言し、「憶測で言うな」と批判が出ていることに対する真意を問われ、こう発言したのだ。
「憶測ではなく、実際、私自身もですね、正直、選挙の時に『お金を配らなければ、地方議員の皆さんとか。みんな、協力してくれないから。みんな、やってるんだから、配りなさい』というふうに私自身言われました(教えられた)」
そもそも政治資金パーティの廃止や議員の株式購入廃止をしなければいけませんが、イベントに参加する議員等がパーティ券を購入させて選挙活動させているとなると、政治団体と政治献金法人がビジネスをしているということなります。
返信削除政治資金や寄付の名の下に優遇税制法人がビジネスするなど、そのビジネス上でのイベントによる宣伝利益もあると、法人税法上の法整備と課税検討がいることにもなります。要するに、税率や補助金が政治献金パーティで対価性のある取引として原則は全ての行為に課税をしなければいけないということです。