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2016年8月17日水曜日

ひかりの輪が公安調査庁の立入検査で“検査忌避”か=元信者が内部告発

ひかりの輪本部が入居するマンション(東京・世田谷区)
オウム真理教の後継団体のひとつ「ひかりの輪」(上祐史浩代表)の元会員を名乗る人物が、かつてひかりの輪が公安調査庁による立入検査の前に資料を教団施設から持ちだして信者に預け「検査忌避」を行っていたとブログで告発しました。これに対して8月17日、「ひかりの輪」や「ひかりの輪広報」がTwitte上で元会員に反論めいた投稿を連発してからみまくり、ウォッチャーの手によってtogetterでまとめられています。
8月16日、ひかりの輪の元会員を名乗るディオゲネスの樽氏が、自身のブログに「立ち入り検査と検査忌避」と題する記事を掲載。ブログに掲載されているプロフィールによると同氏は、地下鉄サリン事件後に「事件」を考えたくてオウムに入信したといいます。「事件と向き合おうとする上祐代表の考え方に惹かれ、アーレフを脱会し、ひかりの輪に入会しましたが、最近、脱会して一般人としてひかりの輪を見続けています」という立場を表明してます。

同氏がブログに掲載したひかりの輪による過去の「検査忌避」問題は、要約すると以下のとおり。

・ある女性信徒が、西成道場関連の書類やセミナーでの誓約書や感想文が入った封筒を教団スタッフから預けられた。

・ひかりの輪は団体規制法における観察処分の対象であるため、定期的に公安調査庁の立ち入り検査がある。見られてはまずいと思うものを、公安調査庁が立ち入りの権限を得ていない信徒宅に預けておけば見つからない。

・こんなものを持っていたら女性信徒が逮捕されかねないので、自分(ディオゲネスの樽氏)が教団スタッフに返却しに行ったところ、「会員のプライバシーを守らねばならないから」と説明された。
・納得できないので上祐代表にも直接訴えたが、上祐氏は「大丈夫だから」というだけで誤魔化し続けた。

・その後、大阪支部長の指示で書類を西成道場の屋上からJR側の空き地に向けて投げ捨てたと告白した他の信徒がいたことで、ひかりの輪内で検査忌避問題が再発した。

・その女性信徒やスタッフ以外にも、自分が知る限り大阪支部長の要請によって物品を預かっていた信者は3人はいる。

・アレフだけではなくひかりの輪でも、信徒やスタッフを使って検査忌避が組織ぐるみで常態化していたのだろう。

同氏は、この検査忌避問題を過去にもネット上で暴露し、ひかりの輪内でこの問題を追求したものの、教団内では暴露した自分が問題視された旨を書いています。また、上祐氏の「大丈夫だから」という物言いに関連して、教団側からこんな言い訳もあったようです。

「大丈夫だと言ったのは、黙っておけば大丈夫だという意味だった」

黙っておけば大丈夫なことというのは普通、本当は大丈夫ではないことです。ディオゲネスの樽氏はブログ記事の終盤で、こう書いてます。

「こんな欺瞞にまみれた団体を作っているなら、贖罪はおろか社会融和など到底不可能であろう」(「立ち入り検査と検査忌避」より)

同氏はこの記事を掲載後、Twitterで記事へのリンクを投稿。すると翌8月17日、ひかりの輪はこうコメントしました。



立入検査の最中でなければ資料を持ち出すことは違法ではない、という主張です。これ以降、公安調査庁が立入検査を行うという情報を事前に報道機関やひかりの輪の信者にすら漏らしていたとか、多額の金品を代償として信者から情報を得ていた事例があると、公安調査庁側の問題を延々と書き立てました。

しかし公安調査庁側の問題は、ひかりの輪側の「検査忌避」とは全く関係なく、ひかりの輪側が「検査忌避」を正当化する理由になりません。違法性がないという主張については、ディオゲネスの樽氏は、「違法性の問題ではなく、欺瞞性の問題」と反論した上で、こう書いています。



そりゃそうです。こっそり隠してしまったら、それが隠しても問題ない資料なのかどうかわかりません。これでは立入検査によって団体の安全性を確認することはできないということになってしまいます。

隠したものが何であるにせよ、隠そうとする行為自体が、事件への反省や社会との融和を標榜するひかりの輪の表向きの方針と矛盾します。たとえ本当に違法でなかったとしても、テロ組織の残党がこのような欺瞞的な体質のまま存続することを社会が許容していいとは、とうてい思えません。

やがてTwitter上では「ひかりの輪広報」は、ディオゲネスの樽氏を公安調査庁関係者呼ばわりし始めます。





ディオゲネスの樽氏は、一連のTweetの中で、こんな証言もしています。



ここに登場する「広末」とは、ひかりの輪副代表の広末晃敏氏のこと。これが事実なら、ひかりの輪は組織的に公安調査庁に協力し、信者に対して公安調査庁への情報提供者になるよう勧誘までしていたことになります。なのに、内部告発が行われると今度はその信者を「公安調査庁関係者」呼ばわりし始める。

ひかりの輪が、その時々の自分たちの状況にあわせて、「公安調査庁」だろうが「信者」だろうが都合よく利用している様子がうかがえます。

こうしたひかりの輪のぐだぐだぶりは、togetterで「ひかりの輪広報がひかりの輪元信徒にからむ」としてまとめられています。

togetterではここ1年ほど、ひかりの輪にぐだぐだぶりがネタにされ、シリーズ化されています。今回の「ひかりの輪広報がひかりの輪元信徒にからむ」は、5カ月ぶり4作目。過去の作品ラインナップは以下のとおりです。

ひかりの輪が宗教学者にからむ(2015年6月2日公開)
教団本部がある千歳烏山での住民によるデモの際、ひかりの輪側が住民側の抗議文の受け取りに出てこなかったことをTwitterで「完全無視」と書いた宗教社会学者・塚田穂高氏に、ひかりの輪広報を名乗る宗形真紀子氏が襲いかかる。そこに無関係なはずの本紙・藤倉善郎総裁が参戦して暴れ回り、事態は泥沼に。

ひかりの輪が一般人にからむ(2016年3月7日公開)
地下鉄サリン事件があった3月20日に上祐氏と「ひかりの輪」信者たちが温泉旅行に行こうとしていることが判明した。それを察知したTwitterユーザーが疑問を呈したところ、上祐シンパの魔の手が。作中に登場のオリジナルドリンク「マイトレーヤラテ」は、「実際に飲んでみたい」と観客から好評。

ひかりの輪が副代表を見捨てる(2016年3月21日公開)
その旅行を尾行取材していた本紙・藤倉総裁に、ひかりの輪の広末副代表が取材をやめるよう要請し、自動車の中で話し合い。その最中に、ひかりの輪本隊が逃亡したため、置き去りにされた広末副代表は、藤倉総裁と6時間にわたってしっぽり2人きりの逃避行へと旅立つ。シリーズ初の北陸ロケによる愛と友情の物語は、一部BL好きの間でも話題に。

最新作「ひかりの輪広報がひかりの輪元信徒にからむ」の終盤では、ひかりの輪広報は「著作権」を理由として、togetterでまとめられることを拒否する意向を表明するシーンがあります。これについて一部ファンの間に、

「シリーズ5作目『ひかりの輪広報がまとめを拒む』(仮)の近日公開をほのめかす伏線ではないか」

といった憶測も呼び、早くも次回作への期待が高まっています。

togetterのひかりの輪シリーズには、スピンオフ作品として「【やや日刊カルト新聞】藤倉総裁が、元オウム真理教幹部上祐史浩さんのお誕生日会に突撃」もあります。街中がクリスマスに浮かれる12月、藤倉総裁がサンタクロース姿で上祐氏の誕生パーティーに乱入。幸福の科学教祖・大川隆法氏の額縁入り写真をプレゼントして一緒に記念撮影を迫るという、緊迫の宗教サスペンス。終盤、教団本部前で警察官から氏名などを尋ねられた藤倉総裁が「サンタクロースです」「フィンランドから来ました」と言い張って「検査忌避」をするシーンは必見です。

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4 件のコメント:

  1. あー言えば上祐

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  2. 信者になろうと思ってアレフルに行ってきた。

    自動入信機の電源が入っておらず、備え付けの電話で遠隔起動してもらった。
    マハーポーシャロゴが出てきて、Windwosロゴが表示された。
    起動音が「しょーこーしょーこー」だったよ。

    最初に名前を尋ねられて「My name is Shoko Asahara」こんなやり取りから始まって、30分ぐらいしたら、会員カードが発行されて、横にあるATMに有り金全部入れたら入信が認められた。その間、多重入信者じゃないか疑われ「光の輪入ってない? 不幸の科学は? 創価学会は?婦人部のオバサン怖いよ」って色々言われた。

    これからは、オウム食を食べるように言われ、アレフル会員カードはびっ○りド○キーの割引が受けられるという。ヘッドギアなど尊師に近づくアイテムを買うようにも言われ、オ○ム電機のヘッドギアなどが割安で購入できるという。

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    1. ヘッドギアを買わないでください
      オウムと関係ない法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えてください

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  3. やっぱり、こういうことになるのか。
    テレビの上祐さん見てたら、なんとなく危うい感じを受けたから。
    宗教とはこういうものなんだなあ。
    どれだけ真面目なこと言っていても、こうなっちゃうんだろうな。

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