やや日がひかりの輪10周年記念イベントを勝手に開催へ＝上祐氏らは不参加

こんなに仲良しなのに出演してくれない上祐さん（左）

やや日刊カルト新聞社が、年明け1月4日に、設立10周年を迎える「ひかりの輪」（上祐史浩代表）について無断で10周年記念イベントを開催することがわかりました。上祐氏らひかりの輪幹部は「日程があわない」として、出演しない意向を表明しました。


例年、同社はトークイベント「やや日刊カルト新聞社主催新年会」を開催しています。来年は会場の阿佐ヶ谷ロフトAが開店10周年を迎えることから、同社は記念の年の皮切りイベントとして、同店の10周年をスルーしてひかりの輪の10周年を記念するイベントを計画。ひかりの輪側に無断で1月4日の開催を決定した上、イベント概要を阿佐ヶ谷ロフトAのサイトで公式発表しました。

内容は、オウム真理教に入信しアレフ、ひかりの輪を渡り歩いた元信者・中山尚氏を招き、上祐氏の裏の顔を暴露してもらいながらひかりの輪の10年を総括するというもの。当日は、ひかりの輪被害者団体「インコの会」の設立に向けて、会の概要も発表されるとのことです。そのため、恒例となった料金割引「カルト割」「権力割」に加えて、同イベントではひかりの輪の現役信者を入場無料とする「ひかりの割」も追加。ひかりの輪の年末年始セミナーで懐が寂しくなった信者でも安心して参加できます。

同社は、こうしたイベントの内容や出演者を公表した後になってから、ひかりの輪側に「上祐さんか広末（晃敏＝副代表）さん、出演してくれませんか」と出演を依頼。しかしひかりの輪の広報担当者は、「日程があわない」として出演しない意向を表明しました。

本紙の取材に対して、藤倉総裁はこう語ります。

「せっかくの10周年記念イベントなのに、まさか当の上祐さんたちが出演してくれないとは想定外。上祐さんは優しくて誠実そうに見えるかもしれないが、教団内部では必ずしもそうではないようだ。外部の批判者をウソや訴訟予告で威圧して黙らせようとする不誠実な体質からも、彼らの“オウム真理教時代の反省”が欺瞞であることがうかがえる。こうした教団や上祐さんの二面性を明らかにし、宣伝に加担してきた文化人やメディアにも猛省を求めたい」

つい最近まで現役信者だった脱会者が、実名・顔出しでひかりの輪の内情を暴露する公開イベントは異例中の異例。無防備に宣伝に加担するメディアや文化人なども目につくなか、改めてその問題を検証するイベントになりそうです。

とてもアレフ信者に見えない村田らむ氏

なお、今回のイベントの告知によって、同社新年会の常連出演者である漫画家・村田らむ氏が実はアレフ信者だということがしれっと暴露されています。いったいどういうことなのか、村田氏からの釈明が待たれます。

◇やや日刊カルト新聞社主催「ひかりの輪10周年記念新年会」
阿佐ヶ谷ロフトA
1月4日　OPEN 17:30 / START 18:30
予約 ￥1,500 / 当日￥1,800（共に飲食代別・要1オーダー500円以上）

【出演】
藤倉善郎（やや日刊カルト新聞社創始者兼総裁）
鈴木エイト（やや日刊カルト新聞社主筆）
中山尚（ひかりの輪脱会者）
村田らむ（漫画家、イラストレーター、現役？アレフ信者）
ほか交渉中

【料金割引】
カルト割／カルト団体の現役メンバー（教祖以外）の方は、入場時に受付でその旨と所属教団名を告げていただければ、入場料が1000円になります。お布施、大変ですよね。
権力割／警察・公安関係者等、公費で入場される方は入場時に受付で所属省庁を告げていただければ、入場料が1000円になります。血税を使ってのお務め、ご苦労さまです。
ひかりの割／ひかりの輪の現役会員（役員除く）は入場無料（飲食代別）。浮いたお金は生活費なりサリン事件被害者への賠償なり、ひかりの輪以外への支払いにあててください。

予約と詳細は阿佐ヶ谷ロフトA公式サイト。