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2021年7月26日月曜日

オンラインでカルト問題学習会スタート、第1回は「2世問題」

2世問題で登場機会が多い「ものみの塔」の子供への洗礼儀式(バプテスマ)
 カルト問題について基礎から学ぶことを目指す「カルト問題学習会」が8月8日にスタートする。第1回はオンライン開催で、「2世問題をめぐる諸議論」がテーマ。発表者はジャーナリストの藤田庄市氏と宗教社会学者の塚田穂高氏。事前申込制で参加は無料。

 「2世問題」は、カルトのメンバーである親を持つ子供(2世に限らず3世、4世等も含む)の人権問題。SNSで2世自身が自らの体験を発信し、多数の手記が出版され、今年に入ってNHKが3つの番組で特集を組むなど注目を浴びている。

 発表者の1人、藤田氏は、宗教を取材するフォトジャーナリストで、90年代からカルト問題についても取材し、著書に『宗教事件の内側―精神を呪縛される人びと』(春秋社)等がある。カルトにおける信者への「スピリチュアル・アビュース」(精神的虐待、霊的虐待)の概念の提唱者で、2世問題においても当事者の一部が援用している。

 もう1人の塚田氏は、著書に『宗教と政治の転轍点 保守合同と政教一致の宗教社会学』(花伝社)や『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩書房、編著)等があり政教問題に詳しいが、幸福の科学やオウム真理教、ニセ科学等、社会的に問題視されている宗教団体や宗教的現象の調査研究にも力を入れている。2世問題については今年7月14日朝日新聞夕刊で〈「宗教2世」問題 信者だけの話ではない」〉と題する論考を発表。2世問題について、特殊な世界の話ではなく私たち一般の人々も接点を持ちうる連続性を指摘している。

 学習会の企画意図について、学習会の事務局長である藤倉善郎氏は、こう説明する。

「カルト問題には宗教団体以外の問題も含まれる。2世問題も同様だ。NHKは宗教や新宗教全般の問題、あるいは親子問題であるかのような枠組みで特集しており、カルト問題としての視点が示されなかったり強調されていなかったりした。当事者による体験談や思いの発信や代弁はSNSでも週刊誌等でもなされているが、これは当事者の“思い”や“お気持ち”の問題で済む話ではなく、法整備も含めた社会的対策が必要な人権侵害の問題だ。なのに、第三者による客観的な議論の整理がなされる場がない。専門家が内輪で議論するだけでも実用性に直結しにくいので、ある程度広い範囲で一般の人や当事者も参加できる議論の場を作る必要を感じた」

 企画の準備には、カルト脱会者や支援者、ジャーナリストなどの有志数名が関わる。さしあたって会員制度は設けず、学習会ごとに参加者を募る。代表はやや日刊カルト新聞社・鈴木エイト主筆、事務局を同・藤倉総裁が務め、協力団体として同社の他「ひかりの輪脱会者友の会」(インコの会)と「RSFI MAIKA」(セクトの犠牲者である家族と個人を支えるネットワーク)が参加している。

 もともと学習会の構想は2年ほど前からあったという。

「日本においてカルト問題への取り組みの初期から関わってきた第1世代は現在60代、70代かそれ以上。今年46歳になる私はいわば第2世代だが、反面教師も含め上の世代から多くを学んだ。著書等を読むだけではなく雑談も含め直接の交流から得る耳学問も大きかった。私より後発の人々や若い人たちには、こうした機会が少ない。上の世代が“当たり前”と捉えことさらに口にしない基礎的な議論も、私自身が後発の人に対して語ると新鮮に受け取られる場面が時折ある。テロや霊感商法を中心とした従来の典型的カルト問題のイメージでは対応しきれない諸問題も表出している。若い世代への継承と新展開のための最低条件が欠落しているという危機感がある」(藤倉氏)

 「2世問題」については、メディアの参入によって議論が活発化しつつも錯綜していることから第1回のテーマに選んだという。第2回以降は、「そもそもカルト問題とは何なのか」を捉え直すテーマや、特定の団体や問題分野を取り上げたいとしている。

 質問や議論を通じた「耳学問」も重視するため、第1回学習会では発表時間と質疑時間を同程度とする他、終了後にオンライン打ち上げとして雑談時間を設ける。


カルト問題学習会
第1回「2世問題をめぐる諸議論」
2021年8月8日(日)14時開始
参加方法:Zoom
事前申込制、無料

13 件のコメント:

  1. Twitterとかで気に入らない人を罵ったりなじったりの藤倉主催の学習会で、カルト被害者の人権がどうとか。実に笑えます。まあどうせお友達のジャーナリストとか学者が出てきて藤倉の気に入ることを言って終わりだろ。

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  2. セミナーって。。岩野氏の件はどう総括するんだろう。いくらなんでも身内に甘すぎない?

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    1. 人の交流についてとやかく言うより法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えた方がいいですよ

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  3. 細かい問題は色々あるにせよ、カルト周辺の問題を正面切ってタイムリーに取り上げてくれるのはここしかないからね。クセはありすぎだろうけど、支持します。

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  4. カルト被害者の人権がどうとかと言っている人が
    この状況でオリンピックなんぞやってる選手たちには反感しかない。
    笑顔を見れば見るほど憎悪が増す。

    #東京五輪死ね
    #東京五輪はバイオテロ
    #五輪関係者と選手はテロリスト

    オウム真理教が、テロ実行犯の信者がサリン浴びて死んだって責任取るわけないんだよ。
    五輪選手たちは、自分たちがカルトの構成員であり広告塔であるばかりか
    テロの実行犯であることを自覚した方がいいと思うよ。



    通報させて頂きました。

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  5. 東京オリパラの出場選手は全員、オウム真理教におけるサリン事件実行犯の立場です。

    通報。

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  6. タバコを吸っている人は全員、オウム真理教におけるサリン事件実行犯の立場です。

    となれば藤倉どう思うよ。

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    1. 世の中の主張には文脈というものが存在します

      藤倉氏に問いかけるより法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えたほうがいいですよ

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  7. エホバの証人はどの会衆に行っても2世だらけ、今や成人した3世や、4世すらいるというのに、ここの人達は一体エホバの証人の何を見てるというのだろう?

    ここの人達は実際にエホバの証人の集会に参加して、そういう現役2世・3世・4世にじかに接した事があるのだろうか?

    どの会衆でも集会には自由に参加出来るというのに

    元信者の“宗教被害の告発”には違和感しか感じないのだが?

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    1. YouTube上に動画群があるが、日蓮正宗法華講員の樋田昌志氏に対論で完全に破折されている監視塔破壊的カルト教団("ものみの塔"が監視塔でないならなんなんだ?そして、監視塔がどういう場所にあるか考えればものみの塔の危険性は明白)構成員が教団擁護をやっても説得力なんてないぞ。
      エホバの証人/ものみの塔は、非人道的行為の一つである児童虐待常習犯だしな。そうした人道の敵は人類の一員とは見做せないから、人間型物体とか痴犬と呼ぶべきだろう。

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  8. 宗教、医療、風俗は
    管理調査の為の専門機関もなく、規制も最小限のためボッタクリ状況、被害者状況もわからない
    馬鹿の子を守る法律もない

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    1. 宗教は文化庁宗務課が、医療は日本医療安全調査機構が管理調査をしていますが
      あと 馬鹿の子って何ですか?

      法華経と釈尊、日蓮聖人を信じ南無妙法蓮華経と唱え冷静になって下さい

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  9. カルトというか儲けるために法人設立するのですが、事業主に騙されてお金を使い果たした労働者や体を悪くしてしまった労働者、精神を病んでしまった労働者などの問題がありますが、共通して言える事は労働者や信者の皆さんは事業主に詐取されていること、支配されていることに気づいてないことです。

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