2月27日にカルト2世のコミュニケーション問題を考える学習会

　「カルト問題学習会（仮）」が2月27日に第5回となる学習会「2世のコミュニケーション問題・前編」をZoomで開催する。統一教会（現・世界平和統一家庭連合）2世による対話形式での発表に加え、エホバの証人（ものみの塔）2世がコメンテーターとして登壇する。続く3月13日に発表者とコメンテーターを入れ替えて行う「後編」と合わせた全2回シリーズ。

　「カルト問題学習会（仮）」（代表・鈴木エイト氏）はカルト問題全般をテーマとするとしているが、昨年夏のスタート以降、いわゆる「2世問題」をテーマとした企画が続いている。第5回「2世のコミュニケーション問題・前編」も同様で、「後編」と合わせて統一教会とエホバの2世が交互に発表とコメントを行う。

　2月27日の第5回学習会「前編」で、統一教会2世のAさんが鈴木代表との対話形式で発表。コメンテーターとしてエホバ2世のBさんが登壇する。3月13日の第6回「後編」では、発表とコメンテーターが入れ替え。エホバ2世のBさんが対話形式で発表し、Aさんがコメントする。

　今回の企画について、事務局長の藤倉善郎氏はこう語る。

「過去の学習会で、2世のコミュニケーション傾向が2世コミュニティや社会的認知の促進を目指す運動の課題になっているのではないかとの指摘があった。今回は、この点に注目しました。ただし2世のコミュニケーション・スキルの向上や改善を目指したり求めたりするものではありません。2世の経験や精神状態から、対人関係に苦手意識があったり特有の傾向が出るのは仕方がないこと。 “そういうものなんだ”という前提に立って支援や社会的問題提起のあり方を考える出発点にしたい」

　「前編」は2月27日（日）17時から。事前申込制で締め切りは2月24日（木）いっぱい。詳細情報と申込は同会ウェブサイトで。「後編」は3月13日（日）17時からで、「前編」終了後に申込受付を開始する。

　参加費は各回500円（カルト元メンバー、信者家族等の当事者は無料）。