やや日刊カルト新聞社が主要各紙に要請「カルト新聞の名称を用いるな」

「真のカルト新聞」を主張するやや日刊カルト新聞の売り場

　やや日刊カルト新聞社は4月1日、国内外の主要新聞7紙に対して「カルト新聞の名称を用いないように」求める申し入れを行った。「真のカルト新聞」はやや日刊カルト新聞1紙であり、それ以外は商標権の侵害に当たるとしている。

 

　申し入れの対象となったのは、世界日報、ワシントン・タイムズ、聖教新聞、公明新聞、顕正新聞（顕正会）、顕正新聞（浄土真宗親鸞会）、大紀元時報。申し入れによると、いずれもネット上などで「カルト新聞」として知られており、唯一「カルト新聞」を名乗るやや日刊カルト新聞の商標権が侵害されているという。

　申し入れでやや日刊カルト新聞社は、「たとえば『月刊産廃物』という専門誌があるが、産業廃棄物が雑誌を作っているわけではない。カルト新聞も同じで、カルトがカルト新聞を出すはずがなく、カルトについて報じる本紙が世界で唯一の真のカルト新聞である」と主張している。

　これに対して、申し入れを受け取ったある新聞の関係者は「我々自身がカルト新聞と名乗っているわけではない。一般の人々から我々に向けられた評価であると認識している」と胸を張る。各紙とも、読者や一般の支持を根拠に、今後も「カルト新聞」との呼称を受け入れる方針だ。

幸福の科学大学未来創造学部の藤倉善郎教授（政治・ジャーナリズム専攻コース）：

「『牛肉ジャーナル』や『月刊近代盆栽』など様々な専門誌があるが、牛肉や盆栽が雑誌を発行しているケースは聞いたことがない。『セメント新聞』や『自動車タイヤ新聞』も、セメントやタイヤが新聞を作っているわけではない。しかしカルト業界だけは、カルトがカルト新聞を発行している。今回の申し入れは、カルト業界メディアの歪みを問う意義があるのではないか」

※エイプリルフール記事です