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2016年4月12日火曜日

【参院選】共産党が加わり“カルト野党連合”成立=石川選挙区

晴れて野党統一候補に
夏の参院選の石川選挙区で民進党と社民党が推薦する柴田未来氏について、日本共産党も独自候補を取り下げて推薦することを決め、4月12日、3党と柴田氏が金沢市内で記者会見を行いました。柴田氏が偽装勧誘などで問題視されるカルト宗教団体「浄土真宗親鸞会」の現役信者であることが報じられていましたが、共産党は「親鸞会は反社会的団体ではない」と断定しました。共産党が加わったことで、3党が現役カルト信者を擁立する“カルト野党連合”が成立しました。

■「当選したら親鸞会を辞める」?

4月12日、金沢市内で行われた記者会見では、民進・社民・共産と柴田氏の4者が政策協定を結んだことが発表されました。

協定の主な内容は以下のとおり。

(1) 立憲主義に基づく基づいて安保関連法の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回
(2) アベノミクスによる生活破壊を許さず、貧困格差のない国作りを進める
(3) 憲法改悪阻止
(4) 安倍政権打倒

夏の参院選にむけて共産党はすでに独自の候補予定者を発表していましたが、これを取り下げて柴田氏を推薦することに。野党候補が柴田氏で統一されることになりました。

柴田氏については、民進・社民が推薦を決めた後、偽装勧誘などで問題視されているカルト宗教団体「浄土真宗親鸞会」の幹部信者であったことが日刊ゲンダイや本紙の報道で明らかになっていました。本紙既報の通り、親鸞会の被害者団体が各党や市民団体に柴田氏推薦を取り下げるよう求める要望書を送るなどしていましたが、最終的に、3党が現役カルト信者擁立で一致する“カルト野党連合”が成立するという結果になりました。

ある党の関係者からは、こんな話も漏れてきます。

「事前の協議の場では、柴田氏が“当選したら親鸞会の活動はしない、親鸞会を脱会する”とも言っていました」

親鸞会信者であることが候補者として何の問題もないなら、国会議員にったら辞めなければならないとなると、それこそ“信教の自由”に関わる大問題。にも関わらず「やめる」と言っている時点で、親鸞会信者であるという事実が国会議員としてふさわしくないことを認めたかのようにも見えます。だったら「当選したら」ではなく、いま脱会して反省を表明すべきではないでしょうか。

発言の真意について確かめるべく柴田氏の事務所に何度も電話をしましたが、誰も出ませんでした。

■変遷する共産党コメント

柴田氏が親鸞会の幹部信者だったことを本紙や日刊ゲンダイが報じた直後の2月末、日本共産党石川県委員会の関係者は、本紙の取材に対してこう語っていました。

「まだ柴田氏本人とも話ができていないため事実関係が確認できていない。もちろん、仮に反社会的な団体との関わりがあるとなれば、推薦することはできない。信教の自由の問題ではない」

柴田氏と親鸞会との関係を「信教の自由に関わること」などと回答したとした民主党(当時)と社民党の各県連に比べて、はるかにマトモと言えるコメントでした。

ところが、4月に入り、いしかわ市民連合が野党3党に候補者の一本化を申し入れた際、共産党に改めてコメントを求めると、明らかに態度が違いました。

「親鸞会については、オウム真理教や統一教会と同じという意味での反社会的団体ではないと考えている。人づてで、柴田氏は親鸞会の決定に関わるという意味での“幹部”ではないと言っていると聞いている。柴田氏で候補を一本化すると決めているわけではないが、柴田氏を選択肢から外してもいない」(共産党石川県委員会)

一転して、親鸞会を「反社会的団体ではない」とする姿勢です。それから約1週間で、今日の「柴田氏で一本化」の公式発表となりました。

会見後、共産党石川県委員会の幹部は、本紙の取材に対してこうコメントしています。

「団体(親鸞会)の中の問題はいろいろあるかもしれないが、反社会的な存在ではないと確認しました。その中で、柴田氏についても(推薦する)候補の1人として検討してきました」

■国家権力による認定がそんなに大事か

親鸞会は仏教講座を装って中高年も勧誘する
確かに親鸞会は、オウム真理教のようにテロや殺人を行ったことが発覚したことはありません。統一教会のように関連会社や信者が特定商取引法違反が家宅捜索されたこともなければ、民事訴訟で勧誘方法の違法性が認定されたこともありません。

本紙が報じた、被害者団体から共産党に宛てた要望書の中には、地元共産党関係者が「親鸞会の場合は司法に訴えている事例も無く問題外」などと発言したことが記されています。

しかし言うまでもなく、国家に摘発されたり違法判決を受けたものだけが「カルト」や「反社会的団体」というわけでもありません。

親鸞会が偽装勧誘を行ったり、“悪魔の3大契約書”のようなものを信者に課したりする団体であることは、すでに報道されています。警察や裁判所の判断に頼るまでもなく、その反社会性は明らかです。カルト対策に取り組む全国の大学においては、親鸞会への警戒は統一教会並みと言っても差し支えないほどです。

一方で安倍内閣は今年3月、共産党について「現在においても、破壊活動防止法(破防法)に基づく調査対象団体である」とする答弁書を閣議決定しています。現在の国家権力は、共産党を統一教会どころか、オウム真理教並みの反社会的団体と認定しています。

思考停止して国家権力の判断に頼るのであれば、共産党は自身が「反社会的団体」であることを認めるしかなくなるのではないでしょうか。

■立憲主義どころかファシズム

偽装勧誘は、勧誘された人の宗教に対する選択権を奪うことから「信教の自由」の侵害だと考えられています。柴田氏が学生時代から所属する親鸞会は、日本国憲法の、よりによって基本的人権に直結する部分を蔑ろにしている団体です。

一方、共産党については地元有権者から、こんな声も聞かれます。

「当初は石川の共産党関係者や若手党員からも、柴田氏推薦に反対する声は聞こえたのですが、ひとり、またひとりと黙ってしまいました。今、県内の共産党関係者で柴田氏推薦に反対し続けているている人は、私が聞いて回った限り、いません」

それもそのはずです。共産党は党の規約で、党員の権利と義務として「党の諸決定を自覚的に実行する。決定に同意できない場合は、自分の意見を保留することができる。その場合も、その決定を実行する。党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない」(共産党規約第5条の5)と定めています。党が柴田氏推薦を決めてしまえば、もはや党員には反対意見を表明する自由はありません。

「国民連合政府」の実態はファシスト政権か
憲法と人権を蔑ろにしている団体の関係者を国政に送り出すために推薦し、党員には自由な意見を許さない。これが、「立憲主義のための野党共闘」などと言っている政党のすることでしょうか。むしろファシズムです。

しかもファシズム的な傾向にあるのは、共産党だけではありません。

候補者一本化を発表した記者会見では、メディアからも親鸞会についての質問が一切出なかったといいます。柴田氏が親鸞会の現役信者であることを日刊ゲンダイが報じた2月以降も、地元メディアがこの問題を報じたケースはありません。もともと推薦を決めていた民進・社民も、野党共闘を求める各市民団体も、柴田氏と親鸞会の関係をめぐる問題については表向き不問にしています。

市民団体やメディアも含めた石川県の現状そのものが、重大な問題を敢えて不問にしながら「野党共闘」熱に浮かされたファシズムと言えそうです。

■民進・社民よりバカ

民進党と社民党は当初、柴田氏が親鸞会幹部だったという事実を知らずに推薦してしまいました。なにせ柴田氏は偽装勧誘カルトの現役信者ですし、親鸞会との関係について公表しておらずネット上にも情報がありませんでした。その点で、両党や柴田氏支援を決めた市民団体には、同情の余地もあります。

しかし共産党は違います。柴田氏が親鸞会の幹部信者で、学生時代には学生を偽装勧誘する親鸞会のダミーサークルに所属していたことがすでに報道され、柴田氏自身がいまだに信者であることを認めていることを知った上で、敢えて独自候補を取り下げて柴田氏に乗ることを決めました。民進・社民よりはるかに悪質です。

報道されている通り12日の3党での記者会見で候補者の一本化が発表されれば、石川選挙区の主要候補は自民党候補、野党連合のカルト候補、幸福実現党候補となる見込みです。

本紙・藤倉善郎総裁のコメントです。

「以前の記事で“民主も社民もバカか”とコメントしたが、共産党と地元メディアはもっとバカだった。日本死ね!!!」

やや日刊カルト新聞社では、柴田氏が親鸞会現役信者であることを知った上で推薦を決めた共産党に敬意を評し、共産党を応援するポスターを作成しました。
 

◇共産党関連記事

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◇親鸞会関連記事

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◇参考リンク

浄土真宗親鸞会被害 家族の会
さよなら親鸞会
なぜ私は親鸞会をやめたのか

11 件のコメント:

  1. 結局、野党連合が反社会的勢力ってことで良いんじゃね?(笑)

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  2. だな。

    藤倉はゴチャゴチャ書きすぎ。センスなし。

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  3. 石川といえば、サメの脳ミソ森元のお国もと、
    「自民」しか書けない連中がほとんどだから、
    民進や共産がどうあがこうが、何も変わらない。


    それにしても、これは変換ミスの域を越えている。

    >(2)アベノミクスによる警察破壊を許さず、

    やや日の衆は、どうしてこうも漢字に弱いのか。
    石川出身者ばかりなのか?

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  4. マルキシズムはキリスト教が生んだ最低最悪のカルトで、その名のもとにたくさんの人の命が奪われました。
    共産党が親鸞会に嫌悪感を抱かないのは当然のこと。カルトはカルトと仲が良いものです。オウムが統一教会や創価学会とつながっていたように。

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  5. 昔、仕事のお客さんの娘が親鸞会入ってて、その言動がやばかった。
    その娘さん、精神病なのかもしれなかったけど、家を親鸞会に寄付しようとして、
    お客さんである80ぐらいのお母さんを突き飛ばしたり、守護霊が言ってるだの、
    ひどい喧嘩してた。
    それから、親鸞会は自分の中でカルト認定。
    共産党、カルトじゃないって、なに言ってんだ?
    偽装勧誘してたら立派にカルトでしょ。

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  6. つまり、共産党は事件を起こす前のオウム真理教はOKってことなんやな。

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  7. 野党、特に民進党(旧民主党)、社民党(旧社会党)の議員はよほど人材不足なんだろうね。
    破壊的カルトの信者だと分かっても、立候補させるのだから。
    暴言を吐いたり、違法行為が発覚すると、すぐに辞任する自民党とは大分事情が違うようだ。
    何だかんだ言って自民党は人材が豊富。仮に本人が見苦しくポストにしがみつこうとしても党の上層部が説得して辞めさせてしまう。
    甘利大臣など、客観的な事実を見てゆくと嵌められた疑いが濃厚だが、潔く辞任した。
    ところが、民進党(旧民主党)の山尾しおりなどは、政治資金規正法、公職選挙法、道路交通法、etc.の各違反を全てを秘書のせいにして政調会長の座にしがみついている。

    共産党?
    公明党?
    これは存在そのものが政治カルトといってよいだろう。

    幸福実現党?
    論外だね。

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  8. そう、カルト政治はいけないね
    まず創価と組んでいる与党を問題視しないと
    そういうスタンスなんだろう?

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  9. その通り。
    自民党は政治カルトたる公明党と手を切るべき。
    また安倍氏は統一原理を信奉しているとは思わないものの、統一教会に甘すぎる。
    世界平和統一家庭連合への名称変更など、過去に行ってきた霊感商法等の違法行為を隠蔽するためのものだ。誰が見ても。この名称変更をきっかけに正体隠し伝道やら何やらを止めるならまだしも、まだまだ世間を欺いている実態がある。
    日本の政界を見回しても、自民党がマシな方(他に政権を担える政党なんてある?中国や韓国などに媚びる売国議員ばかりではないか)だとは思うのだが、カルト団体との腐れ縁を考えると、「これ以上、悪魔に魂を売らないでくれ!」と言いたくなる。

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  10. ヤハリ・・
    吊り目
    エラ張り
    四角い顔

    某国のトンスル族か?

    箱を一身に拝み・・
    神仏のお告げによる政治!
    お告げ政治!
    反対!

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  11. 超絶カルト宗教右翼★日本会議に比べたらかわいいもんだ

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