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2018年9月5日水曜日

オウム事件真相究明の会、首謀者は雨宮処凛・香山リカ・アーチャリーの3氏か

取材を妨害するため顔を近づけて威嚇する香山リカ氏
オウム事件にかんする「歴史修正」とまで非難され何の活動もしないまま解散した「オウム事件真相究明の会」が9月2日、公式ウェブサイトで8月24日の解散集会の映像を公開した。その中には会の呼びかけ人の森達也氏が、同会の立ち上げの発案者が雨宮処凛・香山リカ・松本麗華の3氏であることを明かしている映像も含まれている。これにより、同会設立の経緯が初めて公式にアナウンスされた。また同会は映像の公開に先立って、集会での取材でルール違反があったとして、やや日刊カルト新聞社や同社・藤倉善郎被告人兼総裁を非難する声明も発表している。


■初めて明かされた会のなりたち

同会が公開した映像では、集会冒頭の挨拶に立った映画監督の森達也氏がこう語っている。

「今年に入って、5月ですね。雨宮処凛さんから電話をもらって、『いま香山(リカ)さんとか松本麗華(麻原彰晃の三女=アーチャリー)さんとかと喋ってる』と。『この状態で本当に処刑しちゃっていいんだろうか。何かできることはあるんじゃないかと考えてる』って話をされて。一人の声は小さいけれど、少しでも声が増えてくれるんならもしかしたらと、とそう思い。会って苦手なんです。組織がダメなんです。でも、ぼくほとんど生まれて初めて会ってものをこういう形で主導してやってみたのが。真相究明の会、それを立ち上げようということで、最初の打ち合わせは宮台真司さんも来たり、香山さん、雨宮さんもいて、その場で松本麗華さんが、『私は記者会見の場では発言者の席にいないほうがいいと思う』といったんですね。『え、なんで、別にいたっていいじゃん』とぼくは言ったんですが、彼女は『いや、絶対に自分が前面に出ると皆さんに迷惑がかかるから、私はその場にはいないほうがいい』と固く主張して、結局、最初の会、真相究明の会の記者会見を迎えたんですが、松本麗華さん、いちばん前の席に座ってました。別に、隠すつもりもなにもないです」

森氏は、同会発足の端緒は作家の雨宮処凛氏、精神科医の香山リカ氏、そして麻原彰晃の三女・アーチャリーこと松本麗華氏の3人の発案であり、それに森氏や宮台氏が加わったという流れだったことを明かしている。また、代表者すら不明の会だったが、森氏は自分自身が主導的に関わっているということも、ここで初めて明かした。

この説明の後、森氏は、会と麗華氏の関係を隠すつもりはなかった、「一線を引いている」と説明したのは、関わりがあることを前提とした表現なのに、ネットでデマなどと書かれたとして、名指しこそしなかったがやや日刊カルト新聞の報道に反論した。

記者会見の席で会と麗華氏の関係を尋ねられた際の森氏は「一線を引いている」ではなく、実際には「今回、彼女は切り離しています」と答えている。これは同会が公開している記者会見の動画でも確認できる(20180604 オウム事件真相究明の会立ち上げ記者会見143分44秒から)。

「この会にアーチャリー(麗華氏)がどのように関わっているのかを教えて欲しい」という藤倉被告からの質問への答えとして、会と麗華氏の関係を一切語らず「切り離している」としか答えていない。会と麗華氏に関わりがあることを前提としているどころか、むしろ関係がないかのように思わせる発言以外の何ものでもない。それを今度は、自分は会と麗華氏との関係を隠してはいないと、またウソをついているわけだ。

また解散集会での森氏の説明が事実なら、麗華氏と会の関係は「切り離」されてなどおらず、むしろ麗華氏が首謀者の一人であることになる。にもかかわらず、麗華氏の主張に従って会と麗華氏の関係をメディアや一般の人々からわからないようにしようとしていたのだから、何重ものウソを重ねてきた団体だということになる。

会の首謀者が前述の三者であることを森氏が公言した点は重要だが、何せこのように都合よくウソをつく森氏の言うこと。にわかに信用できないため、藤倉被告はTwitter上で首謀者の1人とされている香山氏に質問したが、香山氏は一切反応せず、無視している。

首謀者がしゃべらないので、真相究明の会の真相は闇の中だ。

■解散集会後、香山リカ氏がTwitter上で小競り合い

同会は8月24日の解散集会において、他メディアには動画撮影やネット中継を認めておきながら、本紙・やや日刊カルト新聞社には認めないという差別的対応を行い、取材を強行した本紙・藤倉善郎被告人兼総裁に対してカメラを遮るなどの取材妨害を行った(8月27日付本紙オウム事件真相究明の会が解散集会で本紙に取材妨害)。その先頭に立っても撮も執拗で威嚇的な妨害活動を行ったのが、会の首謀者の一人とされている香山氏だった。

取材妨害を知ったジャーナリストの江川紹子氏はTwitterで香山氏に対し、どのようなルールに基づいてメディアを選別したのかという趣旨の質問をしたが、香山氏は答えず。

さらに、取材妨害を行う香山リカ氏の写真を藤倉被告がTwitterに投稿したところ、投稿が一方的に削除され藤倉被告のTwitterアカウントがロックされた(本紙8月27日付 Twitterが本紙被告のアカウントをロック=香山リカ氏にかんする投稿で)。

やや日刊カルト新聞社には「BANされた写真は著作権を放棄して再掲し拡散する」という鉄の掟があるが、藤倉被告は「香山氏に対する差別的な侮辱が行われており、それを助長しないため」として、さしあたって著作権放棄はしないと表明した。

その後、やや日刊カルト新聞社が24日の解散集会とそこでの取材妨害の様子を映した動画をYouTube(オウム事件真相究明の会解散集会)で公開すると、Twitter上での藤倉被告の関連発言に香山氏が噛みつく。



しかし香山氏は、取材妨害について会からの指示がなかったかのように言ってみたりあったかのように言ってみたり、要領を得ず、江川氏からの質問には依然として答えないまま。また、自分がさもやや日刊カルト新聞によるネット中継を妨害するつもりであって動画撮影を妨害する意図はなかったかのように発言し、藤倉被告から証拠映像とともにそれがウソであることを暴露された。

藤倉被告は8月30日にTwitter上での香山氏とのやりとりをtogetterで「香山リカ氏、オウム事件真相究明の会の取材妨害めぐりご乱心」としてまとまた。ところが、香山氏がこのまとめから自身の発言のみを削除。さらに、まとめ自体が「規約違反」を理由に強制的に非公開にされてしまった。

そのためやや日刊カルト新聞社は、藤倉被告のアカウト(@daily_cult)とは別の同社広報局アカウント(@daily_cult_PR)でtogetterに「香山リカ氏、オウム事件真相究明の会の取材妨害めぐりご乱心(復刻版)」を作成。香山氏に改ざんやまとめ削除のための通報をさせないため、広報局アカウントとの相互フォロワー限定で公開した。本紙の取材に対して同社では「香山氏以外は誰でも相互フォローする」(広報局)としている。

また、香山氏をめぐって批判的な情報や意見が公開できない事態を重く見た同社では、当初著作権を放棄しないとしていた写真について方針を撤回。解散集会において恐ろしい形相で異常なまでに顔を近づけて取材を妨害する香山氏の様子を写した写真について著作権を放棄し、「皆様の無断使用をお待ちしております」(藤倉被告)とした。

藤倉被告が著作権を放棄した写真は以下の4点。






なお藤倉被告は9月2日、Twitter上で香山氏に対して、会に関わった経緯のほか、取材妨害について会内で支持があったのかどうか、またtogetterから自身の発言を削除した理由などを質問したが、回答はない。

■声明文を自分で改ざん

真相究明の会は8月28日付で公式サイト上に「8/24集会における一部メディアのルール違反のご報告」と題する声明文を掲載した。解散集会におけるやや日刊カルト新聞社の取材を非難するもので、文中では同社や藤倉被告を名指ししている。

しかしこの声明文が実際に掲載されたのは8月30日で、声明文内に記された日付は8月26日。同会は8月28日にいちど声明文を公開したが数時間で削除し、30日になってから、28日付で当初とは違う内容の声明文を掲載したのだ。

当初の声明文の内容は、Googleキャッシュに断片的に残されたものしか確認できないが、やや日刊カルト新聞社に対して、このように強い文言で非難している。

Googleキャシュに残されていた改ざん前の声明文
〈拒否しているにも関わらず撮影してネットにあげるというのは、違法性のある行為であり、言論表現の自由といったこととは全く違う単なる暴力です〉

〈カメラを回すといった暴力的なやり方は、集会に対する妨害であり、こういうことが続くと集会さえも開けなくなります。 言論表現の自由を危うくする行為だとして、強く抗議します〉

しかし解散集会において、藤倉被告が集会の妨害をしたり暴力的な行動をとった事実はない。さも8月28日に掲載したかのように装って8月30日に掲載された改ざん後の声明文では、「妨害」「暴力」といった文言は削除されている。

しかし現在掲載されている改ざん後の声明文にも、以下のような文面がある。

〈ルール違反を制止しようとする当会女性スタッフの顔写真を撮影し、その表情を揶揄する、あるいは事実と異なるコメントとともにネットに配信するという行為を行い続けました。集会終了後も、藤倉氏は同様の映像や、集会とは無縁のコメント、弊会スタッフらへの誹謗中傷をネットに流し続けています〉

〈当会は、藤倉氏の行為に対して断固として抗議いたします〉

しかし、実際には藤倉被告に対して、同会からは一切、抗議が来ていない。そのため、会が何を〈事実と異なるコメント〉〈誹謗中傷〉としているのか不明だ。

藤倉被告は8月31日にTwitter上で同会の公式アカウントあてに、どのコメントが〈その表情を揶揄する、あるいは事実と異なるコメント〉なのかなどを尋ねる質問をしたが回答はなし。同じ質問を9月2日に改めて同会当てのメールで送信したが、これについても一切回答はない。

真相究明の会は、結成後、特に活動をしないまま8月24日の集会をもって解散を宣言した。しかし解散後に会や香山氏が情報発信を活発化させ、なおかつその内容が支離滅裂。いったいどうなっているのか。

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7 件のコメント:

  1. うわ~~~~~、リカちゃんブサイクやな(-_-;)

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  2. 雨宮と香山がオウムについてシロウトなことをかんがえると、実質アーチャリーの働きかけが発端と言っていいのかな。森が要請なしに自発的に会の立ち上げに動いたか、雨宮香山アーチャリー(実質アーチャリー)が会の立ち上げを要請したのに森が応えたか、ここで意味合いが違ってくる。後者なら、まさに1995年以前の、「自分だけは世間が理解してないことを正しく理解している」という顔をしたいだけのバカ文化人の優越感をオウムが利用したのと全く同じ構図になるね。前者なら……弟子の暴走か?笑

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  3. ボトックスとヒアルロン酸打ちまくりたくなる顔ですわ。
    しかしこの写真見てみんなこうつぶやくんじゃないの?

    「シワでもとって出直しな!」

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  4. 香山リカの経歴を見て、彼女がやらかしている出来事を照らし合わせると、いろいろ言う人がいても仕方ないですね。
    学者さん達に多いのが、一言で言うと世間知らずの人が多いという事。
    彼女の発言等を見ると闇ばかり、闇とシンクロするのは当然の結果だと思う。

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  5. 香山って過去にどんなことやらかしてるの?

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  6. 昨年、話題になったな

    香山リカが住所と本名をバラされる被害に遭った。しかし「書いてみろ」 と煽ったのは香山リカ本人で、全く同情はできない。

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