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2010年4月22日木曜日

TOSHI、ホームオブハート被害者と初の共同記者会見へ

TOSHIがHOH脱会を表明した1月の記者会見
 自己啓発セミナー「ホームオブハート(HOH)」を脱会したX JAPAN・TOSHIが4月23日正午から、HOH被害者と初めての共同記者会見を行うことがわかりました。22日にHOH被害対策弁護団・紀藤正樹弁護士のブログで発表されました。

【弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版 2010年04月22日】明日、TOSHIと僕で、共同記者会見を開くことになりました。

記者会見:午後0時(正午)から、
参加者:TOSHI、TOSHI代理人河合弘之弁護士、山本ゆかり、紀藤正樹弁護士 外

TOSHIとトシオフィスが破産(同4月7日)に至った今も、加害者と評価できるホームオブハート(ヒーリングワールド)やこれを主宰する倉渕透、TOSHIの元妻のWANKUこと守谷香らは、自らの活動を改めず、TOSHIの肖像や知的財産権を利用した商品販売活動や、自らの宣伝活動を継続し、さらにはオフィシャルサイトなどと称して、以前と変わらずTOSHIを積極的に広告塔に利用する活動を行っていて、実情を知らない市民が、新たな被害者となることが憂慮される事態となっています。
Ⅹ JapanのボーカルTOSHIが被った一連のホームオブハート事件の被害について、TOSHIと、ホームオブハート問題を追及してきた紀藤正樹弁護士、被害者らとで、初の共同記者会見を持つことになりました。

 TOSHIは、長年広告塔を務めてきたHOHから今年1月に脱会。自らの被害を告白し自己破産を発表しました。これが転機となり、7年間続いてきた被害者とHOHとの裁判も、被害者側の勝訴的和解で終結しました。しかし、HOHは団体として存続しており、いまもそこで活動を続けるメンバーがいます。HOH問題は終わってはおらず、和解を報告した際、紀藤弁護士もブログで「ホームオブハートへの追及の手は緩める気はありません」としていました。

 1月のHOH脱会の記者会見では、TOSHIがほかのHOH被害被害者に対して積極的に協力する意思があるのかどうかは、明確にされませんでした。しかしその後、TOSHIの脱会が被害者の訴訟の終結に寄与したことは、すでに本紙(ホームオブハート訴訟、被害者の“完勝”で和解=TOSHIの脱会が転機に)で報じています。

 こうした流れから考えると、明日の共同記者会見は、TOSHIとHOH被害者たちが改めて事実上の共闘を表明する場となるように思えます。

 過去、芸能人がカルト的集団に入信したり、あるいは脱会した際に記者会見をするといった例はいくつかあります。しかし脱会後、カルト被害者側に立って共同記者会見を開くというケースは、ちょっと記憶にありません(皆無ではないかもしれませんが)。ましてやTOSHIの場合、HOHを脱会するまでは自らも被告・原告となって被害者側と訴訟で対立してきていました。それを考えると、かなり異例のケースではないかと思われます。

 今回の記者会見は、今後のHOH問題においても重要な意味があります。しかしそれだけではなく、カルトの広告塔であった芸能人が他者の被害とどう向き合うのかを示す、新しいモデルケースにもなるかもしれません。明日の会見に注目しましょう。

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2 件のコメント:

  1. この記者会見は開放されてないぽいな。

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  2.  この会見は、「開放」されてるんじゃないですかね。1月のTOSHIの脱会会見だって、私も含めフリーランサーも取材していました。明日のこの会見も、「やや日刊カルト新聞」は取材に入ります。

     日時は紀藤弁護士のブログで告知されたのだから、事務所に連絡すれば誰でも取材申請をできる状態です。取材に入りたいなら自分で取材申請してみたらいいんじゃないですか。「開放」というのは、誰もが取材できる状態のことであって、取材の意思表示すらしない人でも手取り足とりご案内していただけるなんていうものではありません。

     また、いま一般的に言われている「会見の開放」とは、記者クラブ制度や、官公庁(そもそも国民に必要な情報を開示する義務がある)におけるメディア差別や情報統制、メディアと権力との癒着の問題を指してのものです。民間が任意に行う会見のことではありません(民間でも記者クラブ制度的なものが存在する場合はあるので、それは別ですが)。

     勘違いも甚だしいです。

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