ページ

2016年6月4日土曜日

「就活塾の活動で留年」毎日新聞が“就活塾”を巡るトラブルについて記事を掲載

就活塾を巡るトラブルを報じた毎日新聞の記事
6月2日の毎日新聞が就活塾に関するトラブルについての記事を掲載した。

記事内では当該就活塾について名指しこそしていないが、その記述内容から本紙が動向を追っているIKJ/一生懸命塾であると思われる。

「生きがい搾取型カルト」とも指摘されるIKJについては、本紙でも何度か記事にしており、本紙人気記事の上位にランキングされている。
これは被害者やその家族が同塾の被害に関する情報を得るために閲覧していると思われるが、その背景には、この就活塾に関する報道や情報、相談先の少なさがある。




【毎日新聞 2016年6月2日】





就職活動の指導や社会人になるための能力アップ支援をうたう「就活塾」で、学生が活動に夢中になって留年したり、多額の利 用料に悩まされたりするトラブルが起きている。大学が集まる東京都の消費生活総合センターは、契約前に家族や同センターなどに相談するよう呼びかけてい る。【稲田佳代】



就活生の教室・講座契約を巡るトラブル相談件数
 「息子に被害意識は無いけれど、学費や交通費が相当かかり、親が被害者」。就活塾のため2度留年した長男について同センターに相談した母親はそう話し、ため息をついた。
 長男から1度目の留年を相談され初めて、塾の面接練習や募金活動に夢中で、ほとんど大学に通わず就活もしていなかったと知った。翌春、再度の留年を聞 き、塾に「一体何を教えているのか」と電話した。長男は成人で親は契約解除できないが、渋る塾側に迫って強制退会とさせた。
 実家に連れ帰り3時間かけて通学させ、卒業と就職が決まるまで見守った。母親は「もう大人と放置せず、親が介入する必要を痛感した」と振り返る。
 同センターによると就活塾の一部は、将来の不安や孤独感を抱えがちな就活生に、仲間との活動で常に「文化祭前夜」のような高揚感を感じさせる一方、学生が塾の活動に没頭して就活をしなくても放置しているという。
 先の塾はしつこい勧誘でも問題になった。都内の大学1年男性(19)は昨年、大学近くの駅前で若い女性にアンケートを頼まれ、電話番号を教えたところ、 後で「塾の説明会をあなたのために準備した」と誘われた。20分だけの約束で応じ「お金がない」と入会を断ると、「バイト先を紹介する」などと2時間半引 き留められた。
 男性は「入会しない方がおかしいような言い方で怖く、腹が立った。今も他の学生が声をかけられ、入会者が叫んだり踊ったりの奇妙な募金活動をしているのを見る」と話す。


不安あおられ50万円 親子や友人関係にヒビ


 首都圏のある大学では、就活生向けに「リーダーシップ育成」などを掲げ、多額の料金を取るセミナーの存在が問題になっている。
 相談窓口となるキャリアセンターの職員によると、数年前までは料金15万〜20万円で富士山麓(さんろく)の研修所に1週間宿泊させ、泣くまで自分の欠 点を叫ばせたりするセミナーの相談があった。最近は、1回の料金を学生がぎりぎり払える2万〜3万円に設定してビジネスホテルで行うセミナーの相談が目立 つ。入会のハードルを低くして何度も参加させ結果的に大金を取る手法だ。
 アルバイトや親からの借金でセミナーに計約50万円をつぎ込んだ大学2年女性はキャリアセンターへの相談で「もう限界。でも、これだけ投資したので今更 やめられない」と話した。勧誘時に「入会しなくてもいい。それで就職先が決まらなくても君の人生」と突き放し学生の不安をあおるのも、こうしたセミナーの 特徴という。
 主に相談に来るのは活動に熱中する学生の親や、そうした学生に勧誘されたゼミ・サークル仲間で、後に親子・友人関係に影響することも少なくない。先の職員は「相談は深刻なものばかり。潜在的な広がりを考えると、ぞっとする」と話す。
 国民生活センターによると、就活生の教室・講座契約を巡るトラブルの相談は、大卒の就職内定率が改善傾向にある最近5年間でも、年173〜129件寄せられている。

就活生の教室・講座契約を巡るトラブルの相談件数

2011年度 129件
  12年度 173件
  13年度 147件
  14年度 130件
  15年度 133件
※国民生活センターまとめ。15年度は暫定値。



記事内にある「叫んだり踊ったりの奇妙な募金活動」がこれだ。

就活もせず募金活動に夢中になり留年する学生もいるという。
撮影:鈴木エイト(2015)(写真と説明は直接関係ありません)
毎日新聞によると、当該就活塾の塾生の中には、就活もせず募金活動に夢中になり留年する学生もいるという。写真の学生は「募金活動に夢中」な様子の一生懸命塾の塾生だが、就活もせず留年した学生がいるかは不明だ。

本紙主筆がここ数年の間に街頭で会話を交わした一生懸命塾の塾生は全員が「募金活動に夢中」になっていた。彼らは無事に進級できたのであろうか。


 ~本紙関連記事~

就活学生を狙う【一生懸命塾】の勧誘手法に違和感

「入れ替わっている」「全部が全部じゃない」「新しい理念で」一生懸命塾の勧誘員、グローバルトリニティとの関連を認める

悪質勧誘で都から是正勧告受けた一生懸命塾、就活学生を狙う勧誘手法に改善はみられず、塾生による街頭募金活動にも違和感

一生懸命塾(IKJ)の学生組織による被災地復興イベント資金集め街頭パフォーマンスを取材中の本紙主筆、イベントスタッフを名乗るIKJ勧誘員から取材妨害を受ける

一生懸命塾関連団体による震災復興イベントを地元メディア8社が名義後援=イベント主催団体の背景を御報せしてみた

6 件のコメント:

  1. 一生懸命塾の経営者は、一生懸命に、
    詐欺・金儲けをしているように、みえます。
    犯罪ではないでしょうか、そう思います。
    しかし、どの法律に触れているか、
    難しいと思います、はぃ。

    返信削除
  2. 塾と言えば、この教祖の教団にも塾がありますが
    どうなったんでしょうか・・・

    https://www.facebook.com/profile.php?id=100011395049650

    返信削除
  3. 留年かあ 誰かさんみたいに中退にならないと良いね

    返信削除
  4. ひどい話ですね

    返信削除
  5. 大林勇太 塾歴18ヶ月2016年12月16日 23:25

    IKJ最高!!

    返信削除
    返信
    1. >2016年12月16日 23:25
      記事読みました?
      人生長いからちゃんと自分のやるべきことをして、法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えてください

      削除