また統一協会(世界基督教統一神霊協会、統一教会)関連の霊感商法業者が摘発されました。大分市内で、客に家系図診断を持ちかけた上で「先祖の災いで家が絶える」などと脅し120万円の印鑑セットを売りつけた疑いです。統一協会関連企業については、08年以降、これまで沖縄、長野、埼玉、大阪、新潟、福岡、東京、大阪、和歌山で警察による摘発が続いています。
統一協会関連企業については、近年、全国で警察の摘発が続いています。本紙で報じた事例だけでも、
統一協会・新世 霊感商法事件
統一協会系霊感商法会社、東京に続き大阪でも逮捕者+統一協会施設に捜査
和歌山県警公安課 統一協会和歌山教会ガサ入れ&信者逮捕
があります。
上記産経ニュースの記事で、統一教会側は「当法人は宗教法人で営利事業は行っていない。印鑑販売と当法人は関係ない」とのコメントを出していますが、これまでの事件でも彼らは判で押したように同じコメントを繰り返しています。しかし本紙が「信仰と渾然一体」「高度な組織性」を指摘 新世事件判決&霊感商法被害弁連会見で報じたように、新世に関する刑事裁判では東京地裁が、
「役員も販売員も全員が統一協会の信者であり、印鑑販売の手法が信仰と渾然一体となっているマニュアルや講義によって周知され、販売員は販売手法が信仰に適ったものと信じて強固な意志で実践」
「被告人は印鑑を購入した客を統一協会に入信させるための活動であるフォーラムへ誘うなどし、統一協会の信者を増やすことも目的として違法な手段を伴う印鑑販売を行っていた」
「犯行は相当高度な組織性が認められる継続的犯行の一貫」
などと認定しています。それ以前から、霊感商法が統一協会による組織的な反社会的行為であることは、もはや公知の事実です。関連企業や信者の摘発ばかりではなく、宗教法人の摘発や宗教法人の解散など、“本丸”に対する行政のアプローチが求められます。
【大分合同新聞oita-press 2010年01月19日】統一教会など捜索 不安あおり印鑑販売か
不安をあおって高額な印鑑を販売したとして、県警警備1課と大分中央、大分東署の合同捜査本部は19日午前、特定商取引法違反(威迫・困惑行為)の疑いで、大分市新川町の世界基督教統一神霊協会(統一教会)大分教会をはじめ、同市上野町の印鑑などの販売会社「サンハート・健美」など大分、岡山両県内の関係先計6カ所で家宅捜索を始めた。
大分中央署によると、家宅捜索の容疑は2008年8月初旬、サンハート・健美の従業員だった由布市の40代の女と岡山県倉敷市の50代の女が、大分市内の女性(54)方を訪問し、「奥さんの名前の字画が良くない。大凶ですね」と不安をあおり、印鑑を買うよう執拗(しつよう)に迫った疑い。女性は実印、銀行印、認め印のセット二つ(計6本)を約50万円で購入した。
合同捜査本部は、同社を統一教会の関連会社とみており、女2人から事情を聴くなどして、印鑑販売の実態を調べる。
統一教会大分教会が入る大分市新川町のビルには午前10時ごろ、県警の捜査員約20人が到着。青色のコンテナを手に、次々と建物内に入った。
【産経ニュース 2010年01月19日】統一教会信者の夫婦逮捕 不安あおり印鑑セットの購入迫る 大分県警
不安をあおり高額な印鑑を売り付けたとして、大分県警は19日、特定商取引法違反(威迫・困惑行為)の疑いで、大分市大道町の印鑑販売業、加藤みどり容疑者(53)と、夫の泰輔容疑者(51)を逮捕した。大分中央署によると、両容疑者は統一教会の信者を名乗っている。いずれも「不安にさせるようなことは言っていない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は平成19年6月下旬~7月下旬、共謀して市内の44歳の女性パート従業員と別府市の50代の夫婦に家系図を診断すると持ちかけ「先祖の災いで家が絶える。印鑑を作れば守られる」などと執拗(しつよう)に迫り、3本入り印鑑セット計5セット(総額120万円)の売買契約を結ばせた疑い。統一教会側は「当法人は宗教法人で営利事業は行っていない。印鑑販売と当法人は関係ない」とのコメントを出した。
統一協会関連企業については、近年、全国で警察の摘発が続いています。本紙で報じた事例だけでも、
統一協会・新世 霊感商法事件
統一協会系霊感商法会社、東京に続き大阪でも逮捕者+統一協会施設に捜査
和歌山県警公安課 統一協会和歌山教会ガサ入れ&信者逮捕
があります。
上記産経ニュースの記事で、統一教会側は「当法人は宗教法人で営利事業は行っていない。印鑑販売と当法人は関係ない」とのコメントを出していますが、これまでの事件でも彼らは判で押したように同じコメントを繰り返しています。しかし本紙が「信仰と渾然一体」「高度な組織性」を指摘 新世事件判決&霊感商法被害弁連会見で報じたように、新世に関する刑事裁判では東京地裁が、
「役員も販売員も全員が統一協会の信者であり、印鑑販売の手法が信仰と渾然一体となっているマニュアルや講義によって周知され、販売員は販売手法が信仰に適ったものと信じて強固な意志で実践」
「被告人は印鑑を購入した客を統一協会に入信させるための活動であるフォーラムへ誘うなどし、統一協会の信者を増やすことも目的として違法な手段を伴う印鑑販売を行っていた」
「犯行は相当高度な組織性が認められる継続的犯行の一貫」
などと認定しています。それ以前から、霊感商法が統一協会による組織的な反社会的行為であることは、もはや公知の事実です。関連企業や信者の摘発ばかりではなく、宗教法人の摘発や宗教法人の解散など、“本丸”に対する行政のアプローチが求められます。
本日(2010年1月20日)藤倉善郎様よりファクシミリでSPGFに取材申込みがありました。以下に藤倉善郎様からのファクシミリの内容とSPGFの回答をこちらのブログにコメントさせていただきます。
返信削除取材のお願い
SPGF御中
突然のご連絡で恐縮です。ライターの藤倉善郎と申します。
SPGFの高橋弘二様に取材をお願いいたしたく、ご連絡させていただきました。
『漫画実話ナックルズ・ザ・タブー』という雑誌での掲載を予定しておりますが、マンガではなく活字と写真での掲載を考えております。
「千葉成田ミイラ事件」の真相、高橋弘二様の獄中での体験、現在の生活、SPGFの現在の活動と今後の予定などをお聞かせいただければと思っております。できましたら今月中か2月初旬に取材をお願いできれば幸いです。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
フリーライター・藤倉善郎
ミリオン出版株式会社
『漫画実話ナックルズ・ザ・タブー』編集部
TEL:●●●●●
FAX:●●●●●
メール:●●●●●
携帯電話:●●●●●
(FAX着信日時:2010/1/19 4:41PM)
以下SPGFからの回答ファクシミリ送付状です。
ファクシミリ送付状
送付日:2010年1月20日
送付枚数:1枚
送付先ファクシミリ:●●●●●
送付先:ミリオン出版㈱ 『漫画実話ナックルズ・ザ・タブー』編集部
フリーライター・藤倉 善郎 様
拝啓
ファクシミリ受け取りました。
本件を「千葉成田ミイラ事件」と名指しで呼んでいただいて恐縮です。
SPGFでは、
①都内の書店には、本件について、記述した書籍『千葉成田事件その1』の見本本をシェアしてあります。更に、一部メディアにも提供しています。
②SPGFの公式ブログ内(http://www.spgf.org/)の千葉成田ミイラ事件①のコーナー(http://spgf-blog.cocolog-nifty.com/chibanari11/)にはかなりのボリュームで本件をシェアしています。
③SPGFのメンバーも本件を「千葉成田ミイラ事件」と呼称しています。
藤倉様、及び、ミリオン出版㈱は、どのような背景をおもちでしょうか?
仮にブログを全部お読み頂いているのであれば、感想を送って頂けないでしょうか?
SPGFとしましては、何であれ、前向きに取材を受ける事を検討させていただきます。
なお、この回答は書籍『千葉成田ミイラ事件①』本の著者釣部人裕がこの件は担当しております。
敬具
SPGF 釣部 人裕
ファクシミリ ●●●●●
以上