東京地検は11日、フリーライターの藤倉善郎容疑者を建造物侵入の罪で東京地裁に起訴した。起訴状によると、藤倉容疑者は今年1月、東京・西日暮里にある幸福の科学の一般公開施設「初転法輪記念館」に正当な理由なく侵入した。捜査関係者によると藤倉容疑者は、事実関係を認めつつも「取材目的という正当な理由があった」「取材の必要があれば、たとえ処罰されてもまたやる」などと、再犯をほのめかす供述をしているという。
起訴を受け、やや日刊カルト新聞社の懲罰委員会は16日、藤倉容疑者を総裁から即日解任した。藤倉総裁の解任は3カ月ぶり2度目。
起訴状によると、藤倉容疑者は1月17日午後1時44分頃、西日暮里にある幸福の科学施設「初転法輪記念館」4階に、無施錠の4階西側出入り口から侵入した。初転法輪記念館は誰でも自由に参拝できる一般公開施設だが、捜査関係者によると、藤倉容疑者は2015年に幸福の科学から施設への立ち入りを禁じる旨を書面で通告されていたという。
藤倉容疑者は警察や検察の取り調べに対して事実関係を認めた上で、「盗みや破壊や妨害等をしているわけでもない、正当な取材目的。公益法人たる幸福の科学が都合の悪い記事を書かせない目的で取材者を恣意的に一般公開施設から締め出すこと自体が不当であり、それに対する正当な取材が刑事罰の対象になるのであれば、ジャーナリストなんかやってられない」と主張。「社会に知らしめるべき事実がそこにあると見込まれるときは、これからもやる」などと、再犯の可能性までほのめかしたという。
藤倉容疑者は逮捕されておらず、在宅起訴。しかし事態を重く見たやや日刊カルト新聞社では、独自に藤倉容疑者を拘束し事情を聞いている。関係者によると、藤倉容疑者は「これが犯罪とされると、ジャーナリストは反社会的な宗教団体の許可を得て御用聞きのような取材をするしかなくなる。自分が処罰されるかどうかより、報道全般の取材活動の幅が狭められることが心配だ。そうならないために、起訴を覚悟で検察からの略式起訴の提案を拒否した。裁判で徹底的に闘う」などと息巻いているという。
建造物侵入の罪を定めた刑法130条は「正当な理由がないのに」建造物等に侵入した者に対して3年以下の懲役または10万円以下の罰金を定めている。反社会的な宗教団体への取材目的での一般公開施設への立ち入りが「正当な理由」と言えるのかどうかが争点になりそうだ。
一方で、やや日刊カルト新聞社は16日に懲罰委員会を招集。藤倉容疑者を同社総裁から即日解任することを決定し、同日、「弊社総裁・藤倉善郎解任のお知らせ」と題するプレスリリースを公開した。
「弊社が藤倉容疑者に対して“幸福の科学を潰してこい”などと反則を指示した事実はありません。しかし総裁が犯罪容疑者というのは、世間体を気にする弊社にとっては極めて都合が悪い。裁判で有罪が確定するまでは犯罪者扱いしない“推定無罪の原則”という建前もあるが、世間ではそんなきれいごとは通用しません。悪いのは我々ではなく世の中です。藤倉容疑者を解任し、トカゲの尻尾切りで生き残りを模索したい。後任代表者についてはプレスリリースをご覧ください」(懲罰委員会関係者)
藤倉容疑者は今年3月、今回の事件で荒川署から東京地検に書類送検された際にも、創始者兼総裁を解任され、容疑者兼総裁に就任していた。今回の解任は3カ月ぶり2度目。
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藤倉容疑者、書類送検=やや日“創始者兼総裁”ついに解任
>一般公開施設「初転法輪記念館」に正当な理由なく侵入した。
返信削除一般公開施設に入って何故起訴されるんでしょうね?不思議です。
不味いものでもあったのでしょうか?
返信削除それとも、地検等にも何らかの仲間がいるのか…まあそもそも、弁護士等、仲間がいるのです。その知り合いに国家関係の知り合いがないとは思えないですしね、たとえばなんとか大学法学部同期生とかね、やりようはいくらでもあります。まあ、お金で雇う方法だってありますしね、時間をかければ2世3世を送り込む事たって可能性がないわけではない、以前、関連団体の悪と関わりましたが、あいつらはかなり長いスパンの計画を練っているようなので…やりかねませんそれこそ、10年、20年先の事を計画して見積もり行動してるので始末が終えません、まあ、宗教ベースである以上長いスパンはある程度わかりますがね、彼らの困ることは監視されること、そして!情報を公開されることです。何処で色々と流失するかわからないからです。なので目の上のたんごぶのカルト新聞を攻めるわけです。
エイト記者も土足で施設に侵入してましたし、藤倉記者も入るなと言われた団体の施設に無断で侵入しといてこのように開き直っているわけですね。カルト新聞らしい行動です。おめでとうございました。
返信削除開き直る?
削除あんた藤倉氏馬鹿にしてんの?
法華経と日蓮聖人を信じ落ち着きなさい
不当な起訴に強い憤りを覚えます。また、責任ある立場の人間が全く責任を取らない今の腐りきった日本において、きちんと責任を明確にし、解任という厳しい処置を迅速に行う御社の対応に真のジャーナリズム魂を感じます。新たな責任者になられた被告人兼総裁の藤倉様の活躍を期待します。
返信削除ハ、ハ、ハ。名前が変わっただけじゃん。
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