【社説】幸福の科学信者・新木優子さんの“信教の自由”を守れ

本日発売の週刊新潮より

幸福の科学教祖・大川隆法総裁（実物）が女優・新木優子さん（実物）の守護霊の言葉と称して、新木さん（実物）が幸福の科学信者であることを暴露したのは、本紙（実物）既報の通り。本日発売の『週刊新潮』（実物）もこの件について報じ、新木さん（実物）が信者であることを認める所属事務所社長（実物）のコメントを掲載しています。

記事によると、新木さん（実物）は出家など事務所に迷惑をかけることはしないと事務所側に伝え、モデルや女優としての仕事を続ける意向を示しているとのこと。

にも関わらず霊言によって信者であることを暴露された新木さん（実物）は、大川総裁（実物）に足を引っ張られている2世信者という被害者のように見えます。教団の都合によって芸能活動に支障をきたすことがないよう、我々は新木さん（実物）を応援していくべき場面ではないでしょうか。

■新潮「まるで“霊言テロ”」

〈「第2の清水富美加」騒動勃発か　「月9人気女優」の悩める信仰〉

こう題した約1ページの記事が、本日発売の『週刊新潮』（実物、9月7日号）に掲載されています。内容は、女優・新木優子さん（実物）が幸福の科学信者だと大川総裁（実物）が霊言で暴露した問題に関するもの。

この中で新木さん（実物）が所属するスターダストプロモーション（実物）の細野義朗社長のコメントが掲載されています。これによると、今年2月の清水富美加さん（千眼美子（実物））の出家騒動後に、新木さん自身（実物）が事務所側に「出家だとか、事務所には迷惑をかけないので仕事を続けたい」（記事より）と語り、信者であることを打ち明けていたとのこと。

このことから新木さん（実物）が幸福の科学信者であることが確認されました。昨日本紙が報じた内容と合わせると、親（実物）も信者であり幼少期に入信した2世信者と思われます。

しかし記事によると、事務所側も今回の霊言による暴露は把握していなかったようです。新木さん（実物）は「事務所には迷惑をかけない」と事務所に伝えていたのに、大川総裁（実物）が迷惑をかけてしまった形です。

週刊新潮はこの点を、「まるで“霊言テロ”」と指摘しています。

■新木さん（実物）は何も悪くない

新木さん（実物）は出家はしておらず、自ら幸福の科学の信者であることを公表してすらいません。その点で事務所にもファンにも迷惑をかけることはしておらず、信仰は文字通り新木さん（実物）の「信教の自由」の範囲内です。

清水富美加さん（実物）は仕事を放り出して突然、出家してしまいました。教団は過去、元学校長の信者（実物）が卒業生名簿を使って幸福の科学の書籍を送りつけたり、保護観察官（実物）が保護司（実物）に官名を使用して幸福の科学の印刷物を送りつけたりしていることが発覚し問題視されています。

社会に出て活動していても、こうして周囲に迷惑を振りまく信者が幸福の科学にはいます。

しかし、非常識が当たり前という宗教の信者として幼少から育てられながら、いまのところ、新木さん（実物）に落ち度があると思えるような話はありません。周囲に迷惑をかけないように仕事を続けようとする新木さん（実物）の努力をぶち壊しているのは大川隆法総裁（実物）です。

■なにが「信教の自由」だ

幸福の科学は週刊新潮の記事にコメントを寄せており、霊言の公表を事務所に伝えていないことについて、「信教の自由」「言論の自由」「表現の自由」を理由に、霊言において相手の了承はとっていないとしています。新木さん本人（実物）の了承があったとの主張もありません。「今回は新木さんの守護霊自らが総裁のもとを訪ねてきたことから、収録に至りました」（記事中の教団広報コメント）としています。

本人（実物）の了承も事務所の了承もなく、「守護霊が自分から来た」という理由（自称）で、名指しで個人（実物）の信仰を公表してしまう。それが幸福の科学が振りかざす「自由」です。

しかし、そもそも自身（実物）の信仰を公表するかしないかは本人（実物）の自由です。一方的に他者（実物にしろ霊にしろ）から公表されてしまうようでは安心して平穏に信仰することができなくなりかねません。その意味で、教団が特定の信者（実物）について信者であるかどうかを公表すること自体が、信者（実物）のプライバシーや信教の自由を脅かす行為です。

芸能人（実物）について特に社会的な問題に関わらない場面で単に信仰を暴露するだけという行為は、週刊誌報道においても疑問視されるべきケース。それを、本来なら信者（実物）を外界から守るべき教団（実物）と教祖（実物）のほうがやらかすようでは、お話になりません。

「信教の自由」が聞いて呆れます。

■「第2の清水富美加」を狙う教団

大川総裁は、霊言で清水富美加さん（実物）に特別な使命があるかのように煽って出家させることに成功しました。8月2日の大川総裁（実物）の東京ドームでの講演会に登場した清水さん（実物）は、大川総裁（実物）登壇時以上に信者たちを盛り上がりでした。

清水さん（実物）のケースでは、当時抱えていた仕事を放棄させることが将来的な清水さん（実物）の芸能界復帰を難しくするという点で、教団は清水さん（実物）の利益を守るという立場に事実上、立っていませんでした。教団の一連の動きは、急いで広告塔として抱え込むことを優先するかのように見えるものでした。

教団（実物）や大川総裁（実物）が新木さん（実物）についても「二匹目のドジョウ」を狙っていることは想像に難くありません。

今回の霊言は、新木さん（実物）がさも「数年、10年で（幸福の科学に）合流したい」「25（歳）あたりくらいは、そろそろ考えを自分なりに作らないといけない頃なのかなあ」などと考えているかのような説明を新木さん（霊）にさせています。教団や大川総裁（実物）の意図がどうあれ、「今すぐではないにしろ数年以内に教団との合流を決意するというのが、新木さん（実物）にとっての既定路線である」と大川総裁（実物）が通告したも同然です。

気になるのは、霊言の映像の中で「いち女優にしては賢い」「ちょっと頭が悪い」などと、新木さん（実物）を貶める内容が含まれている点です。単純に教団幹部（実物）や大川総裁（実物）が「女優やモデルは頭が悪いに決まっている」という職業差別の立場に立っているだけである可能性もあります。

一方で、週刊新潮の報道した通り新木さん（実物）は出家の意思がないことを所属事務所側に伝えていることとあわせて考えると、出家を促した教団に対して新木さん（実物）が拒否したために、大川総裁（実物）が霊言によって新木さん（実物）に圧をかけようとした可能性もありそうです。

■みんなで応援しよう

いずれにせよ、信者であることを暴露された新木さん（実物）のイメージが傷つき仕事が減るなどして、新木さん（実物）が社会の中で活動することに苦痛を感じるようなことになれば、新木さん（実物）の気持ちが出家に傾きかねません。

幸福の科学は清水富美加さん（実物）のケースで所属事務所「レプロエンタテインメント」についてのネガティブキャンペーンを張ることで、清水さんの出家を後押ししました。大川総裁（実物）が清水さん（実物）の守護霊を呼び出した時点では、清水さん（霊）は事務所への批判も仕事への不満もほとんど語っていなかったにもかかわらず、です。清水さん（実物）が抱く事務所への不満が、後付けで体よく教団に利用された形です。

今後、仮に新木さん（実物）が事務所や仕事に不満を抱くことがあれば、幸福の科学はその点も最大限に利用して新木さん（実物）を取り込もうとするでしょう。新木さん（実物）の親（実物）も信者である可能性が高いことから、本気を出した教団（実物）や教祖（実物）の指示に新木さん（実物）が逆らおうとすれば、家族との断絶すら意識せざるを得ない事態もありえます。

何も悪いことをしていない、ましてや自分の意思で幸福の科学に入信したわけでもない2世信者が、このような目にあうことを、放置していいとは思えません。

今回、週刊新潮も、単純な芸能スキャンダル扱いではなく、幸福の科学のやり口を問題視する趣旨で報道しています。これは「新木優子問題」ではなく「幸福の科学問題」です。

事務所、ファン、メディア、各企業は、新木さん（実物）をいままで以上に守り応援すべきではないでしょうか。たとえ幸福の科学の信者であっても、周囲に迷惑をかけず社会で生活していこうとする人はみな社会にとっての財産です。

本紙・藤倉善郎総裁（実物）は「この先、幸福の科学がなおも新木さん（実物）の足を引っ張るようであれば、幸福の科学に対する抗議デモも辞さない」として、以下の声明を発表しました。

「社会でまっとうに頑張ろうとしている2世信者の信教の自由を踏みにじり足を足を引っ張る幸福の科学（実物）は、許しがたい。いまこそ我々は、カルト宗教からカルト信者の“信教の自由”を守るため、立ち上がろうではありませんか。みんなで新木さん（実物）を応援し、カルトの広告塔になるより社会でまっとうに活躍したほうが幸せだということを示すべきです。それがひいては、信仰と社会との板挟みで苦しむほかの2世信者の励みにもなるのではないでしょうか。地球至高神エル・カンターレの魔の手から新木さん（実物）を守りましょう」

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