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2020年1月12日日曜日

コミケで人気のニュース誌『Bansweek』キンドル化に成功

キンドル化された最新号
やや日刊カルト新聞社は12日、同社が発行する雑誌『Bansweek(バンズウィーク日本版)』のキンドル化に成功したと発表した。同誌のキンドル化は2年ぶり2度目。キンドルで発刊済みの創刊号に加えて、過去の第2~4号を1冊にまとめた「合併号」と最新刊の第5号が新たにキンドル化され、既刊の同誌が全て電子書籍化された。

『Bansweek』は、幸福の科学によるクレームによって同社・藤倉善郎総裁を含め幸福の科学に批判的な人々のTwitterアカウントが凍結やロックをされたことを契機に創刊された、カルトと表現の自由を扱うニュース誌。2017年12月の創刊以来、年2回、夏と冬のコミックマーケットで紙の雑誌として販売されていた。

2016年5月9日月曜日

菅野完氏による話題の書籍『日本会議の研究』に対し、日本会議サイドが出版差し止めを要求〔書評&社説〕

菅野完氏著『日本会議の研究』
今年1月のカルト新年会で来場者が浴びた衝撃波が世に放たれた。

2016年のカルト新年会のテーマ『日本会議を語ろう!』にちなんだ特別ゲストの著述家・菅野完氏による待望の著作『日本会議の研究』が4月28日、扶桑社より発刊されたのだ。

同書は、Webメディア・ハーバービジネスオンラインで菅野氏が連載している「草の根保守の蠢動」をまとめたもので、同氏が「生長の家原理主義」と呼称する「特殊な思想を奉じる」「市民運動体」により安倍内閣がその「強い影響下にある」現状を膨大な資料精査と精力的な取材活動により詳らかにしている。その論考は『日本会議』の成り立ちから今日に至るまでを詳細に辿り、この「民間保守団体」の運動主体や思想背景を含めその“正体”を暴きだすことに成功している。

Amazonで発売日の10日ほど前から売れ筋ランキング1位・ベストセラー1位を更新し続けている『日本会議の研究』

浮かび上がった事実や考察によって同団体の暗部を衝いた同書に対し、日本会議は、中心人物の一人である椛島有三事務総長名義で出版差し止めを求める申し入れを扶桑社に対し行なった。
また、同書に登場する人物からは出版差し止めを求める法的文書が扶桑社に届いているという。

菅野氏は日本会議側からの出版差し止めの動きに対し、SNSで「僕が書いたことは本丸を衝いていた」 「露骨な言論弾圧に対し徹底抗議します!」と発信している。

2015年10月1日木曜日

[書評]新たな“オウム”検証本発刊、我々(ソト)とカルト(ウチ)を隔てる“境界線”とは

宗教情報リサーチセンター編、國學院大學神道文化学部の井上順孝教授の責任編集による新たなオウム真理教検証書籍が発刊された。

〈オウム真理教〉を検証する:そのウチとソトの境界線』 

4年前に発刊された同じ編者による『情報化時代のオウム真理教』の続編にあたる書籍だ。本紙でも紹介した『情報化時代の~』が未曾有のテロ事件である一連のサリン事件以前のオウムにスポットを当てていたのに対し、本書は、帯に「地下鉄サリン事件から20年。事件への記憶と関心が薄れゆくなか、今日の問題として多角的な視点からオウムを考究し、その深層をえぐり出す。“宗教”と“人間”を考えるうえで必読の書」とあるように、様々な時代背景から時系列を超え、それぞれの論者がそれぞれの立場から論考を重ね、現在の問題としてオウムについて検証した書籍だ。


2015年5月28日木曜日

【書評】宗教と政治に関する超俯瞰的考察本『宗教と政治の転轍点』

「ポストオウム世代の実証的宗教社会学者」による待望の新刊書が花伝社から刊行された。

その書名は【宗教と政治の転轍点/保守合同と政教一致の宗教社会学】

新進気鋭の宗教社会学者・塚田穂高氏(国学院大学助教)によるこの画期的書籍は、帯に『戦後日本の宗教運動は、どのように、そしてなぜ、政治に関わってきたのか』『「政教分離」を謳う戦後日本社会において、宗教運動は国家をどう考え、何を目指して政治に関わろうとするのか。なぜ既成政党を支持し、或いはなぜ独自の政治団体を作って選挙に出るのか。自民党政権を支える宗教運動の保守合同から、創価学会=公明党、オウム真理教、幸福の科学まで―』とあるように、戦後日本に於ける宗教と政治の関わりについて多角的な論考が重ねられている。

2015年4月27日月曜日

【書評】カルト脱会者の精神的ケアに関する画期的書籍『カルトからの回復―心のレジリアンス』出版

北海道大学大学院の櫻井義秀教授編著による書籍『カルトからの回復―心のレジリアンス』が出版された。


本来「跳ね返す力」「回復力」などを意味する『レジリアンス』を櫻井氏は「精神の柔軟性と立ち上がる力」と定義する。

臨床心理士や宗教家、脱会者、医師、教員らが「回復のプロセスやレジリアンスの活性化」「カルトカウンセリング」について様々な角度から考察を重ねた本書は、 多方面に亘るカルト問題の解決のための連携や今後の課題を提示している。


2015年3月22日日曜日

【Q&A宗教トラブル110番】が改訂・販売、11年ぶり3度目

全面加筆修正された第3版
宗教・カルトを巡るトラブルや被害への対応、カルト団体からの脱会への方策などをQ&A方式で網羅した3人の弁護士による指南書【Q&A宗教トラブル110番】が、新たな事例や最新の判例・法体系を反映、11年ぶりにリニューアルされ今月10日、民事法研究会から発売された。

2014年7月29日火曜日

【書評】X JAPAN・Toshlが決意の自伝的告発本=カルトの奴隷体験を克明に


洗脳 地獄の12年間からの生還 Toshl
X JAPANのボーカリストとして日本のロックシーンの頂点を極めたにもかかわらず、カルトの広告塔となった経験を持つToshlが驚くべき著書を出した。

『洗脳 地獄の12年からの脱出』 
カルト集団に絡め取られたロックスターによる赤裸々な告白本だ。同時にカルト問題を世に啓発する本でもある。

狡猾な手口でカルト集団に全財産を奪われ、自己破産にまで追い込まれたToshl、稀代のボーカリストが遭遇した凶悪カルトの実態が赤裸々に記されている。

Toshl本人が著書の中で『カルト詐欺集団』と呼ぶホームオブハート(HOH)に、身も心も搾取され続けた12年間は想像を絶する過酷なものだった。

洗脳騒動の際、Toshl本人の周辺では何が起こっていたのか?著名人が絡んだカルト問題としてだけではなく、他人を操る卑劣なカルト集団の手口が判る本だ。

2013年11月1日金曜日

『法の華三法行』後継団体が教団関連書籍の広告をHPで“書評が掲載”と偽装表示


「サンデー毎日に書評解説が掲載されました」として
天華の救済が教団HPに掲載した“書評解説”の頁
「良・書・発・掘 今日みたい自分のための一冊
 Book Review]
メニュー表示と異なる食材を客に提供していたとして問題となっている阪急阪神ホテルズの食材偽装問題。阪急阪神ホテルズ社長の弁明が「偽装ではなく従業員の認識不足による誤表示」から「一部で偽装と受け止められても仕方ない」と変遷し世間の失笑を買っている。その後、他のホテルに於いても相次いで食材偽装や不適切表示が明るみとなるなど偽装表示問題が拡がりをみせているが、カルト宗教界に於いても呆れた“偽装表示”が発覚した。

“足裏診断”からの高額な御布施集めなどにより詐欺容疑で刑事告発を受け懲役12年の刑を科せられた宗教法人“法の華三法行”の教祖・福永法源。教団は解散したが、その後継団体である“天華の救済”が活発な活動を行なっている。

そんな教祖逮捕後のカルト後継団体に於いて、欺瞞的な“偽装表示”宣伝がなされていることが判明した。
天華の救済は代表の新刊本や教団関連本の書籍広告を週刊誌や新聞に掲載した上で、それを恰も書評として掲載されたかのように団体の公式モバイルサイトで宣伝していたのだ。

果たしてこれは、偽装表示か?それとも誤表示なのか?疑惑の真相を追った。

2012年9月1日土曜日

【書評】『宗教と社会のフロンティア』 大学の教科書に「カルト問題」の論考が掲載


「宗教と社会のフロンティア」
830日、勁草書房から『宗教と社会のフロンティア ~宗教社会学からみる現代日本~』が刊行された。

大学の講義等で使われることを前提に書かれた本書は、13章のうち1章を『カルト問題』に当てている。

この画期的な書物の内容について、その意義を含め評する。

2012年8月10日金曜日

著者インタビュー『「カルト宗教」取材したらこうだった』

本紙・藤倉善郎主筆の暴露本『「カルト宗教」取材したらこうだった』(宝島新書)が本日、発売されました。やや日刊カルト新聞を創刊する前からカルト団体を取材してきた藤倉主筆の取材エピソードと、抗議などをしてきたカルトとのやりとりの裏話集です。末尾には、カルトからの抗議に対抗する上でのコツも書かれており、インターネット上でカルトウォッチをするためのハウツー本も兼ねています。藤倉主筆は本紙のインタビューに対して、「これ1冊あれば、誰でもカルトから訴えられることができます」と豪語します。

2012年7月6日金曜日

本紙主筆が「ネット界のトップスター26人」に

7月6日、「やや日刊カルト新聞」の藤倉主筆が、「ネット界のトップスター26人」に選ばれました。26人の中には、「NHK広報局」NHK_PR氏、「カルチャージャパン」ダニー・チュー氏、「大島てる」大島学氏、「虚構新聞社」UK氏、「X51.ORG」佐藤健寿氏、「ニコニコ仏教講座」蝉丸P氏など、そうそうたる顔ぶれが並びます。藤倉主筆は同日、トップスターと呼ばれたことについて「身に覚えがない」とする緊急声明を発表しました。

2011年11月6日日曜日

【書評】 現代宗教社会学研究の画期的書籍“情報時代のオウム真理教”

今年7月、春秋社よりオウム真理教研究に関する画期的且つ集大成的な書籍が発売された。

(財)国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンター編、國學院大學神道文化学部教授で宗教社会学者の井上順孝氏が責任編集した”情報時代のオウム真理教”だ。

2011年8月21日日曜日

幸福の科学が週刊朝日編集長と記者を名指しで霊言を出版

 8月19日、幸福の科学出版から『現代の法難④ 朝日ジャーナリズムの「守護神」に迫る』が発刊されました。『「週刊新潮」に巣食う悪魔の研究』に続いて、霊言を用いてメディアをこき下ろす内容ですが、『朝日ジャーナリズムの「守護神」に迫る』ではなんと、週刊朝日の編集長と記者の実名を挙げて、その「守護霊」に喋らせるというぶっ飛びぶりです。

2011年6月29日水曜日

北大で『統一教会』テーマセッションが開催


◆「宗教と社会」学会第19回学術大会

6月11日、12日の二日間、北海道大学に於いて「宗教と社会」学会第19回学術大会が開かれ、12日の午後には、櫻井義秀氏(北海道大学)と中西尋子氏(関西学院大学)の著書『統一教会 ―日本宣教の戦略と韓日祝福―』についてのテーマセッションが行われた。

2011年3月4日金曜日

現役大学生の半数以上が「カルト対策」教育に賛成  【第10回 学生宗教意識調査報告書】


◆第10回 学生宗教意識調査報告書
 国学院大学の井上順孝教授らが中心となって1995年に発足した【宗教意識調査プロジェクト】。全国の学生に宗教・習俗・呪術・オカルト・精神世界・スピリチュアル・カルト問題などにかかわるアンケート調査を行いその結果を分析している。

2011年1月25日火曜日

『論壇の雄』?『知の怪物』?、元外務省主任分析官の不見識


元外務省国際情報局分析第一課主任分析官で「外務省のラスプーチン」との異名を取った佐藤優氏。論壇の道へ進み、以降多くの著作を記してきた。

その佐藤氏が近著『はじめての宗教論 左巻―ナショナリズムと神学―(NHK出版新書)』の中で統一協会(統一教会)に関する記述をしている。

2010年5月18日火曜日

元後藤組組長がつづった、創価学会とヤクザ

 先週から、複数の週刊誌で話題になっている新刊書籍があります。元後藤組組長・後藤忠政氏の『憚りながら』(宝島社)です。何が話題って、創価学会が1960年代末から70年代にかけて静岡県富士宮市で土地を買い漁っていた頃、地元住民の反対運動を封じるために後藤組を利用していたエピソードを、一方の当事者である後藤氏自らがつづっているからです。

2010年3月30日火曜日

【書評】元オウム代表がつづる「総括」=『革命か戦争か』(サイゾー)

 オウム真理教による地下鉄サリン事件から15年にあたる3月20日付で、オウムの後身であるアレフの元代表・野田成人氏が『革命か戦争か オウムはグローバル資本主義への警鐘だった』(サイゾー、1300円)を出版しました。サリン事件以前からのオウム内部での体験談、総括、そして貧困問題に取り組む現在の彼の哲学をつづった一冊です。

2009年10月5日月曜日

【書評】『知られたくなかった2012創造説』──その驚愕の事実?

「こんな本に推薦文を書いていたのか……」
 鳩山由紀夫総理大臣が帯で推薦文を書いている、『知られたくなかった2012創造説』(地球防衛軍・著、株式会社しょういん・発行)の存在を私が知ったのは、総選挙が終わり、政権交代が決定し、鳩山由紀夫氏が総理大臣になることが決定した9月初頭のことでした。
 この本の発行は2009年3月11日なので、鳩山由紀夫氏が民主党の代表に就任するよりも前のことですが、その存在が広く知られていたとは言い難いでしょう。
 藤倉編集長が、既にこの本に関するエントリを書かれていますが、私はこの本にどのような記述があるのかを、述べていくことにします。
 フィクションであるならネタバレになってしまうでしょうが、この本はノンフィクションであると、著者が書いているので、問題はありません。
 言うまでもなく、鳩山由紀夫総理大臣は公人中の公人であり、その思想信条は公開されるべき情報です。
 鳩山由紀夫総理大臣がこの本の内容と全く同じ認識、世界観を持っているとは思えない(思いたくない)ですが、推薦文を書いている以上、この本の内容について公開するのは国民の知る権利に貢献する行為であると考え、以下に述べさせて頂きます。
 かなり長々とした文章になりますが、その点はご容赦下さい。

2009年10月4日日曜日

【書評】地球防衛軍は算数ができない=『知られたくなかった2012創造説』

 『知られたくなかった2012創造説』(地球防衛軍・著、株式会社しょういん・発行)を読みました。帯には、総理大臣・鳩山由紀夫氏の「宇宙のメカニズムは科学的に解明できていないことが大半です。説としては興味深い一冊でした。」との推薦文が載っています。

 著者は、「地球防衛軍」という変わった名前の方です。どこからどこまでが名字なんでしょうか。本の内容は、創造主と会話できる「先生」から「2012年に地球が滅びる」と告げられた「オレ」が、地球を滅亡から救うために先生たちと「クリスタル・チルドレン」という子どもを捜しに行く、という話です。巻頭に、「ここに書かれていることはすべてノンフィクションだ」と書かれています。

 あまり面白くありませんでした。宇宙や人間を作った「創造主」や、宇宙の構造(神様が創った善神・悪神それぞれの世界があるとか、パラレルワールドがあるとか)についての説明は、すべて「オレ」が「先生はこう言っている」「先生はこういうのを見たんだそうだ」という説明的伝聞調で書かれているばかりなので、まったく臨場感がありません。世界中に12人いるとされる「クリスタル・チルドレン」のうち1人を見つけるところで話は終わっていますが、その一人を見つける過程も、いざ見つかったという場面の描写も、まったく盛り上がりがありません。

探しに行きました。いろいろあったけど、見つかりました。終了。

 それだけです。

 この本によると、宇宙全体の「悪」と「善」の均衡が崩れ「悪神」の勢力が強くなりつつあって、2012年に地球が滅亡するそうです。そして、クリスタル・チルドレンを探し出して地球を滅亡から救おうとする人(つまり地球防衛軍氏)を、悪神の手先が妨害します。ところが、