先の『「偶像崇拝だ!」とマンガと映画の祭典を攻撃。米国キリスト教系過激派団体がデモ』の記事で登場したウエストボロ・バプティスト・チャーチ。この教祖さんの経歴についても補足させて頂きましょう。
【フレッド ・フェルプス】ウエストボロ・バプティスト・チャーチ教祖。
人種差別を憎む人権派弁護士だったが、ある日、法廷記者を侮辱した罪で法曹界を追放される。
この際「同性愛者が全て悪い」「同性愛を認めるアメリカこそが悪である」と気づき、同性愛とそれを保護するアメリカに復讐するため、ウエストボロー・バプティスト・チャーチを設立した。
スローガンは「神はゲイを憎んでいる」※1。
以降、全米各地の戦死した軍人、殺人事件の被害者などの葬儀に乱入。「神はアメリカを憎んでいる」「彼は地獄に堕ちた」などのプラカードを掲げてしてデモを実施してきた。(悲惨な死は同性愛を認める米国民に対する神の怒りの表れだからである)。
また、教会の活動を妨害する者に対しては「表現の自由」を盾に法廷闘争を仕掛け、元弁護士牧師の力を見せつけた。今や教会の運営費は賠償金と国の弁護士助成金で賄われている ※2。
そんな彼らに対し、無力な米国民たちに出来ることは「葬式でデモをするの禁止」という法律を作ることだけだった。
あのKKKさえもが「彼らと私たちは無関係だ」というプレスリリースを出して距離を置き、もはや向かうところ敵無しと思われた、そんな時――。
マイケル・ムーア監督による「ラブワゴン」攻撃を受け初の敗北。そして2010年7月には、「同性愛」に飽きた彼らが「偶像崇拝」をキーワードに、コミックと映画の祭典に集まったのヲタク共をに攻撃しようとして、失敗。反撃のデモに遭い、敗北を喫した。
こうした背景から、彼は映画やコミックを憎んでおり、現在は米国のヲタク共に対する復讐の機会を伺っていると考えられている。しかし彼はまだ「日本にはBLと呼ばれる偶像崇拝的同性愛マンガが愛する強敵たちがいる」という事実を知らない。
※1 バリエーションに「神はダイエットペプシを憎んでいる」というものがある。
※2 米国ではセクション1988と呼ばれる法律によって市民の権利に関する裁判の弁護士費用は国によって補助される
3 コメント:
自分に全く自信がないと生きていけないけど、この人の場合は自信がありすぎたんだね……
今後は人生のゴールまで教会運営がうまくいく事をお祈り申し上げておきます。
攻撃的カルトはやがてオウム真理教のようになるかもしれないんですよ?
あるカルト教団の元信者より
法華経を読んでください
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