尖閣上陸の幸福実現党員・TOKMAライブレポート

9月18日に尖閣諸島・魚釣島に上陸した幸福実現党員のミュージシャン・TOKMAが10月2日、都内のライブハウスでライブを行いました。TOKMAは魚釣島で、慰霊碑の掃除のために使ったホウキをギター代わりに抱えて自作の曲を熱唱しましたが、ライブでもその“伝説のホウキ”を持参。同様に各自ホウキ持参で集まった客（幸福の科学信者たち）も、大いに盛り上がりました。このライブでTOKMAは、宿泊した東横インのものであることを告白しました。


■日本の近代史を「YouTubeで勉強した」

TOKMAは10月2日、「Quarter Note」（東京・港区）で行われたライブ「GSP Presents『PROGRESS LIVE』」で3番目のアーティストとして出演しました。TOKMAの出番前、店のバーコーナーで妻とおしゃべりしていた本紙・藤倉善郎主筆の前に、TOKMA本人が登場。

「（霞が関での）約束通り嫁連れてきましたよ～」（藤倉）

「お～！！」（TOKMA）

マイケル・ジャクソンのTシャツを着たTOKMAに、藤倉妻がこう尋ねました。

「マイケル好きなんですか？　私も大好き！」

「いや、別に好きじゃないんだけど、うちの母親がくれたんだ」

テキトーです。

店員によると、通常のライブでの観客数は「20～30人程度」だそうですが、TOKMAの出演時間には幸福の科学信者ら40人以上がつめかけ、会場は立ち見状態になりました。

「ぼくTOKMAっていうんですけど、9月18日に尖閣諸島の魚釣島に上陸しまして。あとで気づいたんですけど、民間人があそこに行くということで、護衛に巡視船２隻がついたんですけど、バックに自衛隊も出向してまして。自衛隊が出ることによってアメリカも声明を出しまして、竹島と尖閣諸島は日米同盟にそってアメリカが守ると（会場拍手）。そしたら、次に国家主席になる習近平が（反日）デモを抑えたと、産経新聞に載っていました。（自分たちは）迷惑かけてるだけじゃなくて、ちょっとは役に立ったのかなと。そんな習近平に捧げる曲です。『さらば！ボディ・ジャック』」（TOKMA）

幸福の科学ユートピア文学賞を受賞した小説を原作とする映画『ボディ・ジャック』の挿入題歌です。この日のTOKMAは「捧げるシリーズ」として、習近平に捧げる曲の次は、息子に捧げる曲、つづいて祖父にささげる曲を披露しました。

■生まれて初めての靖国参拝は今年

「もうお盆過ぎましたけど、今年は思ったんです。オレはおじいちゃんにあんまり感謝してないな、形式でやってきたなと。オレは日本人が好きじゃなかった。戦争行った人はみんなA級戦犯だと思ってた。でも教科書を鵜呑みにするんじゃなくて、ここは歴史を違う視点から勉強すべきだと。それで渡部昇一さんの本とか、櫻井よしこさんのYouTubeのインタビューとかで勉強しまして、従軍慰安婦と南京大虐殺はでっち上げだったということがわかりました。ああ、おじいちゃんをそんな目で見ちゃったな、申し訳なかったなと。で、今年はおじいちゃんにお線香を上げて、生まれて初めて靖国神社に参拝して、英霊たちの写真を見てびっくりしました。みんな若いんで。この子たちがゼロ戦で突っ込んだんだ。こんな人たちがいたから、ぼくらやこの日本があるんだ、と」（TOKMA）

10月24日発売予定のアルバム『Get Your Freedom!!』収録の新曲『レクイエム』です。「レッテル貼られたまま　あなたは去っていった」という歌い出しで、「従軍慰安婦の存在の証拠もないのに　いまでも教科書で傷つけ傷つけあってる　自虐的history」といった調子。

その後、妻に捧げる曲につづいて、魚釣島で歌ったあの名曲『I LOVE ZIPANG』も。


■“伝説のホウキ”は東横イン提供

アンコールでは、9月25日に霞が関での「政府に原発推進を求める集会」でも熱唱した『LOVE TARIN』。歌い始める前にギターを置き、ステージ奥から、魚釣島の慰霊碑を掃除した際に使ったホウキを持ち出しました。

「これが、伝説のホウキです。これで掃除してきました。泊まった東横インの受付で借りて。『にいちゃん、明日一日これ貸してくんねえか』『いいですよ！』。そして帰ってきたら『はい返します』『いらないです、持ってってください』。これ窃盗じゃないですよ」（TOKMA）

宿泊した東横インということは、石垣島の東横インでしょうか。

ホウキを抱えて歌うTOKMA。各自持参したホウキを振り上げながら踊る、幸福の科学信者たち。TOKMAの前に出演して数人の客しかいない中で歌っていた2人組のあんちゃんが、会場の隅で呆然と眺めていました。

この日のライブで歌われた曲は、以下のとおり。

1.　Watch Over Me～光は不滅
2.　さらば!ボディ・ジャック
3.　SUN CHILD
4.　レクイエム
5.　静かなる微笑み
6.　I LOVE ZIPANG
7.　NEXT STAGE
アンコール　LOVE TRAIN

■本紙主筆も虜に

ライブ後、会場前でTOKMAは幸福の科学の信者たちと記念撮影をしたり、CDやホウキにサインをしていました。TOKMAの尖閣ロックとノリノリのステージングで、すっかりファンになった本紙・藤倉善郎主筆と妻。CDを買ってサインを貰い、一緒に記念撮影。

「悪い記事書くなよ～！」（TOKMA）

「もちろんですよ！」（藤倉）

本紙ではこれまでどおりTOKMAを推していきます。もう「TOKMA氏」なんてよそよそしい表記はやめました。

会場を後にした主筆と妻の帰りの車の中では、お気に入りの『I LOVE ZIPANG』と『LOVE TRAIN』がエンドレスで鳴り響いていました。