Twitter社がやや日刊カルト新聞総裁を永久凍結

藤倉総裁のTwitterアカウントの戦績

Twitter社は2月22日、やや日刊カルト新聞社の藤倉善郎総裁のアカウントを永久凍結した。凍結の理由についての通告は一切ない。

　藤倉総裁の凍結は5カ月ぶり5度目。藤倉総裁は凍結されるたびに新たなアカウントを作成し復活を繰り返しており、凍結されたアカウントは4代目にあたる。以前凍結され復活していた3代目アカウントも今回、同時に凍結されたため、凍結は通算6度目に。

　さらに、今回の凍結後に藤倉総裁が新たに作成した5、6、7代目アカウントも同日のうちに相次いで凍結。通算回数を一気に9とし、自己記録を大きく更新した。1日に5回の凍結も自己新記録。なお藤倉総裁はTwitterによるアカウントロックも先月、通算回数13に伸ばしている。

　凍結10回の大台まであと1と迫ったことについて、藤倉総裁は「結果は後からついてくるという感覚も多分持てないだろうし、持ちたくもない。しっかり結果を追い求めて、追いかけてそうしたい」とコメントした。しかし一時的な凍結ではなく「永久凍結」であるため、大記録達成を危ぶむ声もある。



　今回の凍結の前日2月21日まで、Twitter上の幸福の科学アンチ界隈では、ある幸福の科学信者のツイートに返信すると「警告1」「ブロック」などとするランキング表にノミネートしてもらえるとして、ランキング入りを目指す祭りが開催されていた。藤倉総裁はこれに参戦し、めでたく「ブロック」のタイトルを獲得。さらに21日夜には、藤倉総裁についてデマを流した別の幸福の科学信者に対して批判的な返信もしていた。

　比較的にぎやかに過ごしていた藤倉総裁だが、差別発言や攻撃的な表現は用いておらず、通常は通報から凍結までは時間差があることが多いため、これらが凍結の原因かどうかは不明。Twitter社は藤倉総裁に対して凍結の理由を通告していない。

　藤倉総裁の初凍結は2018年9月14日。1年5カ月で9回というハイペースだ。

　今回の凍結を受け、これまでどおり藤倉総裁は、当日のうちに新たなアカウントを作成。しかしそれも同日のうちに全てが凍結された。その際、Twitter社は「永久凍結の回避を禁止するルールに違反しています」と通告。これにより、今回の処分が一時的な凍結ではなく「永久凍結」であることが判明した。

藤倉総裁による異議申し立て

藤倉総裁はTwitter社に対して異議申し立て中だが、過去、Twitter社が藤倉総裁の異議申し立てを認めたケースはなく、まともな返事を返してきたこともない。

　Twitterでは、アカウントを使用不能にし他者から過去の投稿も閲覧できなくなる「凍結」のほか、他のアカウントから過去の投稿は閲覧できる状態のまま使用不能となる「ロック」という処分がある。ロックは一時的なもので、凍結も後日解除されるケースはある。藤倉総裁は2017年10月12日の初ロック以来、今年1月23日までの2年4カ月で計13回ロックされており、こちらも自己記録更新中。

　藤倉総裁は記者会見で、「結果は後からついてくるという感覚も多分持てないだろうし、持ちたくもない。しっかり結果を追い求めて、追いかけてそうしたい」と語った。大記録を前にしたアスリートがよく「結果は後からついてくる」などと謙虚な風を装った綺麗事を口にすることがあるが、貪欲に意図的に結果を追い求める姿勢はまるでイチローの守護霊がのりうつったかのようだ。

　しかし今後新たなアカウントを作ることができなければ、凍結されることはなくなる。通算10回まであと1と迫った凍結記録の達成に赤信号が灯った。

　現在、Twitter上には「藤倉善郎の守護霊の魂の兄弟の過去世の宇宙人の指導霊」を名乗るアカウント（@paily_cult）が出現。同アカウントは「藤倉本人ではない」と言い張り、藤倉総裁に変わってTwitterでの発信を続けるとしている。

　かつて同様に凍結を繰り返された著述家の菅野完氏（@noiehoie）がTwitterから姿を消し、代わって「菅野完の従兄弟の同級生のお兄ちゃんの彼女の先輩の友達」（@noiepoie）がTwitterでの発信を行なっていることはあまりにも有名。藤倉総裁はこの「菅野打法」で大記録に挑む。

　なお、これまで藤倉総裁を永久的に排除することを通告した団体には、2012年に「とりあえず今後ずっと」出入り禁止を通告した幸福の科学によるや、2019年に「永劫に」経産大臣会見の取材禁止を通告した経済産業省がある。Twitter社による「永久凍結」は団体として3団体目にあたる。

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　また今月には鹿砦社・松岡利康社長が、藤倉総裁に対して期限付きで同社の出版物からの追放を通告。キレた藤倉総裁が「松岡さんが影響力を持っている限り今後永久に鹿砦社との全ての関わりをお断り」と言い返して、自ら事実上の永久追放となっている。

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　さらに藤倉総裁は、自らが所属する某団体の幹部らと1年ほど前から激しく敵対。新たな追放案件になる可能性を抱えている。

　Twitterに限らずネット外でも藤倉総裁の追放がブームになりつつある現状を踏まえ、やや日刊カルト新聞社の広報担当者は「弊社でも藤倉総裁の永久追放を検討したい」と前向きな姿勢を見せている。