最高裁が上告棄却＝“拉致監禁キャンペーン訴訟”統一教会信者の勝訴が確定

昨年11月高裁判決後に高裁前で挨拶する
後藤氏、統一教会本部職員を挟んで
取材中の長髪時代の本紙鈴木主筆の姿も

10月1日、統一教会公式サイトが統一教会信者による民事訴訟に関し最高裁が上告を棄却したことを伝える記事を掲載した。

統一教会が展開してきた“拉致監禁キャンペーン”訴訟に関し、地裁判決を上回る高裁での“トンでも判決”が確定することとなった。


統一教会公式サイトの当該記事には、原告のHPへのリンクが張ってある。

【全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会HP

2015年10月1日】
12年5ヵ月の拉致監禁裁判最高裁が改宗活動家らの上告棄却（抜粋）

 （略）

第3小法廷は、親族らが①控訴審判決は違憲②控訴審判決理由に不備がある――と主張したのに対し、「その実質は事実誤認又は単なる法令違反を主張するもの」であり、上告の理由にならないと判断しました。

 （略）

以下は、後藤代表によるコメントです。
 （略）

 「過去50年間における4300人もの拉致監禁被害者の代表としての意識で戦ってきました」


（以下略）

どのような意識で裁判を戦おうと個人の自由だが 「過去50年間における4300人もの拉致監禁被害者」とは事実誤認の度が過ぎるようだ。

結果として統一教会サイドを利することとなった今回の裁判。
脱会後のケアや被害回復の法整備が整っているカルト対策先進国フランスでセクト（カルト）問題に取り組むピカール氏が提言したように、立ち遅れているセクト（カルト）からの救出という問題に直面しているフランスは日本に於ける脱会プロセスに注目している。カルト団体からの脱会を促す真摯な取り組みに停滞があってはならない。


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