2017年1月22日日曜日

ひかりの輪被害者団体"インコの会”設立へ=教団側からは早くも嫌がらせ

1月4日、やや日刊カルト新聞社主催「ひかりの輪10周年記念新年会」で、ひかりの輪の被害者団体である通称「インコの会」の概要が発表され、同日、同会のウェブサイトが公開されました。同団体は、オウム真理教の後継組織である宗教団体「ひかりの輪」の解散を求めるとともに、脱会者同士の交流と被害実態についての情報発信等が目的。正式名称は「ひかりの輪脱会者友の会」で、正式な設立時期は今年3月を予定しているとのことです。

これに対して、早くもひかりの輪関係者がインコの会代表者らを誹謗中傷するブログを新設するなどしました。しかしインコの会関係者から「名誉毀損ではないか」と指摘された途端、ブログを閉鎖して逃亡しています。


「インコの会」は、代表に中山尚氏(ひかりの輪脱会者)、事務局長に藤倉善郎氏(やや日刊カルト新聞社)、アシスタントに山田茜氏(ブロガー)が就任予定。会の目的としては、公式サイトに以下のものを掲げています。

1.ひかりの輪に対して解散を求める。
2.ひかりの輪の問題に関する情報交換と人的交流をすすめる。
3.ひかりの輪会員への脱会支援を行う。
4.ひかりの輪の問題について社会に向けて情報発信を行う。
5.そのほか、ひかりの輪およびオウム真理教をめぐる問題について必要と考えられるあらゆる活動を行う。

1月4日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催された「ひかりの輪10周年記念新年会」では、中山代表(予定)から、ひかりの輪が信者を公安調査庁への情報提供者に仕立て、公安調査庁から信者が得る謝礼をイベント参加料などとして教団に収めさせる「公安商法」を行ってきたことなど、ひかりの輪の欺瞞的な内情も明かされました。また、上祐史浩代表がオウム真理教時代からの宗教的権威を引き継ぐことで現団体を維持していることや、信者を怒鳴りつけるなどする内部での上祐代表の実態についても語られました。

また同イベントで藤倉事務局長(予定)が語ったところによると、「ひかりの輪脱会者同士が安心して交流できる場を作る必要を感じた」ことが設立のきっかけとのこと。同時に、「そこで得られた情報を、ひかりの輪の問題や被害に対処するために活用」して、社会に向けた情報発信や脱会者や信者家族への支援につなげたい考えです。

一方で、インコの会の正式名称を「被害者の会」としなかった理由について、藤倉事務局長(予定)はこう説明します。

「ひかりの輪の被害は、直接的なものとしてはまず、組織的加害よりも上祐氏によるハラスメント的な被害が想定されるのではないか。ひかりの輪に関わった全員が被害者であるとは限らないし、たとえ傍目には被害者に見えるとしても、本人が自覚していないのに周囲が被害者だと決めつけるのもどうかと思う。“自他ともに認める被害者”に限定せずに交流できる場にしたい」

具体的な活動としては、脱会者同士のクローズドな交流のほか、一定の参加条件のもとで比較的オープンに参加者を募るオフ会を開催するなど、様々な立場から関わることができる会を目指すとしています。また、ひかりの輪に関連する相談等もすでに受け付けています。

インコの会が公式サイトを開設した後の1月18日ごろ、ひかりの輪関係者が「ある会員のつぶやき」とのタイトルで新たなブログを開設。ひかりの輪脱会者であるインコの会の中山代表(予定)らを誹謗中傷する記事を連投しました。しかしインコの会関係者から「名誉毀損ではないか」などと指摘された途端、1月20日にブログごと削除されています。

「上祐史浩代表は21世紀の新しい思想の創出などと謳っているが、その上祐氏のもとで学んでいる人間が、こうしてひかりの輪の批判者を誹謗中傷する。これがひかりの輪の思想なら、そんなものは害悪でしかない。インコの会はまだ正式に設立されていないのに、すでに教団側の陰湿な体質を明らかにし教団側の誹謗中傷ブログをソッコーで潰すという成果をおさめた。非常にやりがいを感じる。今後も、ひかりの輪関係者による嫌がらせに屈することなく、このオウム後継団体の実態を世間に、そして現役のひかりの輪会員たちに知らしめていきたい」(藤倉事務局長=予定)


◇ひかりの輪脱会者友の会「インコの会」
http://stop-hikarinowa.com/

1 コメント:

匿名 さんのコメント...

アシスタントに就任予定の山田あかねさんのブログに登場してもらったハンドルネームあずきさんという方は後にひかりの輪の関係者と思われるアカウントから集中攻撃を受け、彼女は鍵垢にして姿を消してしまいました。彼女はひかりの輪の偽装勧誘等を告発していましたが、それだけでここまで攻撃されるのかと思いとても恐く感じました。彼女はどうやら精神的な持病をお持ちのようなんで、回復して又皆の前に出てきてほしいんですが・・・。彼女は恐怖を感じているんでしょうね・・・。