2010年1月5日火曜日
西新井大師で初詣客に「幸福の科学」がビラ配り
東京・足立区にある西新井大師は、正月休みが終わった1月5日も初詣客でにぎわっていました。その西新井大師に向かう路上、東武線の大師前駅の前で、幸福の科学の信者がビラや本を配っていました。
駅の真ん前で、黄緑色のジャンバーを着た数人の女性たち。幸福の科学・足立支部のみなさんです。
「幸福の科学はいい宗教でーす」
「これを読めば幸せになれまーす」
全国の大学では、カルト宗教が正体を隠してダミーサークルによる勧誘活動を行うことが問題視されています。しかしここ西新井大師での幸福の科学は、しっかりと教団名を名乗っています。勧誘とは、こうでなくてはいけません。カルトのみなさん、幸福の科学を見習いましょう。
このビラ配り、幸福の科学の創始者にして総裁である大川隆法氏の最新著作の宣伝のようです。今年1月1日付けで発刊された『創造の法』(幸福の科学出版)をアピる立て看板まで、路上に置かれていました。
道交法違反じゃないかと思うんですが(私道なのかな?)、すぐそばにたくさん露天も並んでいるし、初詣シーズンくらいはうるさいこと言いっこなしです。ビラ配りのおばちゃんと、立ち話をしました。
「幸福の科学、知ってますか?」
─知ってますよ。幸福実現党ができたときも、けっこうニュースで名前出ましたしね」
「え? あのときは全然ニュースに出なかったんですよ。(報道を)統制されてしまって」
─(誰に統制されたの?というツッコミは置いといて)選挙のときは報道されなかったですね。でも党が結成されたときは、けっこう報道されてましたよ。
「結成のときは、そうでしたね。アンケート(のハガキがセットになったビラ)どうぞ」
─あ、それ、さっきいただきました。
「じゃあ、本を差し上げます。アンケート書いてくれた方に差し上げてるんで」
─(アンケート、もらったけどまだ書いてもいないよ、ってツッコミは置いといて)あ、ありがとうございます。
「この本、出たばっかりなんですよ。奇人変人を作る本なんです」
-奇人変人っすか。そりゃまた……(絶句)
「このあとがきが、読むともう涙が出てくるんですよ。ほら、ここに書いてあるでしょ?『奇人・変人』って」
確かに書いてあります。「奇人・変人を尊敬し、自らも誇り高き奇人・変人になろう」と。
涙は出ませんでしたが、1800円もする本をタダでもらってしまいました。これも、幸福の科学の出版物の売り上げ部数にカウントされるんでしょうか。
おばちゃんにもらったビラのセットの中には、小冊子『What's 幸福の科学 Vol.6』が同封されていました。一番最初の記事は、昨年公開された幸福の科学の映画『仏陀再誕』が「興行ランキング2位(10/17~10/18、興行通信社調べ)」になったとか、海外でも反響があったといったことが書かれていました。ちなみに、このときの興行ランク1位は『カイジ ~人生逆転ゲーム~』です。
『仏陀再誕』は、10月17日公開でした。公開最初の週末に第2位にランクインしたものの、翌週は4位、らさに翌週は7位と順位を落とし、その翌週は6位に上がりましたが、以降は10位圏外へと消えていきました。最後まで、『カイジ ~人生逆転ゲーム~』を逆転できませんでした。しかし11月15日に有楽町の劇場に見に行ったときは、満席に近い状態でした。会場前で上映時間直前にタダ券配っていたからでしょうか(↓)。
『What's 幸福の科学 Vol.6』には、今春、栃木県那須町で開校が予定されている「幸福の科学学園」(すでに県私立学校審議会が設置を認可)についての記事もありました。記事の内容より、校舎の写真に目が行ってしまいます。相変わらずのデザインセンスです。
全く関係ない用事で西新井大師に行ったのですが、年明け早々、タダで本までいただいてしまって恐縮です。これは、「今年も幸福の科学をヲチせよ」という弘法大師のメッセージでしょうか。
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3 コメント:
新年早々お疲れ様です。
これからもがんばって下さい。
ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
はじめまして。いつもじっくり読ませていただいております。
地元民ですが、これは知りませんでした。
ここだけでなく、「S」や「T」の信者も多く辟易しています。
弘法大師に退治してほしいものです...
今後も応援します。圧力に負けず頑張ってください。
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