2010年9月1日水曜日

ダライ・ラマ法王事務所がSAGE GROUPに「最終警告」

 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所が8月30日、SAGE GROUP(国際宗教連盟)に向けた「最終警告」をウェブサイトに掲載しました。SAGE GROUP関連サイトから、ダライ・ラマ法王の画像や代表部事務所サイトへのリンクを削除するよう求めています。SAGE GROUPは、ドクター・中松氏(幸福実現党特別代表)や「脳機能学者」の苫米地英人氏のチベット仏教の称号自称をコーディネートした団体です。

【ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 2010年08月30日】SAGE GROUP( 国際宗教連盟)に関するお知らせと最終警告

関係者各位 殿

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所にメディア・寺院および一般個人から、SAGE GROUP( 国際宗教連盟)と関係がありますか、との問い合わせを多数頂いております。

私たちは一切関係がありません、とはっきり申し上げます。実際、2010年8月4日付にて、代表の中井天山氏宛に、ダライ・ラマ法王の画像と当事務所のホームページへのリンクを外してくださいとお願い申し上げております。しかし、今日までまったく反応はありません。私たちは、2010年8月30付にて、最後の警告書を送り致しますが、この内容を無視し、対策をとらなかった場合、公的対策をとらせていただきます。

これをもちまして、私たちはSAGE GROUP(国際宗教連盟)と何ら関係ないことを言明致します。

2010年8月30日
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
代表ラクパ・ツォコ

SAGE GROUP(国際宗教連盟)役員・協力団体
 SAGE GROUP(国際宗教連盟)では、役員・協力団体に「ダライ・ラマ14世法王」「ガンデン・ティパ102世法王」「カルマパ17世法王」と記載し、「ダライ・ラマ14世法王」の説明として、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のウェブサイトへのリンクを掲載していました(リンクだけは、現在、修正されています)。

 また同じく役員として掲載されているテンジン・デムチョク氏について、SAGE GROUPは「ダライ・ラマ法王の高弟」と紹介。テンジン氏が代表を務め、SAGE GROUPの中井天山氏が「日本代表」を務めるマイトレーヤカルナ財団(本部アメリカ、代表テンジン・デムチョク氏)の日本語サイトでは同財団について「ダライ・ラマ14世法王統括」と表記するなど、ダライ・ラマの名前や写真を使用しています。

 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の過去のプレスリリースを探してみたのですが、チベットを侵略・支配している中国政府に対する批判的表現は別として、特定の民間団体について名指しで「最終警告」を発した例が見当たりません。代表部事務所では、SAGE GROUPの行為や態度を、相当悪質なものと捉えているようです。

 なお、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所は、「ダライ・ラマ法王及びチベット亡命政権の正式な代表機関」(同サイトより)であり、「日本代表部事務所の責任者である駐日代表職は、ダライ・ラマ法王によって直接任命されます」(同)。

ドクター・中松氏の選挙活動(7月の参院選)

■チベット仏教のニセ称号をコーディネート


 SAGE GROUP(国際宗教連盟)では今年3月、インドでチベット仏教ゲルク派の高僧ガンデン・ティパから20人以上の会員が称号を授かったとしています(現在、同サイトからこの記述は削除されています)。称号を授かったと称している人物のひとりでSAGE GROUP顧問のドクター・中松氏は、今年7月の参院選でこの称号を選挙宣伝に利用しました。また、同じく顧問の苫米地英人氏は、カギュ派のカルマパ17世からも称号を授かったとアピールしています。

 ところが今年7月、ガンデン・ティパはドクター・中松氏に称号を与えた事実はないと書面で表明。また本紙の取材で、SAGE GROUPが主張している「チベット仏教の称号」の根拠は、日本語のみで書かれた賞状にガンデン・ティパのサインを加えただけのものだったことが、すでに判明しています。

SAGE GROUP・中井天山代表と「賞状」
 この賞状について、SAGE GROUPの中井天山代表は、「趣旨を説明した上でサインしてもらった」と主張していますが、ガンデン・ティパは前述の書面の中で、「会員に渡すための賞状にサインしてください」と頼まれたにすぎないと説明しています。なお、本紙<ドクター・中松&中井天山代表、チベット語翻訳合戦で自爆>でリポートしたように、チベット仏教では賞状によって称号を授ける習慣はなく、SAGE GROUPが主張している称号は、実際にはチベット仏教に存在しない称号です)。

■ドクター・中松氏のニセチベット寺開山のほかに「チベット寺院建設」計画も

 SAGE GROUPの顧問であるドクター・中松氏は、7月の参院選で落選した後、自身の事務所内に「中松寺(ちゅうしょうじ)」を開山したと称して式典を実施。テンジン・デムチョク氏を招き、自らもチベット僧のコスプレをして「法要」らしきものを行いました。中井天山氏も出席していました。

中松寺開山式。左からテンジン・デムチョク氏、
ドクター・中松氏、中井天山氏
 もっとも、「寺」と言っても、事務所内部の吹き抜けスペースの壁に神棚程度の祭壇を設け小さな仏像を置き、手書きのような文字で「中松寺」と書いただけ。開山法要の最中も、すぐ横に麻雀牌が散乱した卓が放置されているなど、本気で寺にしようというつもりがあるとは思えないお粗末なものでした。

 またSAGE GROUPでも現在、「チベット寺院建設 日本準備委員会」なるものを設け、「カルマパ法王猊下来日の際、世界平和の祈りの基軸として拠点となる寺院」を建設するとしています。

 しかしSAGE GROUPは今回、「ダライ・ラマ法王及びチベット亡命政権の正式な代表機関」である代表部事務所から「私たちはSAGE GROUP(国際宗教連盟)と何ら関係ないことを言明致します」と、明確に否定されました。SAGE GROUPいくらダライ・ラマの名を使おうとも、それはダライ・ラマ本人とチベット亡命政府の意に反して勝手に行っているもの、ということになります。



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50 コメント:

匿名 さんのコメント...

これだけ藤倉さんが証拠を集めているのに、どこのマスコミも追随報道をしないのはなぜなんでしょうかね。

ところで、
中井天山&藤倉善郎 というタイトルの動画がyoutubeに投稿されていて、どのような対談がされてるのかとおもったのですが、上座の天山が藤倉氏に講釈をたれている映像にも見えました。
http://www.youtube.com/watch?v=NYcG0m7vkXU

藤倉善郎 さんのコメント...

> これだけ藤倉さんが証拠を集めているのに、どこのマスコミも
> 追随報道をしないのはなぜなんでしょうかね。

 ある雑誌にネタを持ちこんだら、こう言われました。

「中松も苫米地も中井も、誰が見たってあからさまに怪しい。怪しいものを怪しいよって書いてもしょうがないしなあ」

 まあ確かに、商業メディア的にはそれも正論なんですよね。でも代表部事務所が毅然とした態度を公にしているから、どっかのメディアが取り上げるのも時間の問題ではないかと思いますよ。

> 中井天山&藤倉善郎 というタイトルの動画がyoutubeに投稿されて
> いて、どのような対談がされてるのかとおもったのですが、上座の
> 天山が藤倉氏に講釈をたれている映像にも見えました。

 これは、ぼくが中井氏に取材した際の様子を、中井氏が隠し撮りして勝手に公開しているものです。撮影していること自体、ぼくは知らされていなかったし、撮影にも公開にも同意していません。

 この時の取材内容は、「ドクター・中松の「金剛大阿闍梨」はニセモノと判明(http://dailycult.blogspot.com/2010/08/blog-post.html)」の文章と動画でリポートしているとおりです。もちろん態度はお互い紳士的ではありましたが、楽しくおしゃべりしていたわけではなく、中井氏側の「問題」をぼくが取材していたときの様子です。

 この動画は、中井氏の手口がよくわかる証拠の一つですね。SAGE GROUP関連では同様に、「会った事実」があるだけで会談内容が不明な動画がいろいろアップされてます。ガンデン・ティパやカルマパの動画も、一緒にいる映像が流れているだけで、やりとりの内容とか全く分からないようになってる。

 ナゾなのは、ガンデン・ティパやカルマパと違って、たかが藤倉ふぜいと「会ったという事実」を流したところで、何の権威づけにもならんだろという点です。藤倉って、えらいの?(笑)

123 さんのコメント...

相当悪質だと判断されても当然ではないでしょうか。
8月4日付けで警告レターを送付されたにも拘らず、何の返答もないばかりか、「チベット寺院設立準備委員会」のページには新たにサキャ派の法王のお写真が掲載されていました。
警告レターを受けてか、「チベット寺院設立準備委員会」のページからダライ・ラマ法王のお写真は外され蓮の花の写真に変更されていますが、蓮の花の写真をクリックするとインドのダライ・ラマ法王のHPにリンクする訳ですから酷いものです。
リンク先が日本かインドかの違いであって、ダライ・ラマ法王の公式HPである事には変わりはないと思います。

>「会った事実」があるだけで会談内容が不明な動画がいろいろアップされてます

まさに、その通りですよね。SAGE GROUPのブログや動画を拝見しましたが、
2008年にダライ・ラマ法王に謁見し、中井氏ご一行が作成した表彰状をダライ・ラマ法王に渡している動画や、
同年にカルマパ17世に謁見し中井氏ご一行が作成した表彰状をカルマパ17世に渡した写真が掲載されています。

ひかりの輪の上佑氏にあった写真は週刊誌に掲載されたためか、苦し紛れのような言い訳が掲載されていましたが…
この件は、上佑氏が自身のブログで「元皇族と自称される方と紹介されお会いしただけ」だとコメントしていました。井上氏は、元南朝の皇族と自称しておられたそうです。他にはサイエントロジー表敬訪問等々
SAGE GROUPに会っただけで、勝手に役員・協力団体にされてしまいそうですよね。

>「中松も苫米地も中井も、誰が見たってあからさまに怪しい。怪しいものを怪しいよって書いてもしょうがないしなあ」
本を購入されたり、高額なセミナーに出席されたりしている方もいる訳ですから、怪しさを立証するのは良識あるメディアの仕事ではないかと思います。

Lang さんのコメント...

SAGE GROUPの役員・協力団体として、ウィグル、内モンゴル、台湾、スリランカ等の方達のお名前と写真が掲載されていますが、これらもご本人達の承諾を得て掲載されているのでしょうか?
大いに疑問ですよね。

匿名 さんのコメント...

藤倉さん

ダライ・ラマ日本代表事務所に取材にいらしてみてはいかがですか?

ちょっと疑問 さんのコメント...

ところで、マルタ騎士団からドクター中松へ、クレームが来なかったのでしょうか?
確か、マルタ騎士団での称号授与は、授与式がキチンと行なわれていますよね?
チベット仏教関連の捏造は、あれこれ写真や動画を掲載されていたのと比べて、あまりにそれに関する写真や動画がないのも、不自然さを感じます。
チベット仏教関連の捏造は、SAGE GROUP絡みだったのに対してマルタ騎士団はドクター中松がお一人で行なわれた事の違いでしょうか?

123 さんのコメント...

苫米地氏は、今度は北京にて、国際健康健美長寿学研究機構から学会最高栄誉賞を受賞されたそうです。

http://www.tomabechi.jp/archives/51073010.html

今度は「健康健美長寿」路線に切り替え?

藤倉さん、苫米地氏への取材是非お願いします!

藤倉善郎 さんのコメント...

みなさん、コメントありがとうございます。

123 さんの

> 本を購入されたり、高額なセミナーに出席されたりしている
> 方もいる訳ですから、怪しさを立証するのは良識あるメディ
> アの仕事ではないかと思います。

 ぼくもそう思います。ただ、雑誌社も商売なのでどうにもならない部分はあります。ぼくが持ち込んだ先の雑誌で載せてくれないならよその雑誌にも持ち込むだけのことだし、それでもダメなら、ネットのニュースサイトやこの「やや日刊カルト新聞」で書いて行けるわけだし。まあ、ネットがなかった時代に比べれば、格段にいい時代です(って言っても、ぼくがライター開業したのってネット時代に入ってからなんですけどね)。

> 藤倉さん、苫米地氏への取材是非お願いします!

 苫米地氏は取材申し入れに対してシカトこいてるので、本人への取材は無理そうです。もっとも、本人が取材に応えようが応えまいが、事実関係の裏が取れた部分については記事にしていくつもりです。
 苫米地氏が健康路線に行くなら行くで、ホメオパシーやアグネス・チャンみたいな問題になる可能性がなくはないジャンルなので、それはSAGEと関係なかったとしても要注意ですね。

Lang さん

 海外の人も含めてかなり大人数の名前があるので、確認大変そうだから、まだ手を付けてないんですよね……。すいません。

匿名さん(2010年9月1日22:35)

 代表部事務所とは、この問題はもちろんですが、それ以前からチベット問題の取材等でやりとりしています。

ちょっと疑問さん

 すいません。マルタ騎士団の方はフォローできていません。どうもあれはSAGEがらみではなさそうなんです。

匿名 さんのコメント...

苫米地さんはツイッターで
「@OshoUFO @UT4T 私はもともとカギュー派ですが、私のガンデンディパ法王によるゲルグ派認定についてはダライ・ラマももちろん分かっていますからどうぞお問い合わせください。中松氏の経緯は全く分からないのでコメント出来ません。」
と発言したそうです。

123 さんのコメント...

下記の一連のやり取りですよね?

「@OshoUFO @UT4T 私はもともとカギュー派ですが、私のガンデンディパ法王によるゲルグ派認定についてはダライ・ラマももちろん分かっていますからどうぞお問い合わせください。中松氏の経緯は全く分からないのでコメント出来ません。 11:19 PM Jun 28th Tweetingsから OshoUFO宛 」

「@OshoUFO @UT4T 私や活仏、また海外の著名人の名前が最近チベット仏教に接近された人達に利用されていると指摘されたことはあります。ただ、その人達からチベット側が金銭を受け取ったことは一切ありません。これは、断言出来ますので、正しく伝えてほしいです。 11:11 PM Jun 28th Tweetingsから OshoUFO宛 」

「@OshoUFO @UT4T 私の場合は最近の著書には明記してありますが、長く僧籍をもっており寺院でも長年活動しています。特に国際的な仏教普及活動をしてきています。チベット仏教での認定もインドを含む海外での法王、活仏との直接的な関係によるものです。もちろん正式な審査を経た上です。 11:02 PM Jun 28th Tweetingsから OshoUFO宛 」

「@OshoUFO @UT4T チベット仏教の名誉のために断言しますが、階位認定のためにチベット寺院がお金を頂いたことは全くありません。中松氏の件でも一切の金銭を受け取っていません。そのような誤った風説の流布はおやめください。 10:54 PM Jun 28th Tweetingsから OshoUFO宛 」

でも、これを読むと一目瞭然で、苫米地氏は最初の段階で「中松氏の件でも一切の金銭を受け取っていません」と明言されておられます。苫米地氏の中松氏の経緯は全く分からないというコメントは大いに矛盾すると思います。

藤倉善郎 さんのコメント...

 苫米地氏、取材のメールは無視しっぱなしなんだけどな。twitterで質問すればtwitterで答えてくれるのかな?

匿名 さんのコメント...

それは良い考えですね。無視できない状況を作ると良いですね。でもかなり権力を持っていると聞いたことがあるので、藤倉さんも気をつけて下さい。念のため。

藤倉善郎 さんのコメント...

ありがとうございます。twitter、あとでちょっとやってみますかね。

Lang さんのコメント...

>苫米地氏は、今度は北京にて、
>国際健康健美長寿学研究機構から
>学会最高栄誉賞を受賞されたそうです。

傳法大阿闍梨の称号を授受されたのが本当なら、危険分子とみなされて、中国に入国出来ないのではないでしょうか?
入国出来た上に、学会最高栄誉賞まで受賞されたのですから、結果としてご自身の行動で、傳法大阿闍梨称号授受を否定されているように思えます。

匿名 さんのコメント...

藤倉さんのなさっている事の存在意義は、まさに「大手マスコミが取り上げない(られない)」ことを果敢に取り上げる事だと思います。
例えば、野中さんが暴露した内閣官房機密費の使い道などは、少し出ただけで今ではうやむやですよね。
誰がもらっているのか、もらったとされる人へのインタビューなども期待しています。
勝手に期待しています!!!

匿名 さんのコメント...

苫米地に権力ないよ。
あったら、前田日明は民主党から出て当選してるよ。人形なんだから。
ロックフェラーもネタ。だいたいあれば、sageと組まない。
訴えられないようにいかにも力があることを頻繁にほのめかすだけ。
クレーマー体質で裁判慣れしてるからめんどくさい相手ではあるけど、
公けの場だと脅しできないから、逆に胡麻すってくると思う。

匿名 さんのコメント...

力も金も、中松のほうが上。
公式サイトに、ガチで中曽根出してるし。

匿名 さんのコメント...

苫米地氏=コバンザメ
ロックフェラー、ルータイス、エリクソン、カルマパ法王、ガンデン・ティパ、帯津良一等々
皆さんそれぞれの世界でお名前が知られている方達の名前を利用されているのでは?

ragaraja さんのコメント...

この手の山師の「オレはこんな権力とつながりがある」ってのは
「友達のハッカー」みたいなもので、そういう手法なんですから
話し半分で聞くのがよいでしょう

匿名 さんのコメント...

SAGE GROUPはサイエントロジー、統一教会、法輪功と、偽フリー・チベットを共通項にして繋がっているという噂がありますが、本当ですか?

匿名 さんのコメント...

カルマパ法王、サキャ派の法王、ガンデン・ティパのお写真掲載はOKなのでしょうか?
ダライ・ラマ法王のお写真は蓮の花の写真に差し替えられていますが、蓮の花にはダライ・ラマ法王のHPがリンクされており、カルマパ法王、サキャ派の法王それぞれのお写真には、それぞれの法王のHPがリンクされています。
それぞれの法王のHPへのリンクはOKなのでしょうか?
また、SAGE GROUPおすすめリンクには、未だに日本のダライ・ラマ法王事務所があります。
カルナ財団は未だにダライ・ラマ法王統括と記載れていますし…
このような対応を日本のダライ・ラマ法王事務所はどのように判断されるのか気になる所です。
また、テンジン・デムチョク氏は来日中に日本語を覚えられたいと言われていたそうで、日本語を教えにいらしていた方も数名いらっしゃいます。
SAGE GROUPのHPにチベット仏教の高僧の方達のお写真とチベット寺院建設準備委員会のページが掲載され続ける事は、今後も大きな誤解を招く恐れがあるばかりか、寺院建立に寄付をされる方もいらっしゃるかもしれませんので、被害を防ぐ意味でもチベット関連の写真全ての掲載とHPへのリンク中止を要求された方がよろしかったのではないかと思います。

また、SAGE GRUOPご一行がガンデン・ティパ、カルマパ法王を訪ねられた際に、僧衣に黄帽を着用していたにも関わらず、怪訝に思われなかった事も大変不思議な事に思えます。何故、怪訝に思われなかったのか、その理由も日本のダライ・ラマ法王事務所は発表して欲しいと思います。
単に、称号を授与していないとの書簡だけでは、この疑問は解決されません。
少なくともゲルク派の僧侶の方で長髪の方はいらっしゃらないと思いますので、長髪で僧衣姿に黄帽は相当な違和感があると思います。

匿名 さんのコメント...

妻帯者は、ゲルク派もカギュー派も僧侶になれませんよね。
ニンマ派は妻帯を認めていますけれど…
妻帯者の方達は僧侶になれる訳ないでしょ?
僧侶でない方が僧衣を着るのも黄帽を被るのも間違っていますよ。

匿名 さんのコメント...

苫米地氏の国際健康健美長寿学研究機構学会最高栄誉賞受賞は自作自演?

http://www.navi-site.com/qigong/pdf/2010091201.pdf

一緒にやっている気功師の張氏は、苫米地氏のチベット関連の所業は知った上なのでしょうか?
ご存知だとは思いますが、張氏、苫米地共に、ホメオパシーを取り入れていらした帯津病院の帯津氏ともお知り合いです。
藤倉さん、張氏か帯津氏に取材をされてみてはどうですか?

mundi axis さんのコメント...

日本代表部が新しく声明。
http://www.tibethouse.jp/news_release/2010/100928_warning.html
ただ、なんとなくドクター中松やSAGEのときに比べて、なんか奥歯にものがはさまったような印象を受けます。
「頼むからこの件についてはおしまいにさせてくれ」というような気配かな。

123 さんのコメント...

>mundi axis さんのコメント...

基本的に仏教は、他者を非難する事を良しとしないとは言え、疑問に明確に答えているとは言いがたい発表だと思います。
未だに、SAGE GROUPのHPには、カルマパ17世のお写真やダライ・ラマ法王のお写真も掲載されており、お勧めリンク先としてダライ・ラマ法王日本代表部のHPがはられている状況です。
謎の僧侶テンジン・デムチョク氏に関してのコメントは一切無しですし…
こんな不透明な発表はチベット支援者を減らしてしまう可能性もあるように思えますが、いかがなものでしょうか?

Terry さんのコメント...

>mundi axis さんのコメント...
情報ありがとうございました。
ドクター苫米地ワークスという高額のセミナーに参加した者です。セミナー参加者用のSNSで上記の声明について言及したら、つい先ほどアカウントを削除されました。称号は完全にニセモノであることを認めたということでしょう。実は一週間ほど前から、ホメオパシーに手を出している歯科医師と、SNS上で伝法大阿闍梨の真偽について議論になっていました。彼は「ドクター苫米地は、中井天山氏とは無関係にチベット政府から直接招かれて称号を受けた。私はインドに同行してそれを見てきた」と主張しました。そこで新宿のダライラマ日本代表部事務所を訪問し、ラクバ代表に面会していただきました。以下が新宿のダライラマ日本代表部事務所のコメントです。
「仏教で人を騙すのは一番やってはいけないことです」
「チベットは苫米地英人氏とは一切関係がありません」
「亡命政府が苫米地氏を招いた事実はありません」
「デンジン・デムチョクという僧が日本に来て、苫米地氏のところに泊ったという話は聞いています。彼は苫米地たちと組んでいるのでしょう」
「日本人にも悪い人がいるように、チベットにも悪い人がいます。だからといってチベットが悪いことにはならないでしょう」
「デンジン・デムチョクは活仏ではありません。出家の儀式?法衣を授けた?戒名を授けた?とんでもない話です」
「苫米地氏はとても頭の知識が豊富で、良いこともたくさん言っているが、どこかで道を誤ったのでしょう」
これをそのホメオパシー歯医者に言ったところ、一度は自分でも代表事務所に確認すると言ったにもかかわらず、「別にそこまで関心がないから確かめない。正式なコメントもないようだ」と述べたので、上記リンクを貼り付けたわけです。その数時間後のアカウント削除でした。

長文失礼しました。

匿名 さんのコメント...

テリーさん、追放されましたか。
予想通りでしたが、お疲れ様でした。
暗にテリーさんを心配するSNSメンバーが居ましたよ。私もその1人です。
追及有難うございました。

Terry さんのコメント...

書き込みありがとうございます。

そういえば、取り巻き連中に散々批判されても、お友達設定は思いのほか減らず、足あともけっこうついてましたね。

もう少しSNSにいろいろ書きたかったんですけど、予告なしに追放されてしまいました。これではもうカルト宗教と同じでしょう。

匿名 さんのコメント...

terryさん
しょぼいSNS追放で済んだだけラッキーでしょ。
相手のバックボーンは山口組若頭だったそうですし、本気で消されますよ。
これ以上は日刊カルトさんや脱カルト協会さんに詳細を語ることにしませんか?
本気で貴方を心配してます。

匿名 さんのコメント...

誰か消された人います??
バックボーンって、SAGEのイベントに若頭から花が来てただけですよね?
あなたは本当に彼の味方(反苫米地、反カルト)?
軽く脅してるだけでしょ?

ほんとに彼を心配するなら、一人でも多くの人が立ち上がればいいだけだと思います。
彼のようには怖くてできないなら、匿名でどんどん情報を流しましょうよ。

仮に命が危ないってのが本当ならば、ちょっと批判しただけで殺すなんて、一般人の生活を著しく脅かす、相当危険なカルトです。
集団で暴走したらオウムの再来ってことですよね?
それって絶対あっちゃいけないことですよね?

匿名 さんのコメント...

>Terry さんのコメント...
Sage Groupの天野氏がご自身のブログで「居酒屋革命が恐喝事件にあいました。」とコメントしておられますが、恐喝を行なっておられると言われている相手方のHPを拝見しますと、これだけの事をHPに掲載されていて、恐喝が成り立つのかどうか大いに疑問です。
http://kyushu-journal.net/izakaya/1.htm

また、恐喝にあった状況をブログに掲載される位であれば、ブログ掲載をされる前に、警察に被害届を出されるのが普通だと思いますが…
既に、このような事はご存知かもしれませんが、ご参考まで。

参加された苫米地氏の高額セミナーについては、何か効能のような事をうたっていたりされているようでしたら、詐欺罪で警察に被害届を出されてはいかがですか?

123 さんのコメント...

Sage Groupのお一人が、まだカルマパ法王17世より栄誉を頂いた等とコメントされています。
ダライ・ラマ法王事務所より、Sage Groupとは一切関係ないと通告されているにも関わらず、本当に呆れます。

http://amanomasahiro.blog133.fc2.com/

Terry さんのコメント...

みなさん色々とお詳しいですね。参考になります。ただ、私が把握している確かな1次情報は、まとめると次の2点のみです。
1.「苫米地英人が智慧の完成者としての権威を示す伝法大阿闍梨の称号を得た」という事実は無い。
2.苫米地英人が智慧の完成者として完成したと主張する「空の数学的定義」は、全く数学になっていない。

1については既に書いたように、ダライ・ラマ日本代表部事務所に、声明とは別に個人的に確認済みです。2については理学部で数学をかじった人間が少し束論を調べさえすれば、多少専門が違ってもおかしい事がわかると思います。不完全性定理で神が死んだ。とか言う話も、その程度のレベルの話です。

山口組若頭とか、天野だ恐喝だとか。何やら物騒ですね。みなさんはカルトの研究家ですか?それとも私が常識が無いのかな。

匿名 さんのコメント...

阿闍梨には、密教の灌頂を正式に受けて修行を積まないとなれませんよ。
また、密教では、灌頂で受けた内容を公言する事は許されていません。
そのような事を公言されている時点で、その方は密教の灌頂を正式に受けていないと、自分で公言しているようなものです。
これ以上、宗教を個人の権威付けや私利私欲のために利用するのは止めて頂きたいと思います。

匿名 さんのコメント...

苫米地氏は、今度は、ネパールのサキャ派の寺院に接近されたようですが、チベット亡命政府管轄下では称号授与が否定された為でしょうか?
一体どこまで、宗教を利用するつもりでしょうか?
いい加減辞めて欲しいものです。

匿名 さんのコメント...

苫米地氏は、自身のブログでSage Groupとの関係について「知人を通して紹介され、顧問になったが、チベットからの要請があったので、辞任した」と書いています。
これは、一連の阿闍梨騒動の中で、自分は本当に授与されたとアピールされているのでしょうか?
これまで、組んでいた気功師の娘さんが大変お気の毒な事に今年7月にご病気で急逝され、この事には全く口を閉ざしています。
苫米地氏は、この気功協会の副会長を勤めていますが、医療気功として紹介していましたので、これ以上は商売にならないと思われ、チベット仏教を権威付けに利用しているように思えます。

匿名 さんのコメント...

Terry さんが「確かな1次情報」として挙げたものについて質問です。

>2.苫米地英人が智慧の完成者として完成したと主張する「空の数学的定義」は、全く数学になっていない。

「自我の数学的定義」は知っているのですが、「空の数学的定義」は公表されているものなのですか? 苫米地氏自身が書籍化の企画として挙げても、どこの出版社も興味を示さなかったという話を本人の発言から聞いたことがあるのですが、読めるものなら読んでみたいのです。

>2については理学部で数学をかじった人間が少し束論を調べさえすれば、多少専門が違ってもおかしい事がわかると思います。

さらっと当たり前のように書かれていますがそれは本当ですか! ますます読んでみたい。 

>不完全性定理で神が死んだ。とか言う話も、その程度のレベルの話です。

「不完全性定理で神が死んだ」における神は、あくまで「完全情報としての神」であることは苫米地氏の著書や発言で明示されています。それを知った上での指摘だとすれば、Terryさんは「不完全性定理」を覆す論があると主張されているわけです。興味がありますので是非お示し下さい。

さらっと不完全性定理を否定されていますが、驚くべきことです。それくらいのレベルの話です。

Terry さんのコメント...

1については質問は無いのですね。では2についてお答えする必要は無いとおもわれますが、あなたのために・・。

>「空の数学的定義」は公表されているものなのですか? 

「宇宙を語る」p119~。束だの包摂半順序だの、厳密な学問用語を持ち出しています。めちゃくちゃですけど。

>あくまで「完全情報としての神」であることは苫米地氏の著書や発言で明示されています。それを知った上での指摘だとすれば、Terryさんは「不完全性定理」を覆す論があると主張されているわけです。

そんなこと主張してません。勝手に決めつけないでください。不完全性定理は証明された定理ですから、間違いではありません。その引用の仕方に問題があるんです。数学が完全かどうか、とか、全知全能の神がいるかどうか、と結びつけるのが間違いです。数学をやったことのない人に、ここで長々と説明するのは迷惑になりますから、たとえば次の記事を参考にしてください。
http://ameblo.jp/toorisugari-ossan/entry-10519953741.html

これで納得いかなければ、2chの数学版にでも行って訊いてみてください。バカにされるでしょうけど。

mundi axis さんのコメント...

ここは、藤倉さんの書いたSage groupの記事についてコメントする場所なので、苫米地氏の著作についての解釈論議は、別の場所で存分にするほうがよいでしょう。
落語の言い方を借りれば「にいさん、河岸を変えてくんな」。

Terry さんのコメント...

>mundi axis さんのコメント...

すみません。もう相手にしないようにします。

匿名 さんのコメント...

Terryさん
通りすがりですが、
貴重な意見をありがとうございました。

匿名 さんのコメント...

>すみません。もう相手にしないようにします。

そうですよ。そもそもTerry さんが苫米地氏の著書についての解釈を書かれた時点で問題があるのです。その正誤はともかく、フェアではありません。「相手にしないようにします」という終わらせ方も、自分が正しくて質問してきたほうが馬鹿だと暗に印象づけようとしていてフェアじゃないです。

Terry さんのコメント...

そうですね。ご指摘ごもっともです。フェアではありませんでした。申し訳ありませんでした。

お詫びと共に、あらためて読者の方々にお願いいたします。

1.ここはSageGroupの記事についてのコメント欄であり、苫米地氏の著書の内容について、そもそも話題にするべきではなかった。これはTerryが卑怯である。
2.Terryの苫米地氏の著書についての指摘が正しいとは限らない。
3.ここでTerryに質問してきた匿名さんが、馬鹿ということではない。

以上をご確認願います。重ねてお詫び申し上げます。

匿名 さんのコメント...

いや、terryさんに質問した奴がアホだな。「1次情報」って書いてあるじゃん。

その前のコメントで詐欺だとか殺されるとか書かれたから、自分にとっての1次情報の1つとして苫米地理論の間違いを挙げただけでしょう。自分が直接知ってるのはこれだけだ、という意味で。横から苫米地の著作の解釈の部分だけを取り出して質問するほうがおかしい。

っていうよりしつこいよ。terryさんのコメントだけに執着してるから、きっと個人的に恨みでもあるんだろうよ。

匿名 さんのコメント...

始めまして、いつも参考にさせていただいてます。
早速ですが、この団体のHPから【宗教】の文字が消えておりました。
ご報告までに。
これからも頑張ってください。

Lang さんのコメント...

藤倉さん

是非、苫米地氏の取材をお願い致します。
インドに寺院を建立されて、近々、苫米地氏の信者(?)さん達を引き連れて行かれるという噂があります。
また、大量の偽阿闍梨や、偽称号が闊歩し始めそうで・・・
ネパールの法要の写真を見ると、日本人らしき方達が、大量に僧衣を身につけて参加されています。

藤倉善郎 さんのコメント...

 SAGE GROUPのサイト、チベット寺院建設云々のバナーも消えちゃいましたね。

 苫米地氏の件、もちろん取材は継続します。ご本人が取材申請を無視されているので、まあほかの取材方法をとるしかありませんが。

 情報お持ちの方、証言をしていただける方、ご連絡いただければ幸いです。

 

匿名 さんのコメント...

連絡先は
daily.cult@gmail.com
で、よろしいのですか?

お返事いただけないようですが。

匿名 さんのコメント...

苫米地氏は、「ワークスクラスはそろそろ本格派魔法学校にしようかと」考えているそうです。
写真も、僧侶の格好からハロウィンの仮装のような魔法使いの格好に変更されています。
チベット仏教は称号捏造が公になり、旗色が悪くなってきたので、方向転換でしょうか?

123 さんのコメント...

苫米地氏とデムチョク氏、益々エスカレートしている様相です。

http://worldkarunafoundation.org/dr-hideto-tomabechi-profile/