2015年12月20日日曜日

《オキラジ問題》パーソナリティの教会長は統一教会沖縄中部地域の霊感商法の黒幕だった!

神谷教会長が沖縄中部教域長だったことを示す資料
本紙既報記事【沖縄のラジオ局が統一教会(家庭連合)の伝道・宣伝番組を放送=発端となったオキラジは本紙の取材を「誹謗中傷」と非難】の続報。

沖縄県内の複数のFMラジオ局でレギュラー番組を持ち、パーソナリティを務めている統一教会(家庭連合)沖縄教会長が、沖縄県中部で横行していた霊感商法や資産・現金収奪などの“経済活動=万物復帰”の責任者だったことが判った。

本紙は、この教会長が2007年に特商法違反で摘発された統一教会系店舗・天守堂の統括責任者=教域長だった事実を掴み、更に資産家や信者の親族などを狙った現金収奪・霊感商法に関わっていたことを示す証拠資料を入手した。

沖縄の当該FMラジオ局は、沖縄地区の霊感商法の首謀者だった人物の番組を毎週放送していることになる。改めて放送メディアとしての道義的責任を問われそうだ。


◆遂に暴かれた神谷教会長の裏の顔

沖縄県内のコミュニティFMラジオ局5社で毎週1時間枠の番組パーソナリティを務めている統一教会(家庭連合)沖縄教会の神谷龍二教会長について、新たな事実が発覚した。

 2002年から2005年の掛けての教団内部資料から、 神谷教会長が当時、統一教会沖縄地区中部教域の教域長だったことが判明。2007年に摘発された霊感商法店舗の代表者の告発により、同店舗の責任者は当時の教域長であることが明らかとなっっていた。つまり、神谷教会長自身が霊感商法の中心人物だったのだ。
オキラジ・夫婦のチカラ放送中の神谷夫妻

本紙が入手した2001年から2005年に掛けての沖縄地区の統一教会内部資料から、神谷龍二沖縄教会長が2001年から沖縄中部の教域長を務めていたことが明らかとなった。天守堂摘発後の人事異動で中部地域を離れるまで7年間教域長だったことになる。

 2001年5月の中部教域&コザ教会の礼拝週報を見ると、この当時の教域長は奥村俊雄という人物で、神谷氏は中部地域の教育部長を務めていたことが判る。


この時点で既にインチキ霊能鑑定師(トーカー)である「岩根先生」が登場しており、中部地域に於いて霊感商法が横行していたことが判る。
そして、同年10月の週報には、沖縄教区中部教域教域長として神谷龍二教域長の名が記されている。2001年5月から10月の間に神谷氏は教域長に昇格したことになる。
この週報には、天守堂事件で逮捕された信者が複数名登場し、神谷教域長(当時)夫人の神谷直美現教会長夫人の名も記載されている。
 2002年2月の週報にも神谷龍二教域長の名がある。
 

  中面にはやはり、逮捕された信者の名がある。
天守堂摘発を伝える当時の新聞記事




2002年3月の週報にも逮捕された信者の名があるが、注目は最終面だ。






 霊感商法に繋がる『いきいき健康フェア―』のチラシが印刷され、信者に対象者の動員を促しているのだが、主催として那覇市の【(有)ファミーユ】と沖縄市の【ファミリーライフ】の名が記されている。

那覇市の偽装店舗(有)ファミーユと合同で健康フェアを開催した『主催』のファミリーライフの所在地を見ると『沖縄市宮里486 1F』とある。


後に特商法違反で摘発を受ける天守堂と同じ所在地だ。

 
ファミリーライフは天守堂の前身だということが判る。

一方、那覇市には(有)ファミーユ以外に(有)サンワールド沖縄(別称天尚堂)なる偽装店舗も存在していた。

◆スケジュール表に霊感商法の痕跡多数 インチキ霊能師「トーカー」が度々登場


これは神谷龍二氏が教域長を務めていた時期である2002年3月度の沖縄県中部教域のスケジュール表だ。
 『開運講演会』などの記載の他に『健康フェア(M展)目標70名動員 100個 800万』との記載がある。これは高麗人参濃縮液のことだと思われる。

また2004年7月度の同スケジュール表には『浅見先生面談 名護鑑定フェア 健康フェア 40名/40個』との記載がある。『浅見先生』も前述の岩根講師と同じく霊感商法に登場するインチキ霊能鑑定師(トーカー)である。


2012年の教団内部資料に、このトーカー「浅見・岩根」の名が出てくる。





「浅見、岩根、石井、その他今日まで民事、刑事等で同類(その献金勧誘行為が、すでに違法と判断されたような人)となったトーカーらは、現場で献金勧誘時に使わないよう指導する」

これらトーカーを使っていたことを認める記述だ。 教団が組織ぐるみで岩根や浅見などの「トーカー」を使い霊感商法を行なっていたことが判る。

◆「神谷龍二」の名で霊感商法指示


2005年の【中部教域2005年度年間計画書】には

 「TPの総合レベル引き上げ強化」として「T長体制強化と基台の一体化」「目標AB1000(500死守):M30個死守」「T長を中心とした各フェアを毎月企画(家系譜展の定例化へ)」「顧客管理の強化と感謝会の強化 ・二次商品、BFへのつなぎ、徳分け等。地の利を生かした販売活動」「販売会議:新規獲得とRP」「年3回の強化合宿の定例化(風水、四柱推命、家系譜研修等)」とある。


風水、四柱推命などを使った霊感商法の悪質な手口が垣間見える。 

また、同計画書には 「目標H1000(500死守):Stは教育の流れの中でのHを目標とする」「篤志家発掘に敏感になる」「篤志家対象者獲得強化 ・TP・BF運営会議など常日頃から意識し探し出す。・篤志家の徳分けを意識する」「区域長会議後に篤志家会議を行う」「浅見先生と岩根先生への面談候補者の決定と面談者の追跡」「全家庭天聖教1冊勝利(430K)」


「7役会議の継続(教域長、サモニム、F長、総務部長、伝道部長、T長。会系)」「区域長の公費至急体制」との記載がある。


篤志家は教団に多額の現金や資産を齎すことのできるお金持ちのことで、統一教会が篤志家を狙って財産や資産の収奪を企て、更に全信者家庭に対しては天聖教なる430万円の教典を購入するよう迫っていたことが 判る。

◆「40日で約1億3千万円」の集金指令

そして神谷龍二教域長の名が明記された2005年1月10日の【中部教域40日路程勝利計画書】には「期間目標:12900 現在:6125 残6755」「功労碑を中心として全家庭300K勝利する ・勝利家庭数 現在29家庭 目標50家庭 あと21家族(6300)」「篤志家取り組みの継続 ・浅見先生面談候補者の決定と面談者の追跡」とある。


 「12900」「6125」「6755」との数字はそれぞれの単位は万円であり、1億円を超える金額を40日間に集めるもとを目標としていることが判る。「全家庭300K勝利」とは信者の家庭への300万円献金ノルマだ。


そして「具体的対象者」として「目標3000 遺産相続」「目標1200 夫名義のものから」「目標450 軍用地売却」「目標600天運石」「目標360 担保借入」「目標240 夫復帰」「目標300 氏族からの借入」「目標300 定期解約」「目標300 両親からの借入」「目標1550 区域15冊(6450)」とある。
遺産相続のお金を狙い、信者の夫名義の貯蓄を狙い、天運石なる壺を600万円で買わせ、土地を担保に金融機関から借り入れさせたお金(借入金)をなし崩しに収奪し、定期預金を解約させ、信者の親からお金を借りさせ、とありとあらゆる手段で財産収奪を企んでいたことが明らかとなった。


これが天運石だ(撮影:鈴木エイト)



2005年6月度のスケジュール表にはそれら財産収奪の実践予定が現れており『天聖教・功労碑・王冠決心家庭集会(浅見先生&教区長主催)』 『篤志家会議』『開運講演会』『鑑定フェア』の文言が並ぶ。




神谷龍二教域長は当時、遺産、定期預金、土地担保などの資産・財産収奪を狙って篤志家(お金持ちや信者の親族)を教団に取り込む企ての陣頭指揮を執っていたのだ。

そして今年、神谷龍二氏は牧会者としての12年間の功績を称えられ、教団本部から功労された。

◆現在の沖縄教会が霊感商法の舞台に

また所在地が同じであることから、教団の偽装施設だったビデオセンター【清心文化フォーラム】が【コスモス教育センター 沖縄・中部伝道布教所】を経て現在の沖縄教会となったことも判った。2009年の新世事件以降、摘発を懼れた教団は全国のビデオセンターなどの偽装施設を地区教会として名称変更してきた経緯がある。沖縄教会も同様にビデオセンター兼鑑定所として正体隠し勧誘、正体隠し教化、そして霊感商法の舞台となってきたのだ。




◆霊感商法店舗代表者の告発は神谷龍二教域長(当時)を糾弾していた


神谷教域長(当時)の依頼で天主堂の代表者になり、結果として“前科者”となった沖縄教会所属のK氏は2011年にこう告発していた。


「私が始めたお店ではありません。当時の責任者(教域長)の依頼によって、店舗の代表者になりました」 「問題が起こった場合は、結局、末端の信者である店舗の従業員や代表者が全て責任を取らなければなりません。統一教会の責任者は全く責任を取りません」「私が、前科一犯になって、留置所から釈放されて教会に戻って来た時には、事件が起こった当時の責任者はいなくなっていました」

神谷“元”教域長は天守堂事件のほとぼりが醒めた頃合いをみて沖縄市に舞い戻って教会長となり、シレッとラジオ伝道を始めたということになる。

教会牧会者の人事は全て教団本部で統括している。神谷龍二氏の人事異動は教団の指示によるものということだ。
こんな人物が12年の牧会者歴を功労される教団。K氏の告発通り霊感商法や信者生産ラインが教団ぐるみで行なわれてきたことの証左だ。 
  

神谷龍二元教域長の所管する沖縄地区の霊感商法によって逮捕されたK氏の告発の要旨を抜粋した。
【天主堂代表者K氏の告発 2011年11月】
私は2007年に特定商取引に関する法律違反で逮捕されて前科一犯になりました。
当事者の立場から統一教会の現実を公開したいと思います。
   
当時、私の所属する教会の礼拝会員は50人くらいでした。その中で、6人の統一教会員が逮捕されましたので、礼拝会員の10パーセントが逮捕された事になります。

逮捕された6人の内の2人は私と私の妻です。残りの4人は既成家庭の婦人が3人、マッチング家庭の婦人が1人です。
店舗の従業員は貰っている給料以上の献金を統一教会に捧げていましたので、実質的には統一教会に献金する為の店舗と言ってもいい状況だったと思います。
時には、教会が店舗のお金を持ち出して、給料日に給料が払えないと言う事もありました。

因みに代表者である私は、ボランティアで名義を貸していましたので、代表者としての私の報酬は0です。
しかし、会計に詳しい教会員から経理の指導を受けて、きちんと会計帳簿をつけて税務署に確定申告をし、税金も納めていました。店舗の利益は全て教会が持っていきました。

私は店舗の代表者でしたが、私が始めたお店ではありません。当時の責任者(教域長と呼ばれていました)の依頼によって、店舗の代表者になりました。
しかし、そこには逃げ道があって、当時、教域長と呼ばれていた教会の責任者は、統一教会の職員ではありません。
ですから、「信者が勝手にやった事」と繰り返し報道している広報部の主張は理論上は成り立ちます。これが、統一教会本部の物の考え方です。ですが、当事者の心情としてはとても理解できません。

問題が起こった場合は、結局、末端の信者である店舗の従業員や代表者が全て責任を取らなければなりません。統一教会の責任者は全く責任を取りません。
 
因みに私が、前科一犯になって、留置所から釈放されて教会に戻って来た時には、事件が起こった当時の責任者はいなくなっていました。

「犯罪集団そのもの」であると言うべきだと私は考えています。


統一教会広報部の主張で一番問題があるのは、「当法人とは全く関係がない!」としている箇所です!店舗の従業員は代表者以下、全員統一教会員ですから、当然関係があります!「全く関係がない」と言われるとその店舗で働いている教会員にとっては、切り捨てられた様な思いになります。本部教会が自分を守る事しか考えていない問題は、店舗の顧客を統一教会の責任者の指示によって、統一原理を学ぶ教育センターに連れて行く事です!しかも、統一原理を学ぶ為の施設である事を隠して、家系図の話しをしたり、霊界の話しをしたりして、お客様を脅し、困惑させ、財産をもっている事が悪であるかのような誤解を与えて、浄財となどと称してお金を出させるような生産ラインに問題があるのです!
◆霊感商法は神へ財産を返すための善行 

統一教会信者は「世の中の全ての財物は神の物であり、それを神の下へ戻す事は正しい行ないである」と刷り込まれている。所謂『万物復帰』の教えだ。だからこそ、霊感商法などによる財産収奪についても信者は全く罪悪感を抱かず、せっせとお金集めに奔走するのだ。

この様にして集められたお金は「神が遣わせたメシア」である韓国の教祖の下へ届けられていた。その額は毎年300億円近くに上る。
教団内部資料・「TD OUT」が教祖一族への送金額だ(単位:億円)


神谷教会長夫妻も教域長だった当時、自身が責任者として末端信者に行なわせていた霊感商法に関して何の罪悪感も持っていないと思われる。
以下の神谷教会長による番組紹介文には、罪悪感の欠片すら見えない。

『私たち夫婦が始める番組「夫婦のチカラ」は、世界基督教統一神霊協会、創始者、文鮮明先生が提唱する「神様のもとの一つの家族、一つの世界」を実現する「チカラ」は「夫婦にある」をテーマに、身近な夫婦生活の在り方や子育ての在り方、そして平和世界実現の在り方などを、出来るだけ分りやすくお伝えする番組です。私たちの夫婦の体験談を始め、私たち夫婦が教会生活で学んで来たこと、50年を超える人生の中で出会った素敵な方々の生きた「名言」などを、毎週テーマを決めて、一つ一つ丁寧に、ご紹介したいと思っています』

◆「【夫婦のチカラ】はオキラジの看板番組」

前報で明らかとなった真神谷教会長によるSNS改ざん、証拠隠滅を図った元沖縄中部教域長は今回各ラジオ局にどのように釈明するのか。今回新たに発覚した数々の証拠は、神谷氏のパーソナリティとしての資質以前の問題であることを示している。

今回の告発記事を受けてもまだ、神谷教会長夫婦のパーソナリティ番組を放送している沖縄の各コミュニティFM局は番組を継続するのだろうか。そして各局の中でも、統一教会に対し「【夫婦のチカラ】は、うちの看板番組です」とまで言ったオキラジは、本紙の報道を「特定のパーソナリティに対する誹謗中傷」と言うのであろうか。



(本稿掲載の各資料内のアンダーラインや黒線は本紙の加工によるもの)

~本紙関連記事~


“犯罪集団そのもの” 霊感商法で逮捕の現役信者が”統一教会の現実”を実名告発!
カルト団体教祖の自叙伝宣伝番組が社会福祉法人運営の日本福祉放送や全国のコミュニティFMで放送

沖縄のラジオ局が統一教会(家庭連合)の伝道・宣伝番組を放送=発端となったオキラジは本紙の取材を「誹謗中傷」と非難

本紙鈴エイト主筆、統一教会(家庭連合)広報局に謝罪!2年ぶり2度目
 

4 コメント:

匿名 さんのコメント...

離島ということで本土と距離があるせいか情報遮断になるのでしょう。
沖縄には信者の財産をマインドコントロールで奪った沖縄リバイバル教会や、信者に医療拒否をさせて命を奪ったり障碍者にしたりした沖縄キリスト福音センターのような、ひどいカルト新興宗教もあります。

匿名 さんのコメント...

メディアを制するものは世界を制する、という言葉がありますが
沖縄だけではなく、日本の放送局中に、こういう構造がありそうな
気がします。

朝x新聞やソフトバンxなどにも大量の工作員が入っていそうな予感。
日本解体計画は着々と進行中・・・?!

匿名 さんのコメント...

ガンちゃん;自称宇宙人さんへ

http://swedenborg-platon.seesaa.net/article/290851301.html

自称宇宙人さんへ

このブログ村にどなたかは存じあげませんが、宇宙人がいらっしゃると聞いてびっくりしています。
自分の潜在意識をひも解いて、宇宙人だった時の記憶をよみがえらせることができるのは、総裁先生以外にいないと私は思っていましたので、すごい方がいるものだなーと尊敬しています。

私も、宇宙論や素粒子論、物理・化学全般、宗教・哲学、政治経済と幅広い関心は持っているのですが、頭があまりいい方ではないので、地球の物理や政治経済、哲学、宗教もなかなか人前で話せる自信がおきてきません。

そこで、誠に申し訳ないのですが見も知らずの宇宙人さんにお願いがあるのですが・・・
私も他の星について、大変な関心があります。

どのような星にいらっしゃったかは、だいたい分かりましたので、できればその星の文明や価値観、思想やその星の哲学、あるいは、科学技術において地球と比較してどのくらい進歩しているのかを、できるだけ詳しく記事にしていただければ、大変勉強になります。

他の星について勉強する機会など滅多にありませんので、私以外の方も大変喜ばれるのではないかと思います。

先ほども書きましたように、私は地球にある学問すらなかなか理解できない人間ですので、できるだけあなたがいらした星について、どのような文明であったのかを詳細に書いていただければ、これ以上の学びの機会はないと思います。

よろしくお願いします。

匿名 さんのコメント...

元統一協会信者@doctorar1さんブログで告白

ブログネタ:クリスマスにほしいものはなに? 参加中
住める家。

・・・だそうです。
かわいそうなので誰か手を差し伸べてください。(涙)