2021年11月24日水曜日

幸福の科学の記念日式典に新聞記者が記帳 問われる報道の中立性

問題の記者が記帳した初転法輪記念館
 23日に行なわれた幸福の科学の式典「初転法輪祭」の会場で、新聞記者が記帳を行なっていたことが本紙の調査でわかった。記者は式典には参列しなかったと見られ、本紙の取材に対して「飽くまでも個人として記帳しただけ」などと主張。しかし記帳の際に個人名だけではなく所属する新聞社名も記入していた。報道機関としての中立性をめぐって議論を呼びそうだ。

 11月23日は、幸福の科学教祖の大川隆法総裁が1986年に「幸福の科学発足記念座談会」を開催した日。幸福の科学における教祖の初めての説法として「初転法輪」と呼ばれ、教団はこの日を記念し、各教団施設で「初転法輪祭」を開催している。特に今年は35周年にあたる記念の年だ。

 新聞記者が記帳したのは、「幸福の科学発足記念座談会」の会場だった現「幸福の科学初転法輪記念館」(東京・西日暮里)。初転法輪が行なわれた場所での記念式典だ。

 本紙の取材に対して同記者は「式典には参列していない。信者の勧めに応じて記帳しただけ」とした上で、「所属する新聞社とは無関係。個人的な記帳であって社としての公式参拝ではない。社名を報道したら訴える」などと語った。しかし目撃者の証言によると、同記者は記帳の際、自身が所属する新聞社名も記入。受付の信者に対して「お祝い」を述べていたという。

 日本新聞社協会の「新聞倫理綱領」は、「報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない」と定めている。識者からは「報道の中立性との関係で問題があるのではないか」との指摘もあがっている。

 記帳した記者が所属する都内の新聞社は本紙の取材に対して、「新聞倫理綱領は日本新聞社協会が定めるものであり、当社は同協会に所属していない。しかし記者が誤解を招きかねない行動を取った点は遺憾であり、事情を確認した上で適切に対処していきたい」と、よくある言い訳に終止した。

宗教報道に詳しいジャーナリスト・藤倉善郎氏のコメント:

「新聞記者にも信教の自由がある。しかし個人の信仰として記帳するのであれば新聞社を名乗る必要はなく、名乗れば新聞記者としての行動との区別がない。報道の中立性の観点から、重大な問題ではないか。幸福の科学は過去に、取材に来た新聞記者に対して『産経新聞の記者さんも入信されたんですよ』などと言って勧誘したケースもある。記者が関わりを持つ際、通常以上に公私の区別に気を遣う必要がある宗教団体だ。今回の新聞記者の行為は軽率というほかない」

本紙が独自に入手した記帳の証拠写真



2 コメント:

匿名 さんのコメント...

「社名を報道したら訴え」との事だが、報じなかった藤倉さんは仏の生まれ変わりだな。
どこの社か、報じたらええのに。

匿名 さんのコメント...

場違いですみません。混ぜるな危険ブログサンポールの使者さんはどうしているのだろうか、元気なら何より