【産経ニュース 2009年07月09日】オウム真理教が提訴 観察処分更新の取消求め
公安審査委員会が団体規制法に基づく観察処分(3年間)の更新決定をしたのは違法として、監察の対象とされたオウム真理教(アレフ)は8日、国に対し、決定の取り消しを求める訴訟を東京地裁に起こした。
団体規制法は「無差別大量殺人行為の首謀者が団体の活動に影響力を有すること」などを観察処分の要件として規定している。平成12年に決定したオウムへの観察処分の更新は15、18、21年の3回行われている。
オウム側は「(一連の事件の首謀者の)麻原彰晃死刑囚は代表ではなく影響力はない。(オウムから改称した)アレフとオウムは完全に別の団体だ」と主張。団体規制法の観察対象にはあたらないとしている。
観察処分は、19年に分裂して上祐史浩元代表らが設立したひかりの輪も対象となっている。
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