■もうすぐ、宇宙人が私たちの前に姿を現す!!
今年1月に大川隆法総裁の口を通して、宇宙人にかんする「霊言」が語られていたことが明らかになりました。「あなたの地球人としての常識が崩壊する」というキャッチコピーで始まる映像が、YouTube「幸福の科学 南河内支部精舎 チャンネル」で配信されています。「精舎研修 『 宇宙の法 』 入門」。2月9日から28日にかけて、幸福の科学の全国の精舎で開催されている研修の案内です。
【幸福の科学 南河内支部精舎 チャンネル 2010年02月17日】 精舎研修 『 宇宙の法 』 入門
『宇宙の法』が説かれ、『エル・カンターレ文明』が始まる!! 『リエント・アール・クラウド』『孔子』『アテナ』『エンリル』 『アダムスキー』『ゼカリア・シッチン守護霊』天上界より招霊した6名の霊人が語る、宇宙人の真実と地球人類と の関係。
幸福の科学ではすでに、坂本龍馬の霊言として大川隆法総裁が語っている映像が全国の精舎・支部で上映されており、その内容は『龍馬降臨』(幸福の科学出版)として書籍化されています。同様に、上記の宇宙人に関する各霊言も、全国の精舎での上映が始まっているようです。幸福の科学公式ホームページでは、まだ告知されていないようですが、幸福の科学 南河内支部精舎 ホームページによると、宇宙人関連の霊言も『「宇宙の法」入門 ― 宇宙人とUFOの真実 ―』として3月15日に書籍化される予定のようです。
南河内支部精舎のサイトに掲載された「『宇宙の法』入門」研修の案内には、「2012年に地球が滅ぶ??」「もうすぐ、宇宙人が私たちの前に姿を現す!!」といった、衝撃的な言葉が並んでいます。地球が滅ぶかどうかについては「??」マークがついています。東スポみたいです。しかし宇宙人が姿を現すことについては「!!」マークです。断定しています。
■なんか、ラエリアンっぽい……
この告知がなぜ南河内支部精舎のサイトにしか掲載されていないのかナゾですが、南河内支部精舎のサイトには、ほかにも衝撃的な内容が盛りだくさんです。2月23日から随時開催と告知されている『アガシャー霊言によるアトランティス滅亡の真相』については、こんなことが書かれています。
【幸福の科学 南河内支部精舎 ホームページ】
大川隆法総裁先生
『アガシャー霊言によるアトランティス滅亡の真相』 開示
2月23日(火)より随時開催 !!
~ 『アガシャー霊言によるアトランティス滅亡の真相』より ~
★ 『アトランティスは、クローン人間(人工の力で人間を創造)を開発し、奴隷として活用していた。』
★ 『CO2(二酸化炭素)は、温暖化をもたらすのではなく、実は寒冷化をもたらす。何故なら、アトランティスは、CO2兵器を開発し、それで敵対する国家を寒冷化させ、滅ぼした事実がある。』
★ 『アトランティスでは、科学文明信仰があり、科学文明が神と信じていた。』
★ 『アガシャーは国王であったが、王家は象徴的存在であり、実権は軍隊が握っていた。』
★ 『ナチスドイツのヒットラーやゲッペルスに憑依していた悪魔が、アトランティス末期の軍事指導者にも憑依していた。』
★ 『エル・カンターレ信仰をもたないと、大陸の陥没はある。』
★ 『神は優しい存在であるが、悪を許さない存在でもある。』
★ 『我々の活動は、人類の運命を担っている。』
「クローン人間」のくだりと、前述の宇宙人やUFOの件から、別のとある宗教団体を思い出しました。2002年に「クローン人間を誕生させた」と発表したっきり、本当にクローンであることを実証しないまま放置しているラエリアン・ムーブメントです。この団体は、フリーセックスの教義がクローズアップされ「セックス教団」と言われていますが、同時に、UFO信奉の教義をもつUFO教団でもあります。フランス人教祖のクロード・ボリロンは、「人類は宇宙人が科学技術によって開発し、自分はその宇宙人に会い、宇宙でクローン技術によっていまも生きているイエス・キリストなどにも会った」と主張しています。
偶然の一致なのでしょうが、それにしてもまた、ずいぶんと似たノリです。
ただし、記者がラエリアンについての取材していた際には、「信仰しなければ天災が起こる」「滅亡する」等々の怖い教義に出会ったことはありませんでした。しかし幸福の科学では、「エル・カンターレ信仰をもたないと、大陸の陥没はある」という物言いをしています。エル・カンターレとは、大川隆法総裁のことです。もともと、悪事(飽くまでも幸福の科学の価値観での)をはたらくと死後に地獄に落ちるという世界観をうたっている宗教団体ではあります。しかし、ただ単に「信仰しない」というだけで災害が起きるとまで言ってしまうと、一歩間違えば、勧誘した相手を恐怖によって入信させることにつながりかねません。少々不安です。
■ヤマト発進!!
幸福の科学や幸福実現党は、坂本龍馬の霊言を根拠に「幸福維新」を唱えています。これと比べると、宇宙人・UFO・アトランティスといった霊言は、同じ霊言とは言えずいぶんギャップがあるように思えます。ところが実は、「坂本龍馬の霊」も、宇宙系の話をしています。
【『龍馬降臨』(大川隆法、幸福の科学出版)】
里村(※) ご生前には、「世界の海援隊でもやるか」と言われたそうですが、もし、『創造の法』が説かれている今の時代に生きていたら、どのようなことをなされるでしょうか。(略)
坂本龍馬 そらあ、もう、「宇宙戦艦ヤマト」じゃ。
里村 は?
坂本龍馬 宇宙戦艦ヤマトを創るよ。今の海援隊は宇宙戦艦ヤマトじゃ。それは地球防衛軍じゃ。地球防衛軍をつくらないかん。
だから、日本が軍備をしちゃいかんというんだったら、もう自衛隊なんてやめてまえ。で、「日本は、もう自衛隊なんかつくりません。日本の軍隊なんか要りません。地球防衛軍を創設いたします」と、これでいいんですよ。そいで、そんなかの旗艦を「宇宙戦艦ヤマト」と名付ければよろしい。
(略)
巨大隕石も来るかもしらんが、宇宙人も、いっぱい来ておるぜよ!
宇宙人が里村の顔をして中国を歩いとるぜよ!(会場笑)
(略)
でも、エイリアンは来とるぞ、ほんとに。坂本龍馬が言うのはおかしいが、エイリアン、ほんとに来とる。宇宙人は来とるから、いつ何が始まるかは分らん。
※「ザ・リバティ」編集長・里村英一氏
これは、どう解説したらいいのかわかりません。とにかく幸福の科学は、どこか遠くに旅立とうとしているようです。さらば地球よ。
■追記(2010.03.16)
幸福の科学広報は「クローン人間開発については否定的な立場」と語っており、ラエリアン・ムーブメントとは主張が異なります。上記記事は、幸福の科学がクローン人間を推奨していると指摘するものではなく、古代人類について「クローン人間」で語る部分からラエリアン・ムーブメントを連想したという趣旨です。
「信仰しなければ天災が起こる」については、教団広報から「飽くまでも霊人の意見であって、幸福の科学の教義ではそのような考えはない」との見解をいただきました。霊人の中にも争いを好んだり自らの力を誇示したがるような存在もいるが、そういうものも世の中の進歩のためには必要なので、大川総裁はそういった霊人の言葉も自由に語らせているのだ、というのが幸福の科学の立場だそうです。
今週発売される書籍『「宇宙の法」入門』(幸福の科学出版)でも、エンリルという神が「(人類は)遺伝子操作で生まれた家畜」などと発言したとされていますが、これも同様に、幸福の科学の教えではなく飽くまでも「霊人の意見」という位置づけだそうです。
7 コメント:
宇宙規模で語りたがるのはカルトの特徴の一つで、UFO,アトランティス、宇宙、などという言葉はその象徴だと言えます。実態が明らかにされていない未知の世界があることは彼らにとっては好都合なのです。彼らの何の根拠も証明も出来ない教義を正当化する時に、人には理解できない世界が存在すると言っておおいに利用できるためです。他にも、宇宙エネルギー、宇宙の法則、など、、、。人間が作り上げた地球でのルールと宇宙のルールは違う、科学では証明できない世界があるという世界観が彼らの強みとなるので次第にこういう理論を展開するようになってゆくのだと言えるでしょう。
>偶然の一致なのでしょうが、それにしてもまた、ずいぶんと似たノリです。
幸福の科学は、UFO信奉とクローン人間には、否定的な立場ですので、ラエリアン某とは違いますよ。
アトランティスは、科学万能主義(科学信仰・唯物論)に偏った価値観の人が増えたために、滅亡しました。
信者でなくても、聴けますから、お近くの支部で、ぜひご自分の耳で全部お聴きください。
霊界は目に見えないので言ったもん勝ちのところがある。
しかし、UFOは見える。
10年たっても宇宙人が現われなかったら幸福の科学はどう弁明するのだろう。
面白い話しやね
もっと更に必要性が有るのはそれゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコだろ。
>10年たっても宇宙人が現われなかったら
5年の経過をお知らせいたします。
宇宙人は現れておりません。
>2010年2月26日 0:39
幸福の科学はカルトです。そんなことより法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えましょう
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