個人情報書類、一切返却されず！ 【S・L・A】（統一協会） が被害者との約束を破る

　◆やはり約束は反古に

　本紙2011年2月16日既報記事統一協会（統一教会）新ダミー施設判明！その名は【S・L・A】の続報。
　統一協会（統一教会）のダミー施設【S・L・A】の偽装勧誘＆偽鑑定被害者Ｏさん宅に、【S・L・A】から現金書留郵便が届いた。中には鑑定被害金の3000円と手紙が内封されているのみで肝腎の個人情報書類（家系図・除籍謄本の委任状・戸籍謄本・身分証明書のコピー）は一枚も同封されていなかった。


◆偽鑑定士『Ａ先生』からの手紙

　メモは、Ｏさんを勧誘した統一協会信者の偽鑑定士『Ａ先生』によって書かれたものであった。以下はその内容である。（一部伏字）

　お預かりしていました三千円お返しいたします。喫茶店の時書いていただいた、御家族の名前、生年月日、住所はすでに処分してあったため、お返しすることはできませんでした。何かあったときのためにと、携帯電話にひかえてあった住所に送らせてもらいます。この住所もすぐ消去させてもらいます。立ち会いの人の言われていた、家系図、戸籍、除籍、申請書等のコピーは存在しません。ひかえることなく、全てお渡ししていました。
　鑑定の時に使ったメモ、鑑定用紙はおたきあげで焼かせてもらっています。

　全て私と〇〇さんとでのやりとりであったため、臨時で来ていた者では分からないと思い、一筆書かせていただきました。

　このことを伝えたく、お電話しましたが、今後一切連絡いたしません。

◆教団の欺瞞体質は変わらず

　手紙の内容であるが、

『御家族の名前、生年月日、住所はすでに処分してあったため、お返しすることはできません』
『立ち会いの人の言われていた、家系図、戸籍、除籍、申請書等のコピーは存在しません。ひかえることなく、全てお渡ししていました。』
『鑑定の時に使ったメモ、鑑定用紙はおたきあげで焼かせてもらっています。』

勿論、これらは全て嘘である。悪質な霊感商法の痕跡を消し去ろうとする意図がミエミエである。

　そういえば、現金書留は内封金額が3000円であれば、料金は500円である。記者が書留代600円を渡した統一教会幹部（？）のＢ氏からは、一切連絡がない。記者は昨年の吉祥寺純潔ラリー取材の際、Ｂ氏に名刺を渡している。道義的にもＢ氏から記者に連絡があって然るべきであると思うのだが・・・。


（2/27追記）　

◆偽鑑定士『Ａ先生』の手紙の内容を『勿論、これらは全て嘘である。』を記した根拠について　

　記者が被害者Ｏさんと小林氏と共にＳ・Ｌ・Ａを訪れた時点に於いて、被害者の個人情報書類がＳ・Ｌ・Ａ内に保存されていたことは判明している。何故なら被害者は、それまでに数回Ｓ・Ｌ・Ａに通っていたが、その度に自分の個人情報書類一式がファイルに綴じられているのを確認しているからである。
　2月16日の時点で被害者の個人情報書類をＳ・Ｌ・Ａが処分している訳がない。