「ほうきを“武器”に」正体を探り に来たマスコミと戦う満月マン (10/6放送TBS・Nスタより) |
騒動発覚から半年後の今年3月下旬、ついに満月マンの中身の人物が東京地検特捜部から在宅起訴された。
2014年4月、東京・日本橋に満月の被り物で現れ『清掃活動を行なう正義のヒーロー』として、複数のメディアから好意的に取り上げられていた“ゆるキャラ”ならぬ自称“まじキャラ”の【満月マン】。
そんな日本橋のご当地キャラ・満月マンに関する一連の疑惑が明るみになったのは、霊感商法の被害者が満月マンの“正体”を指摘し、それがメディア関係者に伝わったことが発端だった。 2014年10月、産経新聞が満月マンの中身の人物に関し「霊感商法の収入を申告せず数千万円を脱税した疑いで東京地検特捜部が本格捜査に乗り出す方針」と報道。
その後、騒動は拡大。満月マンが、被害者代理人弁護士の事務所に右翼関係者と一緒に抗議に押し掛けた他、日本橋に現れたTV局のリポーターを“ほうき”で撃退したり、一方では「満月マンの正体は自分だ」と主張する“カリスマ実業家”が同弁護士に対し刑事告訴や懲戒請求を行なったりと、その余波は多方面に及んだ。
満月マンサイドが流す撹乱情報に事件の本質を見誤る人も続出したこの騒動。 本紙は騒動直後から満月マンについての取材・調査を継続。6ヶ月に及ぶ本紙の総力取材の過程では、清掃ボランティア活動の裏に隠された“満月マン商法”や権利ビジネスに関する疑惑も浮上、そして本紙は満月マンの“正体”に関する重大な証言を得た。
満月マン騒動とは一体何だったのか。中身の人物の起訴を受けて一連の経緯を振り返り、改めてその真相を検証する。本紙だけが掴んでいた騒動の核心とは。
◆霊界案内人・雅び=“正義のヒーロー”満月マン
霊感商法&脱税容疑の田中了緒雅被告による満月マン (産経ニュースより) |
当時の満月マンは、各メディアから好意的に取り上げられていた。
【産経ニュース 2014年9月10日】
中央区の日本橋周辺を中心に、毎日掃除をしているヒーロー「満月マン」が話題になっている。(中略)
満月マンの中に入ってるのは、都内の実業家男性。昨年1月の満月の夜に「満月マン」という声が聞こえ、キャラクターのデザインを描いたという。(中略)
ヒーローとして、「掃除の力で世の中のあらゆる負を一掃したい」と満月マン。ほうきとちりとりを“武器”に取り組む活動は、日本橋を覆う首都高が取り払われ、橋が青空に映えるまで続ける考えだ。(下線部赤字強調は本紙によるもの)
満月マンサイドが「ついに全国区デビュー」と喜んだ 2014.819のテレビ朝日【モーニングバード】 |
この「都内の実業家男性=満月マン」に関して「“霊界案内人・雅び”を名乗り悪質な霊感商法を行なっている田中了緒雅という人物と同一人物ではないか」と、被害者が声を挙げたことが騒動の端緒だった。
【霊界からのメッセージ】ブログや【先祖供養.com】『霊界通信 霊通.com】などのサイトを開設・運営し自身を“霊界案内人・雅び”と称する田中了緒雅被告は、霊能師役の『行導父』池田修玄こと池田曠吉(こうきち)被告(77)と共謀し、相談者から多額の金銭を騙し取っていたとされる。
田中了緒雅被告は霊感商法の被害者6人から東京地裁に約800万円の損害賠償訴訟を起こされており、現在も係争中だ。
行導父・池田修玄こと池田曠吉被告 2015.3.30 Nスタより
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霊界案内人・雅びこと田中了緒雅被告 2015.3.30 Nスタより |
「病床にあり、また回復の目処が立たなかった中で見つけたブログ『霊界からのメッセージ』そこに連ねられた万能感溢れる言葉に縋(すが)ってしまった」
「お札(ふだ)だけを購入するつもりだったのに口車に乗せられ100万円以上も商品を購入させられた」
「雅びに浄水器、絵画、額など総額60万で買わされた」
「身内を亡くした際、もっと何か故人にしてあげられたのではないかと自分を責める気持ちがあった。そこを雅びたちにつけこまれた」
「子供に障害があり悩んでいた。雅びから『原因と治療法を知りたかったら人生総合鑑定を受けるように』と勧められ『アスペルガー症候群や発達障害は人生総合鑑定で原因も判り波動送信で改善する』と言われました」
「難病を抱えていた私は、雅びに言われるまま家族の分までの霊感グッズを買わされ多額のお金をつぎこんでしまいました」
「『このままでは子供が霊界に引っ張られる、借金して波動砲しなさい』と言われました」
「『子どものアトピーを治すには先祖の供養が必要』と言われ、観音像や飛躍シールなどを総額100万円以上で買わされた」
そして被害者の一人が満月マンと雅びの双方のブログを比較して、その記述スタイルや掲載された写真が酷似していたことから「満月マンと田中了緒雅被告は同一人物ではないのか?」との疑惑を指摘し、騒動は拡がっていった。
◆各メディアが疑惑を報じる~満月マンが「ほうきを武器に」TBS記者と戦う
昨年9月21日、満月マンの中身が霊感商法をしている人物であるとの情報を得たTBSの報道番組・Nスタが、日本橋で清掃活動中の満月マンを直撃取材。
その際、満月マンの中身を確認しようとしたTBSのリポーターが、当の満月マンからほうきの柄で咽喉を抉(えぐ)られるという反撃に遭っていた。
その模様は翌月10月6日のNスタの特集『Nスタ総力取材!”霊感商法”と人気キャラに接点?』で放映された。
A氏(田中了緒雅被告)が一体8万円で売り付けていたミニ観音像の仕入れ先は、千葉県富津市にある東京湾観音近くの土産物店だったことが暴かれた。その仕入れ値は1個・千円
番組では“霊界案内人”を名乗り霊感商法を行なうA氏(田中了緒雅被告)のブログと満月マンのブログが酷似していることを両ブログを並べて比較し指摘
追及を続けるTBS記者に対し、ついに満月マンが本性を露わに? |
当の満月マンはこの暴力行為を、ブログで「活動の邪魔なのでもうあっちへ行ってくれ、としつこいレポーターを振り払ったら それは暴力ですよっ だって」と記述していたが「振り払った」にしては“えぐい”首への箒のくいこみ方だ。
◆産経も疑惑を報道
10月12日、満月マンの中身の人物を9月上旬に確認していた産経が疑惑を報じた。
【産経ニュース 2014年10月12日】
日本橋の清掃ヒーロー満月マン、霊感商法で数千万円脱税の疑い 通販元社長を本格捜査へ
東京都港区の通信販売会社(解散)元社長の30代の男性について、霊感商法の収入を申告せず少なくとも法人税数千万円を脱税した疑いがあるとして、東京地 検特捜部が法人税法違反の疑いで、近く本格捜査に乗り出す方針を固めたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。元社長は、キャラクター 「満月マン」の着ぐるみ姿で東京・日本橋を中心に清掃活動に携わり、話題になっていた。(以下略)
満月マン、先月下旬から活動休止 脱税疑惑の浮上後
路 上で清掃するキャラクター「満月マン」として活動していた通信販売会社の元社長。(中略)元社長は、産経新聞が9月上旬に取材した際、記者の目の前で頭の かぶり物を外し、こう 切り出した。本名を尋ねると、記者のノートに元社長の本名を記し、「ある人から助言され、満月マンを始めた」と話した。
(以下略)
10月21日にも産経は「脱税疑惑」直撃…『満月マン』『通販元社長』『霊感商法』の奇妙な“連鎖”との続報を出し、10月23日には週刊新潮が『日本橋で有名なお掃除ゆるキャラ「満月マン」の霊感商法』と題した記事を掲載した。
◆右翼関係者や“カリスマ実業家”が経済的被害を主張
満月マンの霊感商法疑惑発覚後、唐突に法曹政治連盟の朝堂院大覚総裁(73)と称する人物が「満月マンをプロデュースしているのは自分だ」と主張し始めた。朝堂院大覚インターネット放送局での演説映像によると、朝堂院総裁は昨年9月中旬、一連の霊感商法被害者の代理人である石丸信弁護士(長谷川総合法律事務所)に電話を掛け 「インターネットを使って脅迫的なことを書いたか?」などと数回に渡り執拗に抗議。更に『石丸弁護士が裁判を有利に進めるためにインターネットを使って田中を攻撃した」「メディアに間違った情報を流した」などと繰り返し非難した。
法曹政治連盟の朝堂院大覚総裁(朝堂院大覚インターネット放送局より) |
右翼関係者と目される朝堂院総裁は、電話だけでなく石丸弁護士が当時勤務していた田村町総合法律事務所へ満月マンと共に抗議に押し掛けている。
同法律事務所には全国霊感商法対策弁護士連絡会に所属する弁護士が多数在籍、霊感商法被害のエキスパートが揃っている。そんな法律事務所に、背広姿に満月の被り物を した人物(田中了緒雅被告?)を引き連れ朝堂院総裁が現れたのだ。
その際、同法律事務所内で応対した渡辺博弁護士(全国霊感商法対策弁護士連絡会東京事務局長)によると、満月の被り物をした30代と思しき男性(田中了緒雅被告?)は足をガクガクと震わせ終始オドオドした様子だったという。
また、その同時期に「満月マンの正体は自分だ」と名乗り出たのが“TOMORO”なるラッパーだ。TOMORO(向井朋郎氏・28)のプロフィールには『「25歳で年商5億円に到達したグループ企業の会長も務める、日本で1番「メイクマネー」に成功したカリスマMC』とある。TOMOROは 、霊感商法騒動発覚後に満月マンの被り物をして日本橋に“出勤”、9月22日にはフジテレビとテレビ朝日の取材に対し被り物を取って満月マンの中身は自分 だと“証明”してみせた。
六本木を根城に活動する音楽家、実業家、投資家、映像作家、芸能プロモーター、 通称”ハイパーナイトプロデューサー”というTOMORO(向井朋郎氏) (TOMORO旧公式ホームページより、金髪の男性がTOMORO) |
時を置かずして満月マンの主催団体を名乗る【満月マンインターナショナル】が、各マスコミに『今テレビで話題の「満月マン」の正体は、六本木の異端児TOMORO」』との書面を送付。
TOMOROはTBS・Nスタの取材に対し、田中了緒雅被告(番組ではA氏)について「もともとそんなに会わなくてあんまり知らないですね」と答えている。
そう”主張”するもTBS記者を咽喉輪攻めした時の満月マンの中身は言えないそうだ |
そしてTOMOROは、石丸弁護士に対し「国内や海外からスーパーヒーローとして話題になっている満月マンのFacebookとブログに」「書込みし」「マスコミを使って」「情報を徹底的に流し、満月マンの中に入っている私TOMOROの信用と名誉を著しく傷をつけた〔原文ママ〕」 「私の事業を根底から妨害するというその悪質極まる行為に対して偽計業務妨害 と名誉棄損罪で警視庁に刑事告発した」「莫大な経済的損失を受け、この損害については民事訴訟を現在準備中である」などと事由を挙げ、石丸弁護士が所属する第二東京弁護士会に対し9月24日、懲戒請求を起こした。
現にTOMOROは、CM出演やTV出演の話が無くなったとして1億円もの損害賠償請求訴訟の提起も仄めかしていた。
朝堂院総裁も満月マンの“経済的損害”について、9月23日のインターネット放送で、こう語っている。
「満月マンの仕事が今大変な被害に遭って大混乱しているんだよ、満月マンのプロジェクトが。満月マンの予定されているものが全部キャンセルくらって莫大な経済的損害が出ているのを石丸信はどう保証するのか」
10月15日、TOMOROはブログで「僕はこのA氏を知人から紹介され何度かお会いした程度なのでA氏がどんな人間なのかわかりせんし、詳しくは知りませ ん」とA氏=田中了緒雅被告との関係を説明し「産経新聞が、下手な記事を出した」「マスコミの下手うち」「B弁護士(本紙注:石丸弁護士)は、裁判を有利にする為に嫌がらせ的犯行に及んだ」などと産経新聞と石丸弁護士を非難した。
◆飛び交う撹乱情報
10月2日、朝堂院総裁と「1990年からの付き合い」というジャーナリストの伊藤博敏氏が、TOMOROのインタビュー記事『 日本橋の清掃キャラ「満月マン」に大騒動! 「中の人」が正体明かして「マスコミ取材に怒りの反論」』をKODANSHA現代ビジネスに掲載。
但し、
『この騒動に音を上げたように、「俺が満月マンだ」と、名乗りをあげた人物がいる』
『――では、なぜ国税記者が追う人物との“取り違え”が起きたのか』
などと、題を含め記事は「TOMORO=満月マン」との前提に立った内容だった。
10月23日には「日本最大級の富裕層向け情報専門メディア」を名乗る 【 YUCASEE media(ゆかしメディア)】に『「満月マン」が「脱税、霊感商法」騒動をすべて語る! 富裕層も知っておいた方がいい社会貢献の教訓』と題した記事が掲載されたが、その記述は
『満月マンの正体が霊感商法と脱税の疑いがあるA氏というのはイコールではなく、正確にはその活動メンバーの一人であるA氏にその疑いを持たれているということだ』
『今回の騒動の教訓になるのは、社会貢献活動をスタートする際の仲間選びの大切さである。人選を間違えれば、活動をストップせざるを得なくなってしまうということだ』
などと伊藤博敏氏がKODANSHA現代ビジネスに発表したものと同様に、やはり「TOMORO=満月マン」を前提とする記事だった。
様々な情報が錯綜する中、その後も満月マンのプロデューサーを名乗る朝堂院総裁は
「こういう満月マンの運動を私の弟子を使ってキャラクターの満月マンの顔を被らして、清掃をやっておる」
「その満月マンの一人、田中という人間がおるわけだ」
「TOMOROが私に相談に来た」「TOMOROが外国へ出張する時に満月マンの自分の替わりにちょうど背の高さが一緒だったから別の人に頼んだことがあった。頼まれて一日だけTOMOROの替わりに満月マンになった人がたまたまおった」
などと力説。
朝堂院大覚総裁 「私がプロデュースしてやらしている満月マン」 「私の弟子を使って満月マンの顔を被らして清掃をやってる」 (画像は朝堂院大覚インターネット放送局より) |
そして「満月マンの発起人」を名乗る”TOMOROも
「俺が全面バックアップ」
「運営上、当然複数の人を中に入れている」
「満月マンを去年秋に始めて以来中に入ってきたのは自分」
と言い張った。
朝堂院総裁が「実に真面目な青年」と高く評価する TOMORO(TOMOROのFACEBOOKより) |
「満月マンの中に入るのは俺一人。これからも。絶対に他の人は入れない」
満月マンブログの記述 |
「ある人から助言され、満月マンを始めた」 “霊界案内人・雅び”“了先輩”こと田中了緒雅被告 (田中了緒雅被告のブログより) |
「TOMOROのブログでの主張には違和感があります」霊感商法事件に詳しい事情通は語る。
「TOMOROのA氏=田中了緒雅被告に関する説明が事実だとすると『TOMORO=満月マン』が憤りの対象を向けるのは満月マンの名を穢した田中了緒雅被告の筈です。しかもそういう人間に満月マンをやらせていたのは発起人であるTOMORO自身なわけですから。そのことを脇に置いて、弁護士やメディアを非難するのは本末転倒でしょう」
「TOMOROはブログに『僕はこのA氏を知人から紹介され何度かお会いした程度なのでA氏がどんな人間なのかわかりませんし、詳しくは知りません』と書いています。しかし、TOMOROは自分の Facebookとブログに 『先輩社長の了さん夫妻』と焼肉パーティをしている写真を載せています。『先輩社長了さん』とは田中了緒雅被告のことです。焼肉パー ティにはTOMOROと親交の深い着物デザイナーのS女史も同席しています。S女史は田中了緒雅被告の32歳年上の前妻で、田中が霊感商法で得た数億円の法人収入を申告せず6千万円以上を脱税したとされる2009年から2011年の間に田中被告と婚姻関係にあった人物です。『何度かお会いした程度』にしては不自然です」
事情通が指摘するTOMOROのFacebookの記事(満月マン騒動後、削除) 「もともとそんなに会わなくてあんまり知らない筈のA氏(田中了緒雅被告)を 「六本木の先輩社長了さん」と親しげに記述している。 田中了緒雅被告の隣には前妻の着物デザイナーS女史、 対面にはS女史と親交の深い森三中・大島の姿も確認できる (TOMOROのFacebookより) (画像加工処理は本紙によるもの) |
六本木ヒルズ森タワー |
森タワー11Fのレンタルオフィスに入る会社の内16社が案内板に表記(2015.3) |
「満月マンの活動には早い段階からTOMOROが関わっていたとみられますが、TOMOROが初めて満月マンの中に入ったのは、TBSの突撃取材以降でしょう。TBSが取材した時の中身は田中了緒雅被告だったはずです。 TOMOROが満月マンの着ぐるみでマスコミの前に現れたのはその後だと思われます」
左:全身タイツがフィットしてる活動初期の満月マン(満月マンのブログより) 右:全身タイツがブカブカな2014年10月の満月マン(TOMOROのブログより)) |
では何故、田中了緒雅被告以外の人物が「満月マンの中身は自分だ」と“名乗り出た”のか?
蓮見氏は分析する。
「満月マン騒動には、中の人物・田中了緒雅被告による霊感商法の他に、別の事柄も関連しています。それは、ライセンス権利ビジネスを展開しているとされる朝堂院大覚こと松浦良右氏の一連の言動から見えてきます。満月マンを演じていた人物が田中了緒雅被告であることが大手マスコミに知られるやいなや、朝堂院氏は、YouTube上の自身のビデオ番組【朝堂院大覚インターネット放送局】にて、田中了緒雅被告と係争中の被害者とその代理人弁護士、および取材記者に対する誹謗中傷的発言を繰り返し発信しました」
「私が約2年前に雅びを追及していた時には、雅びの周辺にTOMOROや朝堂院氏の影はありませんでした。そして満月マンが商標登録されていたことは、満月マンの公式
ホームページに書かれています。満月マンの活動はビジネスだったということです。朝堂院氏は同放送で『満月マンは今後は太陽マンに生まれ変わる』と宣言しています」
TOMOROが仄めかす1億円の損害賠償請求そして朝堂院総裁が「莫大な経済的損害が出ている」と主張する“満月マンプロジェクト”
それは田中了緒雅被告が『満月マン』を単なる清掃ボランティアではなく、キャラクタービジネスに発展させようとしていたということなのであろうか。
満月マンは、満月の被り物を制作した株式会社ラビットテイルが商標登録している。何故、制作を依頼された側である着ぐるみ制作会社が商標登録を行なったのか? ラビットテイル社の荻津代表は以下の様に語った。
「(商標登録は)商品を真似されたり勝手に作られたりしないように登録したという形です」
「ライセンスは一応うちの方の会社で申請させていただいた」
キャラクタービジネスにも詳しい前出の事情通は語る。
「ご当地キャラくまもんの経済効果は1200億円と試算されていて、一番人気のご当地キャラとなったふなっしーの年収は7億円と言われています。今やキャラクタービジネスは巨大市場となっており、その版権や商品化権を含む市場規模は2兆円を超えると見られています」
TOMOROが仄めかす1億円の損害賠償請求そして朝堂院総裁が「莫大な経済的損害が出ている」と主張する“満月マンプロジェクト”
それは田中了緒雅被告が『満月マン』を単なる清掃ボランティアではなく、キャラクタービジネスに発展させようとしていたということなのであろうか。
満月マンは、満月の被り物を制作した株式会社ラビットテイルが商標登録している。何故、制作を依頼された側である着ぐるみ制作会社が商標登録を行なったのか? ラビットテイル社の荻津代表は以下の様に語った。
「(商標登録は)商品を真似されたり勝手に作られたりしないように登録したという形です」
「ライセンスは一応うちの方の会社で申請させていただいた」
キャラクタービジネスにも詳しい前出の事情通は語る。
「ご当地キャラくまもんの経済効果は1200億円と試算されていて、一番人気のご当地キャラとなったふなっしーの年収は7億円と言われています。今やキャラクタービジネスは巨大市場となっており、その版権や商品化権を含む市場規模は2兆円を超えると見られています」
◆朝堂院総裁が逮捕 故マイケルジャクソンを巡る奇妙な連鎖も
取材を進める本紙満月マン取材班に驚くべきニュースが飛び込んできたのは昨年10月末のことだった。“満月マンプロデューサー”の朝堂院総裁が“朝堂院大覚こと松浦良右容疑者” として、威力業務妨害容疑で暴力事件や広域暴力団対策を扱う警視庁組織犯罪対策四課に逮捕されたのだ。(その後、不起訴処分で釈放)
【産経ニュース 2014年10月30日】
音楽イベントを妨害したとして、警視庁戸塚署は、威力業務妨害容疑で、自称団体役員で、朝堂院大覚(ちょうどういん・だいかく)こと松浦良右(りょうすけ)容疑者(73)=住所不定=を逮捕した。同署によると、「でっちあげだ」と容疑を否認している。
逮捕容疑は6月20日午後、東京都新宿区のCD販売店で、ロックバンドグループのアルバム発売記念イベントが行われていた際に、同店経営者に「責任者を出せ。この野郎。ぶっ殺すぞ」などと叫び、イベントを中断させて店の営業を妨害したとしている。(以下略)
威力業務妨害容疑で逮捕された朝堂院大覚総裁(NNNより) |
10月30日、威力業務妨害容疑で逮捕された朝堂院大覚こと松浦良右容疑者(ANNニュースより) |
TOMOROの7月15日のブログには、TOMOROが「日本を動かしている先輩」と慕う朝堂院総裁のネットニュースに出演したことを報告する記事が掲載されていたが、朝堂院総裁の逮捕後、削除されている。
【KING 朋 TOMORO ブログ 2014年7月16日】
"日本大革命"-大先輩の朝堂院大覚総裁が、僕の活動をお褒め下さり、 ネットニュース番組にお招き下さいまして、話してきました!
日本を動かしている先輩から嬉しいお言葉を・・・(以下略)
朝堂院総裁のネットニュース番組に出演する“年商5億のカリスマ若社長TOMORO” |
朝堂院総裁は、利殖ビジネスの和牛商法で社会問題となった安愚楽牧場の破綻時にも暗躍したと言われており、その他にもマイケルジャクソンに関する正規ライセンスを取得したと主張するなど様々な権利ビジネスに関わる人物と目されている。
但し、故マイケルジャクソンの財産管理会社であるアメリカのマ イケル・ジャクソン・エステートは2013年に「マイケルジャクソンの名前と肖像を許可なく使用している」として、松浦良右(朝堂院大覚)氏と 3つの会社【マイケル・ジャクソン・エンタープライズ】、【マイケル・ジャクソン・アジアン・ライツ】、【マイケル・ジャクソン・ワールド】を訴えている。
また、TOMOROも昨年7月19日のブログに 「僕のグループ企業の一つに、マイケル・ジャクソンさんの日本の興行を取り仕切る会社がございます。その傘下に100を超える企業がございます。僕はその グループの会長を務めさせて頂いており、今年から様々な展開を始めることになっております」と記述、プロフィールにも「マイケル・ジャクソン氏の興行企画 推進運動」を行なっていると記載している。そして田中了緒雅被告の前妻である着物デザイナーのS女史も、マイケル・ジャクソンの衣装の依頼を受けデザイン制作したことがあるとブログで明かしており、田中了緒雅被告の周辺の人物、朝堂院総裁―TOMORO―S女史の3人にはマイケルジャクソンを巡って奇妙な連鎖も窺え る。 |
満月マンの清掃活動のため、昨秋、日本橋の国有地に清掃道具を収納するロッカーが設置された。
ロッカーが設置され、行政のお墨付きを得たとばかりに満月マンサイドは10月1日のブログで報告。そのブログ記事にはロッカー設置を相談した人物として中央区の区議会議員、富永一(はじめ)氏の名が挙がっていた。本紙は昨年11月、富永一氏にロッカー設置の経緯と一連の満月マン騒動について訊いていた。
日本橋 |
その一角 |
公有地に設置された満月マンのロッカー |
満月マンの活動の為に清掃道具を収納するロッカーまで区有地に設置した国交省関東地方整備局 東京国道事務所 |
◆中央区議「地域全部が騙された」 「TOMOROは我々と全然面識もない人間」
大正2年創業の日本橋の老舗割烹店・八重洲とよだの四代目店主で、地元の名士でもある富永区議は満月マン騒動に関し「騙された」と憤りをあらわにしていた。
「満月マンに初めて接触したのは今年(2014年)7月です」
「ああいうキャラクターが現れて僕や地域の百貨店、日本橋保存会が応援しようと、橋洗いイベントなどに来てもらっていた」
──中身に会ったことは?
「あります」
──田中了緒雅だった?
「そうとしか言いようがないのかなぁ今は。その辺はちょっとお含み置き下さい」
「彼のキャラクターの活動を支援するに当たって、ちゃんと僕や百貨店の人も中の人間と会った」
──それが某田中さん?
「某Tさん(笑)」「すごく好青年で」「IT関係の社長と言ってた」「我々は純粋に『地域で満月マンを応援しようね』と言っていた。それをビジネスに しようとかいうのは全くなかったから・・・、そこで調べなかったのが落ち度があるといえば落ち度」「地域全部がそういう感じ」
──後になってTOMOROというラッパーが中身の人として名乗り出ているが、満月マンはTOMOROではなかったということですか?
「あれは全くないですよね」
──全く知らない、面識もなかったと?
「どこでああなっっていっちゃうのか」
──田中了緒雅は満月マンを権利ビジネスに繋げようとしていたのではないか?
「多分TOMOROたちが今でもそこを取っておきたいから『田中と満月マンは全く別物だよ』ということにしているのではないか」
──今、満月マンの中身と主張しているTOMOROサイドのグループとは全く接触はない?
「T さんと接触している中で彼が『僕はラッパーの友達がいて、今、一緒になって日本橋に掛かる首都高を撤去しようと、これからCDも発売するんだ』と 言っていたことがあった。TOMOROは我々と全然面識も ない人間」
──田中了緒雅はTOMOROを友達と言っていたと?
「友達と言っていた」
──TOMOROは田中了緒雅を「あんまり会ってなくて知らない」と言ってるが?
「そんなことないでしょう」
「TOMOROのブログに中央区の区議が何たらって書いてたことがあったからT氏を通じて『消させろ!』と言ったことがあった」
「俺自身は満月マンと接触あったし地域で協力してたから満月マンのブログに富永の名前が出るのはまだ仕方ないけど、全然わけわかんないこっちから見たらふざけんな!というところに名前とか出されて自分たちを正当化させようとか、そんなのに利用されたら堪らない」
──掃除ロッカーについては ?
「満月マンと僕ら地域が仲良かった頃に危惧したのは、ひっきりなしにわけわかんない人たちが来て掃除しているというのも日本橋が求めているのものとは違うから」
「最初交番の横に置かせてもらえないかと警察署に頼んだらダメで、あそこの管理は国土交通省だから、満月マンの方でロッカーも用意するから置かせてもらえませんかと国交省に話をしていた。そして、気が付いたらロッカーが設置されていた。自分は立ち会っていない。設置に関しては国交省が全部やっている」
──鍵の管理は?
「鍵の管理は国交省とマネージャーが持ってるのでは」
──大きな流れで見ると富永さんも「騙された」という思いはある?
「地域全部がそうですよ」 「僕の地元がすごく困惑している」
──日本橋は象徴的な場所だから狙われやすい?
「今後も要注意ですね。今回初めてのケースだったから]
尚、今回の田中了緒雅被告の在宅起訴を受け、改めてて富永区議に訊いた。
──田中了緒雅被告の在宅起訴の報道を受けて
「やっぱり噂通りだったんだなと思った」
「昨年9月、田中了緒雅本人にどうなってるの?真実を聞かせろって言ったら『今僕をバッシングしている人たちがいろんなことやってるけど僕は決してそんなことはないですから信じて下さい』と答えていたが、僕を含め地域の人は様子見で接触するのはやめようと一線を引いていた」
「こっちにそんなに被害が及ばない時点で線を引けたから早い段階で判ってよかった」
「キナ臭い話が出た時点で僕が紹介したところには『こういうことになったから一線を引いてください』と話したから被害は出なかった」
──今、田中了緒雅被告に言いたいことは?
「あんな被り物をしてクソ暑い思いをしながら毎日やっていたわけでしょ。スタッフ雇って満月マンの中に入れさせとけばいいのに毎日本人がやっていたからね。彼も行導父など誰かに洗脳されていたのではないかと彼の態度や眼つきとかを見て感じた。でなければあんなに、どんなに暑くても嫌な顔ひとつしないでやってたからね。普通だったらどこかしらに『こんなのやってられないですよ』とか愚痴が出ると思うけど、彼にそういうのは全く見えなかった」
──騒動前は田中了緒雅が一人で満月マンをやっていたと?
「必ず彼だった」
──霊感商法の実入りの内訳や税金の滞納額を見ると池田被告より田中了緒雅被告の方が多いことから、田中被告が主導して霊感商法をやっていたと思われるが
「もし世を忍ぶ仮の姿としてやっていたとすればその演技力は大したもの」
──満月マン騒動後もTOMOROらが『日本橋大革命』などといろいろやっているようだが
「今後TOMOROたちが何かの形で日本橋に入ってこようとしたら地域で考えて排除じゃないけどやるような形を取りたい」
富永区議は今後の日本橋を守る側として「今回がいい教訓になった。余計なところから『日本橋のために何とか』とか入って来たって地域はそれを防御します」と付け加えた。
◆霊感商法疑惑発覚後もカモを物色か?
果たして、雅びは霊感商法ビジネスを反省し、改心による代償行為から満月マンと成って清掃活動をしていたのか?
どうやら、そうではなかったようだ。
騒動勃発後も、雅びこと田中了緒雅被告は他人のブログを物色、コメントを書き入れては霊感商法のカモを物色していた。 これはあるブログのコメント欄に掲載された雅びによるものと思われる書き込みだ。
これが田中了緒雅被告によるものだとしたら、満月マンの清掃活動は霊感商法被害の代償行為などではなかったようだ。
満月マンは昨年12月3日に更新したブログで「満月マン第1章は終わったのだ」「俺は必ず来年帰ってくる」と記述している。
◆「戻って」きたのは在宅起訴のニュースで
その満月マンの名が再び取り沙汰されたのは、中身の人物である田中了緒雅被告が霊感商法による収益2億7千万円の所得税約9600万円を池田被告と共に脱税し在宅起訴されたとのニュースの中だった。
2015.3.30 ニューズZEROより |
2015.3.30 スーパーJチャンネルより |
2015.3.30 Nスタより |
田中了緒雅被告の在宅起訴を主要テレビ局が報道。 昨年9月の霊感商法&脱税疑惑発覚時、急遽満月マンの 中に入った向井朋郎氏をアーティスト“TOMORO” ではなく「田中被告を知る人」と紹介 (2015.3.30 スーパーJチャンネルより) |
週刊新潮が【堕ちた“清掃ヒーロー” ゆるキャラ「満月マン」の脱税事件】と題した記事で「弁舌巧みに人を騙すだけでなく“ゆるキャラ史”にも泥を塗ったのだ」と一刀両断した他、当初から満月マンに関する疑惑を報じてきた産経新聞は以下の様に報じた
【産経デジタルiZa 2015年3月30日】
霊感商法で得た収入を少なく申告するなどし、所得税計約9600万円を免れたとして、東京地検特捜部は30日、所得税法違反罪で、通信販売会社 (東京都港区)の田中了緒雅(りょおが)社長(35)=足立区=と、無職の男(77)=横浜市鶴見区=を在宅起訴した。田中被告は東京・日本橋を清掃する キャラクター「満月マン」として活動していた。
起訴状などによると、田中被告は「悪霊を取り除く」などとして顧客から得た「除霊代」など の収入を少なく申告するなどの手口で、平成23、24年の個人所得計約1億65900円を隠した。男は霊能力者として活動し、田中被告から受け取った除霊 代など22~24年の所得計約1億700万円を隠し、それぞれ脱税したとしている。
特捜部によると、田中被告は隠した所得を不動産購入費などに充てたという。田中被告らをめぐっては霊感商法で計約830万円をだまし取られたとして元顧客6人が東京地裁へ損害賠償を求め提訴している。
満月マン側は、別の男性実業家が正体だと公表しているが、産経新聞が昨年9月に取材した際、満月マン自身が田中被告の氏名を名乗っていた。
田中了緒雅被告らの在宅起訴を受け霊感商法の被害者は以下の様に語った。
「報道を見て驚いたのは、田中被告が商品代金や波動送信のお金を自宅購入に充てていたことです。もし『皆さんからいただいた波動送信や観音像の代金は、私の自宅マンション購入資金とします』とブログに書かれていたら、おそらく誰一人、この詐欺にひっかからなかったでしょう。無償のボランティアと謳っていたから私は信用してしまいました」
「以前から雅びの発言や対応に嘘や言い訳のにおいを感じていました。 きっかけは10万円の適職鑑定でした。こちらの疑問や質問をはぐらかし答えを押し付けてくる姿勢に完全に『あー、騙された』と。今思えば相談も何も、最初から答えは決まっていたのです。 未婚者からの相談であれば『結婚』の話題で応じ、子供が居ない人からの相談であれば『子供』の話題、そして病気や不幸を持った人からであれば『合掌観音像』や『波動送信』を勧めるといった具合に。 ただし、そこには必ず決して少なくない金銭が発生しました。『奉仕精神からだ』などと彼らは言っていましたが、それならばどうして物の売買が行われるのでしょうか。最初に受ける8万円の『総合鑑定』がカモを選別する基準だったのでしょう。その人やその家庭の金銭状況を探り、未婚か既婚か、子供の有無、職業などの面で『霊界からの答』とされる『足りないもの』を炙り出して不安や劣等感を焚き付ける手口です」
更に、田中了緒雅被告らが宅配便で現金を送付させていたと思われる証言をする被害者もいる。
「私の時は、代金を銀行振込や現金書留で送る事はNGと言われました。理由は『雅びに税金が掛からないように、これは行導父に全て渡すお金だから』と言われ『ではどうするのですか?』と訊くと、お菓子を買ってその中に“お布施”と書いた現金を入れて宅配便で送るように言われました。今思えば、足がつかないように証拠隠滅的な意味だったのですね。最初にお札を購入した時は、銀行振込を指定されましたが、それ以降のものは宅配便を指定されました。その時対応した窓口さん(雅びには顧客に繋げる“窓口さん”となるシンパが多数いたことが確認されている)には『お札(ふだ)の代金はそれほど高くないので、雅びが税金を自分で負担して払っているが、それ以降のものは金額も大きくなるので口座に入金されると困る。本当は行導父に渡すお金だから』と言われました 」
【霊界からのメッセージ】ブログに掲載された菓子折の写真 田中了緒雅被告が”顧客”に宅配便で送付させたものだ |
◆“歳の差婚”でメディアに
実は田中了緒雅被告が、メディアに“登場”したのは今回の在宅起訴のニュースが初めてではない。丁度5年前、前述の32歳年上の着物デザイナーと結婚した際に、その歳の差婚をフジテレビ・スーパーニュースが報じていた。
5年前にニュース番組の取材を受けていた田中了緒雅被告(フジテレビ・トクダネより) |
3月30日の在宅起訴を受けて各局が報道する前に、NHKが4日前の26日、フライングして起訴を報じ「誤報」騒ぎとなるなど番外での騒動にもなっていた。
また、今回の田中了緒雅被告の在宅起訴の報道を見ると、幾つかのメディアは田中了緒雅被告のことを「満月マンの中の人物の一人」 と伝えていたり、フジテレビの『とくダネ!』のコメンテーターは『キャラクターをイメージアップに悪用しようとした意図があるかもしれない』と話していた。これらはこれまでの検証からも正確ではないと思われる。富永区議の証言や前出の蓮見氏の分析の様に、騒動が起こる昨年9月中旬までは満月マンの中身は田中了緒雅被告ただ一人であり、疑惑発覚後に別の人物が中身の人物だと名乗り出て恰も複数の人物が満月マンに入っていたと取り繕ってきたというのが実情であろう。
◆反省なし
当の田中了緒雅被告はアメブロの霊界案内人雅び☆日々の出来事で見苦しい言い訳をしており、やはり反省の色は皆無のようだ。
蓮見氏は田中了緒雅被告の在宅起訴を受け以下の様に語った。
「田中被告は、2年前のブログ記事で『何者かの通報により自らの事務所に国税の査察が入ったがシロだった』と意気軒高として主張し、顧客やブログ読者に身の潔白を印象付けようとしていましたが、今回の在宅起訴によりそのメッキが剥がれたことになります。同時に『この10年間、金銭的なトラブルは一度もございませんのでご安心ください』との、田中被告の宣伝文句も反故となりました。本件の特徴は、ホームページやブログを用いた霊能ビジネスであり、売り手側からの電話や訪問による勧誘は用いられていません。そのため、泣き寝入りしている被害者たちは、自ら積極的に商品購入に踏み切ってしまったという負い目を感じている可能性があります。今後このようなトラブルを増やさないために、悩みの解決策を求めてインターネットをさ迷う人たちには、自分たちが明日にでもこのような霊能ビジネスの餌食になってしまう危険を自覚してもらいたい」
蓮見氏からは本稿掲載に当たり、貴重な画像等を提供していただいた。
◆満月マンサイドに誹謗中傷された全国弁連弁護士が本紙にコメント
朝堂院総裁は前述のインターネット放送に於いて、石丸弁護士を「悪徳弁護士」「統一教会の弁護士」などと非難し、 石丸弁護士の勤めていた法律事務所を「田村町法律事務所は霊感商法で問題になっている統一教会の弁護士事務所」などと吹聴していた。しかしながら、石丸弁護士は前述の通り全国霊感商法対策弁護士連絡会に所属し霊感商法被害・統一教会問題に取り組む弁護士の一人であり、朝堂院総裁の言説は悪質なデマであることは言うまでもない。
また、朝堂院総裁は、満月マンの疑惑を報じたTBSについても「統一教会に屈した」「統一教会の報道局に成り下がっているのか」などと、誹謗発言を流し、更に田中了緒雅被告による霊感商法被害事件については、頻りに「小さな問題だ」「小さな小さな事件」などと繰り返し強調する始末だ。
満月マンサイドから執拗に絡まれた石丸弁護士だが、そんな非難を一顧だにせず霊感商法の被害回復に取り組む立場から、本紙に以下のコメントを寄せた。
「生きていく限り、必ず辛いことや苦しいことにぶつかります。人は皆、そのような悩みごとと向き合って、ときには自身の努力で克服し、ときには折り合いをつけ ていきます。よく分からないものにお金を支払うことによって悩みごとが解決すると考えることは、一見楽ができるようですが、それは悩みごとの本当の原因 や、悩みごとを解決するために本当に必要な努力から目をそらし、ごまかしているに過ぎません。少しでもおかしいと思ったら、あなたの一番信頼できる人に打ち明けて、相談してみてください」
(文中一部敬称略)
取材・文~本紙満月マン取材班~
37 コメント:
長すぎ。
情報を分かりやすくまとめる能力ゼロなんですね。
ここまで詳細に記事になるとは思っていませんでした。
これまで報道された中で最も詳しいレポートだと思います。
読者の皆さんにこの事件が真剣に受け止められることを願います。
取材記者さん、御苦労さまでした。
とりあえず3行でまとめてください。
鈴木エイトの中身も田中ですか?
おやおや。「田中ですか?」と突撃されて悔しい思いをされた誰かさんが、コメント欄に書き込みですか?(笑)
登場人物のすべてが胡散臭いヤツばっかでワロタ
エイトも含めてw
「憲法違反内乱罪司法公務員テロリスト」
以下の実写動画をご覧になれば、日本の奇形司法裁判官がいかに憲法も法律も知らない有害無益な税金泥棒反社会テロリストであるか如実におわかりになると思います。
「テレビ劇場総務省NHK不正架空捏造選挙」
Lawsuits: Rigged Elections in Japan (1) 不正選挙裁判 2015
https://youtu.be/UZBF5WIDWfE (10分)
Lawsuits: Rigged Elections in Japan (2) 不正選挙裁判 2015
https://youtu.be/pgLCwQQXlSs (10分)
戦後日本政府をすべて乗っ取ったイスラエルアメリカナチスユダヤ人フリーメーソンのスパイ似非日本人総務省所管NHKと電通が制作編集した日本のカラーテレビで放送される内容は、120%嘘八百ですからねw
テレビの中だけで実施されたと称する選挙も閣議も全部、現実には100%実施されていません。テレビで絶対に放送しない不正選挙裁判や辺野古の憲法違反内乱罪政府弾圧移設工事強制執行などは、100%現実に行われていますけど。
こうやってテレビの中だけで憲法違反棄民政治が遂行できると考えているのが、悪魔の猿智慧の浅はかなところです。NHK受信料を詐取しながらねw
無駄にややこしい、理解してもしょうがない事件だけど
要は「モラルがゆるいキャラ」ということかな?
霊感商法部分の被害者は大変ですね。
このぐちゃぐちゃを把握しなきゃ戦えないわけでしょ。
訴訟起こすとして被告は誰?
漫画みたいな話…
そして、踏み込みすぎてて消されないか心配だなぁ。
あと、三行でまとめたのが読みたいならネイバーまとめでも読んだら?
まぁ、どうせ、そんなこと書いてるのは記事に書いてる連中の取り巻きなんだろうけど。
てっきり、天華の救済のマスコットキャラクターのボコちゃんと思った。
マニアックなコメント失礼しました。
月に代わってお掃除よ
改心して、女装して空き缶拾い、段ボール集めなどの掃除を始める一味であった・・・・ちゃんちゃん
冗長な記事だと思われる方もいるかもしれませんが、霊感商法とMLMの合わせ技である今回の事件の構造を理解するためには、やむを得なかったと思います。むしろコンパクトにまとまっているくらいです。マルケル・ジャクソン、ブログブーム、ゆるキャラなど、時代の象徴も多岐にわたっていますし。
MLMについてはほとんど書かれてないような気がしますが。
マイケル・ジャクソンの利権商法がそれに該当すると思われます。
マイケル・ジャクソンの利権商法がどうMLMなんでしょうか?
お調べになればすぐにわかることだと思いますが?お調べになりましたか?
それならあなたもすぐ答えられるのでは?
いずれにせよ、この長~い記事でMLMへの言及はありませんね。
直接の言及があった、と誰かが言っていたのでしょうか?少なくとも私はそのようには言っていません。
私は私のブログで答えています。どうぞ検索なさってください。
だから、MLMについてはほとんど書かれてないような気がしますがと言ったんですが。
マイケルジャクソン商法は、MLM システムで成り立たせようとしてるもんですからね。私は、この記事は、霊感商法とMLMの併せ技について書いてるも同然だと理解してます。読むという行為は、字面を追うのが全てじゃないですからね。
それはあなただけではないでしょうか。
この記事を読んで、MLMについて書かれていると思う人はほとんどいないと思いますよ。
https://youtu.be/2hTegYIrisI
↑
満月マンに似てませんか?(笑
似てない。
これは良いまとめ記事だな
【情報提供】
http://www.daikanyama-serendipity.com
東京都渋谷区恵比寿西2丁目17-22
この代官山の店は、元々、兵庫県の姫路にある店が東京へ進出した店だそうです。
ここの店長が強力な霊能者という事で、昔、幸福の科学の信者が、信者時代、大川隆法総裁について、霊査・霊鑑定してもらったそうです。
そして、大川隆法の正体や幸福の科学の祈りの効果など、霊視鑑定の結果、脱会(休眠?)したそうです。
その他、この店の霊能者店長は、相談者の結婚についても、結婚する時期、結婚相手と出会う場所、出会う人の風貌から結婚後の新居の様子まで、全部霊鑑定で答えたそうです。仕事の事、家庭の事など、答えられ無い事は皆無だそうです。
以上、又聞き情報ですが、東京の代官山ですので、大川隆法の正体や幸福の科学について、興味がありましたら、カルト新聞でも、一度鑑定に行ってみてはどうでしょうか。
各宗教団体の教祖の正体など、記事のネタになると思います。
まずお前がそいつに仕事見つけてもらえよ。
↑お前もなwww
それより統一教会 浦和 婦人自殺事件を詳細に調べてくれ!
清平焼身自殺以来だから。
田中、池田両名が、初公判で検察の起訴内容を全面的に認めましたね。
>4/20 8:05
法華経を信じて南無妙法蓮華経と唱えてネットリテラシーを高めてください
法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えてください
>2015年4月14日 7:38
人を嘘と攻撃するより法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えましょう
エイトさんが胡散臭と言ってる人
法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えろ
文を長いと言うより法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えましょう
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