幸福実現党、30人の“政治女子”が初街宣

　5月28日夕方、幸福実現党が東京・新橋駅前で街宣を行い、20代女性を中心とした約30人の“政治女子”を投入。道行くビジネスマンたちに「おとうさん、ありがとう」「第3のビールではなくプレミアムモルツを飲める社会を」「幸福実現党は、唯一の減税政党」とアピールしました。同党が街宣でこの規模の女性陣投入を行うのは、初めてとのことです。

　午後6時頃から、東京・新橋駅前の歩道上で、幸福実現党のスタッフ女性が単身で街宣スタート。「みなさん、一週間、お仕事お疲れ様でした」「第3のビールではなくプレミアムモルツを飲める社会を」「幸福実現党は、唯一の減税政党」と演説を始めました。6時半になると、駅前のSLに街宣車「大和」が横付けされ、青いスタッフジャンバーの女性たち約30人が降り立って、ビラまきと演説を始めました。

　女性たちは、幸福の科学の「エリート養成のための社会人教育機関」である「HS（ハッピーサイエンス）政経塾」（今年4月開設）のメンバーに有志会員を加えた女性たちで、学生や20代女性が中心です。女性たちはSL広場や周辺でビラを配りつつ、順番にマイクを持って演説を行いました。

「私たち幸福実現党は、いつもご家族のため、そして日本のために一生懸命に働いてくださっているお父様が他の味方です。私たち幸福実現党ガールズは、そんなお父さん方に感謝の気持ちと、元気になる言葉をお伝えしたく、新橋の駅前の一角を借りまして、お話しさせていただきます」

「今日は花の金曜日。皆さん、心ゆくまで飲んでいただいて、この1週間、1カ月の疲れを癒していただければと思います。政治がこれだけ混迷しているのに日本の経済がこれだけもっているのは、働いてくださっている皆さんのおかげです。鳩山さんがお母さんからおカネをもらっているのを、うらやましいな、ムカつくなと思いながら働いておられることと思います」

「幸福実現党、お父様のために、第3のビールを家で飲むのではなく、お店で飲むと言えるような日を1日でも多く作るために、経済成長戦略を考えておりますので、いまお配りしておりますマニフェストをお読みいただければと思います」

「私たち幸福実現党・政治女子は、皆さまの味方でございます。私たちは、みなさまお父様方が、家で娘さんと話ができなくても、家で犬としか喋れなかったとしても、それでも一生懸命働いてくださっている皆さまの味方でございます」

「このままの民主党では、みなさんが働いて努力して一生懸命お国に納めたお金も無駄に使われてしまうというのがわかるから、悔しいんです。私は、努力した人が報われる社会を実現したいんです。自民党でも民主党でも増税は間違いないんです。たちあがれ日本とか立党しましたが、あんなじいさんたちが、そもそも立てるのかと不安になるんですよ」

　通行人の反応はまちまちです。この街宣を見て、「オウム（真理教）みたいだ」とつぶやいている男性もいました。ビラまきの女性にニコニコしながら話しかけているおじいさんもいました。

　幸福実現党は今年2月に「脱藩ガールズ」という4人組の女性グループを結成して街宣活動をするといったことも行ってきました。しかしこれほどの人数の女性で街宣を行うのは初めてとのことです。

「今日は学生が多いですが、社会人もいます。自分を“女子”だと思う人、っていうことでメンバーを募りました」（街宣メンバー）

「父の日に向けて、今後もこういった街宣をしていきたい。実はAKB48を意識してたんですけど、人数がぜんぜん足りませんでしたね。歌や踊りもできるようになりたいです」（街宣メンバー）

　“政治女子”投入は、さしあたってはおじさん票を意識してのもののようですが、そのうちアキバデビューもあるのでしょうか。幸福実現党の街宣が、どんどんにぎやかになっていっている気がします。