虚構新聞社(左)とやや日刊カルト新聞社(右) |
虚構新聞社は、1880年4月1日に『虚構新聞』を創刊。2013年にウソ記事として配信した森永の「ダース」12ケース入り「GROS(グロス)」発売が現実化してしまったことで社主UK氏が謝罪に追い込まれるなど、幾度となく廃刊の危機を経験した。2014年には新聞業界トップに躍り出たが、虚構新聞の記事を真に受けた読者がSNSで拡散する事件が多発しており、リテラシー不足の読者からの逆恨みは、いまだ根強い。
一方のやや日刊カルト新聞社は、2009年に『やや日刊カルト新聞』を創刊。断食デモ中の統一教会信者の前で「暴飲暴食デモ」を敢行するなど、日本メディアには珍しい「いじるジャーナリズム」の手法で読者数を伸ばした。一見、冗談のようにしか見えないカルト宗教の所業をいちいち報道するため、事実を報じても読者から信用してもらえず、しばしば「虚構新聞かと思った」などと評される。
両社の業務提携は大筋で合意しているとみられ、来年には記事の相互配信を開始。将来的には両紙を「やや虚構カルト新聞」として統合する。さらにテレビ局を買収した上で、政党を結成して日本を支配。放送法を改正して、地上波のテレビ番組でもウソニュースを流せるようにする計画だ。
やや日刊カルト新聞社の役員の一人は、期待に胸を膨らませる。
「ホントのようなウソ記事を専門とする虚構新聞と、ウソのようなホントの記事を専門とするやや日刊カルト新聞との統合が実現すれば、世の中のウソとホントを全てカバーする巨大総合メディアが誕生する。読者がリテラシーによって情報を選別する時代は終わり、キュレーションがどうのとかいう衆愚的報道のあり方が一変するだろう」
虚構新聞社は、本紙の取材に対してFAXでこう回答した。
「弊社はウソを報じることを使命としており、事実をコメントする立場にない」
業務提携の背景には、新興メディアの台頭がある。2014年、従軍慰安婦問題にかんする誤報をめぐって、虚構新聞と同様の「信頼されない言論・報道機関」としての足場を固めた朝日新聞が、業界3位にまで勢力を伸ばす。さらに、宗教団体の広告や提灯記事を掲載しまくる夕刊フジと姉妹紙の朝刊フジ(産経新聞)も、やや日刊カルト新聞の読者層の取り込みを狙う。
これに危機感を募らせた虚構新聞社とやや日刊カルト新聞社の利害が一致した形だ。
しかし業界1位と2位の両紙が統合した場合、国民の9割以上が1つの新聞から情報を得る事態になる。健全な報道環境は多様性によって保たれるとの考えから、先進諸国では例を見ない規模の独占は新聞業界以外からも批判を浴びそうだ。
幸福の科学大学・藤倉善郎教授(霊界メディア論)の話:「ウソとホントだけではなく、関係者だけがホントだと信じている妄想の類も、社会の情報を構成する重要な要素だ。ウソとホントだけを扱う新聞が市場を独占すれば、情報の多様性が失われ、報道の“妄想表現の自由”や国民の“霊界を知る権利”が損なわれるおそれがある」
※エイプリルフール記事です。
3 コメント:
虚構新聞は毎日エイプリルフールです。
ワルノリ4連発、ひでえ・・・(笑)!
業界再編が加速する中、東スポの合併相手として業界では聖教新聞と幸福の科学出版が囁かれている。
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