2021年11月1日月曜日

【衆院選】統一教会勢12議席減、カルト勢は総議席の3分の1割り込む 幸福実現党は結党以来初の「落選者ゼロ」

 10月31日に投開票が行なわれた衆院選は11月1日未明に全ての議席が確定。統一教会と関わりを持つ勢力は解散前の95議席から83議席へ減少。ワールドメイト勢や霊友会勢が僅かに議席を増やしたものの、カルトとの関わりが比較的強い候補も数人が比例復活できず落選。EM菌は推進議連の会長や事務局長が小選挙区で落選し、比例でも蘇生できなかった。カルト勢全体では衆院の3分の1を割り込んだ。
 本紙ではカルト的な集団と関わりを持つ候補者を独自の調査で確認。カルトとの関わりの度合いを示す「加担ポイント(以下、P)」と「献金額」で数値化し、〈【衆院選2021】総力特集・カルト候補ぜんぶ載せ!〉として公表した。カルト問題と政治の関わりを明確にする便宜上、公明党(創価学会)と日本共産党は含めていない。

 これを基にすると、カルトのイベント等に協力したことでPがつく議員の割合は、衆院解散前の167人(35.9%)から衆院選後は151人(32.5%)に。減少幅は僅かだが、衆院の議席の3分の1を割り込んだ。

 1議員が複数団体と関わりを持つケースも珍しくないことから団体ごとの議席数は重複するが、最大勢力である統一教会勢は95から83へと12議席減。2位の不二阿祖山太神宮勢が52から42へと10議席減。逆にワールドメイト勢が20から22へ、霊友会勢が16から17へと議席数を伸ばしたが、統合医療が5減、親学が2減、EM菌が3減、その他も2減となり、全体的に後退した。

2009年結党の幸福実現党は同年衆院選で「再誕の仏陀」こと大川隆法総裁自身も立候補し、300人以上の候補者が仏陀もろとも全員落選。以来、大川総裁は二度と立候補せず、弟子たちが国政選挙の度に全員落選を繰り返してきたが、ついに今回衆院選で「落選者ゼロ」を達成。
 今回の衆院選では、幸福の科学の政治部門である幸福実現党が昨年のうちから撤退を表明。候補者ゼロだったため、結党以来初めて国政選挙での「落選ゼロ」を記録。他のカルト勢に見られない快進撃を見せた。また幸福の科学と関わりを持つ議員も解散前の5議席を守った。

 「大物カルト議員」の落選も目についた。岩手3区では、ワールドメイトへの協力で全国14位の加担27Pを持ち2010年以降だけで3回(総額5,900万円)もの献金を受け取っている小沢一郎氏(立憲=前)が、統一教会イベントに1度出席しただけ(4P)の藤原崇氏(自民=前)に敗れる大波乱。比例で復活を果たしたものの、カルトが選挙の役に立たないことを見せつけた。

 この他、加担Pが20以上の候補者のうち、小選挙区で落選し比例復活したのは以下の7人。

・牧原秀樹氏(埼玉5、自民=前、加担25P=統一教会 統合医療 不二阿祖山太神宮 )
・山本朋広氏(神奈川4、自民=前、加担24P=統一教会 )
・義家弘介氏(神奈川16、自民=前、加担26P=統一教会 幸福の科学 不二阿祖山太神宮 、献金等10万円=幸福の科学 )
・務台俊介氏(長野2、自民=前、加担25P=統一教会 霊友会 統合医療 )
・牧義夫氏(愛知4、立憲=前、加担25P=ワールドメイト 親学 不二阿祖山太神宮 、献金等200万円=ワールドメイト )
・谷川とむ氏(大阪19、自民=前、加担26P=統一教会 ワールドメイト 不二阿祖山太神宮 、献金等100万円=ワールドメイト )
・平井卓也氏(香川1、自民=前、加担22P=統一教会 統合医療 EM菌 )

 重複立候補しておらず小選挙区での落選で議席を失ったのは3人。

・原田義昭氏(福岡5、自民=前、加担34P=統一教会 不二阿祖山太神宮 )
・三原朝彦氏(福岡9、自民=前、加担26P=統一教会 不二阿祖山太神宮 )
・野田毅氏(熊本2、自民=前、加担25P=統一教会 不二阿祖山太神宮 EM菌 )

 重複立候補していたものの比例でも復活当選できなかったのは2人。

・松本文明氏(東京、自民=前、加担30P=統一教会 不二阿祖山太神宮 )
・長尾敬氏(近畿、自民=前、加担24P=統一教会 ワールドメイト 、献金等100万円=ワールドメイト )

 加担Pが20P未満で、カルトからカネをもらっていたのに比例復活もできなかった候補者は5人いた。

・下地幹郎氏(沖縄1、無所属=前、加担12P=統一教会 ワールドメイト 、献金等50万円=ワールドメイト)
・樋高剛氏(埼玉5、自民=前、加担4P=統一教会 統合医療 不二阿祖山太神宮 、献金等700万円=ワールドメイト)
・木内孝胤氏(東京7、自民=前、加担4P=統一教会 不二阿祖山太神宮 、献金等100万円=ワールドメイト)
・日吉雄太氏(神奈川4、自民=前、加担8P=統一教会 、献金等300万円=ワールドメイト)
・大西宏幸氏(神奈川16、自民=前、加担11P=統一教会 幸福の科学 不二阿祖山太神宮 、献金等100万円=ワールドメイト)

 また、解散前の7から4へと議席を減らしたEM菌勢は、数字以上の痛手だ。熊本2区で落選した前出の野田毅氏(自民=前)は、「有用微生物利活用推進議員連盟」(通称EM菌推進議連)の会長。岩手1区で落選し比例でも落選した高橋比奈子氏は、同事務局長で、EM菌推進団体「U-NET」の運営委員でもある。同議連の幹事長である平井卓也氏(香川1区、自民=前)がかろうじて比例で蘇生して、首の皮一枚つながった状態だ。

 政治にあまり詳しくないジャーナリストの藤倉善郎氏は、今回の選挙結果をこう分析する。

「統一教会勢で12議席、カルト勢全体で15議席と、大敗とは言えないが全体的に後退したのは、いい傾向だ。有権者の間に、カルト的なものと関わる政治家を認めたくないという問題意識が芽生えたのではないか。しかしカルト議員の約7割は自民党議員であり、自民党が多少議席を減らしたところで傾向は大きく変わっていない。創価学会・公明党は3議席増えた。また、新顔議員については、まだ実績がないだけ。今回議席を伸ばした維新でも今後カルト議員であることが判明する可能性がある。引き続き、党派問わず全ての議員について監視していくべきだ」

2 コメント:

匿名 さんのコメント...

「“信者”とマントラ」 維新4回生議員が議員会館を不適切使用の疑い #スクープ速報 #週刊文春 #文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/49788?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=socialLink
文春に先を越されましたね

匿名 さんのコメント...


そう言えば、石垣のりこ議員が議員会館の事務所を
菅野完がらみの私的な目的で使われていたという疑惑があったね。

思い出したよw

https://www.sankei.com/article/20211021-OW2J2HBJLJP6LBPYIU4THHBXJI/
後、これもあったね。

議員になる人て、頭の良いと思える人は少ないのかもね。