大川隆法氏を称える俳句・短歌祭り開催中

俳句・短歌祭りを呼びかけた千眼美子のラジオ番組（ARIプロダクションより）

　幸福の科学の教祖・大川隆法総裁を称える俳句・短歌祭りが2月1日、Twitter上で始まった。幸福の科学の看板女優である千眼美子こと元・清水富美加が、大川氏を称える俳句や短歌を一般公募したことがきっかけ。すでに千眼のツイートには多数の俳句や短歌、川柳が殺到している。幸福の科学関係者が発端となった俳句イベントとしては、大川総裁の次男・真輝氏が書き初めの4文字熟語をネット上で公募したことから派生した俳句大会以来、5年ぶり2度目。

　発端は、1月30日に千眼美子が投稿したツイートだった。

ラジオ大阪「千眼美子の飛んでけ！SOUND WAVE」では、皆様からの"El Cantare 大川隆法 Original Songsへの愛や気付き"などぎゅぎゅっと詰め込んだ"俳句や短歌"を大募集✏️このツイートへのリプライ(ラジオネームもお忘れなく!)または公式HPからメッセージお待ちしております🤍 https://t.co/r5Eka0joEZ

— 千眼美子 (@sengen777) January 30, 2022

　「千眼美子の飛んでけ！SOUND WAVE」は、千眼がパーソナリティを務めるラジオ大阪の番組（毎週日曜日午後8時放送）。2月6日の放送で大川隆法総裁作詞・作曲の歌を垂れ流す予定で、それらの曲を称える短歌や俳句をネット上で一般公募した。

　電波を使って電波を流すという企画の魅力も手伝って、2月1日から幸福の科学アンチやウォッチャーたちが応募を開始。千眼のツイートへのリプライや、ハッシュタグ「#バカボン俳句短歌祭り」「#大川隆法応援俳句」などで盛り上がりを見せた。

「詞も曲も　神の力で　騙せても　歌う長女の　声で台無し」（ラジオネーム：NAXさん）

「豪遊も 信者の金で！ 教祖殿」（ラジオネーム:ドンキー王子さん）

「明治ですアイアムジーザスクライストゥ」（ラジオネーム：週刊新潮に巣食う悪魔さん）

「イタコ、タコ　タコにひょっとこ　憑依する」（ラジオネーム:裏宇宙に巣食う宇宙悪魔はワクチンをニ回接種さん）

「法力と信仰ワクチン効いてたの？」（ラジオネーム：へずまりゅうほうさん）

「鬼滅より　ヒットしてくれ　我が映画　見ない奴らは　神のお仕置き」（ラジオネーム：船幽霊さん）

　大川氏は1週間ほど前の1月27日に、人気漫画『鬼滅の刃』の作者・吾峠呼世晴氏の守護霊を呼び出したなどと称して「霊言」を発表。全国の教団施設で音声で配信している。応募作品に「鬼滅」が登場するのは、このためだ。

　幸福の科学信者らしきアカウントからの応募が全くない中、アンチやウォッチャーの応募ばかりが増加し、祭りは最高潮に。勢い余った参加者が千眼からブロックされ、その心境を読み上げると、沿道の見物客から歓声があがった。

「白金の教祖も祓えぬ悪魔にはブロックだけが仏弟子のすべ」（ラジオネーム：週刊新潮に巣食う悪魔さん）

　幸福の科学をめぐっては、2017年にも俳句大会が開催されている。大川氏の次男で当時、幸福実現党幹事長代理だった真輝氏が、新年の書き初め用の4字熟語をTwitterで公募。当初は信者たちが「不惜身命」「幸福実現」「宗教立国」などを応募したが、アンチが参入し「政教分離」「全員落選」「教団没落」などの文字が踊った。やがて、なぜかこれが俳句大会に変わってしまい、「千眼が出家をしたのに枯尾花」「支部精舎木枯らしだけが初詣」「初夢や一布施二布施三お布施」などの名句が誕生した。

　5年ぶりの開催となった今回は、俳句だけではなく短歌も対象となった。応募作品の幅が広がり、こんな自由律短歌も生まれている。

「あ〜こりゃまた速攻で元ツイ削除されるやつだ。なぜ彼らは学ばない？」（ラジオネーム：NAXさん）

　2月6日放送の番組では、どの作品が読み上げられるのか。注目が集まっている。

【追記】（2022.2.2 12:22）

　2月2日正午頃、俳句・短歌を募集した千眼のツイートは削除された。ラジオネームNAXさんの自由律短歌が予言として成就した形だ。