【AFP 2009年11月17日】米農村に「セックスカルト家族」、一家の男6人が孫たちを強姦
初めは、この小さな農村の周囲に暮らす人々も、フェンスのそばで草を食べる馬たちでさえ、制服姿の人々がやってきてガラスビンを掘り起こすことに困惑した様子だった。
今は住民もその理由を知っている。そして人々の好奇心は、思わず口に手をあててしまうようなショックに変わった。
バレル・モーラー(Burrell Mohler)被告とその息子たちは教会でも熱心に活動する、ベイツシティー(Bates City)の町でよく知られた人物だった。
しかし、警察によれば、モーラー被告たちは、被告の孫たちに獣姦や強姦、強引な同性性交を行うおぞましい儀式的な児童セックスカルト集団を率いていたという。
最も幼い年齢で5歳の少女たちが、父親やおじ、祖父と「結婚式」を挙げさせられ、その後人目を忍ぶニワトリ小屋で「最後の仕上げ」を受けたという。
■被害者たちの告白
事件はことし8月、26歳の女性がミズーリ(Missouri)州レキシントン(Lexington)の保安官事務所に現れ、自身の父親やおじ、祖父による虐待を告白したことで明らかになった。捜査官は、ほかの目撃者たちから数週間に及ぶ聞き取り調査を行ったところ、同様に「結婚式」やニワトリ小屋の話を聞いたという。現在は、女性の4人の姉妹と兄弟らが捜査に協力している。
被害者たちによれば、おびただしい数の性的暴行は1980年代末から1990年代中ごろまで行われた。性的暴行の際にはジャーマンシェパード犬が用いられたという。
姉妹たちはベッドの上に四つんばいで一列に並ばされ、家族の男たちの強姦を受けたと語っている。
また、13日に提出された裁判所文書によれば、姉妹のうち3人が、モーラー被告に弟の家に「お泊まり会」に連れて行かれたことがあった。姉妹たちが夜ベッドで横になっていると、隣の部屋でささやき声が聞こえ、モーラー被告の弟、ダレル・モーラー(Darrel Mohler)被告(72)が暗い部屋に現れて2人を強姦したという。
そして被害者らは、この恐るべき虐待を詳しく書きつづったノート片をガラスのビンに入れ、農場一帯に埋めた。
ビンが掘り起こされるまでに長い年月が経ってしまった。しかし、捜査員が掘り起こすのはビンだけでなく遺体の可能性もある。地元保安官によると、少なくとも1人が殺害された可能性があるという。
■モーラー一家の男を次々と逮捕、起訴
今週、このセックス・カルト家族のリーダーとされるモーラー(77)被告が逮捕され複数の重罪で起訴された。また、一斉の家宅捜索で息子4人も逮捕された。
捜査当局の網の目は被告一家の家系図を覆うように広がり、13日にはフロリダ(Florida)州にまで伸びた捜査の手によって弟のダレル・モーラー被告も逮捕された。
一方、事件の被害者はさまざまな州で見つかっており、報道によれば遠くカナダにも被害者がいたという。
モーラー被告とその息子たち、バレル・ジュニア・モーラー(Burrell Jr, Mohler)被告(53)、ローランド・モーラー(Roland Mohler)被告(47)、ジャレド・モーラー(Jared Mohler)被告(48)、デビッド・モーラー(David Mohler)被告(52)はレキシントンに拘置中で、19日に裁判所に出廷し、罪状認否を行う。(c)AFP/Donald Bradley
記事には「儀式的な」という言葉は入っていますが、この事件のどこに宗教があるのかよくわかりません。本当にカルト的な集団だったのか、それとも単なる変態一家だったのか……。
AFPのサイトに被告たちの顔写真が載っています。まあ、見た目の印象だけでどうこう言うのも気がひけますが、信仰者という感じの顔じゃないですね。
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