やや日刊カルト新聞社が大学での新聞配布を終了＝報告イベント開催へ

東京大学駒場キャンパスでは3度、配布

カルト勧誘に注意するよう学生に呼びかける新聞を首都圏の大学で配布していた「やや日刊カルト新聞社」は4月30日、藤倉善郎主筆が明治大学駿河台キャンパスでの講義の際に新聞をばらまいたのを最後に、今春の配布活動を終了しました。6月6日には、この配布活動の報告として、ライブハウス「阿佐ヶ谷ロフトA」で、トークイベントを開催する予定です。同イベントでは来春の配布に向けて現役学生の協力を呼びかける見通しで、同社としては初めて“学割料金”を設定。配布活動に協力してくれる学生には、もれなく洗剤を進呈するとしています。

■配布部数は当初計画の4倍以上に

本紙で繰り返し報じている通り、やや日刊カルト新聞社は今年4月の約1カ月間、首都圏の大学で学生にむけて「やや日刊カルト新聞　2013年新入生歓迎特別版」を無料配布。学生を狙うカルト的な団体の名称を伏字なしで列挙して問題点や勧誘手口を示す内容の紙面で、学生に注意を呼びかけました。

創価大学前でも職員に監視されながら新聞配布

最終的に、10大学12キャンパスでのべ15回の配布活動を行い、計4000部以上を配布しました。配布開始当初はカラー版1000部を配布するとしていましたが、その後モノクロ版を計3800部増刷。配布活動終了時点で、数百部が残るのみとなり、当初予定の4倍以上を配布しました。

また、紙面データをウェブ上で公表し、読者に対しても「印刷して大学でばらまいて」と呼びかけたところ、北海道、埼玉県、愛知県の大学で読者による配布が行われ、中には1000部を印刷して配布した有志もいました。このことから、編集部による配布活動と合わせた配布数は5000部をゆうに超えると思われます。

■現役東大生の協力も

中でも東京大学では、現役の学生が同社に対して配布に適した時間帯や場所、配布方法を手引き。新聞の増刷にも加担したため、3回にわたって2000部近くが配布されました。

他の大学でも、通りがかった教員が「自分の授業で学生に配る」としてごっそり持って行ったり、同社・藤倉主筆自身が大学でカルト問題等について講義した際に教室で学生に配布したり。また読者有志による配布では、大学のキャンパスではなく学生寮へのポスティングや、創価大学内の学生団体にFAXで送付するということも行われたようです。

同社の広報担当者は、今回の配布活動をこう振り返ります。

「編集部による配布だけでも当初予定を大きく上回り、一定の目標は達成できたと考えている。一方で、読者有志による配布も1000部を越え、編集部による配布活動も現役学生の支援に助けられた面が大きい。来春以降は、もっと多くの読者や現役学生に協力していただき、より広範囲により効率的な新聞配布を目指したい」

■報告イベントで「カルトな新聞拡張団」大募集

漫画家の村田らむ氏も配布活動に参加

同社では6月6日（木）に、ライブハウス「阿佐ヶ谷ロフトA」でトークイベント「カルトな新聞拡張団・営業反省会」を開催。その場で、創価大学前で警察沙汰になった際の映像を上映するなど今春の配布活動を報告するとともに、来春以降に向けて「カルトな新聞拡張団」を大募集するとしています。

そのため、前売り1500円、当日1600円の入場料金に、1000円の学割料金を設定。学生の来場を呼びかけるとともに、「拡張団への協力者には洗剤あげます」（関係者）とのこと。

来春向けの「カルトな新聞拡張団」の詳細は明らかにされていませんが、関係筋によると、今年度中に学生有志の手によって学内サークルを設立してもらい、大学内で堂々と新聞を配布する足がかりにする計画のようです。

関係者は、なぜかキレ気味に語ります。

「学外団体であるカルトが学内にダミーサークルを作って学生を勧誘する。ならば我々もダミーサークルを作って学生に新聞を配るんだ！　カルトのノウハウを使ってカルト勧誘を潰す！」（関係者）

カルトの手法を逆手に取って、カルトへの注意を呼びかけるつもりのようです。

やや日刊カルト新聞社主催「カルトな新聞拡張団・営業反省会」

【会場】
阿佐ヶ谷ロフトA
東京都杉並区阿佐谷南1－36－16ーB1
JR中央線阿佐谷駅パールセンター街徒歩2分

【日時・料金】
2013年6月6日（木）
OPEN 18:30 / START 19:30
前売￥1,500/当日￥1,600/学割￥1,000（全て飲食代別）
※学割料金：高校、高専、大学、短大、専門学校の学生証提示

前売りチケットはローソンチケット【L:39297】、ロフトAウェブ予約にて、5月3日より発売開始!!
問合せTEL：03-5929-3445（阿佐ヶ谷ロフトA）

【出演】
藤倉善郎（やや日刊カルト新聞社主筆）
鈴木エイト（やや日刊カルト新聞社副代表）
自称カルトカウンセラー・ひとみ
アンチ民青活動家
ほか交渉中！！

これまでネットで書き散らかしたりコミケやイベントで新聞を販売するだけだった「やや日刊カルト新聞」。それがこの４月、突如として首都圏の大学で学生に新聞を無断配布する暴挙に出た。
目的は「学生をカルト勧誘から守るため」。
首都圏10大学11キャンパスで計4000部以上をばらまき、さらに読者有志が北海道、埼玉県、愛知県で計1000部以上を配布。
ところが、やや日刊カルト新聞メンバーが勢い余って創価大学でも新聞を無断配布して通報され警察沙汰になるわ、配達途中の主筆が交通違反で警察に捕まるわ、カルト団体から痴漢冤罪工作を計画されるわ、学生から鼻で笑われるわ。
そんな“カルトな新聞拡張団”の大反省会。
来年はもっと計画的に大学で新聞を配布するため、学内サークル設立協力者の学生を大募集！　いまなら押し紙10部と洗剤差し上げます。