2021年6月23日水曜日

【コラム】ひかりの輪がオウム真理教を脱却できているかを検証する(1)

オウム真理教事件の一連の裁判が終わり、全ての死刑が執行されてから約3年。オウム真理教の大幹部だった上祐史浩さんは新団体「ひかりの輪」を作り、一見宗教にしか見えないような活動を今でも精力的になさっています。

上祐さんは「オウム真理教は脱会した」「もう麻原彰晃を信仰していない」「一連の事件を反省し総括した」「ひかりの輪は宗教じゃない」という事を主張していますが、ひかりの輪をオウム真理教の後継団体とみなしている公安調査庁は「『脱麻原』は表面上だけで『麻原隠し』をしている」と主張しています。

参考)「ひかりの輪」の控訴棄却 観察処分更新、2審も適法
https://www.sankei.com/affairs/news/210519/afr2105190020-n1.html

上祐さん・ひかりの輪はオウム真理教を本当に脱却しているのか、脱却しているという主張はただの仮装工作ではないのか、整理したいと思います。


◆基本的な情報をおさらい
まず基本的な情報をおさらいします。

オウム真理教は無差別大量殺人事件を起こした宗教団体で、シヴァ神を信仰していました。
修行によって霊的なエネルギー「クンダリニー」を覚醒させる事の重要性を説き、一定の成果が認められた信者を「クンダリニー・ヨーガの成就者」などと呼んでいました。

そのオウム真理教(後にアレフ、アーレフ、Alephに改称)内の派閥闘争に負けて独立した一派が「ひかりの輪」です。

ひかりの輪は会員・非会員を集めての勉強会をしたり、YouTubeで上祐さんの話を配信したりしています。
上祐さんはオウム真理教の「脱会者」としてロフトプラスワンなどのトークライブハウスにも頻繁に出演しています。

ですが、ひかりの輪は無差別大量殺人を行ったオウム真理教の教えを広めている組織だとし、公安調査庁はひかりの輪を監視対象にしています。(団体規制法に基づく観察処分)

この他に、ひかりの輪は年に何度も「聖地巡り」と称する団体旅行を行っています。
公式ホームページに「神社仏閣などの聖地に加え、純粋な自然を聖地と見て、それを巡るものです。 」と記載している通り、神社仏閣や温泉によく訪れています。

◆諏訪大社に行く意味
この聖地巡りでは様々な場所に行きますが、中でも頻繁に訪れているのが諏訪大社です。
確認できるだけで少なくとも2013年以降は毎年訪れており、年に2回行く年もあります。

なぜ諏訪大社によく行っているのでしょう。
上祐さん曰く「地理的に東京と大阪の会員が集まりやすいから」との事です。

確かにもっともらしい理由ですが、果たしてそれだけなんでしょうか。
答えはアレフの機関誌にありました。
アレフの機関誌「進化」で、上祐さんは「古代日本の秘儀を解く-隠されたシヴァ大神信仰」という特集を執筆しています。

その中で上祐さんは諏訪大社に隠されたシヴァ神信仰をこじつけ…いやいや、発見していきます。

・諏訪の信仰はミシャグチ神を始めとして蛇に関係している。シヴァ神は蛇と関係しているからミシャグチ神とシヴァ神は一致する!
・博物館の説明>によると、諏訪の御柱の伝統はインドのシヴァリンガと関係がある可能性が指摘されていた!
・諏訪大社の4本の御柱は四大菩薩を表すという解釈もある。当然弥勒菩薩と観音菩薩を含む。観音菩薩はシヴァ神の化身だ!御柱に当たってみたら、すぐにシヴァ神が出てきた!
・諏訪湖周辺から出土した土器の形と模様に蛇が多かった。縄文土器の縄模様は蛇を表していたのでは?縄文時代は蛇信仰だったのだ!

つまり、諏訪大社はシヴァ神の系統のサインに満ちている!
という具合です。

さらに、ミシャグチ神信仰はシヴァ神信仰と一致しているとし、「この地、諏訪の縄文時代には、十和田の純文時代と同様に、シヴァ大神、クンダリニー・ヨーガの信仰が存在していたのだ。」と結論づけています。
ひかりの輪が国を訴えていた裁判の判決文には2008年に上祐さんが行った説法が載っており、ひかりの輪とオウムの信仰対象は変わらないがそれは強調せずに「諏訪」「ミシャグチ神」とだけ言っていると話しています。

皆さんが行かれた諏訪の御柱とかに行ったり、(略)回向柱の善光寺に巡礼したり、御柱の諏訪に巡礼したり、そこでミシャグチ神を見たりして、ずっと続いているわけですね。しかし、その源にあった大黒柱のヴィジョンが、大黒柱は大黒天、それがイコールシヴァだと、要するにオウムと同じ信仰対象でちっとも本質は変わっていないじゃないかという、(略)そういった批判も当然くるし、自分の中にも疑問がある。だから、そこのところは、要するに強調せずに諏訪とか、そういったミシャグチとかいうことだけを言っているのです。でも諏訪とかミシャグチは、私の歴史の中では、その源に大黒柱のヴィジョンがあるということだけは絶対消せないことですね。そして、更にいえば、大黒柱のヴィジョンを見た私は、その昔を辿るとオウム真理教のシヴァの信仰に源を持っていることは間違いないわけですね。

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。太字は筆者による

ひかりの輪副代表が2018年10月13日に投稿したブログ記事では、ひかりの輪が諏訪に「聖地巡り」した様子が書いてあります。ひかりの輪がやっている事はアレフ時代と変わりありません。


今の上祐さんは麻原彰晃の事を公の場で「尊師」と言う事はありません。
注)2021年3月の生放送のYouTube番組で麻原彰晃の超能力について話している時に急に「尊師」と言い出し、とっさに「そこらへんを尊師…あの、尊師っていう事で呼ばれてたんですけど」と取り繕った事はあります。

上祐さんは公の場で麻原彰晃やシヴァ神への信仰を表明する事もありません。
ですが、まるでキリスト教が禁止されていた時代に仏教を信仰しているフリをしながらキリスト教信仰を持ち続けた隠れキリシタンのように、神社仏閣を拝みながら心の内では麻原彰晃やシヴァ神を拝んでいるという疑念は消えません。


そこで、ひかりの輪についてもう少し検証してみることとします。
(続く)


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【コラム】ひかりの輪がオウム真理教を脱却できているかを検証する(3)
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2 コメント:

匿名 さんのコメント...

松本麗華︰電話にでる義務がありません。入院して、リフレッシュしていただけるよう、手配しましたが、ご理解いただけなくて残念でなりません。大塚

私:以前教えてあげましたが、精神保健福祉士の教科書に出てくる有名なY問題に匹敵する大事件だと思います。精神病院に強制入院させるということは、拉致監禁させることと同じことです。松本麗華さんは「医療保護入院は越谷市長と本人の同意でするもの」と説明しましたが、私はそれは違うと言うと、調べるから待ってと答え、数時間後、電話で「勘違いしちゃってた」と言いました。あなたは自分のことでないからいいかもしれないけど、大変な人権侵害だし、入院しまら一切面会、外出もできないとも説明して、もうメチャクチャです。私は精神保健福祉士の資格を持ち、病院・福祉施設職員対象の研修講師もやっていたので、あなたがたのいい加減な説明が不正確なのにすぐに気づけましたが、普通の精神障害者は松本麗華さんと松井武弁護士の説明を鵜呑みにしてしまうでしょうね。大変危険なことだと思います。

東京第2弁護士会に松井武弁護士のことで紛議調停申立を提出します。

部屋がゴミだらけ、ゴキブリがたくさんいる、体が痒い。リカさんは、掃除してあげる、1時間5万円です、と答えました。私は他に頼める人がいないから、希望通り支払うのでお願いしますと頼みました。不衛生な環境で虐待だと思います。

リカの朋友遠田千穂 さんのコメント...

>ヌーボー

(※外部交通者)がプリントアウトされた「オウム集団のここ10年」等の三部を12/7に落手。滝本弁護士が2017年11/27現在として記された第2版の内容には、極めて客観的視点乍ら、裏の真相に至る資料も加えておられるので実に興味深く貴重なものです。(上祐氏に対する麻原の説法の内容とか)ただ、残念なことは、三女の松本麗華が山田美沙子(金沢支部)さんと一緒になって活動している様子ですね。彼女(山田さん)は昔、某の部下の時期もありましたよ。もう70代になる女性ですよね。松本麗華は弟(長男)を守るべくして彼女とともにするのか?やはり、住む世界が限られるべくもう諦念したのかな、とも。折角、アレフを出て、一人で考える自由を得たのにどうしてもオウムの連中と交わる人生しかない井戸の中。視野狭窄の堂々巡りだと全く気づかぬままではいけませんね。もう少し、高いところから視界を広げてほしいものです。

人である限り、どんな国でも、世界でも、堂々巡りの中毒症の日常ですが、だからこそ皆んなが仏で神だとね。

2017年12月28日(木)

(※上記手紙返信に山田さんは三女松本麗華と直接関係ないそうですよと書いたことに対して)

◎やはり、いつもの滝本太郎弁護士の思い込み的な勘違いですか。しかし、以前某もリカちゃんの生活費は、どのように得ているのか?と心配していたのですが……山田さんとは別の取り巻き連中からの献金と。やはりか。残念というか、

何というか、次女と一緒になって、オウム的な攻撃性そのままの口調で反撥し続ける態度はすでに病的ですよ。

ほんの出版は講談社も悪いけど、やはり次女と相談の上での世にでるためのアピールにすぎませんね。(以前も、某は書いてますが、松本麗華は本の中で嘘は書いてないけど、自分にマズいことは無視してます。

しかし、当時のサマナ連中は全て、よく覚へてますよ!松本麗華のその高慢性と残酷な攻撃行動を。6歳といっても、狂気ですね。)
子供班の子供たちに酷いいじめを繰り返していました。

思うに、彼女は将来、上祐史浩くんと同じく分派的な指導者の道を巡る考えでしょう。アレフやひかりの輪の除名・解脱者も含め、ネットからの信者を引き込む企みでしょうね。でなければ、四女のように本名も顔も隠して、オウムだけでなく信仰の恐ろしさを自己の学んだ心理学の道から、ハッキリと断罪し、力強く一人で生き抜くと吼るべし。それができぬならば、やはり。上祐くんと同じムジナだ。

元オウムの幹部連中が出所し、国内で相当に辛い日々を送るのはよく判るが、しかし、元オウム信徒はどの市町村でも生活保護を無条件で即、受けられてもいる。プライドや別の意味で受けられないならば、いくら生きるためといえども、再び宗教心や信仰をエサにして真の修行もやらずに他人との金をあてにするのは可笑しい。上祐くんも、他の元オウムの奴らもだが真の修行や真理を求めるならば、先ずは、不食をしてから軀と心の浄化を極め、不食の体を創ってから、他人を当てにしない道を歩んでほしい。それが不可能なら一生涯、表に出ず隠遁の道しかないだろう。(※外部交通者)も多分、同じような考えかと存じます。それにしても、(※管理人)さんは要点をよく観ておりますね。