2021年6月25日金曜日

【コラム】ひかりの輪がオウム真理教を脱却できているかを検証する(3)

前回に引き続き、今回もひかりの輪が国を訴えていた裁判の判決文を中心に、ひかりの輪とオウム真理教の関連をまとめます。

【参照する判決文】
2017年9月25日判決言渡 東京地方裁判所 判決文
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/503/088503_hanrei.pdf
2019年2月28日判決言渡 東京高等裁判所 判決文
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/660/088660_hanrei.pdf


◆上祐さんが信者向けに語っていた言葉

上祐さんが語っていた色々な言葉についても判決文に載っています。
「(中略)その時に同じ教団組織の中で,二つのグループがあっても,二つのグループが一斉に共倒れにされてしまう。(中略)死刑執行になって,何か大きなことが起こってから二つに分けて,こっちを認めて下さいとやっても到底間に合いませんから。十分前に分けて,そして,二つの別のものが存在する形にしないと,それは全滅の可能性があるだろうなと。」

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による
オウム真理教全滅を回避するための長期的な戦略としてひかりの輪を作ったのだとわかります。

ホーリーネームは捨てても,ホーリーネームの精神は引き継ぎます。それは,過去は捨てられないですから。

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による
マスコミの前で堂々と嘘をついたり、亀戸でバイオテロを企てたり、サリン製造プラントの責任者をやったりしていた頃の名前「マイトレーヤ」を名乗る事はないですが、その精神は持ち続けるという事でしょうか。

以下の引用箇所からは、麻原彰晃を否定してアレフから分裂することも、麻原彰晃の教えを守るための戦略だとわかります。
Alephから被控訴人<ひかりの輪>に移った構成員は,同年<2014年>7月,公安調査官に対し,「私は,上祐代表から「私は,尊師の意思として,尊師の名前を出さない団体を作ってもよいと言われた唯一の男性の一番弟子です。私は,尊師から「グルを否定してでも真理を残すように」と言われました」などという発言を直接聞き,安心した記憶があります。このことは,グルが唯一許した上祐代表が,グル否定を行うのであれば,グルへの裏切りにはならないんだと思いました。

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による
上祐は,平成14,15年<2002年,2003年>頃には,Alephの主幹者として活動し,外形上,松本<麻原彰晃>の影響力を払拭したかのように装いつつ,その説法等において,松本<麻原彰晃>及びオウム真理教の教義に対する絶対的な帰依を要求する指導を行っていたが(略),平成17年<2005年>5月頃には,Alephとは別個の,松本<麻原彰晃>を前面に出さないが,大黒天・マハーカーラ,観音菩薩等を崇拝対象とする団体を設立する考えを表明し,そのことは上祐がそれを行うことは松本<麻原彰晃>の意思にも沿うものであるように説明

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による
上祐は,同人らが立ち上げたブログ「真実を見る」に,松本<麻原彰晃>によるAlephと別個の団体を設立して存続させることが,松本<麻原彰晃>の意思に沿い,松本<麻原彰晃>への帰依ないし教えに沿うものである旨,松本<麻原彰晃>の過去の言動に縛られて行動することは,盲信であって真の帰依ではない旨を記載

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による

◆ひかりの輪の構成員はオウム真理教への信仰を隠し切れていない

判決文に出てくるひかりの輪の構成員の言葉からは、オウム真理教への信仰がハッキリと見て取れます。
被控訴人<ひかりの輪>の在家の構成員は,平成26年<2014年>,警察官の取調べに対し,「(略)ポアの結果,現時点まで第三次世界大戦は起きていない,若しくは遅れているという事実を捉えるならば,一連の事件については正しかった,成功だったと言えるのではないかと思います。」などと供述した

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による
被控訴人<ひかりの輪>の他の出家した構成員は,平成29年<2017年>8月,公安調査官に対し,「世の中には,災難に遭う人と遭わない人が存在します。両者の違いは何なのかは,カルマの法則から説明できます。例えば,地下鉄サリン事件や,東日本大震災などで被害を受けるのは,全て被害者の持つカルマが原因で,自己責任です。(略)」と述べた

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による

筆者も以前ひかりの輪の信徒と雑談している中で「麻原彰晃は精神がおかしくなって獄中でウンコ食べてるみたいですね」と言った所、大真面目に「あれは自我を滅する修行だ」と返された事があります。

◆大黒天の解釈で苦しい言い訳

大黒天を祭壇に掲げていたのはシヴァ神と同一視していたからだと指摘されると、苦しい言い訳を展開します。
被控訴人<ひかりの輪>は,公安審に対し,シヴァ神が反省・改心した姿が大黒天(マハーカーラ)であるとの大乗仏教の伝統教義を新たに学習したことから,大黒天(マハーカーラ)を各道場の祭壇に掲げているのは,松本<麻原彰晃>及びオウム真理教の過ちを克服し,これらを超越したことの象徴として大黒天を位置付け,更に強化する意味である旨を記載した意見書を提出し,大黒天(マハーカーラ)についての解釈を再度変更した

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による
アレフの機関誌で上祐さんは大黒天がシヴァ大神の化身であることは間違いないと書いています。

上祐さんの中で大黒天は「シヴァ大神の化身であることは間違いない」のです。その事を指摘されると同じ大黒天が「オウム真理教の過ちを克服し,これらを超越したことの象徴」に変化するのでしょうか。
これは後付けの苦し紛れの言い訳で、詭弁としか言い様がありません。

◆重要な事は隠蔽

上祐さんは「上祐史浩がオウム真理教の前身・オウム神仙の会に入会してから、オウム真理教で体験し、知り得た、違法行為や問題点などを指摘し、その総括を記しています。」とオウム真理教時代の総括文を公表し、「自分がよく知るに至った重要なことや、今まであまり一般に知られていないこと」を書いたとする自著も出版しましたが、上祐さん自身がその場に居合わせた殺人事件については一切明かしませんでした。

参考)オウム時代の「女性信者殺害」を隠蔽! 「上祐史浩」に教祖の資格はあるか?
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/07250557/

判決文には帳簿データを公安調査庁から隠したり、報告義務違反があったりした事が書いてあります。
平成25年<2013年>4月23日に大阪施設に対して実施された公安調査庁による調査において,同施設のパーソナルコンピュータに保存されていた同年1月1日から平成26年<2014年>4月23日までの会計帳簿データに具体的な費目,金額,個人名等が記載されていたのに,被控訴人<ひかりの輪>から任意提出された帳簿データには,これらの記載がなく,各施設の帳簿データは東京本部に送信し,各施設では元データや帳票類を保管しないように指示をしていた

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による
東大阪施設の賃貸借契約の締結について,(略)報告義務違反があった

※2019年2月28日判決言渡の裁判判決文より。<>内、太字は筆者による

上祐さんが公安調査庁や社会に対してまだ何か重要な事を隠していたとしても不思議ではありません。


(続く)


【関連記事】
【コラム】ひかりの輪がオウム真理教を脱却できているかを検証する(1)
【コラム】ひかりの輪がオウム真理教を脱却できているかを検証する(2)
【コラム】ひかりの輪がオウム真理教を脱却できているかを検証する(4)

2 コメント:

遠田千穂ブラック さんのコメント...

>世界に二人のみのヒマラヤ大聖者
松本麗華さんは富士ソフト企画で働きたいそうです。
類は友を呼ぶですね!
今朝小田急線新宿駅5:55発藤沢駅行の電車に発車すこし前から乗りました。連日の富士ソフト株式会社社員からの集団ストーカー。受けて、寝てなかったため、誰もいなかったので、座席に横になっていたら、駅員がなぜか注意しに来ました。私が気分がすぐれないので横になっている、混んできたら起きると伝えても、迷惑だから降りろ!と言いました。私が窓を開けたのも、わざわざ、開け過ぎていると言いたげにすべて閉めました。私が駅員に優先席でスマホの電源を切らないのはいいのですか?と聞くと、今は影響ないことがわかったのでいいのです、と答えました。私がではスマホの電源切ってください、という注意事項を撤去したらいいではないですか?と言うと、気まずそうな表情で去って行きました。私は優先席で富士ソフト株式会社社員がわざとスマホをいじって、私が「スマホの電源を切ってほしい」と丁寧に声をかけてもわざと無視して使い続けて、感情を逆なでするような態度を取り、集団で、私が「騒いで暴れた」と証言し、電車から降ろそうと体を引っ張り、駅長室に連れて行って、警察官を呼びます。それでなんとか精神病院に強制入院させようとしているのです。富士ソフト株式会社はブラック企業で有名でオウム真理教より巧妙な手段を使い大変悪質です。ある方から、「あなたはハメられている、わざとあなたの感情を煽るようなことをして、精神病院に強制入院させようとしている」と忠告してくれました。富士ソフト企画は最初にいた社員が精神障害者を雇用するにあたって工夫した取り組みが評価され有名になったのですが、現在は人が入れ代わり、最初の取り組みも止めて、就労支援のド素人たちばかりで、富士ソフトの問題社員に障害者の世話をやらせているだけで、陰湿な障害者虐待をしています。集団ストーカーで追い込み、精神病院に強制入院させる手法を使ったり、ハローワークを使い、元社員の就職を妨害したり、鎌倉市役所障害福祉課の職員もそれは知っていて、皆生理的嫌悪感を感じています。今の富士ソフト企画が一体どこが障害者雇用の優良な取り組みをしているか冷静に分析してみればわかることです。ただ秋葉原の親会社の立派なビルを見学させているだけ。皆さんは昔、評価され有名な会社だからということだけで誤魔化されているだけです。内部の社員も誰もいい会社なんて思ってません。

富士ソフトの社員と一緒に働いた知人は「あそことは二度と関わりたくない」と話してました!

リカの朋友遠田千穂 さんのコメント...

>ヌーボー

(※外部交通者)がプリントアウトされた「オウム集団のここ10年」等の三部を12/7に落手。滝本弁護士が2017年11/27現在として記された第2版の内容には、極めて客観的視点乍ら、裏の真相に至る資料も加えておられるので実に興味深く貴重なものです。(上祐氏に対する麻原の説法の内容とか)ただ、残念なことは、三女の松本麗華が山田美沙子(金沢支部)さんと一緒になって活動している様子ですね。彼女(山田さん)は昔、某の部下の時期もありましたよ。もう70代になる女性ですよね。松本麗華は弟(長男)を守るべくして彼女とともにするのか?やはり、住む世界が限られるべくもう諦念したのかな、とも。折角、アレフを出て、一人で考える自由を得たのにどうしてもオウムの連中と交わる人生しかない井戸の中。視野狭窄の堂々巡りだと全く気づかぬままではいけませんね。もう少し、高いところから視界を広げてほしいものです。

人である限り、どんな国でも、世界でも、堂々巡りの中毒症の日常ですが、だからこそ皆んなが仏で神だとね。

2017年12月28日(木)

(※上記手紙返信に山田さんは三女松本麗華と直接関係ないそうですよと書いたことに対して)

◎やはり、いつもの滝本太郎弁護士の思い込み的な勘違いですか。しかし、以前某もリカちゃんの生活費は、どのように得ているのか?と心配していたのですが……山田さんとは別の取り巻き連中からの献金と。やはりか。残念というか、

何というか、次女と一緒になって、オウム的な攻撃性そのままの口調で反撥し続ける態度はすでに病的ですよ。

ほんの出版は講談社も悪いけど、やはり次女と相談の上での世にでるためのアピールにすぎませんね。(以前も、某は書いてますが、松本麗華は本の中で嘘は書いてないけど、自分にマズいことは無視してます。

しかし、当時のサマナ連中は全て、よく覚へてますよ!松本麗華のその高慢性と残酷な攻撃行動を。6歳といっても、狂気ですね。)
子供班の子供たちに酷いいじめを繰り返していました。

思うに、彼女は将来、上祐史浩くんと同じく分派的な指導者の道を巡る考えでしょう。アレフやひかりの輪の除名・解脱者も含め、ネットからの信者を引き込む企みでしょうね。でなければ、四女のように本名も顔も隠して、オウムだけでなく信仰の恐ろしさを自己の学んだ心理学の道から、ハッキリと断罪し、力強く一人で生き抜くと吼るべし。それができぬならば、やはり。上祐くんと同じムジナだ。

元オウムの幹部連中が出所し、国内で相当に辛い日々を送るのはよく判るが、しかし、元オウム信徒はどの市町村でも生活保護を無条件で即、受けられてもいる。プライドや別の意味で受けられないならば、いくら生きるためといえども、再び宗教心や信仰をエサにして真の修行もやらずに他人との金をあてにするのは可笑しい。上祐くんも、他の元オウムの奴らもだが真の修行や真理を求めるならば、先ずは、不食をしてから軀と心の浄化を極め、不食の体を創ってから、他人を当てにしない道を歩んでほしい。それが不可能なら一生涯、表に出ず隠遁の道しかないだろう。(※外部交通者)も多分、同じような考えかと存じます。それにしても、(※管理人)さんは要点をよく観ておりますね。