2022年3月29日火曜日

“宗教2世”マンガ集英社問題、原因はやはり幸福の科学からの抗議

集英社に抗議しマンガを削除させた幸福の科学地球至高神として崇められている教祖・大川隆法総裁。菊池真理子氏のマンガで描かれていた幸福の科学学園の創始者でもある
 集英社のウェブサイト「よみタイ」に掲載されていた菊池真理子氏のマンガ連載について、打ち切り決定前に連載を全て削除した集英社の対応が、幸福の科学からの抗議によるものであることがわかった。匿名を条件に本紙の取材に応じた集英社側関係者が明かした。

 それによると、集英社側は、抗議を受けた直後にマンガを削除した上で幸福の科学の総合本部に謝罪に赴いていた。また同社がウェブサイトに掲載した謝罪文が教団側の抗議内容を踏襲したことであることもわかった。「全面降伏」とも言える集英社の姿勢が、改めて浮き彫りとなった。幸福の科学以外の団体からの抗議はないという。(集英社マンガ問題取材班)

マンガを削除した上で謝罪に出向いた集英社

 連載が打ち切られたのは、「宗教2世」の体験談を描いた菊池真理子氏の『「神様」のいる家で育ちました~宗教2世な私たち~』。1月26日に掲載された第5話で、教団名を伏せていたものの幸福の科学2世の体験談を取り上げた。

 関係者によると、掲載から2日後の28日に幸福の科学から電話で抗議があった。教団広報局の高間智生氏が「今こうしている間にも信者が傷ついて血がどくどく流れているんだ!」などと声を荒げる場面もあったという。

 主張を文書で送るよう求めた集英社に対して、教団は同日、高間氏名義の抗議文を送付した。教団側が「事実に反する」「宗教感情を傷つける」などと主張する箇所の削除を求める内容で、作品全体の削除は求めていない。

 集英社は、抗議から4日後の2月1日に第5話を丸ごと削除。その上で2月8日にノンフィクション編集部の編集長など数人で幸福の科学総合本部(東京・五反田)に赴いて謝罪したという。すでに作品は削除済みであり、会談は双方友好的な雰囲気で、教団側からは「うちの高間が失礼なことを言ったようで申し訳ない」といった発言もあったという。

 さらにその2日後の2月10日、集英社は第5話が掲載されていたページに「あたかも教団・教義の反社会性が主人公の苦悩の元凶であるかのような描き方をしている箇所がありました」「結果として特定の宗教や団体の信者やその信仰心を傷つけるものになっていたことは否めません」などとする謝罪文を掲載。幸福の科学とは無関係の第1~4話も全て削除した。

 集英社は作品を修正した上での再掲載を目指し、作者の菊池氏との間で話し合いが行われた。菊池氏がTwitter上で報告したところによると、教団や現役信者の「気持ち」への配慮や「両論併記」を求める集英社と、2世の側に立って声を伝えたいとする菊池氏の溝は埋まらず。菊池氏は「双方歩み寄りもできず、私から連載を終了したいとお伝えしました」(同氏のTwitterより)としている。

 集英社は3月17日に連載の打ち切りを発表。改めて「本来、制作段階にて編集部が行うべき事実確認や表現の検討が十分ではない箇所がございました」とする謝罪文を掲載した。

関連記事:

謝罪文は教団の主張を踏襲


 今回、やや日刊カルト新聞の取材に応じた集英社側関係者によると、幸福の科学からの抗議には、以下のような主張が含まれていた。

〈マンガに登場していた主人公の不幸の原因が大川隆法氏であるかのように描かれている。主人公の不幸の原因は親子関係である。一方的な個人の見解に基づいて教団や教義の反社会性が原因であるかのように描くのは、宗教に対する嫌悪感を助長するものである〉(要旨)

 集英社がウェブサイト上で公表した謝罪文は、この内容を踏襲している。

「第5話についてはあたかも教団・教義の反社会性が主人公の苦悩の元凶であるかのような描き方をしている箇所がありました」(集英社「よみタイ」より)

 関係者によると、この部分は教団からの抗議文と文言が多少違う程度で、ほぼ同内容だという。

 幸福の科学を取り上げたのは連載第5話のみで、第1~4話は別団体出身の2世の体験談だった。第1~4話で取り上げた団体からの抗議は全くなく、幸福の科学も第1~4話については抗議していない。幸福の科学からの抗議に「全面降伏」した集英社が、幸福の科学と無関係の部分についても自主規制に走ったことがうかがえる。

 また今回の抗議の内容から、幸福の科学が「2世問題」を「親子問題」に矮小化したがっていることも明らかになった。昨年、NHKが「2世問題」を3つの番組で特集した際には、親子問題を強調し団体側の問題を明確に示さない番組構成が批判されている。集英社の一件とあわせて、問題が指摘される団体側とメディア側双方に、2世問題を「親子問題」で片付けたがる意識が見える。

 集英社に見解を求めるため広報担当者に連絡したが、折返しの連絡はない。

参考記事:

FAX攻撃はもうない 代わりに“暴言担当”職員が活躍中


 今回、集英社への抗議を担当したのは、幸福の科学広報局部長の高間智生氏。これまで、批判的な記事を掲載したメディアや書き手に対して、しばしば暴言や犯罪的な手段を用いて抗議してきた人物だ。

 2013年には取材に来た週刊新潮の記者を「編集長が大変なことになる」「今度は血を見ますよ」といった言葉で恫喝。2015年には、同じく週刊新潮で連載中だったコラムで幸福の科学に言及した高橋昌一郎氏に抗議するため、高間氏は高橋氏の勤務先である国学院大学に侵入した。大学関係者以外立入禁止の研究室棟内で、面会を断る高橋氏に対して「我々の信仰を冒涜して、不正を行っているくせに何だ!」と喚き散らしたとされている。


「フライデー事件」の際、日刊ゲンダイに送りつけられたFAXの山(当時のワイドショー番組より)
 幸福の科学は1991年に週刊誌『フライデー』の記事に抗議するため、信者を動員した抗議デモや電話・FAXによって、講談社や日刊ゲンダイの通信を麻痺させるなどした。当時、その様子はワイドショーなどでも報じられた。

 その後、幸福の科学がメディアに対して同様の激しい抗議を行ったことはない。近年、メディアの社屋前で数人でのビラや霊言書籍の配布活動を行うケースはまれに見られるものの、基本的な手法は教団の広報職員による口頭での粗暴な言動、威圧的な態度、面談の要求、広報局や弁護士等からの抗議文の送付、訴訟等になっている。

幸福の科学広報局部長の高間智生氏
 その際、粗暴な言動や態度での接触を担当しているのが高間氏だ。高間氏は今回も集英社に対して電話で「今こうしている間にも信者が傷ついて血がどくどく流れているんだ!」と声を荒げたとされている。

 幸福の科学に見解を求めた。

──菊池さんのマンガを集英社が削除した問題について

「藤倉さんからの取材はお受けしておりませんので」

──(声を荒らげず丁寧に)今こうしている間にも2世信者が傷ついて血がどくどく流れているんですが

「藤倉さんからの取材はお受けしておりませんので」

──高間さんをお願いできますでしょうか

「ガチャッ!」

マンガに登場した2世「他社で連載再開を」


 集英社が削除した連載のうち第3話に登場した元2世信者Aさんが、本紙の取材に答えた。

「今回私が菊池さんの取材を受けた理由は、とにかく宗教2世の苦しみを世の中に知って欲しかったからです。最近頻繁にメディアに取り上げられるようになりましたが、漫画という媒体であればより親しみやすく多くの方に届くのではと思いました」

 近年、カルト2世自身による手記等が複数出版され、中にはマンガ作品もある。一方で、複数の団体出身の2世たちをとりあげ、体験や思いの多様性を同時に示す菊池氏のようなマンガ作品は、前例がなかった。また集英社という、マンガに強い大手出版社サイトでの掲載という点でも、2世問題の社会的認知を大きく前進させることが期待された作品だった。

 Aさんは、集英社が抗議を受けてマンガを削除したことについて、こう語る。

「教団が特定できる描き方をしていたため、そもそもこのような抗議が来ることは想定内ではなかったのかと思いました。集英社の言い分は“描き方が公平ではない、事実の裏付けが足りない、信仰心を傷つける”ということですが、そもそも主観的な体験を描いているのですから、その点への配慮が必要でしょうか?」

 個人の主観を発表してはならないなどという法はない。そもそも、通常は団体側の方が「信仰を持つ人々の主観」を団体の出版物やウェブサイト等で積極的に発信している。

「いわゆる信仰的かつ模範的な2世の体験談等は、プロパガンダとして教団から内外に向けて発信されることが多いです。しかし信仰を持たない私達の苦しみは、長年教団からも社会からも見て見ぬふりをされ、または単に家庭の問題に矮小化されてきました。そのような苦しみに光を当てていただいた今回の企画を聞いた時、本当にありがたい気持ちでした。様々な事情はあるでしょうが中止となったことは非常に残念でなりません。趣旨を理解していただける他の出版社で是非連載を再開していただきたいです」(Aさん)

 団体にとって望ましくない存在である「信仰を持たない2世」について、団体側が発信したがらないのは当然かもしれない。しかし社会やメディアが団体側の都合に従うことは、果たして正しいのか。カルトや2世の問題に対するメディアの姿勢が問われる。

11 コメント:

ゴキ1号 さんのコメント...

幸福の科学は「言論の自由」を認めない団体みたいだね?
正確に言うと「自分たちを称賛する言論は認めるけど、批判する言論は認めない」かな?
万が一、幸福実現党が政権を獲ったら日本は言論弾圧が平然と行われる独裁国家になるのは確実だね!

言論に対しては言論で対抗すればいいんだよ。
それをしないで裏から
 「今こうしている間にも信者が傷ついて血がどくどく流れているんだ!」
なんて恫喝に走るのは、言論では負けるという自覚があるんだろうね。

幸福の科学は「公益団体」なんだから正々堂々衆目環視の場に出るべきなんだ。
真に公益があるかどうかを決めるのは世論なんだよ。
そんな裏でコソコソ工作するなんて、ゴキブリの恥さらしだよ!

匿名 さんのコメント...

「自分たちを称賛する言論は認めるけど、批判する言論は認めない」
共産党とそっくりな体質ですね。主張はわりと右翼チックなのに。両極端は相通ずるということでしょう。

匿名 さんのコメント...

完全な表現の自由案件なのに山田太郎も赤松も完全無視

Unknown さんのコメント...

どこの共産党ですか?

匿名 さんのコメント...

コメ欄の唐突な共産叩きが旧統一教会グル文鮮明の「共産主義はサタンの教え!」と同レベルでカルト宗教の問題を放置したら社会や言論が壊れるてしまうんやなって改めて痛感した

Ubnutu初心者 さんのコメント...

「全ての共産党および社会主義」といえば解りますかね?現実に冷戦期(共産圏の敗北で終わった)の世界はまさにそうだったし、小説でも、オーウェルの「1984年」で"イングソック(イングランド社会主義)"という独裁党とビッグ・ブラザーによる恐怖の支配が描かれていた。
にもかかわらず、漫然とどこの共産党か?なんてことを尋ねているあなたには現実が見えていないようだ。

匿名 さんのコメント...







表向きは、「東京大学法学部」出身のニホン人が、始まりとなっている、【危険】宗教ですが、

実は、だいぶ前から、
「外国異国異民族系」コリアン系(日本国籍者含む)等が【支配】するようになった、

「外国異国異民族系」コリアン系??【危険】宗教(=「集金システム」)のようですね。


「幸福の科学広報局部長の高間智生氏」という表現がありました。

コリアン民族名が、「高」の場合があり得ます。

「外国異国異民族系」コリアン系の世代によりますが、

儒教からの命名『智』(※『五常』=仁、義、礼、智、信)、
ニホン人らしく見せるため、『生』の字を使う、

にも見えました。

國學院大學を「荒らした」実績のある輩であれば、
【宗教ヤクザ】【コリアン・ヤクザ】の写真が貼られていることになります。

ニホン人(信者など)から、お金をだまし取るための、【危険】宗教で、

ニホン風の名前を持つ、
「外国異国異民族系」コリアン系??が、お金を受け取るための「集金システム」の仕組みが、

集英社のマンガで、バレるとまずいので、

ニホン風の名前を持つ、
「外国異国異民族系」コリアン系??【宗教ヤクザ】が、

ニホン風の言葉で、「不当要求」行為をしてきて、

「集英社」様が、モノの見事に、騙された??、という話に思えます。

殺人性・暗殺性のある【危険】組織です。

殺されないように、「護身」しなくてはなりません。

匿名 さんのコメント...

「高間智生」で、ウィキペディアを探しました。

ウィキペディアがありませんでした。
入信日含め、ウィキペディアを作成すると良いです。

匿名 さんのコメント...

漫画には、次の話がありました。

1.シングルマザー家庭で、父親不在であること

2.母親は、美人であり、お色気で、他人をだまして、入信させていること

3.『東京大学』にも、人が送り込まれ、『汚染』を受けている疑いがあること

4.いわゆる『選民思想』

5.栃木県のある学校には、『監禁部屋』があること
  ※『監禁部屋』にあるはずの、
   盗聴器、盗撮器、監視センサーの話は書いていなかった

6.結論として、自殺(未遂)に追い込まれたこと

7.母親は、娘名義で、借金を作っていたこと

匿名 さんのコメント...

出版業、新聞業とカルト宗教の関わり記事はまだかな

匿名 さんのコメント...

犯罪背景は帰化、自己破産、生活保護、失業者、病気