2009年7月5日日曜日

サイエントロジーをめぐるネット上の情報戦

【WIRED VISION 2009年6月22日】 『WIRED VISION』が「新興宗教サイエントロジーをめぐるネット上の情報戦」と題する記事を掲載。サイエントロジー教会と敵対組織「Anonymous」との攻防をリポートしています。

新興宗教サイエントロジーをめぐるネット上の情報戦(2009年6月22日)
 米国の新興宗教団体『サイエントロジー教会』(Church of Scientology)は、新しいサイト、衛星放送ネットワーク、37のケーブルテレビ局、さらにはワイアード・コムを含むサイト広告展開など、数百万ドル規模のメディア・キャンペーンを展開中だ。

代表的な動画では、次のように述べている。「あなたとは、あなたの名前ではない。あなたとは、あなたの仕事ではない。(中略)あなたは恐怖ではない。あなたは希望なのだ。(中略)決して滅びることのない魂なのだ。(中略)サイエントロジー。自分自身を知ろう。人生を知ろう」
この大キャンペーンは、サイエントロジーに対する反感をさらに掻き立てる一方で、新しい信者や感化された人々はそれほど獲得できていないようだ。多くの人々は同教団に対し、貪欲なカルト集団に過ぎないとの印象を抱いている。

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 この対立において、教団に敵対する最近の勢力は、『Anonymous』(アノニマス、「名無し」の意味)として知られる、緩やかに組織化されたハッカーたちによるカルト的な集団だ。Anonymousは2008年1月、サイエントロジーに対して戦争を宣言した。これは、秘密主義のサイエントロジー教会が、同教団のメンバー向けに制作した気味の悪い動画(俳優のトム・クルーズが登場する)がネット上に広まるのを阻止しようと試みた後のことだ。

(略)

 Anonymousは、同教団サーバーに対する攻撃を組織したほか、一般の人を当惑させるような「教団内の教義」に関する文書のリーク、米国各地にあるサイエントロジー施設の前での抗議活動などを計画した。現在は、同教団内部の上級組織とされる『Sea Org』(メンバーは、この組織に「10億年」参加することを約束する)への批判活動を行なっている。
1カ月前に、連邦裁判所において、Anonymousの10代のメンバーがコンピューターへの不法侵入の罪を認めた。このメンバーは、昨年行なわれたサイエントロジー教会のウェブサイトに対する分散型DoS攻撃に関与したとされており、この攻撃により教団のウェブサイトは停止に追い込まれた。[教団側も防戦し、これらの結果、関係のないサーバーもダウンするという事態になった]

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